JPH04359701A - 流動床ボイラの蒸気温度制御方法 - Google Patents

流動床ボイラの蒸気温度制御方法

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JPH04359701A
JPH04359701A JP13426291A JP13426291A JPH04359701A JP H04359701 A JPH04359701 A JP H04359701A JP 13426291 A JP13426291 A JP 13426291A JP 13426291 A JP13426291 A JP 13426291A JP H04359701 A JPH04359701 A JP H04359701A
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fluidized bed
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fluidized
superheater
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Akihiko Fujimoto
明彦 藤本
Katsuhiko Shinoda
克彦 篠田
Takaharu Toyoda
豊田 隆治
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は再熱器を持つ流動床ボイ
ラ、特に加圧流動床ボイラの蒸気温度制御方法に関する
【0002】
【従来の技術】加圧流動床ボイラは、ガスタービンに送
り出されるその燃焼ガスの温度を高く保つため大部分の
伝熱面を流動層内に持つ。加圧流動床ボイラが再熱器を
流動層内に持つ場合、従来は再熱蒸気温度は給水を用い
た再熱器スプレイで制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加圧流動床ボイラにお
いて、前記のように、給水を用いた再熱器スプレイによ
り再熱蒸気温度制御を行う場合には、再熱スプレイを用
いない場合と比較して再熱サイクルの熱効率は低下する
【0004】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる流動床ボイラの蒸気温度制御方法を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の流動床ボ
イラの蒸気温度制御方法は、過熱器と再熱器を共通の流
動層の層高が制御可能な流動床炉内に伝熱面として配置
し、前記過熱器の過熱蒸気温度を過熱器スプレイで、前
記再熱器の再熱蒸気温度を流動層の層高を変化させて、
それぞれ制御することを特徴とする。
【0006】(2)本発明の流動床ボイラの蒸気温度制
御方法は、前記(1)の本発明において、前記流動床炉
と独立に流動層の層高を制御可能な別の流動床炉内に蒸
発器を伝熱面として配置し、前記蒸発器の蒸発量を前記
別の流動床炉の流動層の層高を変化させて制御すること
を特徴とする。
【0007】
【作用】流動床炉内にある伝熱面においては、流動層内
にある部分は、流動層の層高より上の流動層外にある部
分より熱伝達率が高い。前記の本発明(1)では、流動
床炉内の流動層の層高を変化させることによって、熱吸
収量を変化させて、その再熱蒸気温度が制御される。一
方、流動層の層高を変化させることによって、過熱器の
熱吸収量も変化するが、過熱器スプレイから投入するス
プレイ水量を変化させることによって、過熱器出口の過
熱蒸気温度が制御される。
【0008】このようにして、本発明(1)では、再熱
器にスプレイが用いられず、従って、再熱サイクルの熱
効率を向上させることができる。
【0009】前記本発明(2)では、前記本発明(1)
の作用に加えて、前記流動床炉とは別の流動床炉内の流
動層の層高を変化させることによって、蒸発器の熱吸収
量が変化し、過熱蒸気温度と再熱蒸気温度とは独立に蒸
気量が制御される。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1によって説明す
る。1は気泡型の流動床炉であり、蒸発器2がその内部
に伝熱面として配置され、層高制御装置3に図示しない
公知の手段で流動材を出し入れすることにより流動層の
層高(流動中の流動材の表面の高さ)16を制御できる
ようになっている。図示しない公知の手段で、同流動床
炉1の流動層内に空気及び燃料が投入され、流動層の温
度を一定に保つとともに流動状態が維持される。流動床
炉1で発生した燃焼ガスは、ダクト18を通じて、好ま
しくはばいじん除去後、図示しないガスタービンに送ら
れる。
【0011】4は、前記流動床炉1とは独立に流動層の
層高を制御できる気泡型の流動床炉であり、その内部に
は低温過熱器5、高温過熱器6、再熱器7が伝熱面とし
て配置され、流動材が出し入れされる層高制御装置8に
より流動層の層高17を制御できるようになっている。 同流動床炉4は、前記流動床炉1と同様に、空気、燃料
が投入され、燃焼ガスはダクト19を通じて、図示しな
いガスタービンに送られる。
【0012】給水ポンプ9により前記蒸発器2に水が送
られ、同蒸発器2で流動床炉1の燃焼熱を熱吸収して加
熱されて発生した水・蒸気混合物は、汽水分離器10で
水と蒸気に分離され、水は再循環ポンプ11により前記
給水ポンプ9からの給水に混合される。
【0013】汽水分離器10で分離された蒸気は、低温
過熱器5で流動床炉4の燃焼熱を吸収して加熱され、同
低温過熱器5を出た蒸気は、流動床炉4外に配置された
過熱器スプレイ12を経て、更に高温過熱器6へ入って
流動床炉6で流動床炉4の燃焼熱を吸収して加熱され、
配管13を通って過熱蒸気として図示しない高圧蒸気タ
ービンに送られる。前記過熱器スプレイ12のスプレイ
水としては、給水ポンプ9を出る給水の一部が用いられ
る。この高圧蒸気タービンの排気は、配管14を経て流
動床炉4内の再熱器7に供給され、ここで流動床炉4の
燃焼熱を吸収して加熱され、高温再熱蒸気として配管1
5を経て図示しない中圧蒸気タービンに送られる。
【0014】なお、流動層内の前記蒸発器2、低温過熱
器5、高温過熱器6及び再熱器7の伝熱面は公知の管群
式の熱交換器であり、必要に応じて適当な耐摩耗保護が
講ぜられる。
【0015】流動床の流動層では、伝熱面が流動層の層
高以下にある場合は層高以上にある場合と比較して熱伝
達率が非常に高くなる。本実施例では、流動床炉1の流
動層の層高16を変化させることにより、蒸発器2の層
高上下の伝熱面割合を変化させ、熱吸収量を変えて蒸発
量を制御することができる。
【0016】また、流動床炉4の流動層の層高17を変
化させることによって再熱器7の熱吸収量が変化し、こ
れにより再熱器出口の再熱蒸気温度をスプレイを用いず
に制御することができる。このとき同時に低温過熱器5
及び高温過熱器6の熱吸収量も変化するが、過熱器スプ
レイ12から投入するスプレイ水量を変化させることに
より、高温過熱器6出口の過熱蒸気温度を制御すること
ができる。
【0017】以上説明したように、本実施例では、流動
床炉1の流動層の層高16を変化させることによって蒸
発器2における蒸発量を制御することができ、また流動
床炉4の流動層の層高17を変化させることによって、
スプレイを用いることなく再熱器7における再熱蒸気温
度を制御することができ、熱効率を向上させることがで
きる。また、流動床炉4の流動層の層高17を変化させ
ることによって、低温過熱器5と高温過熱器6の熱吸収
量が変化するが、過熱器スプレイ12から投入するスプ
レイ水量を変化させることによって、過熱蒸気温度を制
御することができる。
【0018】本発明の第2の実施例を、図2によって説
明する。本実施例は、前記第1の実施例の流動床炉4に
おいて、再熱器7の蒸気導入用の配管14に負荷変化/
危急時間の再熱器スプレイ20を設けている。
【0019】本実施例においては、常時は再熱器スプレ
イ20よりスプレイ水を投入せず、前記第1の実施例と
同様な作用及び効果を奏することができる。これに加え
て、本実施例では、負荷変化時等の非定常状態で過渡的
に補助的な再熱蒸気温度制御を必要とする場合には、前
記再熱器スプレイ20よりスプレイ水を投入することが
できるようにしたものである。
【0020】前記の両実施例では、蒸発器2を一方の流
動床炉1内に、低高温過熱器5,6を他方の流動床炉4
内に設けているが、低高温過熱器と再熱器の伝熱面の一
部を蒸発器と共通の流動床炉内に設けるようにしてもよ
く、また逆に、蒸発器の伝熱面の一部を低高温過熱器と
再熱器と共通の流動床炉内に設けるようにしてもよく、
また節炭器(給水加熱器)をいづれかの流動床炉内に設
けるようにすることもできる。
【0021】また、本発明において、流動層の層高の変
化に加えて、流動層の層温変化も補助的な制御手段とし
て用いることができる。しかし、流動材に石灰石を用い
て流動床炉内で脱硫反応させる場合には、最適な温度範
囲が存在し、かつ、流動層の層内温度を高温にするとき
には灰の溶融が発生し、またこれを低温にするときには
燃焼石が困難となる等の原因によって、流動層の層高の
制御に比して、その効果は限られたものに止まることと
なる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係る本発明は、同請求項1に
記載された構成を具えたことによって、流動床ボイラに
おいて再熱器スプレイを用いずに再熱蒸気温度を制御す
ることができ、再熱サイクルの熱効率を向上させること
ができる。
【0023】また、請求項2にかかる本発明は、以上の
効果に加えて、別の過熱蒸気温度と再熱蒸気温度とは独
立に蒸発器における蒸発量を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の系統図である。
【図2】本発明の第2の実施例の系統図である。
【符号の説明】
1,4            流動床炉2     
           蒸発器3,8        
    層高制御装置5              
  低温過熱器6                高
温過熱器7                再熱器9
                給水ポンプ10  
            汽水分離器11      
        再循環ポンプ12         
     過熱器スプレイ13,14,15  配管 18,19        ダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  過熱器と再熱器を共通の流動層の層高
    が制御可能な流動床炉内に伝熱面として配置し、前記過
    熱器の過熱蒸気温度を過熱器スプレイで、前記再熱器の
    再熱蒸気温度を流動層の層高を変化させて、それぞれ制
    御することを特徴とする流動床ボイラの蒸気温度制御方
    法。
  2. 【請求項2】  前記流動床炉と独立に流動層の層高を
    制御可能な別の流動床炉内に蒸発器を伝熱面として配置
    し、前記蒸発器の蒸気量を前記別の流動床炉の流動層の
    層高を変化させて制御することを特徴とする請求項1に
    記載の流動床ボイラの蒸気温度制御方法。
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