JPH04362029A - ボールブランクの成膜装置 - Google Patents

ボールブランクの成膜装置

Info

Publication number
JPH04362029A
JPH04362029A JP16078691A JP16078691A JPH04362029A JP H04362029 A JPH04362029 A JP H04362029A JP 16078691 A JP16078691 A JP 16078691A JP 16078691 A JP16078691 A JP 16078691A JP H04362029 A JPH04362029 A JP H04362029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film forming
ball
ball blank
container
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16078691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2757899B2 (ja
Inventor
Tetsuo Kuwabara
鉄夫 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP16078691A priority Critical patent/JP2757899B2/ja
Publication of JPH04362029A publication Critical patent/JPH04362029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2757899B2 publication Critical patent/JP2757899B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズなどの光学素子
をプレス成形で製造するときに用いるボ−ルブランクの
成膜装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】光学素子としてのガラス成形品には、プレ
ス成形前に、ボ−ルブランクの状態で、表面に離形用の
皮膜を予め形成しておくことがなされている。このため
の成膜装置は、成膜チャンバ−内に位置して、多数のボ
−ルブランクを収納する容器が配置され、また、これに
対向する位置に蒸着手段を配置しているけれども、その
具体的構成としては、例えば、特開平2−26851号
公報に開示されているように、容器に対して個々の定位
置に保持されたボ−ルブランクを、半径の異なる二個の
同心円状の部材に沿って所定速度で回転させ、上記蒸着
手段により、全表面に膜付けを行うものが知られている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ボ−ルブランクの成膜装置では、ボ−ルブランクを個々
に保持する方式であるため、装置の構造が複雑となり、
また、処理能力にも限界がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、容器の回転に連れて、その中で、緩やかにボ−ルブ
ランクが自由回転し、相互の接触も穏やかで、全ての面
が蒸着手段により成膜出来る、構成のシンプルなボ−ル
ブランクの成膜装置を提供しようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明にお
いては、成膜チャンバ−内に位置して、多数のボ−ルブ
ランクを収納する容器が配置され、また、これにガスを
励起する蒸着手段を配置しているボ−ルブランクの成膜
装置において、上記容器は、上方を開口しかつ平坦な底
面を備えた構成で、垂直方向に対して傾いた回転軸で回
転されるようにその底面を傾斜して軸支されている。
【0006】
【作用】このように、容器の底面が傾いた状態で回転す
るだけで、内部のボ−ルブランクを具合良く転動させる
ことができるので、装置がシンプルで、しかも、ボ−ル
ブランクの大量成膜処理が可能である。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1を参照して具体
的に説明する。ここでは、本発明を実施するためのボ−
ルブランクの成膜装置は、所謂、容量結合型高周波プラ
ズマCVD装置であって、真空排気口9を有する成膜チ
ャンバ−11には、原料ガスの供給系10、高周波放電
(あるいは直流放電でも良い)発生手段などを装備して
いる。すなわち、図において、符号4は、上記高周波放
電発生手段のコイル状アンテナであり、これには上記成
膜チャンバ−11の外側に設けた高周波放電用電源6か
らマッチングボックス5を介して高周波電流が供給され
る。
【0008】特に、本発明に係る容器2は、上記成膜チ
ャンバ−11内に配置された回転支持台1上に載置され
ており、その形状は、上方を開口しかつメッシュで構成
された平坦な底面を備えた平篭型の構成で、その中には
多数の被成膜ボ−ルブランク3が収納されている。上記
支持台1は、その平面と直交する回転軸1Aを具備して
おり、上記回転軸1Aは垂直方向に対して所要の角度、
例えば、10〜20度、好ましくは15度程、傾いた状
態で軸支され、適当な回転手段(図示せず)で回転駆動
されるようになっている。このため、容器2の底面は傾
斜した状態であり、上記支持台1の回転で容器2が回転
される時、その上で、上記ボ−ルブランク3を、相互の
接触が穏やかで、かつ、緩やかに自由回転させる。なお
、図中、符号7は、ボ−ルブランクの成膜時、その成膜
の厚さを測定するための水晶振動子式膜厚モニタ−、8
は上記容器中のボ−ルブランクを加熱するためのヒ−タ
−である。
【0009】なお、上記実施例において、例えば、ボ−
ルブランクの直径が7mm程度のとき、底面のメッシュ
は1mm程度で良い。
【0010】このような構成では、ボ−ルブランクに対
する膜付けは、次のようにしてなされる。先ず、十分に
表面を洗浄したボ−ルブランク3を容器2内に入れ、こ
の容器を支持台1上に載せる。その後、真空排気口9か
ら成膜チャンバ−11内に対して、真空排気を行い、内
部を、例えば、約1×10−5Torrの真空度にする
。この時、ボ−ルブランク3に対しては、ヒ−タ−8に
より、所定温度までの加熱が行われる。真空排気および
ボ−ルブランクの加熱が終了したならば、上記支持台1
を回転し、これによって、容器2の底面上で上記ボ−ル
ブランク3を転動させ、一方、原料ガス供給系10から
CH4 ガスを上記成膜チャンバ−に供給する。また、
高周波電源6からマッチングボックス5を介して高周波
電力をアンテナ4に供給し、放電を開始したあと、CH
4 ガス圧を5×10−4Torrに調整する。このよ
うに、高周波放電を開始すると、CH4 ガスの放電で
、ボ−ルブランク3の表面に付着して、炭化水素膜が形
成される。この場合、容器2の底面が傾斜しているので
、ボ−ルブランク3はその自由回転で、全ての面にほぼ
均等に膜が形成される。この時の成膜の厚さは上記膜厚
モニタ−7で検知され、その検知した結果から、所定の
膜厚になったと判定されると、高周波電力の供給および
CH4 ガスの供給を止め、ヒ−タ−の付勢を解除し、
支持台1の回転を停止し、容器を成膜チャンバ−11か
ら取出すのである。
【0011】なお、上記実施例では、CH4 ガスを励
起して、膜形成を行うための蒸着手段に、高周波放電発
生手段を用いたが、直流放電による場合、あるいはCH
4 ガスの励起にイオンガンを用いる場合も採用できる
ことは勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例で示したように、本発明の
成膜装置によれば、以下のような効果を奏することがで
きる。 (1)  ボ−ルブランクが傾斜面上で転動するので、
容器を回転することにより、穏やかにボ−ルブランクが
自由回転し、ボ−ルブランク同士の衝突による損傷も無
く、全面的に膜付けが出来る。 (2)  容器の中にボ−ルブランクをランダムに収納
するだけで良いから、大量処理に適しており、低コスト
で提供できる。 (3)  ボ−ルブランクの収容のための容器は、例え
ば、平篭などの簡単な構成で良く、従来のように、個々
のボ−ルブランクを保持する治具などが不要となるから
、構成、設備が簡素である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための成膜装置の一実施例の
概略図である。
【符号の説明】
1    支持台 2    容器 3    ボ−ルブランク 4    アンテナ 5    マッチングボックス 6    高周波放電用電源 7    膜厚モニタ− 8    ヒ−タ− 9    真空排気口 10    原料ガス供給系 11    成膜チャンバ−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  成膜チャンバ−内に位置して、多数の
    ボ−ルブランクを収納する容器が配置され、また、成膜
    の前駆体としての導入ガスを励起する蒸着手段を備えた
    ボ−ルブランクの成膜装置において、上記容器は、上方
    を開口しかつ平坦な底面を備えた構成で、垂直方向に対
    して傾いた回転軸で回転されるようにその底面を傾斜し
    て軸支されていることを特徴とするボ−ルブランクの成
    膜装置。
  2. 【請求項2】  前記蒸着手段は、上記成膜チャンバ−
    に導入されたガスを高周波放電あるいは直流放電により
    励起する構成であることを特徴とする請求項1に記載の
    ボ−ルブランクの成膜装置。
  3. 【請求項3】  前記蒸着手段は、上記成膜チャンバ−
    に導入されたガスをイオンガスにより励起する構成であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のボ−ルブランクの
    成膜装置。
  4. 【請求項4】  上記容器の底面はメッシュで構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のボ−ルブラン
    クの成膜装置。
JP16078691A 1991-06-06 1991-06-06 ボールブランクの成膜装置 Expired - Fee Related JP2757899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16078691A JP2757899B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 ボールブランクの成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16078691A JP2757899B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 ボールブランクの成膜装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04362029A true JPH04362029A (ja) 1992-12-15
JP2757899B2 JP2757899B2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=15722422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16078691A Expired - Fee Related JP2757899B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 ボールブランクの成膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2757899B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2757899B2 (ja) 1998-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5183547A (en) Sputtering apparatus and system for sputtering employing same
US3931789A (en) Vapor deposition apparatus
KR19980701759A (ko) 반도체장치의 제조방법 및 반도체 제조장치
US6105534A (en) Apparatus for plasma jet treatment of substrates
US6241824B1 (en) Apparatus for the coating of substrates in a vacuum chamber
US5660693A (en) Ion vapour deposition apparatus and method
US2912351A (en) Lens coating apparatus and process
US5427671A (en) Ion vapor deposition apparatus and method
US3396696A (en) Lens turner for high vacuum evaporators
JPH04362029A (ja) ボールブランクの成膜装置
EP0567501B1 (en) Ion vapour deposition apparatus and method
JP2009108384A (ja) 成膜装置
TWI391507B (zh) 光學鍍膜裝置
JPH0356668A (ja) スパッター装置
JPH03264667A (ja) カルーセル型スパッタリング装置
JP2592396B2 (ja) 薄膜の形成装置
JPS59157281A (ja) スパツタリング装置
WO2017156614A1 (ru) Вакуумная установка для нанесения тонкопленочных покрытий и способ нанесения на ней оптических покрытий
TWI841863B (zh) 表面處理裝置及表面處理方法
JP3732748B2 (ja) スパッタ成膜装置
JPH11350137A (ja) 真空成膜装置における基板支持装置
JPH06136543A (ja) プラズマcvd装置
JP2005179701A (ja) 真空蒸着装置
JPH0510464U (ja) カルーセル型スパツタリング装置
JP3059746B2 (ja) 真空成膜製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees