JPH043618Y2 - - Google Patents

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JPH043618Y2
JPH043618Y2 JP12402687U JP12402687U JPH043618Y2 JP H043618 Y2 JPH043618 Y2 JP H043618Y2 JP 12402687 U JP12402687 U JP 12402687U JP 12402687 U JP12402687 U JP 12402687U JP H043618 Y2 JPH043618 Y2 JP H043618Y2
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air
cooler
cooling device
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cooling
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、空気清浄機本体を通過する空気の湿
度を一定に制御して冷却器に塗布された消臭剤の
性能を高く保つようにした空気清浄機に関する。 (従来の技術) 従来の空気清浄機としては、例えば第4図及び
第5図に示す如きものがある。即ち、第4図に示
すものはブロア101にてダクト102内に吸引
した空気を水槽103内の水W内に導き、空気中
に含まれる悪臭成分を直接水Wに溶解せしめ、悪
臭成分が除去された清浄な空気をダクト104か
ら機外へ放出するものである。尚、第4図中、1
05は、ダストフイルタである。又、第5図に示
すものは、ダストフイルタ106とブロア107
との中間に消臭フイルタ108を配置し、該消臭
フイルタ108を水道の蛇口109から流出する
水Wにて漏らしておき、該消臭フイルタ108を
通過する空気中に含まれるアンモニアや硫化水素
等の悪臭成分を消臭フイルタ108に含まれる水
に溶解せしめて除去するものである。尚、第5図
中、110は消臭フイルタ108から落下する水
の受け皿である。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記第4図に示す空気清浄機に
あつては、多量の水を貯える水槽が必要であつて
装置が大型化するという問題があり、又第5図に
示す空気清浄機にあつては、水の供給が必要であ
り、噴出空気の湿度が高過ぎたり、不安定となり
易く、消臭フイルタ108の性能を常に高く維持
しておくことが不可能であるという問題があつ
た。 本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処は、空気清浄機本体を通過する空
気の湿度を一定に保ち、一定量の水分を供給でき
るようにして消臭剤の性能を常に高く維持するこ
とができる小型の空気清浄機を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、空気が下方か
ら上方へ通過する本体と、該本体の内側に配置さ
れた冷却装置と、前記冷却装置に接続された冷却
器と、冷却装置の上方に配置され、前記冷却装置
によつて冷却された空気の温度を上昇させる放熱
器とからなり、冷却器は、冷却器の表面に結露し
た空気中の水を受けて空気の消臭を行なう消臭剤
が塗布されている。 (作用) 而して、本考案の空気清浄機によれば、空気が
本体下方から導入される。本体下方から導入され
た空気は、冷却器を通過することによつて、消臭
される。冷却器は、表面に例えば、Fe()−フ
タロシアニンをポリビニルブチラールへ担持し粉
砕し、さらに溶剤(エタノールとソルベントナフ
サ)にて処理し塗料化した消臭剤が塗布されてお
り、水分の供給により悪臭物質に対する触媒反応
が促進されその接続性が高まるようになつてい
る。 一方、冷却器によつて脱臭された空気は、脱臭
と同時に露点温度以下に冷却される。冷却は、好
ましくは、半導体を用いた電子冷却装置によつて
行なわれる。空気が露点まで冷却されると空気中
の水分が冷却器に結露し、結露した水分が冷却器
の消臭剤に供給される。 従つて、消臭剤には常に一定の水分が供給され
消臭剤の機能が維持される。 因みに冷却器を通過した空気は冷却器の上方に
配置された放熱器によつ室温まで昇温され、本体
外へ排出される。 (実施例) 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。 第1図は、本考案に係る空気清浄機の模式的縦
断面図である。第1図に示す空気清浄機1におい
て、2は、空気清浄機の本体である。空気清浄機
の本体2は、下方に空気導入口3が設けられ、上
方に、空気を排出する排出口4を有している。ま
た、空気清浄機の本体2の内部には、空気導入口
3から導入された空気を排出口4まで導くフアン
5が備えられている。フアン5の下方には、電源
トランス6が設けられている。 また、電源トランス6の下方に例えば、ペルチ
エ素子からなる電子冷却素子7が配置され、電子
冷却素子7の一方の側には、冷却器としての冷却
フイン8が接続されている。また電子冷却素子7
の他方の側には、放熱板9が接続されている。放
熱板9は、上方に延長しており、上方において、
放熱器としての放熱フイン10が設けられてい
る。 さらに、空気清浄機の本体2の下方に、排出口
11が設けられている。 冷却フイン8の表面には、Fe()−フタロシ
アニンを例えばポリビニルブチラールで担持し粉
砕し、さらに溶剤(エタノールとソルベントナフ
サ)にて処理し、塗料化した消臭剤が塗布されて
いる。 また、電子冷却素子7は、第2図に示すような
構成を有している。図中、12,13,14,1
5は夫々P型、N型の半導体であり、これらの半
導体12,13,14,15は銅などの金属片1
6,17で接合されている。これらのP型又はN
型の半導体の接合体に電源18から直流電流を流
すと上方の金属片16は冷却されて周囲から熱を
奪う。これは、電子がエネルギーレベルの低いP
型半導体12,14から金属片16を介してエネ
ルギーレベルの高いN型半導体13,15にうつ
る際、エネルギーを熱のかたちで奪いとることに
よる。熱エネルギーを奪つた電子は、N型半導体
13,15の中を流れ、下部の金属片17を通つ
てP型半導体12,14へ移る際再び熱となつて
外部へ放出される。 ここで高温側の熱を効率よく放散してやると、
熱は、低温側から高温側へ連続的に汲み上げられ
る。本実施例では、電子冷却装置7として好まし
くは、一辺が30mmの素子を使用し、この素子は、
5V、1A、の電圧及び電流にて作動する。 このように構成された空気清浄機1は次のよう
に作動する。 フアン5の回転によつて空気が空気清浄機の本
体2の下方に設けられた空気導入口3から導入さ
れる。空気導入口3から導入された空気は、冷却
フイン8を通るときに、消臭が行なわれる。冷却
フイン8は、前述のようにFe()−フタロシア
ニンを例えば、ポリビニルブチラールで担持し、
粉砕し、さらに溶剤(エタノールとソルベントナ
フサ)にて処理し、塗料化した消臭剤が塗布され
ている。この消臭剤は、水分の供給により悪臭物
質に対する触媒反応が促進され、その持続性が高
められるようになつている。 一方、冷却フイン8によつて消臭された空気
は、同時に冷却フイン8によつて露点温度以下に
冷却される。冷却は、N型、P型半導体を用いた
電子冷却素子7によつて行なわれる。空気が露点
まで冷却されると空気中の水分が冷却フイン8に
結露し、結露した水分が冷却フイン8の消臭剤に
供給される。これによつて冷却フイン8に常に一
定の水分が供給される。 因みに、冷却フイン8を通過した空気は、冷却
フイン8の上方に配置された放熱フイン10によ
つて室温まで昇温され、空気清浄機本体2外へ排
出される。 尚、Fe()−フタロシアニンをPVB多孔質体
に担持した粒状フイルタの4大悪臭物質に対する
消臭効果について、水分の有無に関する比較をフ
イルタをガラスカラムにつめた状態で臭気成分を
通気させ入口側および出口側でのそれぞれの臭気
濃度をガス検知管で測定したデータを以下の表
1、表2に示す。アンモニアについては、水分が
あるということのみで消臭効果を有することが示
される。
【表】
【表】 メチルメルカプタン、トリメチルアミンに対す
る消臭効果も確認されている。 第3図は、本考案の空気清浄機の第2の実施例
を示す。第3図に示す空気清浄機21において、
22は、空気清浄機の本体である。空気清浄機の
本体22は、下方に空気導入口23が設けられ、
上方に、空気を排出する排出口24を有してい
る。また、空気清浄機本体22の内部には、電源
トランス26が設けられている。 また、電源トランス26の下方に電子冷却装置
27が配置され冷却装置27の一方の側には、冷
却器としての冷却フイン28が接続されている。
また電子冷却装置27の他方の側には、放熱板2
9が接続されている。放熱板29は、上方に延長
しており、上方において、放熱器としての放熱フ
イン30が設けられている。 本実施例においては、第1実施例と異なりフア
ンが備えられていない。そのため、空気は空気導
入口23から排出口24まで自然対流により送ら
れ、その間空気を冷却器28の消臭剤に通すよう
に構成され、比較的小空間で多湿なトレイ、風呂
場、下駄箱等の消臭に適する。 なお、第1実施例及び第2実施例において湿度
80%、温度20℃の雰囲気において、1時間につい
て3c.c.の水が露結する。 (考案の効果) 本考案によれば、空気が下方から上方へ通過す
る本体と、該本体の内側に配置された冷却装置
と、冷却装置に接続された冷却器と、冷却装置の
上方に配置され前記冷却装置によつて冷却された
空気の温度を上昇させる放熱器とからなり、前記
冷却器は、冷却器の表面に結露した空気中の水を
受けて空気の消臭を行なう消臭剤が塗布されてい
るため冷却器の消臭剤への水の供給を安定し得、
消臭剤の性能を常に高く維持し得るとともに、消
臭剤を通過する空気の湿度を一定に保ち得る品質
の向上した小型の空気清浄機を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の空気清浄機の模式的縦断面
図、第2図は、空気清浄機の電子冷却装置の動作
説明図、第3図は、本考案の空気清浄機の第2実
施例の模式的縦断面図、第4図、及び第5図は、
従来技術による空気清浄機の縦断面図である。 符号の説明、1……空気清浄機、2……空気清
浄機本体、3……空気導入口、4……排出口、5
……フアン、6……電源トランス、7……電子冷
却素子、8……冷却フイン、9……放熱板、10
……放熱フイン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気が下方から上方へ通過する本体と、該本
    体の内側に配置された冷却装置と、冷却装置に
    接続された冷却器と、冷却装置の上方に配置さ
    れ前記冷却装置によつて冷却された空気の温度
    を上昇させる放熱器とからなり、前記冷却器
    は、冷却器の表面に結露した空気中の水を受け
    て空気の消臭を行なう消臭剤が塗布されている
    ことを特徴とする空気清浄機。 (2) 前記冷却装置は、電子冷却素子からなること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の空気清浄機。 (3) 前記電子冷却素子は、ぺルチエ素子であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    に記載の空気清浄機。
JP12402687U 1987-08-13 1987-08-13 Expired JPH043618Y2 (ja)

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