JPH0436170Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0436170Y2
JPH0436170Y2 JP1987145149U JP14514987U JPH0436170Y2 JP H0436170 Y2 JPH0436170 Y2 JP H0436170Y2 JP 1987145149 U JP1987145149 U JP 1987145149U JP 14514987 U JP14514987 U JP 14514987U JP H0436170 Y2 JPH0436170 Y2 JP H0436170Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
pipe
locking member
display
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987145149U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6450617U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987145149U priority Critical patent/JPH0436170Y2/ja
Publication of JPS6450617U publication Critical patent/JPS6450617U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0436170Y2 publication Critical patent/JPH0436170Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Display Racks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は送電鉄塔の吊材に取付ける充電路表示
装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の充電路表示装置として例えば実開昭59
−23210号公報記載の装置がある。この従来装置
は、第9図〜第11図に示す如く鉄塔の吊材52
に取付台53、枢軸57を介して回動可能に取付
けた表示板54を、通電中は作業者等が充電路へ
接近できないように吊材52と交叉して水平に配
置せしめた状態でボルト56により取付台53に
固着している。送電線の保守点検、補修その他の
作業を行う場合には当該回線の送電を停止し、当
該回線専用の鍵55でボルト56を操作して取付
台53と表示板54との連結を解くことにより、
枢軸57で重量不均衡となる表示板54は垂直配
置となり。作業者の通行が可能となる。作業が終
つて降塔する際には、表示板54を水平に戻し鍵
55でボルト56を操作して取付台53に表示板
54を固着してから、鍵55を持ち帰るようにし
ている。
尚、ボルト56に対する鍵55の嵌脱は、ボル
ト56で表示板54を取付台53に連結した状態
でのみ可能となるように、ボルト56をおおうカ
バー60の形状を特定している。従つて、表示板
54で閉路しない限り鍵55を持ち帰ることがで
きない。この鍵は例えばボルト56との嵌合部の
大きさ、形状等を充電回線毎に違えることによつ
て、他回線の表示板を開くことがないようにして
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、取付台53とのボルト連結を解かれ
た表示板54は、重量不均衡で枢軸57を中心に
回転して垂直配置となるので通行可能となるが、
作業者が表示板54にふれると回転するため、表
示板54によつて足をすくわれたりバランスをく
ずしたりして思わぬ事故が発生する危険性があ
る。又、表示板54で閉路するには、表示板54
を重量不均衡で生ずる回転モーメントに抗して水
平にとり、取付台53のボルト孔部59と表示板
のボルト56とを同一軸線上に保ちつつ螺合する
こととなるので、面倒な閉路作業となる。さら
に、閉路時の表示板54が高いと下をくぐり抜
け、低いと跨いでわたれるから、閉路効果は不十
分である。又、開路時の表示板54は1本の枢軸
57で取付台53に取付けられているだけである
から、外力による表示板54のたわみや表示板自
信のひずみでボルト56の軸線と取付台53のボ
ルト孔部59の軸線とが合致しなくなると、表示
板54を取付台53にボルト連結できなくなり、
又、無理に連結しようとして取付台53のボルト
孔部59やボルト56のねじ部61が損傷する
と、閉路不能となる。
本考案は前記の点に鑑みてなされたもので、閉
路操作が簡単確実に行え、かつ、閉路時の通行を
確実に防止でき、開路時には安全に通行できるよ
うにした充電路表示装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するための本考案の構成を第1
図〜第8図を用いて説明する。
鉄塔の吊材5に固着したブラケツト1,32に
可動状態に取付けて通路を開閉するしや断材2,
33を、通路を閉じた場合にのみ鍵19で操作す
ることができるブラケツト1,32側の係止部材
12,41によつてブラケツト1,32に着脱す
るようにした充電路表示装置において、ブラケツ
ト1,32に出し入れ自在に嵌挿したしや断材
2,33の通路側にはしや断材2,33から一方
向へ突き出る表示体3,35を設け、さらにしや
断材2,33には閉路位置で表示体3,35を垂
下した状態において係止部材12,41の先端部
と対向する係止部材嵌合部14,35を設け、ブ
ラケツト1,32には表示体3,35を出し入れ
できる案内溝9,37を形成したことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
開路状態から閉路するには、表示体3,35を
設けたしや断材2,33をブラケツト1,32か
ら閉路位置へ引き出して表示体3,35を垂下す
る。これにより表示体3,35付きしや断材2,
33はその重心がしや断材軸線より下方に位置す
ると共にブラケツト1,32の軸受面で支持され
て静止し、しや断材2,33の係止部材嵌合部1
4,35が定位置をとるブラケツト1,32の係
止部材12,41の先端部と対向する。ここで、
鍵19を操作して係止部材12,41と係止部材
嵌合部14,35とを連結すると、しや断材2,
33及び表示体3,35はブラケツト1,32に
固定される。この閉路状態ではしや断材2,33
及び表示体3,35が障害となつて通行者は充電
路へ接近できない。
閉路状態から開路するには、鍵19で係止部材
12,41を操作して係止部材12,41と係止
部材嵌合部14,35との連結を解き、ついで表
示体3,35をブラケツト1,32の案内溝9,
37の入口まで回転し、しや断材2,33ごとブ
ラケツト1,32内へ挿入する。これにより開通
した通路には、ブラケツト1,32からしや断材
2,33を引き出さない限り通行を妨害するもの
はない。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図〜第4図において、1はブラケツト、2はブ
ラケツト1に出し入れ自在に嵌挿されたしや断材
であるしや断用パイプ、3,3′はしや断用パイ
プ2の両端寄りに閉路時ブラケツト1を挟むよう
に一方向へ突設した表示体である表示パイプで、
しや断用パイプ2には回線系統を表示するための
所定回線色を施し、表示パイプ3,3′には危険
を表示するための注意色を施している。
ブラケツト1は、取付座4の一端側に鉄塔の吊
材5に基部の山形部で嵌め込む2本のボルト6,
6を挿入して、それぞれナツト7を取付け、取付
座4の他端側にはしや断用パイプ2を吊材5と交
叉して水平に支持案内するための軸受8を突設
し、この軸受8には表示パイプ3をしや断用パイ
プ2と共にしや断用パイプ軸線方向へ案内する案
内溝9を形成すると共に、一端面に表示パイプ3
を案内溝9の入口正面に位置決めするためのピン
10を突設している。
前記案内溝9は、本実施例にようにブラケツト
1を吊材5の上面に取付ける場合には軸受8の上
部に形成するが、吊材5の下面に取付ける場合に
は軸受8の下部に形成することになる。
第1図に示す状態では、しや断用パイプ2はブ
ラケツト1を境に左側の部分で吊材5の外側に沿
う通路を、右側の部分で吊材5の内側に沿う空間
をしや断している。この閉路状態では、ブラケツ
ト1に固着されたカバー11に螺合せる係止部材
であるボルト12のねじのない先端軸13でしや
断用パイプ2の係止部材嵌合部である孔部14と
係合させることにより、ブラケツト1にしや断用
パイプ2を固定している。ボルト12としや断用
パイプ2の孔部14とは表示パイプ3を垂下する
ことで対向する。その位置決めは、例えばしや断
用パイプ2の閉路側最大突出量を規定するピン1
5と、表示パイプ3の垂下位置において表示パイ
プ3の鉄塔本体側への回転を阻止するピン16を
設けることにより、簡単に得られる。
係止部材であるボルト12の操作はその座付6
角頭部17に6角孔部18で嵌める鍵19によつ
て行う。この鍵19は、ボルト12の先端軸13
でしや断用パイプ2の孔部14と係合した図示状
態では、6角孔部18を有する先端膨出部20は
座付6角頭部17から脱してカバー11の側壁切
欠孔21を経て外へ取り出す際、鍵19の中間軸
部22がカバー11の端部23に形成した切欠孔
24を通るようにしている。又、その逆の順序で
鍵19をねじ軸12に取付ける。なお、ボルト1
2を緩めて先端軸13をしや断用パイプの孔部1
4から取り外した場合には、カバー11の端部2
3と先端膨出部20との間隔は狭くなつて6角頭
部17から先端膨出部20を抜き出せないため、
カバー11から鍵19を取出すことができない。
即ち、鍵19は、ボルト12でしや断用パイプ
2をブラケツト1に固定している閉路状態では、
ボルト12に対して着脱可能となるが、しや断用
パイプ2とブラケツト1との連結を解いた開路状
態では鍵19をカバー11から取外せないから、
開路状態のままで鍵19を持ち帰へることができ
ない。
第5図〜第7図に示す実施例では、吊材5の内
側方へ突き出るしや断用パイプ31は、その一端
部がブラケツト32に固着されていて、吊材5の
外側方へ突き出て通路を閉じるしや断用パイプ3
3(しや断用パイプ31よりも小径)を出し入れ
可能に挿入している。しや断用パイプ33は、第
5図に示すように右方へ最大限突き出た状態(後
述の表示パイプ35のアーム36寄りの部分がア
ーム36の突起43と押圧片44との間にある状
態)において、その左端がブラケツト32の左端
近くに位置する長さとしているため、開路のため
に左方へ最大限押し込まれても、しや断用パイプ
31の左端より若干突き出る程度ですみ、しや断
用パイプの吊材5内側方への突き出し量が第1図
〜第4図に示す実施例のものに比べ格段に小さ
い。このため、鉄塔アームの対向する一対の吊材
5,5に取付けるブラケツト32,32の間隔が
比較的狭い場合でも、第8図の左半分に示すよう
なしや断材取付位置をずらすことなしに使用でき
るメリツトがある。
34,35は表示パイプで、表示パイプ34は
固定型であるしや断用パイプ31に垂設され、表
示パイプ35はしや断用パイプ33に固着されて
いる。表示パイプ35は、しや断用パイプ33と
共にブラケツト32側へ出し入れして通路を開閉
するため、しや断用パイプ31としや断用パイプ
31の通路側の一端部に固着したアーム36の斜
め上部に表示パイプ35の案内溝37を形成して
いる。
アーム36には、しや断用パイプ33で通路を
閉じた場合にのみ鍵で操作することができる係止
部材41を設けている。この係止部材41は、ア
ーム36に突設した突起43と、突起43と対向
する箇所を表示パイプ35を嵌める溝部とした押
圧片44をカバー40の底部を介して固着してア
ーム36に挿通するねじ軸38と、ねじ軸38に
螺合してアーム36とカバー40の底部との間に
介装したばね42によりアーム36に当接するナ
ツト39からなり、このナツト39を鍵で締付け
方向に回転すれば、アーム36に突設した突起4
3と押圧片44の溝部とで係止部材嵌合部である
表示パイプ35部分を挟持してしや断用パイプ3
3をブラケツト32に固定し、ナツト39を緩め
ると固定を解除する。
この実施例も第1図〜第4図に示す実施例と同
様、しや断用パイプ33をブラケツト32に固定
している閉路状態では、鍵はナツト39に対して
嵌脱可能となる。即ち、鍵をナツト39からカバ
ー40の切欠孔45,46を経て取外すことがで
き、又、逆の順序で鍵をナツト39に嵌挿でき
る。しかし、ナツト39を緩めて表示パイプ35
の挟持を解いた開路状態では、カバー40の他端
47とナツト39との間隔が狭くなつて鍵をナツ
ト39から取外すことができない。
尚、図中25,48はしや断用パイプ2,33
のブラケツト1,32への最大押込み量を規定す
るピンである。又、第1図〜第4図に示すブラケ
ツト1はカバー11、ピン10,16と共に鋳物
で構成することができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように構成されているの
で、下記するような効果を奏する。
閉路位置で表示体を垂下すれば、しや断材側
にある係止材嵌合部が静止して定位置をとるブ
ラケツト側の係止部材と対向するので、高所で
の閉路操作が簡単確実に行える。又、閉路時の
しや断材は表示体を垂下した状態でブラケツト
に固定しているので、歩行者の通行、くぐり抜
けを確実に防止できる。
ブラケツトに表示体を出し入れできる案内溝
を形成しているので、開路時ブラケツトからし
や断材を引き出さない限り安全に歩行できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は同
一部切欠き一部断面した底面図、第3図は同左側
面図、第4図は第2図におけるA−A線断面図、
第5図は本考案の他の実施例の正面図、第6図は
同一部切欠き底面図、第7図は同右側面図、第8
図は吊材における本案装置の配置例図、第9図は
従来装置の配置例図、第10図は従来装置の平面
図、第11図は第10図の係止部材断面図であ
る。 1,32……ブラケツト、2,33……しや断
材、3,3′,34,35……表示体、5……吊
材、9,37……案内溝、12,41……係止部
材、14,35……係止部材嵌合部、19……
鍵。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鉄塔の吊材に固着したブラケツトに可動状態
    に取付けて通路を開閉するしや断材を、通路を
    閉じた場合にのみ鍵で操作することができるブ
    ラケツト側の係止部材によつてブラケツトに着
    脱するようにした充電路表示装置において、ブ
    ラケツトに出し入れ自在に嵌挿したしや断材の
    通路側にはしや断材から一方向へ突き出る表示
    体を設け、さらにしや断材には閉路位置で表示
    体を垂下した状態において前記係止部材の先端
    部と対向する係止部材嵌合部を設け、ブラケツ
    トには表示体を出し入れできる案内溝を形成し
    たことを特徴とする充電路表示装置。 2 係止部材がボルトでその先端部がねじのない
    軸部であり、係止部材嵌合部が前記軸部を遊嵌
    する孔部である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の充電路表示装置。
JP1987145149U 1987-09-21 1987-09-21 Expired JPH0436170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987145149U JPH0436170Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987145149U JPH0436170Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6450617U JPS6450617U (ja) 1989-03-29
JPH0436170Y2 true JPH0436170Y2 (ja) 1992-08-26

Family

ID=31413487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987145149U Expired JPH0436170Y2 (ja) 1987-09-21 1987-09-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0436170Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822018B2 (ja) * 1975-07-30 1983-05-06 カワサキカセイコウギヨウ カブシキガイシヤ リンゴサンジナトリウムエンスイワブツノ カンソウホウ
JPS5923210B2 (ja) * 1979-07-12 1984-05-31 松下電工株式会社 マツサ−ジ機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822018U (ja) * 1981-07-27 1983-02-10 宣真工業株式会社 塔上用しや断棒
JPS5923210U (ja) * 1982-08-02 1984-02-13 藤井電工株式会社 充電路接近注意表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822018B2 (ja) * 1975-07-30 1983-05-06 カワサキカセイコウギヨウ カブシキガイシヤ リンゴサンジナトリウムエンスイワブツノ カンソウホウ
JPS5923210B2 (ja) * 1979-07-12 1984-05-31 松下電工株式会社 マツサ−ジ機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6450617U (ja) 1989-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1172975A (en) Pipe thread protector
JPH0436170Y2 (ja)
US4640197A (en) Rocker arm assembly with a fixing collar for an aerial tramway installation
KR20150022502A (ko) 빔용 클램프
CN216091950U (zh) H型钢梁门栓式安全带悬挂装置
JPS5819937Y2 (ja) 曲線引用金具
CN2724908Y (zh) 一种可调节焊渣接收装置
KR20010017272A (ko) 풀림방지 스프링을 구비한 볼트
JPS6245448Y2 (ja)
JPH046052Y2 (ja)
JPH0343787Y2 (ja)
CN214365827U (zh) 一种电梯井防护门
CN217289814U (zh) 一种轧材线过钢导槽的盖板安全锁装置
CN211115143U (zh) 一种护栏固定装置
JP5414440B2 (ja) 分岐器のフロントロッド
CN216868094U (zh) 一种轨道连接件
JPH06291Y2 (ja) 腕木式遮断機
JPS6117029Y2 (ja)
JP2568914Y2 (ja) 建築用吊り具
JPH0321137Y2 (ja)
JP2543966Y2 (ja) 踏切遮断桿折損防止器
CA1054772A (en) Breakaway coupling assembly with fracture-initiating washer
JP3087197B2 (ja) 墜落防止用安全器におけるロープ着脱装置
JPS6011358Y2 (ja) グリ−スニップルの保護構造
JPH0748432Y2 (ja) レール上の輪止め装置