JPH04362285A - 油圧源制御装置 - Google Patents

油圧源制御装置

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JPH04362285A
JPH04362285A JP3138888A JP13888891A JPH04362285A JP H04362285 A JPH04362285 A JP H04362285A JP 3138888 A JP3138888 A JP 3138888A JP 13888891 A JP13888891 A JP 13888891A JP H04362285 A JPH04362285 A JP H04362285A
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JP
Japan
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valve
oil passage
pressure
hydraulic pump
pilot
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Application number
JP3138888A
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English (en)
Inventor
Kentaro Hata
謙太郎 秦
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は係船、舶用の荷役ウイン
チ、デッキクレーンあるいはカーゴポンプ等のアクチュ
エータの油圧源を制御する油圧源制御装置であって、ア
クチュエータの必要油量のみを吐出するように、ポンプ
吐出量を制御するレギュレ−タを有する可変容量形ポン
プ複数台で構成される集中油圧源の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は複数のアクチュエータ39に対し
て、複数の可変容量形油圧ポンプ31により油圧源を構
成した従来例を示しており、この図3において、各可変
容量形ポンプ31はそれぞれレギュレ−タ32を有する
と共に、各吐出油路34にはそれぞれリリーフ弁33及
びチェック弁35を備え、そして各リリーフ弁33の上
流側に各ポンプ用のシーケンス弁45及び絞り40をそ
れぞれ備えている。アクチュエータ39の駆動時には、
アクチュエータ必要油量の大小にかかわらず、油圧源を
構成するすべての可変容量形油圧ポンプ31がレギュレ
ーティング状態、すなわちポンプ吐出量が制御される状
態になっている。
【0003】具体的な作用を簡単に説明すると、アクチ
ュエータ39の必要油量が増加した場合、各シーケンス
弁45が閉じてレギュレータ32のパイロット室35の
レギュレータばね36は伸び、ポンプ吐出量は増加する
。アクチュエータ39の必要油量が減少すると、吐出油
路34の圧力がシーケンス弁の設定値以上になり、シー
ケンス弁45は開き、絞り40の上下流間で差圧が生じ
ることにより、レギュレータばね36を圧縮し、吐出量
を減少させる。アクチュエータ39の必要油量と全ポン
プ31の吐出量がバランスしている状態では、絞り40
で発生するシーケンス弁45の2次側の圧力とレギュレ
ータばね36が釣り合って適正な吐出量を保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように各油圧ポ
ンプ31毎にシーケンス弁45をそれぞれ備え、常にす
べての油圧ポンプ31をレギュレーティング状態として
いる構造では、システムが大規模になると以下のような
ことが顕著になる。
【0005】(1)アクチュエータ39の必要油量が小
さい時には、すべての油圧ポンプ31を最小吐出量状態
、すなわち効率のよくない状態で使用することになり、
不経済である。
【0006】(2)アクチュエータ39の必要油量を常
に多数の油圧ポンプ31で分担するため、各油圧ポンプ
31の分担量が一定せず、全体のシステムが不安定にな
る場合がある。すなわち、ある油圧ポンプの吐出量が増
加すると同時に別の油圧ポンプの吐出量が減少し、次の
瞬間には上記場合とは逆に前者の油圧ポンプ吐出量が減
少し、後者の油圧ポンプ吐出量が増加に転じるいう現象
が繰り返され、各油圧ポンプの吐出量が変動する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明は、一定圧力保持制御形のレギュレ−タを有
する複数の可変容量形油圧ポンプよりなる油圧源を制御
する油圧源制御装置において、複数の油圧ポンプを第1
,第2,…,第nポンプグループに分け、各ポンプグル
ープの吐出油路はそれぞれリリーフ弁及びチェック弁を
備えると共にメイン吐出油路に合流してアクチュエータ
に接続し、メイン吐出油路には1個のシーケンス弁を介
してシーケンス弁2次側油路を接続すると共にシーケン
ス弁より上流側にシーケンス弁1次側油路を接続し、第
2,…,第nポンプグループの各リリーフ弁のベントラ
インにはアンロード用切換弁を備え、各ポンプグループ
のレギュレ−タにはそれぞれパイロット油路を備え、シ
ーケンス弁2次側通路には第1,第2,…,第nポンプ
グループ用のパイロット圧断続用切換弁を分岐し、各パ
イロット圧断続用切換弁の下流側にそれぞれ絞りを接続
し、第1ポンプグループのパイロット油路を第1ポンプ
グループの絞りの上流側に接続し、残りのポンプグルー
プのパイロット油路を、対応するポンプグループの各絞
りの上流側と、各パイロット圧断続用切換弁の出口側と
に、それぞれパイロット圧変更用切換弁により切換自在
に接続し、シーケンス弁2次側圧力を検知する圧力検知
手段を設け、該検知手段をコントロ−ル手段を介して各
切換弁に接続し、各切換弁の切換え操作により各ポンプ
グループを、アンロードの最小吐出量状態,オンロード
のレギュレーティング状態及びオンロードの最大吐出量
状態との間で切換え調節してアクチュエータへの吐出量
を調整するようにしている。
【0008】
【作用】アクチュエータ必要油量が小さい時には、たと
えば第1ポンプグループのみをオンロードでレギュレー
ティング状態とし、残りのポンプグループをアンロード
の最小吐出量状態とする。そしてアクチュエータ必要油
量が増加することにより、シーケンス弁2次側圧力がレ
ギュレーティング状態の圧力より低下するのを検知する
と、第1ポンプグループをオンロードの最大吐出量状態
に切り換えると同時に、次のポンプグループをレギュレ
ーティング状態に切り換える。さらに必要油量が増加す
る毎に、レギュレーティング状態の油圧ポンプを最大吐
出量状態に切り換えると同時に次のポンプグループをレ
ギュレーティング状態に切り換える。このように順次最
大吐出量状態に切り換えると同時に次のポンプグループ
をレギュレーティング状態に切り換えてアクチュエータ
必要油量に応じたポンプ吐出量を確保していく。
【0009】アクチュエータ必要油量が減少する場合に
は、上記増加の場合と逆に、レギュレーティング状態の
油圧ポンプを順次アンロードの最小吐出量状態に切り換
えると同時に最大吐出量状態の油圧ポンプを順次レギュ
レーティング状態に切り換え、アクチュエータ必要油量
に応じてポンプ吐出量を減少させる。
【0010】
【実施例】図1は本願発明を適用した油圧源制御装置の
配管図を示しており、係船、荷役ウインチあるいはデッ
キレーン等のアクチュエータ9に対して、たとえば3つ
の可変容量形油圧ポンプ1−1,1−2,1−3により
油圧源を構成している。該実施例では各油圧ポンプをそ
れぞれ1つのポンプグループとして分けており、従って
第1油圧ポンプ1−1のみで第1ポンプグループ、第2
油圧ポンプ1−2のみで第2ポンプグループ、第3油圧
ポンプ1−3のみで第3ポンプグループをそれぞれ構成
している。
【0011】各油圧ポンプ1−1, 1−2, 1−3
はそれぞれ一定圧力制御保持形のレギュレータ2−1,
 2−2, 2−3を備えている。各レギュレータ2−
1, 2−2, 2−3はそれぞれパイロット室12−
1, 12−2, 12−3を備え、パイロット室12
−1, 12−2, 12−3内にはそれぞれレギュレ
ータばね13−1, 13−2, 13−3が配置され
ており、各パイロット油路11−1, 11−2, 1
1−3から導入されるパイロット圧とばね13−1, 
13−2, 13−3との均衡に応じて各油圧ポンプ1
−1, 1−2, 1−3の吐出量を同時に制御する。 たとえば第1油圧ポンプ1−1において、パイロット圧
が増加してレギュレータ2−1のばね13−1が圧縮す
ると吐出量は減少し、ばね13−1の長さが最小まで圧
縮すると最小吐出量状態となる。反対にパイロット圧が
減少してばね13−1が伸長すると吐出量は増加し、ば
ねの伸びが最大になると最大吐出量状態になる。
【0012】各油圧ポンプ1−1, 1−2, 1−3
の吐出油路4−1, 4−2, 4−3はそれぞれリリ
ーフ弁3−1, 3−2, 3−3及びチェック弁5−
1, 5−2, 5−3を備えると共にメイン吐出油路
7に合流し、メイン吐出油路7は上記アクチュエータ9
に接続している。第2,第3油圧ポンプ1−2, 1−
3の各リリーフ弁3−2, 3−3のベントラインには
それぞれアンロード用切換弁S−2, S−3が設けら
れている。メイン吐出油路7には1個のシーケンス弁1
5を介してシーケンス弁2次側油路16が分岐し、シー
ケンス弁15より上流側のメイン吐出油路7部分にはシ
ーケンス弁1次側油路18が分岐している。上記シーケ
ンス弁15の設定圧は第1油圧ポンプ用リリーフ弁3−
1よりも低く設定されている。
【0013】上記シーケンス弁2次側通路16には、シ
ーケンス弁側から順に第1,第2,第3ポンプ用のパイ
ロット圧断続用切換弁(電磁切換弁)V1,V2,V3
 が分岐している。各パイロット圧断続用切換弁V1,
V2,V3 の出口ポート側の油路22−1, 22−
2, 22−3にはそれぞれ絞り20−1, 20−2
, 20−3が分岐接続し、各絞り20−1, 20−
2, 20−3の下流側はタンク10に連通している。
【0014】第1油圧ポンプ用パイロット油路11−1
は第1油圧ポンプ用の絞り20−1の上流側に接続して
いる。第2油圧ポンプ用のパイロット油路11−2は、
第2油圧ポンプ用の絞り20−2の上流側と、シーケン
ス弁1次側油路18とに対して、パイロット圧変更用切
換弁U2 により切換自在に接続される。第3油圧ポン
プ用のパイロット油路11−3は、第3油圧ポンプ用の
絞り20−3の上流側と、シーケンス弁1次側油路18
とに対して、パイロット圧変更用切換弁U3 により切
換自在に接続される。
【0015】上記第1油圧ポンプ1−1の運動状態は、
パイロット圧断続用切換弁V1 の切換えにより、オン
ロードのレギュレーティング状態とオンロードの最大吐
出量状態とに切り換えられる。すなわち図示のようにパ
イロット圧断続用切換弁V1 が非励磁で遮断状態の時
には、パイロット室12−1はパイロット油路11−1
及び絞り20−1を介してタンク10にドレンされ、レ
ギュレータばね13−1の伸びは最大となり、最大吐出
量状態を確保する。反対にパイロット圧断続用切換弁V
1 が励磁してパイロット油路11−1とシーケンス弁
2次側油路16が連通している時には、シーケンス弁2
次側圧力がパイロット室12−1に導入され、レギュレ
ーティング状態が保たれる。上記関係は表1に示してお
り、運転状態Bはオンロードのレギュレーティング状態
、運転状態Cはオンロードの最大吐出量状態を示す。
【0016】第2油圧ポンプ1−2の運動状態は、アン
ロード用切換弁S2 の切換えにより、第2油圧ポンプ
1−2のオンロードとアンロードが決定され、パイロッ
ト圧断続用切換弁V2 及びパイロット圧変更用切換弁
U2 の切換えにより、最小吐出量状態とレギュレーテ
ィング状態と最大吐出量状態とに切り換えられる。すな
わち図示のように第2油圧ポンプ用の切換弁V2,U2
,S2 がすべて非励磁の時には、パイロット室12−
2にはシーケンス弁1次側油路18の高いパイロット圧
が導入され、ばね13−2が圧縮されて伸びが最小とな
り、かつリリーフ弁13−2はアンロードとなるので、
アンロードの最小吐出量状態(A)が保たれる。第2油
圧ポンプ用の切換弁V2,U2,S2 がすべて励磁し
ている時には、パイロット室12−2にはシーケンス弁
2次側圧力が導入され、リリーフ弁3−2はオンロード
となり、第2油圧ポンプ1−2はオンロードのレギュレ
ーティング状態(B)となる。第2油圧ポンプ用のパイ
ロット圧断続用切換弁V2 が非励磁状態で、第2油圧
ポンプ用の他の切換弁U2,S2が励磁している時には
、リリーフ弁3−2はオンロード状態となり、パイロッ
ト室12−2は絞り20−2を介してタンク10に連通
し、レギュレータばね13−2の伸びは最大となって、
オンロードの最大吐出量状態(C)が確保される。上記
関係は表2に示している。
【0017】第3油圧ポンプ1−3用の各切換弁V3,
U3 ,S3 の励磁,非励磁の組合せと運転状態との
関係は上記第2油圧ポンプの場合と同様であり、表3に
示している。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】上記のような各切換弁V1,V2,V3,
U2,U3,S2,S3 に切換え信号を送るために、
たとえばシーケンス弁2次側油路16に圧力検知手段1
9を備えており、この圧力検知手段19により、図2に
示すようにレギュレーティング状態QR に対応する圧
力範囲から低圧側に外れた圧力値PL と、高圧側に外
れた圧力値PH をそれぞれ検出し、コントロール手段
21介して表4の組合せとなるように各切換弁V1,V
2,V3,U2,U3,S2,S3 のソレノイドに切
換え信号を発する。
【0022】具体的に説明すると、運転開始時には第1
油圧ポンプ1−1のパイロット圧断続用切換弁V1 の
みを励磁状態とし、残りのすべての切換弁V2,V3,
U2,U3,S2,S3 は非励磁状態としている。そ
して圧力検知手段19によりシーケンス弁2次側圧力が
最初に圧力値PL まで下るのを検知すると、コントロ
ール手段21により、第2油圧ポンプ用の各切換弁V2
,U2,S2 を励磁すると同時に第1油圧ポンプ用の
パイロット圧断続用切換弁V1 を非励磁とする信号を
発する。
【0023】一旦シーケンス弁2次側圧が上がり、その
後再び下降して圧力値PL まで下がるのを検知すると
、コントロール手段21により、第3油圧ポンプ用の各
切換弁V3,U3,S3 を励磁すると同時に第2油圧
ポンプ用のパイロット圧断続用切換弁V2 を非励磁と
する信号を発する。
【0024】次にシーケンス弁2次側圧力が上って圧力
検知手段19により圧力値PH になったのを検知する
と、上記とは反対に第3油圧ポンプ用の切換弁V3,U
3,S3 を非励磁に戻すと同時に第2油圧ポンプ用の
パイロット圧断続用切換弁V2 を励磁状態に戻す信号
を発する。
【0025】そして一旦シーケンス2次側圧力が下って
それから再び上昇して圧力値PH を検知すると、第2
油圧ポンプ1−2用の切換弁V2,U2,S2 を非励
磁に戻すと同時に第1油圧ポンプ用のパイロット圧断続
用切換弁V1 を励磁状態に戻す信号を発する。
【0026】
【表4】
【0027】次に全体の作動を表4に基づいて説明する
。運転開始時には前述のように図1の第1油圧ポンプ用
のパイロット圧断続用切換弁V1 だけが励磁し、他の
切換弁V2,V3,U2 U3,S2,S3は非励磁状
態である。 従って第1油圧ポンプ用パイロット圧断続用切換弁V1
 は開き、第2,第3油圧ポンプ用パイロット圧断続用
切換弁V2,V3 は閉じ、パイロット圧変更用切換弁
U2,U3 はそれぞれパイロット油路11−2, 1
1−3をシーケンス弁1次側通路18に連通し、アンロ
ード用切換弁S2,S3 はそれぞれリリーフ弁3−2
, 3−3のベントラインを開放してアンロード状態と
している。この状態では第1油圧ポンプ1−1 がオン
ロードのレギュレーティング状態(B)で作動している
。一方第2、第3油圧ポンプ1−2, 1−3について
は、シーケンス弁1次側油路18の高圧が各パイロット
室12−2, 12−3に加わっていることにより、レ
ギュレータばね13−2, 13−3は圧縮されてそれ
らの伸びは最小になり、かつリリーフ弁3−2, 3−
3がアンロードされていることにより、各油圧ポンプ2
−2, 2−3はアンロードの最小吐出量状態(A)と
なっている。すなわち表4のM1 の状態である。
【0028】アクチュエータの必要油量が増加すると、
メイン吐出通路7からシーケンス弁2次側油路16への
油量は減少し、シーケンス弁2次側圧力が落ちてくる。 これにより第1油圧ポンプ1−1のレギュレータばね1
3−1は伸び、最長状態まで達すると、最大吐出量状態
となる。さらにシーケンス弁2次側圧力が落ちて、図2
の圧力値PL を圧力検知手段19が検知すると、コン
トロール手段21により信号が発せられ、第2油圧ポン
プ用の切換弁V2,U2,S2 を励磁すると同時に、
第1油圧ポンプ用のパイロット圧断続用切換弁V1 を
非励磁とする。 これにより第2油圧ポンプ1−2のパイロット室12−
2はシーケンス弁2次側油路16と連通し、またリリー
フ弁3−2は作動状態となり、従って第2油圧ポンプ1
−2はオンロードのレギュレーティング状態(B)とな
る。一方第1油圧ポンプ1−1はパイロット室1−1が
絞り20−1を介してタンク10にドレンされ、ばね1
3−1の伸びが最大になるため、最大吐出量状態が維持
される。即ち第1油圧ポンプ1−1はオンロードの最大
吐出量状態(C)、第2油圧ポンプ1−2 はオンロー
ドのレギュレーティング状態(B)で油は吐出され、シ
ーケンス弁2次側油路16の圧力も戻る。表4の段階M
2 の状態である。
【0029】さらにアクチュエータの必要油量が増加す
ると、再びメイン吐出通路7からシーケンス弁2次側油
路16への油量は減少し、シーケンス弁2次側圧力が落
ちてくる。これにより第2油圧ポンプ1−1のレギュレ
ータばね13−2は伸び、最長状態まで達すると、最大
吐出量となる。さらにシーケンス弁2次側圧力が図2の
PL まで落ちたのを圧力検知手段19が検知すると、
コントロール手段21により信号が発せられ、今度は第
3油圧ポンプ用の切換弁V3,U3,S3 を励磁する
と同時に、第2油圧ポンプ用のパイロット圧断続用切換
弁V2 を非励磁とする。これにより第3油圧ポンプ1
−3のパイロット室12−3はシーケンス弁2次側油路
16と連通し、リリーフ弁3−3はオンロードとなり、
従って第3油圧ポンプ1−3はオンロードのレギュレー
ティング状態(B)となる。一方第2油圧ポンプ1−1
はパイロット室12−2が絞り20−2 を介してタン
ク10にドレンされるため、最大吐出量状態が維持され
る。すなわち第1油圧ポンプ1−1及び第2油圧ポンプ
1−2 は共にオンロードで最大吐出量状態(C)、第
3油圧ポンプ1−2 はオンロードでレギュレーティン
グ状態(B)となる。この状態で油は吐出され、シーケ
ンス弁2次側油路の圧力も戻る。表4の段階M3 の状
態である。
【0030】上記のようにアクチュエータ必要油量が増
加した後に「表4」の段階M3 の状態からアクチュエ
ータ必要油量が減少してくると、シーケンス弁2次側油
路16への油量が増えてシーケンス弁2次側圧力が増加
し、まず第3油圧ポンプ1−3のレギュレータ2−3の
レギュレータばね13−3が圧縮されて第3油圧ポンプ
1−3の吐出量が減少する。さらにシーケンス弁2次側
圧力が増加して、第3油圧ポンプ1−3の吐出量が最小
になった後、図2の高圧側圧力値PH を圧力検知手段
19が検知すると、コントロール手段21により信号が
発せられ、第3油圧ポンプ用の切換弁V3,U3,S3
 を非励磁に戻すと同時に、第2油圧ポンプ用の切換弁
V2 を励磁する。 これにより第3油圧ポンプ1−3はアンロードに戻ると
同時に、第2油圧ポンプ1−1はパイロット室12−2
がシーケンス弁2次側油路16に連通するため、レギュ
レーティング状態に戻る。即ち第1油圧ポンプ1−1は
オンロードの最大吐出量状態(C)、第2油圧ポンプ1
−2 はオンロードでレギュレーティング状態(B)、
第3油圧ポンプ1−2 はアンロードの最小吐出量状態
(A)となる。この状態で油は吐出され、シーケンス弁
2次側油路16の圧力も戻る。表4の段階M4 の状態
である。
【0031】さらにアクチュエータ必要油量が減少する
と、再びシーケンス弁2次側油路16への油量が増えて
シーケンス弁2次側圧力が増加し、第2油圧ポンプ1−
2 のレギュレータ2−2のレギュレータばね13−2
が圧縮されて第2油圧ポンプの吐出量が減少する。さら
にシーケンス弁2次側圧力が増加して、第2油圧ポンプ
1−2の吐出量が最小になった後、図2の高圧側圧力値
PH を圧力検知手段19が検知すると、コントロール
手段21により信号が発せられ、第2油圧ポンプ用の切
換弁V2,U2,S2 を非励磁に戻すと同時に、第1
油圧ポンプ用のパイロット圧断続用切換弁V1を励磁す
る。これにより第2油圧ポンプ1−2はアンロードの最
小吐出量状態(A)に戻ると同時に、第1油圧ポンプ1
−1はパイロット室12−1がシーケンス弁2次側油路
16に連通するため、オンロードのレギュレーティング
状態(B)に戻る。表4のM5 の状態である。
【0032】
【別の実施例】(1)図示の実施例では圧力検知手段1
9をシーケンス弁2次側油路16に1個設けて、これと
コントロール手段により切換弁V1,V2,V3,U2
,U3,S2,S3 を切り換えているが、各パイロッ
ト油路11−1, 11−2, 11−3にそれぞれ圧
力検知手段を設けることもできる。 (2)図示の実施例では各ポンプグループを1個づつの
油圧ポンプとしているが、1つのポンプグループを複数
個の油圧ポンプにより構成することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の油
圧ポンプにより構成されるアクチュエータ油圧源の制御
装置において: (1)アクチュエータ必要油量が小さい時には、必要数
の油圧ポンプのみをオンロード状態として、不要な油圧
ポンプをアンロード状態とし、必要油量が増加するに従
い、順次オンロード状態としていくので、従来のように
必要油量の小さい場合でもすべての油圧ポンプを同時に
小吐出量状態とする構造に比べ、油圧ポンプを効率良く
利用でき、経済的である。
【0034】(2)アクチュエータの必要油量をその増
減に応じた数の油圧ポンプで分担することになるので、
全体のシステムが安定する。
【0035】(3)各ポンプグループのアンロードとオ
ンロードの切換えが最小吐出量状態で行えるため、例え
ば切換えが最大吐出量状態で行なわれる固定容量形ポン
プのアンロード,オンロードシステムよりも切換え時の
衝撃が小さい。
【0036】(4)一般にポンプの騒音の大きさは、吐
出量よりも吐出圧に影響されるが、本願発明では、アク
チュエータ必要油量の増減に応じて不要な油圧ポンプを
アンロードしていることにより、騒音低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明を適用したポンプ制御装置の配管図
である。
【図2】  シーケンス弁2次側圧力のグラフである。
【図3】  従来例のポンプ制御装置の配管図である。
【符号の説明】
1−1  可変容量形第1油圧ポンプ 1−2  可変容量形第2油圧ポンプ 1−3  可変容量形第3油圧ポンプ 3−1  第1油圧ポンプ用リリーフ弁3−2  第2
油圧ポンプ用リリーフ弁3−3  第3油圧ポンプ用リ
リーフ弁4−1  第1油圧ポンプ用吐出油路 4−2  第2油圧ポンプ用吐出油路 4−3  第3油圧ポンプ用吐出油路 5−1  第1油圧ポンプ用レギュレ−タ5−2  第
2油圧ポンプ用レギュレ−タ5−3  第3油圧ポンプ
用レギュレ−タ9  アクチュエータ 15  シーケンス弁 16  シーケンス弁2次側油路 17  シーケンス弁1次側油路 11−1  第1油圧ポンプ用パイロット油路11−2
  第2油圧ポンプ用パイロット油路11−3  第3
油圧ポンプ用パイロット油路20−1  第1油圧ポン
プ用絞り 20−2  第2油圧ポンプ用絞り 20−3  第3油圧ポンプ用絞り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一定圧力保持制御形のレギュレ−タを
    有する複数の可変容量形油圧ポンプよりなる油圧源を制
    御する油圧源制御装置において、複数の油圧ポンプを第
    1,第2,…,第nポンプグループに分け、各ポンプグ
    ループの吐出油路はそれぞれリリーフ弁及びチェック弁
    を備えると共にメイン吐出油路に合流してアクチュエー
    タに接続し、メイン吐出油路には1個のシーケンス弁を
    介してシーケンス弁2次側油路を接続すると共にシーケ
    ンス弁より上流側にシーケンス弁1次側油路を接続し、
    第2,…,第nポンプグループの各リリーフ弁のベント
    ラインにはアンロード用切換弁を備え、各ポンプグルー
    プのレギュレ−タにはそれぞれパイロット油路を備え、
    シーケンス弁2次側通路には第1,第2,…,第nポン
    プグループ用のパイロット圧断続用切換弁を分岐し、各
    パイロット圧断続用切換弁の下流側にそれぞれ絞りを接
    続し、第1ポンプグループのパイロット油路を第1ポン
    プグループの絞りの上流側に接続し、残りのポンプグル
    ープのパイロット油路を、対応するポンプグループの各
    絞りの上流側と、各パイロット圧断続用切換弁の出口側
    とに、それぞれパイロット圧変更用切換弁により切換自
    在に接続し、シーケンス弁2次側圧力を検知する圧力検
    知手段を設け、該検知手段をコントロ−ル手段を介して
    各切換弁に接続し、各切換弁の切換え操作により各ポン
    プグループを、アンロードの最小吐出量状態,オンロー
    ドのレギュレーティング状態及びオンロードの最大吐出
    量状態との間で切換え調節してアクチュエータへの吐出
    量を調整するようにしていることを特徴とする油圧源制
    御装置。
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