JPH04362328A - 繊維強化プラスチック製リーフスプリング - Google Patents

繊維強化プラスチック製リーフスプリング

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Publication number
JPH04362328A
JPH04362328A JP16509791A JP16509791A JPH04362328A JP H04362328 A JPH04362328 A JP H04362328A JP 16509791 A JP16509791 A JP 16509791A JP 16509791 A JP16509791 A JP 16509791A JP H04362328 A JPH04362328 A JP H04362328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
slit
width
thickness
reinforcing fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16509791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Sekiyama
関山 憲一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP16509791A priority Critical patent/JPH04362328A/ja
Publication of JPH04362328A publication Critical patent/JPH04362328A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌に組込
まれるリーフスプリングに係り、更に詳細には繊維強化
プラスチック製のリーフスプリングに係る。
【0002】
【従来の技術】繊維強化プラスチック製のリーフスプリ
ングの一つとして、例えば特開昭59−29829号公
報に記載されている如く、両端間に延在する強化繊維に
より複合強化されたプラスチックよりなり、長手方向に
垂直な横断面積が両端間に於て一定であり、幅と厚さと
が連続的に変化する形状とされた繊維強化プラスチック
製のリーフスプリングは従来より知られている。かかる
リーフスプリングによれば、幅及び厚さがその全長に亘
り一定である場合に比して長手方向の強度及び厚さ方向
の剪断強度を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報に記載
された従来のリーフスプリングに於ては、その厚さは中
央部へ向うにつれて漸次増大しているがその幅は中央部
へ向うにつれて漸次減小し中央部に於て最小であるため
、例えば車輌の旋回時等に於てリーフスプリングの中央
部に作用する横力に対する剛性が低く、リーフスプリン
グの中央部に曲げ応力が集中して幅方向に比較的大きく
湾曲変形してしまい、そのため車輌の操縦安定性が悪化
するという問題がある。
【0004】本発明は、従来の繊維強化プラスチック製
のリーフスプリングに於ける上述の如き問題に鑑み、長
手方向の強度及び厚さ方向の剪断強度に優れているだけ
でなく、横剛性にも優れ、これにより車輌の操縦安定性
を向上させることができるよう改良された繊維強化プラ
スチック製のリーフスプリングを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、両端間に延在する強化繊維により複合強化
されたプラスチックよりなり、前記両端間の実質的に中
央部に長手方向に延在し両端へ向うにつれて漸次幅が減
小するスリットを有し、少なくとも前記スリットの幅方
向両側の部分の厚さはその両端へ向うにつれて漸次減小
し、前記長手方向に垂直な横断面積は前記両端間に於て
実質的に一定である繊維強化プラスチック製リーフスプ
リングによって達成される。
【0006】
【作用】上述の如き構成によれば、両端間の実質的に中
央部には長手方向に延在し両端へ向うにつれて漸次幅が
減小するスリットが設けられ、少なくともスリットの幅
方向両側の部分の厚さはその両端へ向うにつれて漸次減
小し、長手方向に垂直な横断面積はリーフスプリングの
両端間に於て実質的に一定である。
【0007】従って長手方向中央部へ向うにつれて厚さ
が漸次増大しているが長手方向中央部へ向うにつれて幅
が漸次減小している従来のリーフスプリングの場合に比
して横方向の弾性変形に対する断面二次モーメントが高
く横方向の剛性が高いので、車輌の旋回時等に於てリー
フスプリングの中央部に横方向の曲げ応力が作用しても
その横方向への弾性変形量は従来のリーフスプリングの
場合に比して小さく、これにより車輌の操縦安定性を向
上させることが可能になる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0009】図1は本発明によるリーフスプリングの一
つの実施例を示す平面図、図2は図1に示されたリーフ
スプリングの正面図、図3及び図4はそれぞれ図2の線
III−III 、IV−IVに沿う拡大断面図である
【0010】図1及び図2に於て、10は本発明による
リーフスプリングの一つの実施例を全体的に示している
。リーフスプリング10は実質的に弓状に沿った板状を
なす繊維強化プラスチック製の本体12と、該本体の両
端に例えば接着により固定された一対の金属製の取付け
部材14及び16とよりなっている。図示の実施例に於
ては、本体12は一定の幅を有し、両端間の中央部に長
手方向に延在するスリット18を有している。スリット
18は本体12の幅方向の中央に、即ち本体の長手方向
の軸線20に沿って延在し、その幅はその両端へ向うに
つれて漸次減小している。
【0011】特に図示の実施例に於ては、スリット18
の横断方向の軸線22は本体12の横断方向の軸線23
より図には示されていない車輌の後方側、図1及び図2
で見て右方に位置しており、軸線22に相当する位置に
て図には示されていないアクスルハウジングの如きサス
ペンション部材に連結固定されるようになっている。ま
たスリット18の最大幅は本体のスリットに対し幅方向
両側の部分12A及び12Bの最小幅と実質的に同一に
設定されている。
【0012】図示の如く、本体12の長手方向に垂直な
横断面積はその両端間の全長に亘り一定である。即ちス
リット18に対し幅方向両側の部分12A及び12Bの
厚さはその両端へ向うにつれて漸次減小しており、スリ
ット18に対し長手方向両側の部分12C及び12Dは
一定の厚さを有している。この場合部分12A及び12
Bの厚さの変化は本体の中央部に、より詳細には軸線2
2に相当する位置に於て上下方向の応力が作用した場合
に部分12A及び12Bの上面及び下面に作用する応力
が長手方向の何れの位置に於ても許容最大応力以下にて
一定になるよう設定されていることが好ましい。
【0013】尚スリット18の長さが本体12の全長の
約1/3未満である場合には、本体にスリットを設ける
とこにより得られる効果が不十分になり、逆にスリット
の長さが本体の全長の約3/4を越えると本体の両端部
の強度が不十分になり易い。従ってスリットの長さは本
体の全長の実質的に1/3以上であって3/4以下であ
ることが好ましい。
【0014】図5に示されている如く、本体12を構成
するプラスチック24は本体の上方より見て長手方向の
軸線20に沿って両端間に延在する強化繊維26と、両
端に於て長手方向の軸線20に対し同一の側に位置しス
リットに対し幅方向両側の部分12A及び12Bに於て
は両端とは反対の側に位置する強化繊維28と、本体の
一端より他端まで長手方向軸線20の一方の側より他方
の側までスリットを迂回して延在する強化繊維30とに
より複合強化されている。
【0015】尚図5には示されていないが、強化繊維2
8は長手方向軸線20に対し図示の位置と対称に配向さ
れた強化繊維を含み、また強化繊維30は長手方向軸線
20に対し図示の位置と対称に配向された強化繊維、そ
の強化繊維と横断方向の軸線23に対し実質的に対称に
配向された強化繊維、及び横断方向の軸線23に対し図
示の位置と実質的に対称に配向された強化繊維を含んで
いる。
【0016】図示の実施例によれば、本体12の幅はそ
の全長に亘り一定であるので、長手方向中央部へ向うに
つれて厚さが漸次増大しているが長手方向中央部へ向う
につれて幅が漸次減小している従来のリーフスプリング
の場合に比して、横方向の弾性変形に対する断面二次モ
ーメントを高くし横方向の剛性を高くすることができる
【0017】また本体12は、長手方向の軸線20に沿
って両端間に延在する強化繊維26に加えて、スリット
を迂回して実質的に斜めに延在する強化繊維28及び3
0によっても複合強化されているので、長手方向の軸線
に沿って両端間に延在する強化繊維のみにて複合強化さ
れている場合に比して横方向の剛性を高くすることがで
き、またスリットの先端より本体の先端へ向けて割れや
裂け目が発生することを防止することができる。
【0018】図6及び図7はそれぞれ本発明によるリー
フスプリングの本体の他の一つの実施例を示す平面図で
ある。尚これらの図に於て、図1乃至図5に示された部
分に対応する部分には図1乃至図5に於て付された符号
と同一の符号が付されている。
【0019】図6に示された実施例に於ては、スリット
18の中央部の幅はその幅方向両側の部分12A及び1
2Bの最小幅よりも大きく設定されている。従ってこの
実施例によれば、図1乃至図5に示された実施例の場合
に比して更に一層横方向の弾性変形に対する断面二次モ
ーメントを大きくすることができる。
【0020】図7に示された実施例に於ては、スリット
18は軸線20より離れる方向へ凸状態に湾曲した曲面
32と、その両側に滑らかに接続され軸線20へ向けて
凸状態に湾曲した曲面34とにより郭定されており、図
7に於てこれらの変曲点が符号36にて示されている。 この実施例によれば、スリット18の両端部の角度がよ
り一層尖鋭になるので、スリット18の幅方向両側の部
分12A及び12Bとスリット18に対し長手方向両側
の部分12C及び12Dとの間に於ける厚さの変化が穏
やかになり、これらの間の部分に於ける応力集中を低減
することができる。
【0021】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0022】例えば図示の各実施例に於てはスリットの
長手方向両側の部分12C12Dの幅及び厚さは一定で
あるが、スリットの幅方向両側の部分12A及び12B
と部分12C及び12Dとの間に於ける厚さの変化が滑
らかになるよう、部分12C及び12Dの幅がスリット
より離れるにつれて漸次増大するよう設定され、これに
対応してこれらの厚さがスリットより離れるにつれて漸
次減小するよう設定されてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、長手方向中央部へ向うにつれて厚さが漸次
増大しているが長手方向中央部へ向うにつれて幅が漸次
減小している従来のリーフスプリングの場合に比して横
方向の弾性変形に対する断面二次モーメントが高く横方
向の剛性が高いので、車輌の旋回時等に於てリーフスプ
リングの中央部に横方向の曲げ応力が作用してもその横
方向への弾性変形量は従来のリーフスプリングの場合に
比して小さく、これにより車輌の操縦安定性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリーフスプリングの一つの実施例
を示す平面図である。
【図2】図1に示されたリーフスプリングの正面図であ
る。
【図3】図2の線III −III に沿う拡大断面図
である。
【図4】図2の線IV−IVに沿う拡大断面図である。
【図5】図1乃至図4に示された実施例に於ける強化繊
維の配向状態を示す平面図である。
【図6】本発明によるリーフスプリングの本体の他の一
つの実施例を示す平面図である。
【図7】本発明によるリーフスプリングの本体の更に他
の一つの実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
10…リーフスプリング 12…本体 14、16…取付け部材 18…スリット 26、28、30…強化繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 両端間に延在する強化繊維により複合強化されたプラス
    チックよりなり、前記両端間の実質的に中央部に長手方
    向に延在し両端へ向うにつれて漸次幅が減小するスリッ
    トを有し、少なくとも前記スリットの幅方向両側の部分
    の厚さはその両端へ向うにつれて漸次減小し、前記長手
    方向に垂直な横断面積は前記両端間に於て実質的に一定
    である繊維強化プラスチック製リーフスプリング。
JP16509791A 1991-06-10 1991-06-10 繊維強化プラスチック製リーフスプリング Pending JPH04362328A (ja)

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JP16509791A JPH04362328A (ja) 1991-06-10 1991-06-10 繊維強化プラスチック製リーフスプリング

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JP16509791A JPH04362328A (ja) 1991-06-10 1991-06-10 繊維強化プラスチック製リーフスプリング

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JPH04362328A true JPH04362328A (ja) 1992-12-15

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6460838B1 (en) * 2001-04-10 2002-10-08 Visteon Global Technologies, Inc. Fiber reinforced suspension member
CN102797778A (zh) * 2012-08-30 2012-11-28 贵州大学 提高钢板弹簧性能的方法及装置
CN106080074A (zh) * 2016-08-19 2016-11-09 浙江吉利新能源商用车有限公司 主副板簧悬架系统及具有该主副板簧悬架系统的车辆

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