JPH04360031A - 記録情報再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコンパクトディスクプレ
ーヤなどの記録情報再生装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の記録情報再生装置におけ
るトラバース制御の一方式として、光ピックアップ内の
対物レンズを情報トラックに追従させるトラッキングサ
ーボループからトラッキング誤差信号を取り出し、前記
トラッキング誤差信号が一定値を越えた時に、ステッピ
ングモータにより前記光ピックアップを一定距離だけ移
動させ、前記対物レンズの可動範囲をみかけ上増大させ
て、長時間再生を可能にするものがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
式では、光ピックアップがステッピングモータにより移
動したとき、光ピックアップ内の対物レンズは大きな加
速度を受け、トラッキングサーボループに外乱が加わる
。しかもトラッキングサーボループが不安定状態となる
ディスクの傷上をトラッキングする際、このステッピン
グモータによる外乱がトラッキングサーボループに加わ
ると、前記トラッキングサーボループはさらに不安定と
なり、情報読み取り信号の劣化をひき起こし、最悪の場
合、トラッキングはずれが生じて情報読み取りが不能に
なるという問題点を有していた。

【０００４】本発明はこのような課題に鑑み、ステッピ
ングモータによる光ピックアップ移動方式において、デ
ィスクの傷上などをトラッキングする際のトラッキング
特性が改善された記録情報再生装置を提供することを目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するために、ディスクに記録されている情報を、その情
報トラックに追従するようにトラッキングサーボ手段と
フォーカスサーボ手段によって読み取り、光ピックアッ
プ手段を制御用マイコンの駆動信号によりステッピング
モータを用いて移動させる記録情報再生装置において、
情報読み取り中にディスクの傷などを検出する情報欠落
検出手段を設け、欠落状態信号を前記制御用マイコンに
入力し、その欠落状態に対応して前記制御用マイコンが
ステッピングモータを制御できるように構成したもので
ある。

【０００６】

【作用】この構成により、ディスクの情報読み取り中に
傷などがディスク上にあった場合、前記制御用マイコン
は傷有りの状態を認知でき、傷有りの期間はステッピン
グモータによる光ピックアップ移動を一時停止するよう
に制御することが可能となる。従って、トラッキングサ
ーボが不安定となるディスクの傷上をトラッキングする
際において、光ピックアップ手段がステッピングモータ
により動いて、トラッキングサーボループに外乱を与え
、トラッキングサーボループの不安定さを更に増大させ
ることがなくなり、傷に対するトラッキング特性が改善
される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。

【０００８】図１において、１は螺旋状の情報トラック
を有するディスク、２はディスク１を回転させるスピン
ドルモータ、３は光ピックアップ手段、４は光ピックア
ップ手段３内の対物レンズ、５はフォーカスサーボ手段
、６はトラッキングサーボ手段、７は光ピックアップ手
段３を移動させるステッピングモータ、８はステッピン
グモータ７を駆動するステッピングモータ駆動手段、９
はステッピングモータ駆動手段８に駆動信号を与える制
御用マイコン、１０はトラッキング誤差信号の値と所定
の値を比較し、制御用マイコン９に誤差増大状態信号を
与えるトラッキング誤差比較手段、１１は光ピックアッ
プ手段３で読み取られた情報信号によりディスク１上の
傷を検出し欠落状態信号を制御用マイコン９に与える情
報欠落検出手段である。

【０００９】以下、動作を説明する。対物レンズ４はト
ラッキング動作中、徐々に光ピックアップ手段３の中心
から偏位し、それに伴いトラッキング誤差信号も増大し
ていく。トラッキング誤差信号が所定の値に達する以前
ではトラッキング誤差比較手段１０が制御用マイコン９
に与える誤差増大状態信号はローレベルを保っている。 トラッキング誤差信号が更に増大し所定の値に達すると
トラッキング誤差比較手段１０が制御用マイコン９に与
える前記誤差増大状態信号はハイレベルとなる。ディス
ク１に傷などのない場合前記誤差増大状態信号がハイレ
ベルになると制御用マイコン９はステッピングモータ駆
動手段８に駆動信号を与え、ステッピングモータ駆動手
段８はステッピングモータ７を動作させる。ステッピン
グモータ７が動作すると光ピックアップ手段３が一定距
離移動し、対物レンズ４は再び光ピックアップ手段３の
中心付近で動作するようになり、前記誤差増大状態信号
はローレベルとなる。

【００１０】トラッキング動作中、ディスク１に傷のな
い場合情報欠落検出手段１１が制御用マイコン９に与え
る欠落状態信号はローレベルを保つ。ディスク１に傷な
どがあった場合前記欠落状態信号はハイレベルとなる。

【００１１】制御用マイコン９は前記誤差増大信号がハ
イレベルとなっていても、前記欠落状態信号がハイレベ
ルである期間はステッピングモータ駆動手段８に駆動信
号を与えないように制御する。ディスク１の回転にした
がって傷がない部分をトラッキングするようになり、前
記欠落状態信号がローレベルになったとき制御用マイコ
ン９はステッピングモータ駆動手段８に駆動指令を与え
る。

【００１２】

【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明に
よれば、情報読み取り中にディスクの傷などを検出する
情報欠落検出手段を設け、欠落状態信号を制御用マイコ
ンに入力し、その欠落状態に対応して前記制御用マイコ
ンがステッピングモータを制御できるように構成したこ
とにより、ディスク上の傷部分をトラッキング中に光ピ
ックアップ手段が移動してトラッキングサーボループに
外乱が加わりトラッキングはずれをひき起こすという不
安定さが改善でき、傷に対する装置の耐性が増大する。 従って従来に比して、トラッキングサーボ特性が改善さ
れ、エラーレートの悪化も防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における記録情報再生装置の
ブロック図

【符号の説明】

１　　ディスク ２　　スピンドルモータ ３　　光ピックアップ手段 ４　　対物レンズ ５　　フォーカスサーボ手段 ６　　トラッキングサーボ手段 ７　　ステッピングモータ ８　　ステッピングモータ駆動手段 ９　　制御用マイコン １０　　トラッキング誤差比較手段 １１　　情報欠落検出手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】情報が螺旋状に記録されているディスクと
   、前記ディスクを回転させるためのモータと、前記ディ
   スクに記録された前記情報を読み取る光ピックアップ手
   段と、前記光ピックアップ手段内の対物レンズを前記デ
   ィスクの情報トラックに追従するように制御されるトラ
   ッキングサーボ手段と、前記光ピックアップ手段による
   前記ディスクに記録された情報を読み取る際のフォーカ
   ス調整が制御されるフォーカスサーボ手段と、前記光ピ
   ックアップ手段をトラッキング方向に移動させるステッ
   ピングモータと、制御用マイコンと、前記トラッキング
   サーボ手段を構成しているトラッキングサーボループよ
   り得られるトラッキング誤差信号の状態が一定値より大
   きくなると誤差増大状態信号を前記制御用マイコンに出
   力するトラッキング誤差比較手段と、前記誤差増大状態
   信号が前記制御用マイコンに出力されている期間前記制
   御用マイコンより出力される駆動信号により前記ステッ
   ピングモータを駆動するステッピングモータ駆動手段と
   、前記ディスク上の傷などによる前記情報の欠落を検出
   し欠落の有無を欠落状態信号として前記制御用マイコン
   に出力する情報欠落検出手段とを具備し、前記情報欠落
   検出手段から前記欠落状態信号が欠落ありの状態である
   とき前記制御用マイコンは前記誤差増大状態信号の状態
   に関わらず前記駆動信号を前記ステッピングモータ駆動
   手段に出力しないことを特徴とする記録情報再生装置。