JPH04359635A - 充電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、フォークリフト等の
バッテリの充電に用いて好適な充電装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は、従来の充電装置の構成を示す回
路図である。この充電装置は図示のように、トランス１
の一次側が各リレー接点２Ｂを介して各三相交流入力端
子Ｔに接続され、二次側が整流器３に接続されている。 そして、整流器３の出力側にはバッテリ４および制御部
５がそれぞれ接続されている。トランス１の一次側の各
端には複数のタップＴｐが設けられている。制御部５は
リレーコイル２Ａに電源を供給するものであり、充電開
始スイッチ（押しボタンスイッチ）５Ａが押されること
により同コイル２Ａに電源を供給する。なお、回路の各
箇所にはヒューズ６が設けられている。

【０００３】この充電装置は、まず、トランス１の一次
側の各タップＴｐのうち、三相交流電源の各相のうちで
最も電圧変動が高い相に対応するものを選択し設定する
。そして、この設定を行なった後に三相交流電源を供給
する。この状態で充電開始スイッチ５Ａを押すと、リレ
ーコイル２Ａに電源が供給され、各リレー接点２Ｂが閉
状態になり、トランス１に電源が供給される。これによ
り、トランス１の二次側に電圧が発生し、整流器３を介
してバッテリ４に電流が流れ、充電が行なわれる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の充電装置においては、トランス１の一次側のタップ
Ｔｐの設定を三相交流電源の各相のうちで最も電圧変動
が高い相に対応するものを選択した後固定するので、一
次側の電源変動に対応できず、このため充電不足や過充
電が生じるという問題があった。

【０００５】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、一次側の電源が変動しても、充電不足や過充
電を招くことの無い充電装置を提供することを目的とし
ている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明の充電装置は、
一次側に複数のタップを有するトランスと、前記トラン
スの各タップと一方の電源入力端との間に介挿され外部
から開閉制御が可能な複数の開閉手段と、前記一方の電
源入力端と他方の入力端との間の電圧および／または該
電圧の周波数を検出する検出手段と、前記検出手段の検
出結果に応じて前記各開閉手段を開閉制御する制御手段
とを具備することを特徴とする。

【０００７】

【作用】上記構成によれば、トランスの一次側に供給さ
れる電源の電圧値やその周波数に応じて各開閉手段が開
閉制御され、タップの切替が行なわれる。これにより、
一次側の電源変動に対して安定した二次側出力を得るこ
とが可能になる。

【０００８】

【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図１はこの発明の一実施例である充電装
置の構成を示す回路図である。なお、この図において上
述した図２と共通する部分には同一の符号を付してその
説明を省略する。

【０００９】この充電装置は、各三相交流入力端子Ｔと
トランス１の一次側の各相の各タップＴｐとの間にリレ
ー接点（８Ａ，９Ａ，１０Ａ：開閉手段）を介挿してい
る点と、三相交流電源のうちの任意の二相間の電圧を検
出するトランス１１を設けている点と、トランス１１の
出力に基づいてトランス１のタップＴｐを切替える切替
部１２を設けている点が上述した従来の充電装置と異な
っている。

【００１０】上記各リレー接点８Ａ，９Ａ，１０Ａによ
りタップＴｐの選択が行なわれる。これらリレー接点８
Ａ，９Ａ，１０Ａの駆動は対応するリレーコイル８，９
，１０によって行なわれる。また、各リレーコイル８，
９，１０への電源の供給制御は切替部１２によって行な
われる。

【００１１】切替部１２は、図示のように検出回路１３
、比較回路１４、制御回路１５、電源回路１６、充電開
始スイッチ１７、補充電スイッチ１８および開閉器１９
，２０，２１を有して構成されている。検出回路１３は
、トランス１１の出力を入力し、電圧値および周波数を
検出する。この場合、周波数の検出とは、５０Ｈｚまた
は６０Ｈｚのいずれであるかの検知である。

【００１２】比較回路１４は、検出回路１３にて検出さ
れた電圧値および周波数を入力し、これらの値に基づい
て予め設定された基準値と比較し、その比較結果を出力
する。この場合、基準値とは、充電不足および過充電を
起こすことなく適正な充電ができる電圧値であり、供給
される電源電圧、トランス１の規格、バッテリ４の規格
等を考慮して決定される。

【００１３】制御回路１５は、比較回路１４から供給さ
れる比較結果に基づいて開閉器１９，２０，２１の開閉
制御を行なう。すなわち、検出回路１３の検出結果が基
準値以下であれば、制御回路１５は現時点で選択されて
いるタップＴｐよりもトランス１の巻数が多くなる方の
タップＴｐへ切替える（タップを下げる）。反対に、検
出回路１３の検出結果が基準値以上であれば、制御回路
１５は現時点で選択されているタップＴｐよりもトラン
ス１の巻数が少なくなる方のタップＴｐへ切替える（タ
ップを上げる）。この動作は充電開始スイッチ１７が押
された時点から開始する。

【００１４】なお、充電開始スイッチ１７が押された時
点ではリレー接点８Ａが閉状態になるようになっている
。また、制御回路１５は、タイマを有し、設定時間だけ
現時点でのタップＴｐを１段下げる機能を有している。 この機能は補充電スイッチ１８が押された時点で開始す
るようになっている。

【００１５】電源回路１６は各回路に電源を供給するも
のである。上記トランス１１と検出回路１３は検出手段
を構成する。また、上記比較回路１４、制御回路１５お
よび開閉器１９，２０，２１は制御手段を構成する。

【００１６】このような構成の充電装置において、充電
開始スイッチ１７が押されると、リレーコイル８に電源
が供給され、各リレー接点８Ａが閉状態になる。そして
、二相の端子Ｔ間の電圧とその周波数が検出される。 そして検出された電圧値およびその周波数と基準値との
比較が行なわれ、その比較結果に基づいて現時点でのタ
ップＴｐの選択が適合していなけれけば適合するものへ
切替えられる。

【００１７】一方、上記状態で補充電スイッチ１８が押
されると、予め設定された時間（例えば１時間）だけタ
ップＴｐが１段下げられる。これにより、この間充電電
流が増加し、充電される容量が多くなる。したがって、
この補充電機能を休み時間中に使用すれば、この充電装
置が適用される機器（フォークリフト等）の動作時間を
長くすることができる。

【００１８】なお、上記実施例においては、電源電圧の
変動に応じてタップＴｐの切替を行なうようにしたが、
この他、設定した時間以内にバッテリ４の充電ができな
いような場合に自動的に１タップ下げるようにしても良
い。また、上記実施例においては、電源電圧とその周波
数に基づいてタップＴｐの切替を行なうようにしたが、
電源電圧のみに基づいてタップＴｐの切替を行なうよう
にしても良い。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
トランスの一次側に供給される電源電圧やその周波数に
応じて同トランスのタップの切替を行なうようにしたの
で、一次側の電源変動が生じても常に充電に最適な出力
を得ることができる。したがって、充電不足や過充電を
招くことが無い。また、自動的にタップが切替わるので
、タップの切替作業は不要になるという効果も得られる
。

【００２０】

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例による充電装置の構成を示
す回路図である。

【図２】従来の充電装置の構成を示す回路図である。

【符号の説明】

１，１１　　　　　　　　　　　　　　トランス３　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　整流器４　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　バッテリ８，９，
１０　　　　　　　　　　リレーコイル８Ａ，９Ａ，１
０Ａ　　　　リレー接点１２　　　　　　　　　　　　
　　　　　　切替部１３　　　　　　　　　　　　　　
　　　　検出回路１４　　　　　　　　　　　　　　　
　　　比較回路１５　　　　　　　　　　　　　　　　
　　制御回路１６　　　　　　　　　　　　　　　　　
　電源回路１７　　　　　　　　　　　　　　　　　　
充電開始スイッチ１８　　　　　　　　　　　　　　　
　　　補充電スイッチ１９，２０，２１　　　　　　開
閉器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　一次側に複数のタップを有するトラン
   スと、前記トランスの各タップと一方の電源入力端との
   間に介挿され外部から開閉制御が可能な複数の開閉手段
   と、前記一方の電源入力端と他方の入力端との間の電圧
   および／または該電圧の周波数を検出する検出手段と、
   前記検出手段の検出結果に応じて前記各開閉手段を開閉
   制御する制御手段とを具備することを特徴とする充電装
   置。