JPH04361172A - 誘電体の部分放電試験装置 - Google Patents

誘電体の部分放電試験装置

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JPH04361172A
JPH04361172A JP16396491A JP16396491A JPH04361172A JP H04361172 A JPH04361172 A JP H04361172A JP 16396491 A JP16396491 A JP 16396491A JP 16396491 A JP16396491 A JP 16396491A JP H04361172 A JPH04361172 A JP H04361172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
bridge
partial discharge
voltage
detector
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Pending
Application number
JP16396491A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hirokane
広兼 昇一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体の部分放電を測
定する誘電体の部分放電試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば「高電圧試験ハンドブック
」(電気学会、昭和58年3月発行、401〜402ペ
ージ)に示された従来の部分放電試験装置であり、1は
交流電圧を発生する電源、2は電源1に接続される高圧
フィルタ、3はフィルタ2を通して課電される供試物で
ある供試誘電体、4は供試誘電体3と並列に接続される
結合コンデンサ、5は供試誘電体3の充電電流が流れる
電路の一部に挿入された検出器、6a、6bは検出器5
を電路に接続する検出端子、7a、7bは検出器5の電
圧を測定するための測定端子、8は測定電圧を伝送する
ための測定線、9は測定線8で伝送された電圧を積分す
る積分形測定器、10は検出器5の内部素子である検出
抵抗、11は検出抵抗10と並列に接続された検出コン
デンサである。
【0003】次に動作について説明する。電源1から電
源ノイズを除去するフィルタ2を通して供試誘電体3に
課電される。供試誘電体3の内部で部分放電が発生すれ
ば、充電電流とともに部分放電電流が検出器5に流入し
その内部素子である検出抵抗10および検出コンデンサ
11により測定端子7a、7b間に電圧が生じる。上記
部分放電電流の多くは結合コンデンサ4を介して供試誘
電体3に帰り、充電電流は電源1に帰る。
【0004】検出器5のインピーダンス、すなわち検出
抵抗10と検出コンデンサ11の並列インピーダンスよ
り、測定端子7a、7bからみた測定ケーブル8および
積分形測定器9のインピーダンスが十分高ければ、上記
部分放電電流と検出器5の内部インピーダンスの積の電
圧が検出端子7aと7bの間に生じ、この電圧を測定ケ
ーブル8で積分形測定器9に伝送し測定すれば上記部分
放電の放電電荷が測定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の誘電体の部分放
電試験装置は以上のように構成されるので、充電電流が
検出抵抗10を流れることによって測定端子7a、7b
間に交流電圧が生じるが、検出コンデンサ11の容量を
小さくして感度を向上させることが困難で、また、検出
器5の内部インピーダンスは周波数によって変るので、
部分放電電流を精度良く測定することが困難であるなど
の問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、部分放電電流の測定に充電電流
の影響が除去できるとともに、広い周波数範囲に渡って
測定感度が一定になる誘電体の部分放電試験装置を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る誘電体の部
分放電試験装置は、誘電体に課電する電源の周波数で平
衡するように調整したウィーンブリッジを構成するブリ
ッジ検出器を部分放電電流の流れる電路の一部に挿入し
、ブリッジの電圧を広帯域の測定器で測定するものであ
る。
【0008】また、上記構成の誘電体の部分放電試験装
置において、上記ブリッジ検出器を第1のブリッジ検出
器として上記誘電体に直列接続すると共に、この直列体
に、結合コンデンサと上記第1のブリッジ検出器と同様
な第2のブリッジ検出器でなる直列体を並列接続し、上
記測定器によりこれら第1と第2のブリッジ検出器のブ
リッジ間電圧の差電圧を測定することを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】本発明における誘電体の部分放電試験装置は、
部分放電を検出するウィーンブリッジのブリッジ間に充
電電流による交流電圧が発生せず部分放電の検出感度が
向上し、また、周波数の高い部分放電ではブリッジ間電
圧が周波数によって変化しないので測定精度が向上する
【0010】また、第1と第2のブリッジ検出器から取
り出したブリッジ電圧の差電圧を測定器で測定すること
により、外部雑音が除去される。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1において、1〜8は図4に示した従来装置と同
一または相当のものである。15は誘電体3の充電電流
が流れる電路の一部に挿入され、内部がウィーンブリッ
ジを構成するブリッジ検出器、19は測定端子7a、7
b間の電圧を測定線8で伝送して測定する広帯域測定器
、20〜26はブリッジ検出器15の内部素子であって
ウィーンブリッジを構成するもので、20は検出端子6
aから分岐し測定端子7aに接続された抵抗値Rをもつ
第1抵抗、21は測定端子7aから分岐し第1抵抗と等
しい抵抗値の第2抵抗、22は第2抵抗21に接続され
検出端子6bで分岐し容量Cをもつ第1コンデンサ、2
3は検出端子6aから分岐し測定端子7bに接続され第
1抵抗の半分の抵抗値をもつ第3抵抗、24は測定端子
7bから分岐し検出端子6bに接続され第1抵抗と等し
い抵抗値をもつ第4抵抗、25は第4抵抗と並列に接続
され第1コンデンサと等しい容量の第2コンデンサ、2
6は測定端子7a、7b間を接続しブリッジをなす第5
抵抗である。
【0012】上記のように構成された部分放電試験装置
において、供試誘電体3を流れる充電電流は一方の検出
端子6aから第1抵抗20と第3抵抗23に分流し、そ
れぞれの抵抗に電圧降下が生じる。ここで、電源1の角
周波数ωOと、ブリッジ検出器15の内部素子の各値と
の間にωO =1/(CR)の関係があるように調整さ
れているので、ブリッジ検出器15は充電電流の周波数
で平衡し、従って、第1抵抗20と第2抵抗21の充電
電流による電圧下降は等しくなり、測定端子7a、7b
間に充電電流による電圧は発生せず広帯域測定器19に
は何ら影響しない。
【0013】検出端子6a、6b間に加わる電圧Vの角
周波数ωと測定端子7a、7b間に生じる電圧VD の
関係を図2に示し、ブリッジ検出器15の動作を説明す
る。図2において、縦軸は検出端子電圧Vと測定端子電
圧VD の比VD /Vを、横軸は検出端子電圧Vの角
周波数ωをとってある。左端の角周波数ωが零に近い所
では比VD /Vは約0.33になり、角周波数の増加
とともに減少しω=ωO =1/(CR)で比VD /
Vは零になる。さらに、角周波数が増加すれば、比VD
/Vは増加し速やかに0.5に近づき以後平坦になる。
【0014】通常、部分放電試験は数KHz以下の電源
周波数で実施され、この周波数に対して部分放電電流の
周波数は十分高いので、図2の特性の平坦な部分、すな
わち広い帯域で放電電流を検出することになり、供試誘
電体3で部分放電が発生すれば、その電流によって測定
端子7a、7b間に電位差が発生し、測定線8で広帯域
測定器19に上記電位差で導いてやれば、部分放電電流
波形を忠実に再現でき精度良く測定できる。また、測定
される電圧を積分すれば放電電荷も精度良く測定できる
【0015】実施例2.なお、上記実施例では供試誘電
体3の充電電流の流れる電路の一部にブリッジ検出器1
5を入れたが、図3に示すように結合コンデンサ4の充
電電流が流れる電路の一部にもブリッジ検出器15bを
入れ、両方のブリッジ検出器15、15bから測定線8
で電圧をとり出し絶縁増幅器27a、27bを通してそ
の差電圧を広帯域測定器19で測定すれば、外部雑音を
除去する効果も得られる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、課電電
源の周波数で平衡するウィーンブリッジでなるブリッジ
検出器で部分放電が検出できるよう構成したので、測定
感度が向上でき、また、精度の高いものが得られる効果
がある。
【0017】また、第1と第2のブリッジ検出器による
差電圧の測定に基づき部分放電を検出するので、外部雑
音等を除去する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による誘電体の部分放電試験
装置の回路図である。
【図2】ブリッジ検出器の周波数特性の概略を示す特性
図である。
【図3】本発明の実施例2による回路図である。
【図4】従来の部分放電試験装置の回路図である。
【符号の説明】
1      電源 2      高圧フィルタ 3      供試誘電体 4      結合コンデンサ 5      検出器 6      検出端子 7      測定端子 8      測定線 9      積分形測定器 10    検出抵抗 11    検出コンデンサ 15    ブリッジ検出器 19    広帯域測定器 20    第1抵抗 21    第2抵抗 22    第1コンデンサ 23    第3抵抗 24    第4抵抗 25    第2コンデンサ 26    第5抵抗 27    絶縁増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  交流電圧を発生する電源から誘電体に
    電圧を加えて誘電体の電気的欠陥を部分放電を測定する
    ことによって検出する誘電体の部分放電試験装置におい
    て、上記誘電体の部分放電電流が流れる電路の一部に、
    上記電源の周波数に同調するように調整されたウィーン
    ブリッジを構成するブリッジ検出器を挿入すると共に、
    ブリッジ間の電圧を測定する測定器を備えたことを特徴
    とする誘電体の部分放電試験装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の誘電体の部分放電試験
    装置において、上記ブリッジ検出器を第1のブリッジ検
    出器として上記誘電体に直列接続すると共に、この直列
    体に、結合コンデンサと上記第1のブリッジ検出器と同
    様な第2のブリッジ検出器でなる直列体を並列接続し、
    上記測定器によりこれら第1と第2のブリッジ検出器の
    ブリッジ間電圧の差電圧を測定することを特徴とする誘
    電体の部分放電試験装置。
JP16396491A 1991-06-07 1991-06-07 誘電体の部分放電試験装置 Pending JPH04361172A (ja)

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