JPH0435834Y2 - - Google Patents

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JPH0435834Y2
JPH0435834Y2 JP4318986U JP4318986U JPH0435834Y2 JP H0435834 Y2 JPH0435834 Y2 JP H0435834Y2 JP 4318986 U JP4318986 U JP 4318986U JP 4318986 U JP4318986 U JP 4318986U JP H0435834 Y2 JPH0435834 Y2 JP H0435834Y2
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JP
Japan
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time signal
wheel
gear
hour
time
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JP4318986U
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JPS62155382U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、正時に報時音を発する報時時計に関
する。
(従来技術) 報時時計は、周知のように正時に報時音を発す
るもので、その報時機構としては、例えば実開昭
57−17044号公報に記載されたものに見るように、
外周に段差部を有するカム体が分針パイプに嵌装
され、該カム体の外周にはスイツチ作動レバーな
る1時間レバーが摺接し、カム体の回転による前
記1時間レバーの回動により、リードスイツチな
どからなる接点スイツチを作動させる形式を採る
ものが一般的であるが、いわゆる時打ちと呼ばれ
るもので、接点板に接点ばねが摺接して信号を送
出し、正時に当該時刻の数を示すような報時音を
発するものも知られている。
尚、この種の報時時計は、時計輪列に連係する
報時車の回転に伴い、通常は正時に報時接点が入
力されて報時音を発するものであるが、この場合
の報時車は、その回転により報時接点のON
OFFがなされるもの一般を意味するもので、上
述の例になぞられていえば、カム体自体或いは当
該カム体に同軸に装着されるカナが報時車であ
り、又一方で、接点板を同軸に設けた回転体も報
時車と指称されるものである。
(考案が解決しようとする問題点) このような報時時計において、報時の高精度化
を図るべく実開昭59−991号公報に記載された考
案が提案されている。しかしこの考案は、別途に
スイツチ作動レバーのカム面を設けたり、さらに
はスイツチ作動レバーの動作を規制する部材を設
けたりしてかなりの部品点数を要するもので、そ
の結果構造も複雑なものになつていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、簡
単な構造ながら、実用上十分な高精度を保持でき
る報時時計を提案せんとするものである。
すなわち、従来の報時時計は、報時車は定速回
転するものであるとテーゼに基いて報時の高精度
が求められているのに対し、本考案はこれとは異
なり、報時接点入力時における報時車の速度を増
速して、報時接点入力時の精度を高めうる構成を
案出したものである。
つまり本考案は、報時車に至る輪列に、駆動歯
車と被動歯車から構成される不等速比歯車を装着
するものであつて、前記不等速比歯車のうち、被
動歯車を報時車の側に配設し、報時接点入力時に
おける報時車の速度を増速しうるようにした報時
時計を提供するものである。
尚、ここで不等速比歯車とは、上述のように、
少なくとも駆動歯車と被動歯車から構成され、こ
れらの中心距離が一定で、角速度比が回転中に変
化する歯車を意味している。
(実施例) 以下に本考案を実施例に基いて説明する。
第1図は本考案を実施した報時時計の要部縦断
面図、第2図は同上の要部横断面図である。同図
において、本考案の時計は、水晶などの時間基準
源から駆動信号を得てモータを駆動し、その回転
を時計輪列により適位に減速して時刻表示を行う
周知のアナログ式電子時計を基体とするもので、
これを略述すると、図示を省略したモータから輪
列を介して秒針車1、三番車3、及び分針歯車5
に伝達され、分針パイプ7の先端に固定される分
針により分表示が行われる。さらに分針パイプ7
の回転は日ノ裏車9を介して時針歯車11に伝達
され、時針パイプ13の先端に固定される時針に
より時表示が行われる。
さらに本考案は、報時車に至る輪列に、駆動歯
車と被動歯車から構成される不等速比歯車を装着
した。実施例では、三番車3に中間車15を噛合
い、該中間車15のカナ21と、該カナ21に噛
合する1時間車23とを楕円歯車で構成し、この
1時間車23にカム体25を同軸に設けている。
この例では、中間車15のカナ21が駆動歯車
で、1時間車23が被動歯車となるものであり、
これら一対のカナ21及び1時間車23で不等速
比歯車を構成している。さらに、前記不等速比歯
車のうち、被動歯車を報時車の側に配設してい
る。この例では、上述のように1時間車23が被
動歯車を構成するとともに、これとカム体25と
で報時車を形成している。
そして、前記カム体25の外周には段差部27
を形成する一方、該カム体25の外周には1時間
レバー29が摺接し、カム体25の回転による前
記1時間レバー29の回動により、リードスイツ
チからなる電源スイツチ31が作動して報時接点
が入るように構成されている。尚、第2図に示す
実施例では、今まさに1時間レバー29の先端が
カム体25の段差部27に落込もうとしている状
態であり、このときの被動歯車たる1時間車23
は、その角速度が最大となるように設けられてい
る。不等速比歯車は、角速度比が回転中に変化す
るので、不等速比歯車の角速度比が大きいとき
に、端的にいえば角速度比が最大のときに、1時
間レバー29の先端がカム体25の段差部27に
落込むように組込むとよい。このように構成した
場合は、報時接点入力時における報時車の速度を
増速しうるので、報時接点入力時の精度を高める
ことができる。
第3図に示す実施例は、不等速比歯車に平歯車
を用いるとともに、これに偏心軸を取付けて回転
させるもので、カナ21及び1時間車23をとも
に偏心歯車で形成している。この場合も前例同様
に、報時接点入力時における報時車の速度を増速
しうるので、報時接点入力時の精度を高めること
ができるものである。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、報時機構を備え
た報時時計において、報時車に至る輪列に、駆動
歯車と被動歯車から構成される不等速比歯車を装
着するものであつて、前記不等速比歯車のうち、
被動歯車を報時車の側に配設し、報時接点入力時
における報時車の速度を増速しうるようにしたも
のであり、不等速比歯車を介装するだけの簡単な
構造により、報時接点入力時の精度を高めること
ができ、しかも製造コストも低廉化することがで
きる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した報時時計の要部縦断
面図、第2図は同上の要部横断面図、第3図は他
の実施例に係る報時時計の要部横断面図である。 15……中間車、21……カナ、23……1時
間車、25……カム体、27……段差部、29…
…1時間レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 報時機構を備えた報時時計において、報時車に
    至る輪列に、駆動歯車と被動歯車から構成される
    不等速比歯車を装着するものであつて、前記不等
    速比歯車のうち、被動歯車を報時車の側に配設
    し、報時接点入力時における報時車の速度を増速
    しうるようにしたことを特徴とする報時時計。
JP4318986U 1986-03-25 1986-03-25 Expired JPH0435834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4318986U JPH0435834Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4318986U JPH0435834Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62155382U JPS62155382U (ja) 1987-10-02
JPH0435834Y2 true JPH0435834Y2 (ja) 1992-08-25

Family

ID=30859813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4318986U Expired JPH0435834Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JP (1) JPH0435834Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS62155382U (ja) 1987-10-02

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