JPH043625A - 電力制御回路 - Google Patents

電力制御回路

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JPH043625A
JPH043625A JP10477590A JP10477590A JPH043625A JP H043625 A JPH043625 A JP H043625A JP 10477590 A JP10477590 A JP 10477590A JP 10477590 A JP10477590 A JP 10477590A JP H043625 A JPH043625 A JP H043625A
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Hidekazu Nakanishi
英一 中西
Tetsuo Onodera
小野寺 哲雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ディジタルセルラ(移動通信)システムにお
けるセルラ移動通信用自動車電話のような無線送信機等
に設けられる電力制御回路に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、信号技報、旦ダ
[251]  (1989)千葉・野島・富里著「双方
向フィード形ドレイン電圧制御増幅器(BDF−DVC
A)J P、7−12等に記載されるものがあった。
第2図は、セルラシステムにおけるセルラ移動通信用自
動車電話の無線送信機内に設けられた、従来の電力制御
回路の一構成例を示すブロック図である。
セルラシステムは、例えば上位に位置するロカル局経由
で一般電話網につながるセルラ交換局と、該セルラ交換
局の指示のもとに自動車電話機である移動局との間で移
動無線回線を設定する基地局と、該基地局経由のセルラ
交換局の指令で働くコンピュータを内蔵した自動車電話
機からなる移動局とで、構成されている。第2図の電力
制御回路は、自動車電話機内の送信機側に設けられてい
る。
この電力制御回路は、基地局との距離に応じて電力増幅
器10の出力電力レベルを、例えば6〜8段程度、切換
制御する回路である。
電力増幅器10は、ドライバ用増幅器11、制御用増幅
器12、及び出力用増幅器13より構成されている。制
御用増幅器12の電源端子12aには、フィードバック
電圧VFが印加されると共に、出力用増幅器13の電源
端子13aには、電源電圧■CCが印加されている。
この電力増幅器10の出力端子には、出力伝送線路20
a及び結合伝送線路20bからなる高周波電力取出手段
20、及びアイソレータ21を介してアンテナ22が接
続されている。アイソレータ21には、図示されていな
いが受信機側回路が接続されている。
結合伝送線路20bには、検波ダイオード23を介して
モニタ電圧出力点24が接続されている。
モニタ電圧出力点24は、抵抗分割器25、直流増幅段
(以下、DC増幅段という)26、比較器27、及び電
流ドライバ段28を介して制御用増幅器12の電源端子
12aに接続されている。
次に、動作を説明する。
電力増幅器10に送信電力が入力されると、その入力電
力は、ドライバ用増幅器11で増幅されて制御用増幅器
12へ出力される。制御用増幅器12は、電源端子12
aに印加されるフィードバック電圧VFによりゲイン(
利得)が制御され、そのゲインに基づきドライバ用増幅
器11の出力電力を増幅する。この増幅された電力は、
出力用増幅器13で増幅され、高周波電力取出手段20
内の出力伝送線B 20 a、及びアイソレータ21を
経てアンテナ22へ供給され、空中に放射される。
空中に放射された電波は、図示しない基地局に受信され
る。その基地局からの電波は、アンテナ22で受信され
、図示しない受信機側に入力される。
電力増幅器10の出力電力の一部は、結合伝送線B20
bにより取出され、検波ダイオード23で検波されてモ
ニタ電圧出力点24に、出力モニタ電圧VMが得られる
。この出力モニタ電圧VMは、抵抗分割器25により、
基地局側で受信した受信レベルに基づき求められた基地
局までの距離に応じた制御電力レベルに対応した電圧に
、分圧される。
抵抗分割器25で分圧された電圧は、DC増幅段26で
増幅された後、比較器27により、基準電圧VRで比較
される。比較器27の出力電圧は、電流ドライバ段28
で電流増幅され、フィードバック電圧VFの形で、制御
用増幅器12の電源端子12aに供給される。
セルラ移動通信用自動車電話機では、基地局との距離に
応じて電力増幅器10の出力電力レベルを、例えば6〜
8段程度に制御している。そのため、抵抗分割器25に
より、6〜8段程度に分圧比を変化させて、それに応じ
たフィードバック電圧VFを制御用増幅器12の電源端
子12aに印加する。すると、制御用増幅器12では、
前記6〜8段程度に切換えられたレベルに応じた電力を
出力する。この出力電力は、出力用増幅器13で増幅さ
れた後、出力伝送線路20a、アイソレータ21及びア
ンテナ23を介して空中に放射される。
一般に、従来の自動車電話送信機用電力増幅器10は、
電力効率の観点から出力用増幅器13にC級増幅器が用
いられている。即ち、この種の電力増幅器10では、ド
ライバ用増幅器11と、AB級の制御用増幅器12と、
0級の出力用増幅器13とで構成され、その出力用増幅
器13の電源端子13aには、一定の電源電圧VCCが
印加される。
このようなC級電力増幅器10をアナログセルラシステ
ムに用いて、リニア・アンプとして応用した時の構成方
法の一例が第3図に示されている。
前記文献に記載されているように、第2図のC級電力増
幅器10をリニア・アンプとして応用しようとする場合
、電力効率の観点から、増幅素子を飽和領域で使用する
ことが重要である。この場合、電力増幅のためのフィー
ドバック電圧VFはC級増幅器13の電源端子13aに
印加し、AB級増幅器12の電源端子12aには一定の
電源電圧■CCを印加する方式が用いられる。このよう
な方式を採用すれば、電力増幅器10を動作させた場合
、出力電力を小さくする時には、C級増幅器13のフィ
ードバック電圧VFが低くなるので、電源効率が向上す
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の電力制御回路では、次のよう
な課題があった。
(a)  第3図に示すように、C級電力増幅器10を
用いて電力制御を行う場合、出力電力を小さくするため
に、C級増幅器13のフィードバック電圧VFが非常に
小さくなると、そのC級増幅器13を構成しているトラ
ンジスタにおけるコレクタ・ベース間接合が逆バイアス
状態になり、帰還容量が増大して発振等の不安定動作に
至るという問題があった。
第4図はC級増幅器13の構成例を示す回路図、及び第
5図はその動作波形図である。
第4図に示すように、C級増幅器13は、NPN形トラ
ンジスタQを有し、そのトランジスタQのコレクタ側か
電源電圧■CCに、エミッタ側がグランドにそれぞれ接
続されている。またトランジスタQのベースには、入力
用キャパシタCが接続されると共に、リアクタンスLを
介してグランドに接続されている。
このようなC級増幅器において、トランジスタQのベー
スのバイアス電圧は0■であるので、そのトランジスタ
Qのベースへの交流電圧振幅が、該トランジスタQのベ
ース・エミッタ間電圧(オン電圧)Vbeを越えた時に
コレクタ電流Iceが流れ、C級増幅動作が行われる。
ここで、C級増幅器13に電力制御のためのフィードバ
ック電圧VFがかかつて第4図の■CCが1■未満程度
になると、トランジスタQがオンとなる瞬時に、ベース
電圧vbがコレクタ電圧■Cよりも高くなる状態に至る
。トランジスタQのコレクタ・ベース間は通常、逆バイ
アス状態で用いられているが、これが順バイアスとなっ
てしまつ。
一般に、トランジスタQのPN接合空乏層容量Cjとバ
イアス電圧Vbiの関係(階段接合におけるPN接合空
乏層容量のバイアス依存性)は、第6図のようになり、
順バイアスの時に、空乏層容量Cjが激増する。従って
、トランジスタQの順バイアス、即ちベース電圧vb>
コレクタ電圧Vcとなった時に、コレクタ・ベース間の
接合容量=帰還容量が増大する。この時、C級増幅器は
著しく不安定動作に陥り、発振に至る。
(b)  前記(a)で説明したように、第3図のC級
電力増幅器10の出力電力を小さくするため、それに印
加するフィードバック電圧VFが小さくなると、C級増
幅器13が発振等の不安定動作となり、出力電力の低レ
ベル側の電力制御に制限を受ける。そのため、電力制御
範囲が狭いという問題があった。
本発明は、前記従来技術が持っていた課題として、制御
電力レベルが低い時にトランジスタが発振等の不安定動
作となる点、及び電力制御範囲が狭いという点について
解決した電力制御回路を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記課題を解決するために、複数段の増幅器が
縦続接続された電力増幅器と、前記電力増幅器に対する
フィードバック制御を行うフィードバック回路とを、備
えた電力制御回路において、次のような手段を設けたも
のである。
ここで、フィードバック回路は、前記電力増幅器の出力
電力をモニタ電圧の形で検出し、制御電力レベルに応じ
た制御信号に基づき該モニタ電圧を所定レベルに変えて
基準電圧と比較し、その比較結果に応じたフィードバッ
ク電圧を前記電力増幅器へ帰還する回路である。
本発明は、このような従来の電力制御回路において、前
記電力増幅器内の出力段増幅器のゲインを前記フィード
バック電圧により可変する回路構成にし、かつ、前記電
力増幅器内における前記出力段増幅器の前段側増幅器の
ゲインを前記制御信号により変えるゲイン可変手段を、
設けたものである。
(作用) 本発明によれば、以上のように電力制御回路を構成した
ので、入力電力は電力増幅器内の前段側の増幅器で増幅
された後、出力段増幅器で増幅されて出力される。フィ
ードバック回路て′は、出力段増幅器の出力電力をモニ
タ電力の形で出力し、制御電力レベルに応じた制御信号
に基づき、該モニタ電圧を所定レベルに変換した後、基
準電圧と比較してその比較結果に応じたフィードバック
電圧を生成し、電力増幅器内の前段側増幅器へ供給する
ゲイン可変手段では、制御電力レベルに応じた前記制御
信号に基づき、前段側増幅器のゲインを変える。すると
、前段側増幅器は、そのゲインに基づき、入力電力を増
幅し、出力段増幅器に与える。出力段増幅器では、フィ
ードバック回路からのフィードバック電圧によりゲイン
が変化し、その変化したゲインに基づき、前段側増幅器
の出力電力を増幅して出力する。
制御信号に基づき電力増幅器の出力電力が小さくなる時
、その制御信号に応じてゲイン可変手段により、電力増
幅器内の前段側増幅器のゲインが小さくなる。そのため
、出力段増幅器への電力レベルが小さく抑えられ、該出
力段増幅器での発振等といった不安定動作が除去され、
該出力段増幅器が安定して動作する。さらに、電力増幅
器内の前段側増幅器のゲインを小さくしてそれらの出力
電力を抑えるので、電力増幅器全体での出力電力制御範
囲が広くなる。従って、前記課題を解決できるのである
(実施例) 第1図は、本発明の実施例を示すもので、ディジタルセ
ルラシステムにおけるセルラ移動通信用自動車電話機の
無線送信機内に設けられる、電力制御回路の構成ブロッ
ク図である。
この電力制御回路は、出力電力がフィードバック制御さ
れる電力増幅器30を備えている。電力増幅器30は、
入力電力を増幅する前段側の2段の増幅器31.32と
、出力段増幅器33とで構成されている。前段側増幅器
31.32の内、増幅器31は、入力電力を増幅するド
ライバ用の回路であり、その電源端子31aには可変電
源電圧VAIが印加される。増幅器32は、増幅器31
の出力電力を増幅する回路であり、出力の大きな例えば
AB級増幅器等で構成され、その電源端子32aには、
可変電源電圧VA2が印加される。
出力段増幅器33は、増幅器32の出力電力を増幅する
回路であり、電力効率の大きなC級増幅器等で構成され
、その電源端子33aには、フィードバック電圧VFが
印加される。
これらの各増幅器31,32.33は、それぞれ1段あ
るいは複数段の増幅段でそれぞれ構成されている。
電力増幅器30の出力端子には、高周波電力取出手段4
0が接続されている。この高周波電力取出手段40は、
例えばストリップラインからなる出力伝送線路40a及
び結合伝送線路40bより、構成されている。出力伝送
線路40aは、非可逆的な二開ロ受動素子であるアイソ
レータ41を介してアンテナ42に接続されている。ア
イソレータ41には、図示されていないが受信機側回路
が接続されている。
結合伝送線路40bは、電力増幅器30の出力電力の一
部を取出すもので、その出力側には、検波ダイオード4
3a等で構成された検波回路43が接続されている。こ
の検波回路43は、モニタを行うための信号源である結
合伝送線路40bからの、例えば数百MHzの高周波の
入力電力レベルをモニタ(検出〉し、モニタ電圧出力点
44より出力モニタ電圧VMを出力する回路である。
モニタ電圧出力点44には、制御信号849によって分
圧比が切換えられる電圧分圧器45が接続されている。
この電圧分圧器45の出力端子には、直流増幅器からな
るDC増幅段46を介して、比較器47の(−)側入力
端子が接続されている。
比較器47は、DC増幅段46の出力電圧と、(+)個
入力端子に印加された基準電圧VRとを、比較する回路
であり、反転増幅器等で構成されている。比較器47の
出力端子には、フィードバック電圧VFを出力する電流
駆動増幅器からなる電流ドライバ段48を介して、出力
段増幅器33の電源端子33aが接続されている。この
ような系で、電力制御用のフィードバック回路が構成さ
れている。
また、この電力制御回路には、電力制御信号発生器4つ
が設けられ、その出力側が、電圧分圧器45に接続され
ると共に、可変電圧源50.51を介して前段側増幅器
31.32の各電源端子31a、32aにそれぞれ接続
されている。
電力制御信号発生器49は、図示しない基地局での受信
電波レベルに基づき、その基地局までの距離を検出し、
その距離に応じてアンテナ42がらの出力電力レベルを
変化させるために、制御信号S49によって電圧分圧器
45及び可変電圧源50.51を制御するものであり、
CPU(中央処理装置)等で構成されている。可変電圧
源50゜51は、制御信号S40に基づき、それに応じ
た可変電源電圧VAI、VA2を前段側増幅器31゜3
2の各電源端子31a、32aへ供給する回路であり、
該増幅器31.32のゲインを変えるゲイン可変手段と
しての機能を有している。 次に、動作を説明する。
送信電力が電力増幅器30に入力されると、その入力電
力は、各可変電源電圧VAI、VA2で制御されるゲイ
ンに基づき、前段側増幅器31゜32でそれぞれ増幅さ
れる。その後、フィードバック電圧VFで制御されるゲ
インに基づき、出力段増幅器33で増幅される。出力段
増幅器33の出力電力は、高周波電力取出手段40内の
出力伝送線路40a、及びアイソレータ41を経てアン
テナ42へ供給され、空中に放射される。空中に放射さ
れた電波は、図示しない基地局に受信される。その基地
局からの電波は、アンテナ42で受信され、図示しない
受信機側に入力される。
電力制御信号発生器49では、基地局側で受信した受信
レベルに基づき、基地局までの距離を求め、その距離に
応じた制御信号S49を電圧分圧器45及び可変電圧源
50.51に与える。
電力増幅器30内における出力段増幅器33の出力電力
の一部は、結合伝送線路40bにより取出され、検波回
路43で検波された後、出力モニタ電圧VMがモニタ電
圧出力点44がら出力される。この出力モニタ電圧VM
は、制御信号s49により切換え制御される電圧分圧器
45により、電力制御レベルに応じた電圧に分圧される
電圧分圧器45で分圧された電圧は、DC増幅段46で
増幅された後、比較器47により、基準電圧VRと比較
される。比較器47の出力電圧は、電流ドライバ段48
によって電流増幅され、フィードバック電圧VFの形で
、電力増幅器3o内の出力段増幅器33の電源端子33
aに印加される。
すると、出力段増幅器33では、フィードバック電圧V
Fに応じたゲインで、前段側増幅器32の出力電力を増
幅して出力する。
可変電圧源50.51では、電力制御信号発生器49か
らの制御信号S49に基づき、制御電力レベルに応じた
可変電源電圧VAI、VA2を出力し、前段側増幅器3
1.32の各電源端子31a、32aにそれぞれ印加す
る。そのなめ、前段側増幅器31.32では、電源端子
31a、32aに印加された可変電源電圧VA1.VA
2によりゲインがそれぞれ変化し、その変化したゲイン
に基づき、入力電力を増幅する。この出力電力は、出力
段増幅器33で増幅された後、出力伝送線路40a、ア
イソレータ41及びアンテナ42を介して空中に放射さ
れる。
本実施例の特徴は、フィードバック電圧VFにより出力
段増幅器33の出力電力レベルを制御する構成の他に、
前段側増幅器31.32の出力電力レベルをゲイン可変
手段によって変化させる構成にしたことである。従って
、これについてさらに説明する。
電力制御信号発生器49がらは、制御電力レベルに応じ
た制御信号849が電圧分圧器45に供給されると共に
、可変電圧源50.51に供給されている。そのため、
電圧分圧器45の分圧比が切換えられると共に、可変電
圧源50.51から出力される可変電源電圧VAI、V
A2が変化し、その可変電源電圧VAI、VA2により
、前段側増幅器31.32の出力電力レベルが変化する
ここで、電力増幅器30の出力電力を小さく制御してフ
ィードバック電圧VFが、例えば1■程度と非常に小さ
くなる場合、それに応じて可変電源電圧VAI、VA2
も小さくなる。そのため、出力段増幅器33への入力電
力レベルが小さく抑えられ、該出力段増幅器33を構成
するトランジスタのベース・コレクタ接合が常に逆バイ
アスとなるように作用する。これにより、出力段増幅器
33は、発振等の不安定動作が防止され、該出力段増幅
器33から安定した電力レベルの出力が可能となる。こ
の際、前段側増幅器31.32の出力電力レベルも低レ
ベルとなり、その増幅器31゜32での消費電流も低減
するので、電力効率が向上する。さらに、前段側増幅器
31.32での出力電力を抑えるので、電力増幅器全体
での出力電力制御範囲も広くなる。
なお、本発明は、図示の実施例に限定されず、種々の変
形が可能である。その変形例としては、例えば次のよう
なものがある。
(a)  上記実施例では、電力増幅器30を2個の前
段側増幅器31.32と1個の出力段増幅器33とで構
成したが、制御電力レベルに応じて、前段側の増幅器を
追加したり、あるいはその増幅器31を省略しても良い
。さらに、増幅器32をAB級増幅器以外のB級等の増
幅器で構成したり、出力段増幅器33を0級以外の増幅
器で構成することも可能である。
(b)  上記実施例において、可変電圧源50゜51
で構成されるゲイン可変手段は、前段側増幅器31.3
2に印加する電源電圧を変えることにより、その増幅器
31.32のゲインを変える構成にしたが、該増幅器3
1.32のバイアス電圧等を変えることにより、ゲイン
を変える構成にしても良い。さらに、可変電圧源50.
51を共通の回路構成にしても良い。
(c)  電力増幅器30をフィードバック制御するフ
ィードバックUiiJ路は、図示以外の回n構成にして
も良い。例えば、第1図の高周波電力取出手段40は、
結合コンデンサ等の他の回路構成により、電力増幅器3
0からの出力電力の一部を取出すようにしても良い。
(d>  第1図のアイソレータ41は、送信機と受信
機とを共用しない場合、それを省略しても良い。
(e)  上記実施例では、ディジタルセルラ移動通信
用自動車電話の無線送信機内に設けられる電力制御回路
について説明したが、無線送信機以外の装置にも、本発
明の電力制御回路の適用が可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、フィード
バック回路のフィードバック電圧により、電力増幅器内
の出力段増幅器をフィードバック制御すると共に、ゲイ
ン可変手段を設け、電力増幅器内の前段側増幅器のゲイ
ンを可変する構成にしなので、出力段増幅器の出力電力
が小さくなっな場合、その前段側増幅器の出力電力レベ
ルも小さくなる。そのなめ、出力段増幅器を構成するト
ランジスタの、ベース電圧が常にコレクタ電圧よりも小
さくなり、そのトランジスタの帰還容量の増大が抑制さ
れ、出力段増幅器の安定した電力制御動作が可能となる
。しかも、電力増幅器の出力電力を小さく制御する時、
前段側増幅器の出力電力も低減してその増幅器の消費電
流の低減化が図れるので、電力効率が向上する。その上
、前段側増幅器での出力電力を抑えるので、電力増幅器
全体の出力電力制御範囲を広くすることが可能となる。
従って、本発明の電力制御回路を種々の装置や回路に用
いれば、良好な電力制御が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す電力制御回路の構成ブロ
ック図、第2図は従来の電力制御回路の構成ブロック図
、第3図は従来のリニア・アンプの構成図、第4図は第
3図におけるC級増幅器の回路図、第5図は第4図の動
作波形図、第6図はNPN形トランジスタにおけるPN
接合空乏層容量Cjのバイアス依存性(階段接合)を示
す図である。 30・・・・・・電力増幅器、31.32・・・・・・
前段側増幅器、33・・・・・・出力段増幅器、40・
・・・・・高周波電力取出手段、43・・・・・・検波
回路、45・・・・・・電圧分圧器、47・・・・・・
比較器、49・・・・・・電力制御信号発生器、50.
51・・・・・・可変電圧源、S49・・・・・・制御
信号、VAI、VA2・・・・・・可変電源電圧、VF
・・・・・・フィードバック電圧、VM・・・・・・出
力モニタ電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数段の増幅器が縦続接続された電力増幅器と、前記電
    力増幅器の出力電力をモニタ電圧の形で検出し、制御電
    力レベルに応じた制御信号に基づき該モニタ電圧を所定
    レベルに変えて基準電圧と比較し、その比較結果に応じ
    たフィードバック電圧を前記電力増幅器へ帰還するフィ
    ードバック回路とを、 備えた電力制御回路において、 前記電力増幅器内の出力段増幅器のゲインを前記フィー
    ドバック電圧により可変する回路構成にし、 かつ、前記電力増幅器内における前記出力段増幅器の前
    段側増幅器のゲインを前記制御信号により変えるゲイン
    可変手段を、 設けたことを特徴とする電力制御回路。
JP2104775A 1990-03-20 1990-04-20 電力制御回路 Expired - Lifetime JP2690595B2 (ja)

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