JPH0435878A - 電動ドライバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、ねじやボルト等を締め付ける電動ドライバー
、特に工場等の組立作業工程での使用に好適なものに関
する。

〔従来の技術］ 工場等の組立工程においては、ある一つの工程では、同
一の作業が繰り返し行われることが多い。

そのため、このような組立工程で使用される電動ドライ
バーは、モータお回転軸との間に、ばね等で荷重設定さ
れた過負荷クラッチを設けたものが多い。この電動ドラ
イバーでは、ねしゃボルト等が締め上がって、設定され
たトルクに達すると、クラッチが働いて、それ以上のト
ルクがかからないようになっている。

（発明が解決しようとする課題〕 かかる電動ドライバーは、設定トルクを、ばね荷重を変
更することによって調整するものであるため、荷重のば
らつきによって設定トルクもばらつくものである。従っ
て、同一の工程を複数の作業者が行う場合に、各作業者
が使用する電動ドライバーによって設定トルクがまちま
ちであると、締め付けが過剰であったり、不足するもの
がでてくるおそれがある。

そこで、発生するトルクを検出する手段を備え、トルク
が所定のトルクに達した時に、モータを停止させるよう
にしたものも提案されているが、トルクを検出するため
の構造が非常に複雑であるため、高価なものになるとい
う問題がある。

本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その日的
とするところは、一定のトルクでの締め付けを、比較的
簡単な構造で実現できる電動ドライバーを提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

かかる課題を解決するために、本発明の電動ドライバー
は、回転軸の回転した回数を検出する回転回数検出手段
と、該回転回数が、予め計測された回転回数と締め付け
トルクとの相関関係により設定された所定の回転回数に
達した時に、モータを停止させる判定手段とを設けてい
る。

〔作　用〕

本発明の電動ドライバーにあっては、設定された所定の
回転回数に達すると、回転軸が停止され、この時の回転
回数と相対関係にある締め付けトルクが得られる。

〔実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第２図に基づいて
説明する。

第２図は、電動ドライバーの全体構造を示しており、略
丁字形のハウジング１で外郭が形成されている。モータ
２．減速機３．及び回転軸４が、ハウジング１内に一直
線上に配置されている。該回転軸４は、図示しないドラ
イバービットやベグザゴンソケットを装着する挿通孔４
ａ及びチャック５が、ハウジング１から突出された先端
に形成されている。６は、ハウジング１のハンドル部の
下面に着脱自在に装着される電池パックである。該電池
バック６は充電可能な電池１６を内蔵しており、モータ
２に電源スィッチ７を介して接続される。

８は、後述する回路ブロックが装填された回路基板であ
る。

前記回転軸４は、側面に回転回数検出用の永久磁石９が
埋め込まれている。１０は、該永久磁石９に対面してハ
ウジング１に固定されたホールＩＣである。前記永久磁
石９及びホール１ｃｉｏは、回転軸４の回転した回数を
検出する回転回数検出手段１１を形成している。該ホー
ルＩＣｌ０は、永久磁石９が、回転軸４の回転により、
ホールＩＣｌ０に対して周期的に接近して、ホールＩＣ
ｌ０に対する磁力が周期的に変化することを検出して、
回転軸４の回転を検出し、パルスを出力する。ホールＩ
Ｃからのパルスは、回転軸４が１回転する度に、１つ出
力される。１２は、後述する回転回数設定スインチであ
り、操作可能なつまみをハウジングＩの外面に突出させ
ている。

第１図は、回路ブロツクの構成を示しており、Ｑｌ、　
Ｑ２は、ＦＥＴからなるスイッチング素子であり、一方
がモータ２に並列に接続され、他方はモータ２に直列に
接続されている。１３は、プログラマブルダウンカウン
タであり、前記ホールｒｃ１０からのパルスが入力され
るとともに、駆動信号をスイッチング素子Ｑｌ、　Ｑ２
に出力する。プログラマブルダウンカウンタ１３は、回
数設定スイッチ１２を切り換えることによって、予め設
定されている異なる複数のカウント数のうちの１つがプ
リセントされる。そして、ホールＩＣｌ０からパルスが
出力される度に、このプリセントしておいたカウント数
を減していき、カウント数が零になった時に、駆動信号
を出力するものである。前記回数設定スイッチＩ２で切
り換えられる複数のカウント数は、回転軸４の回転回数
が設定されている。該カウント数として設定された回転
回数は、予め計測された回転軸４００回転数と、ねしの
締め付けトルクとの相対関係に基づいて設定されている
。即ち、回転軸４を回転させて、ねし等を締め付けた時
の回転軸４の回転回数と、その回転回数での締め付けト
ルクとの関係を計測し、この計測の結果に基づいて、ね
じを締め上げるのに必要な回転回数を、複数の異なるね
しについて複数設定しである。

プログラマブルダウンカウンタ１３から出力された駆動
信号は、両スイッチング素子ＱＬ　Ｑ２のうち、一方の
スイッチング素子１１１１へは直接入力され、他方のス
イッチング素子Ｑ２へはインバータ１４を介して信号を
反転させて入力される。これによって、両スイッチング
素子（ＩＬΩ２は、それぞれ動作が逆になるようにされ
ている。

前記プログラマブルダウンカウンタ１３及び両スイッチ
ング素子Ｑｌ、　Ｑ２は、回転軸４００回転数が、設定
された所定の回転回数に達した時に、モータ２を停止さ
せる制御手段１５を形成している。即ち、プログラマブ
ルダウンカウンタ１３及び両スイッチング素子Ｑｌ、　
Ｑ２は、以下のように作用する。プログラマブルダウン
カウンタ１３は、回転軸、４の回転に伴って、ホールＩ
Ｃｌ０からパルスが出力される度に、プリセットされで
あるカウント数を減していき、カウント数が零になった
時に、駆動信号を両スイッチング素子Ｑｌ、　Ｑ２へ出
力する。これによって、モータ２に並列に接続されたス
イッチング素子Ｑ２がオンして、モータ２の両端を短絡
し、モータ２にブレーキをかけて停止させる。

以上のように構成された電動ドライバーの動作１、以下
に説明する。

電源スィッチ７を閉じると、プログラマブルダウンカウ
ンタ１３の出力がＬＯＷとなって、Ｑｌがオンし、Ｑ２
がオフする。これと同時に、電池パック６に内蔵された
電池１６から、モータ２に電流が供給され、回転軸４が
駆動されてねじの締め付けが行われる。回転軸４が回転
すると、ホールＩＣｌ０は、回転軸４に埋め込まれた永
久磁石９と対面する度に、パルスをプログラマブルダウ
ンカウンタ１３へ出力する。プログラマブルダウンカウ
ンタ１３は、予め回数設定スイッチＩ２によって設定さ
れたカウント数がプリセットされており、ホールＩＣ１
０からパルスが出力される度に、このカウント数を減じ
ていく。そして、カウント数が零になった時、プログラ
マブルダウンカウンタ１３の出力がＨＩＧ）Ｉとなって
、吋がオフし、Ｑ２がオンするため、モータ２は両端が
短絡されてブレーキがかかって、急激に停止する。

異なるねじを締め付ける時は、回転回数と締め付けトル
クとの相対関係から、回転回数を設定し、これに従って
回数設定スイッチ１２を切り換えればよい。

〔発明の効果〕

本発明の電動ドライバーは、上記のように構成したから
、回転軸の回転回数が、予め計測された回転回数と締め
付けトルクとの相関関係により設定された所定の回転回
数に達した時に、モータを停止させる制御手段を設けた
ことにより、設定された所定の回転回数に達すると、回
転軸が停止され、この時の回転回数と相対関係にある締
め付けトルクが得られるため、常に一定のトルクで締め
付けが行えるという効果を奏する。しかも、回転軸の回
転回数を検出する構造であるため、比較的簡単な構造で
上記の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のブロック回路図、第２図
は、その側面断面図である。 ２−モータ、 ４−回転軸、 ９−永久磁石、ｉｏ−ホールＩＣ１ １１一回転回数検出手段、 １３−制御回路。 第２囮

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータと、該モータにより回転駆動される回転軸
   とからなり、該回転軸によりねじ等を締め付ける電動ド
   ライバーにおいて、 前記回転軸の回転した回数を検出する回転回数検出手段
   と、該回転回数が、予め計測された回転回数と締め付け
   トルクとの相関関係により設定された所定の回転回数に
   達した時に、モータを停止させる制御手段とを設けてな
   る電動ドライバー。