JPH04358130A - 光機能性ガラス - Google Patents

光機能性ガラス

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Publication number
JPH04358130A
JPH04358130A JP3134146A JP13414691A JPH04358130A JP H04358130 A JPH04358130 A JP H04358130A JP 3134146 A JP3134146 A JP 3134146A JP 13414691 A JP13414691 A JP 13414691A JP H04358130 A JPH04358130 A JP H04358130A
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JP
Japan
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excitation light
wavelength
light source
optical fiber
fiber
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Pending
Application number
JP3134146A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Watanabe
稔 渡辺
Hiroo Kanamori
弘雄 金森
Masashi Onishi
正志 大西
Takashi Kogo
隆司 向後
Koji Nakazato
浩二 中里
Yoshiaki Miyajima
宮島 義昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1.3μm帯での光増幅
等に使用される光機能性ガラス、光ファイバ、導波路素
子、ファイバ増幅器、導波路素子増幅器、ファイバレー
ザ及び導波路素子レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】希土類元素を添加した光機能性ガラスは
、一般に1.310±0.025μmの範囲で行われる
波長1.3μm帯での光通信に使用するファイバ増幅器
、ファイバセンサ、ファイバレーザ等の光機能性装置へ
の応用が考えられている。
【0003】例えば、燐酸塩系の多成分ガラスにネオジ
ムイオン(Nd3+)を添加した多成分ガラスを準備し
、このガラスから形成した光ファイバのレーザ発振特性
について評価した旨の報告(ELECRONICS L
ETTERS, 1990, Vol. 26, No
.2, pp121−122)等がなされている。さら
に最近、波長1.3μm付近で光増幅を実現する活性物
質としてプラセオジムイオン(Pr3+)を添加した光
ファイバについても報告されている。これらを評価した
旨の報告としては、OFC’91 Post Dead
line Papers(PD2−1)に於いてなされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の報告に
示されるNd3+添加の多成分ガラスでは、Nd3+の
波長1.32μmでの蛍光ピークが比較的微弱であるこ
とと、ESA遷移による比較的大きな吸収ピークが存在
することとに起因して、波長1.3μm帯で利得が得ら
れていなかった。
【0005】また、Pr3+を添加した光ファイバでは
、増幅効率が極めて悪いといった問題や、必要とされる
波長1.017μm付近の励起光源として半導体レーザ
等の簡易な励起光源を入手できないといった問題があっ
た。
【0006】そこで、上述の事情に鑑み、本発明は、半
導体レーザ等の簡易な励起光源を用いて発生可能な波長
0.7〜1.0μmの励起光により、波長1.3μm帯
での光増幅を可能にする、或いはその増幅効率を高める
光機能性ガラスを提供することを目的としている。
【0007】また、本発明は、上記光機能性ガラスを用
いた光ファイバ及び導波路素子を提供することを目的と
する。
【0008】また、本発明は、上記光ファイバを用いた
ファイバ増幅器及びファイバレーザを提供することを目
的とする。
【0009】また、本発明は、上記導波路素子を用いた
導波路素子増幅器及び導波路素子レーザを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
課題の解決のため、鋭意研究を重ねた結果、Pr3+を
活性物質として含む光機能性ガラスであって、波長1.
3μm帯での光増幅を可能にする、或いはその増幅効率
を高めるガラスを見出した。
【0011】本発明に係る光機能性ガラスは、ネオジム
イオン(Nd3+)、ツリウムイオン(Tm3+)、ホ
ロミウムイオン(Ho3+)及びプロメチウムイオン(
Pm3+)の内少なくとも一種類のイオンを第2の希土
類イオンとして、Pr3+と共にホストガラス(マトリ
ックスガラス)に添加することとしている。ホストガラ
スとしては、弗燐酸塩ガラス、燐酸塩ガラス、ケイ酸塩
ガラス、カルコゲナイドガラス、弗化物ガラス、石英ガ
ラス等の使用が可能である。
【0012】上記の光機能性ガラスによれば、Nd3+
、Tm3+、Ho3+若しくはPm3+又はこれらの組
み合わせをホストガラスに共添加することにより、波長
1.0μm以下の励起光を用いてPr3+を励起できる
ことと、この結果波長1.3μm帯での光増幅に適した
ガラスを得ることができることとが後述のように判明し
た。
【0013】上記の現象に関し、本発明者は次のような
仮説を立てて検討した。
【0014】図1はこの仮説を説明するためのエネルギ
ー準位図である。活性物質として例えばPr3+及びN
d3+を共添加した光機能性ガラスに導入された波長約
0.80μmの励起光は、Nd3+を励起して準位 4
I9/2 から準位 4F5/2 への電子遷移を発生
させる。その後、格子緩和により 4F3/2 に遷移
し、ある寿命をもって 4I11/2に遷移する。この
 4F3/2 と 4I11/2の準位間のエネルギー
差がPr3+の2準位 3H4 、 1G4 間のエネ
ルギー差に略対応しているので、Nd3+の励起エネル
ギーはその近くに存在するPr3+へ伝達されることと
なる。 つまり、励起電子はエネルギー伝達によってみかけ上準
位 4F3/2 から準位 1G4 に遷移する。この
結果、Pr3+の遷移 1G4 → 3H5 に対応す
る波長1.3μm帯の輻射が可能になる。
【0015】また、Pr3+及びTm3+を共添加した
光機能性ガラスに導入された波長約0.79μmの励起
光は、Tm3+を励起して準位 3H6 から準位 3
H4への電子遷移を発生させる。この結果、エネルギー
伝達によってTm3+の準位 3H4 からPr3+の
準位 1G4 への電子の遷移が生じ、Pr3+の遷移
 1G4 → 3H5 に対応する波長1.3μm帯の
輻射が可能になる。
【0016】さらに、Pr3+及びHo3+を共添加し
た光機能性ガラスに導入された波長約0.889μmの
励起光は、Ho3+を励起して準位 5I8 から準位
 5I5 への電子遷移を発生させる。この結果、エネ
ルギー伝達によってHo3+の準位 5I5 からPr
3+の準位 1G4 への電子の遷移が生じ、Pr3+
の遷移 1G4 → 3H5 に対応する波長1.3μ
m帯の輻射が可能になる。
【0017】さらに、Pr3+及びPm3+を共添加し
た光機能性ガラスに導入された波長0.7〜0.8μm
の励起光は、Pm3+を励起して準位 5I4 から種
々の準位 3K、5Sへの電子遷移を発生させる。この
結果、エネルギー伝達によってPm3+の種々の準位 
3K、 5SからPr3+の準位 1G4 への電子の
遷移が生じ、Pr3+の遷移 1G4 → 3H5 に
対応する波長1.3μm帯の輻射が可能になる。
【0018】上記の仮説が適切なものであるかどうかは
不明である。いずれにせよ、本発明者の実験・検討によ
れば、ガラス中にNd3+、Tm3+、Ho3+若しく
はPm3+又はこれらの組み合わせた第2の希土類イオ
ンを活性物質として共添加することにより、波長0.7
〜1.0μmの励起光源を用いてPr3+の1.3μm
帯での発光・光増幅を可能にする有望なガラスが得られ
た。
【0019】上記の光機能性ガラスは光伝送路用の素材
として用いられ、例えばこのガラスから形成した平面導
波路を備える導波路素子に形成してもよいが、上記の光
機能性ガラスからなるコアを備えた光ファイバを作製す
ることが、長尺の光伝送路を得る上では望ましく、また
波長1.3μm帯の光機能性装置を得る上でも望ましい
。即ち、上記ような光機能性ガラスは、これをコアとし
た光ファイバを作製することにより、ファイバレーザ、
ファイバ増幅器、ファイバ検出器等の光機能性装置への
応用が可能になる。
【0020】上記光ファイバの具体的製法としては、2
重るつぼ法、ビルトインキャスティング法、ロッドイン
チューブ法等の公知の製法を利用することができる。さ
らに、石英系ガラスをPr3+等の活性物質のホストガ
ラスとする場合、VAD法、MCVD法、OVD法等の
製法を利用することができる。
【0021】上記光ファイバの具体的構造としては、シ
ングルモードファイバとすることが望ましく、またコア
直径を5μm以下、比屈折率差を1%以上とすることが
望ましい。ただし、マルチモードファイバであっても用
途によっては使用できる。さらに、既存のファイバとの
接続を考えれば、コア直径を8μm程度、比屈折率差を
0.3%程度とすることも可能である。
【0022】本発明のファイバ増幅器は、波長1.3μ
m帯の信号光を伝搬する上記光ファイバと、Nd3+等
の第2の希土類イオンを励起するため波長1.0μm以
下の励起光を発生するレーザ等の励起光源と、励起光を
励起光源から光ファイバ内に入射させるカプラ等の光学
手段とを備える。
【0023】上記のファイバ増幅器によれば、光学手段
によりファイバ内に導入された波長1.0μm以下の励
起光によって第2の希土類イオンが励起され、さらにエ
ネルギー伝達によってPr3+も励起される。この励起
されたPr3+の一部又は多くは、これと同時に光ファ
イバ内に導入された波長1.3μm帯の信号光等に誘導
されて、放射光を発生し、波長1.3μm帯での光増幅
が可能になる。
【0024】本発明のファイバレーザは、上記光ファイ
バと、励起光源と、光学手段とを備える。ここに、励起
光源は波長1.0μm以下の励起光を発生し、光学手段
は励起光を励起光源から光ファイバ内に入射させる。さ
らに、本発明のファイバレーザには、光ファイバ内から
の波長1.3μm帯又はその近傍の光を光ファイバにフ
ィードバックする共振器構造が形成されている。
【0025】上記のファイバレーザよれば、光学手段に
よりファイバ内に導入された波長1.0μm以下の励起
光によって第2の希土類イオンが励起され、さらにエネ
ルギー伝達によってPr3+も励起される。この励起さ
れたPr3+の一部又は多くは、これと同時に光ファイ
バ内に導入された波長1.3μm帯の信号光等に誘導さ
れて、放射光を発生し、波長1.3μm帯でのレーザ発
光が可能になる。
【0026】上記光ファイバを導波路素子に置き換えれ
ば、極めて小型の導波路素子増幅器、導波路素子レーザ
等を構成することもできる。
【0027】また、上記光ファイバ又は導波路素子と適
当な励起光源とを組み合わせれば、光スイッチ等、各種
の光能動装置の実現が可能になる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0029】まず、ZrF4 −BaF2 −LaF3
 −AlF3 −NaF等の弗化物ガラスの原料を準備
し、これらと共にPr3+とNd3+等の第2の希土類
イオンとを適当な比率で混合・溶解し、光機能性ガラス
を作製した。 また、比較のためPr3+のみを添加した弗化物ガラス
も準備した。
【0030】この光機能性ガラスの光増幅特性を評価す
るため、下記のようにしてファイバを作製した。まず、
上記の光機能性ガラスを棒状に成形し、コア用のガラス
ロッドとする。また、コア用のガラスロッドよりも屈折
率が低くなる組成でNd3+等の第2の希土類イオンの
みならず、Pr3+も含まないクラッド用のガラスパイ
プを準備する。その後、これらガラスロッドとガラスパ
イプとをプリフォームに形成し、光ファイバに線引きし
た。 この結果、コア直径5μmで外径125μmのシングル
モードファイバが得られた。このシングルモードファイ
バは、測定のため適当な長さの光ファイバ試料に切り出
された。
【0031】図2はこうして得られた光ファイバ30を
拡大して示した図である。光ファイバ30は、Pr3+
とともにNd3+、Tm3+、Ho3+等を添加したコ
ア30aと、コアよりも相対的に屈折率が低くPr3+
、Nd3+、Tm3+、Ho3+等の活性物質を添加し
ていないクラッド30bとを備える。
【0032】図3は、光ファイバ30を用いた1.3μ
m帯のファイバ増幅器の一構成例を示す。図に示すよう
に、ファイバ増幅器は波長1.3μm帯の信号光を増幅
する希土類元素を含んだファイバ30と、波長0.7〜
1.0μmの励起光を発生するレーザ光源32と、この
励起光を励起光源32から光ファイバ30内に入射させ
るカプラ33とを備える。ファイバ38、39の融着延
伸により形成したカプラ33の一方の入力用ファイバ3
8aには、波長1.3μm帯の信号光源31が接続され
る。他方の入力用ファイバ39aには、上述のレーザ光
源32が接続される。また、カプラ33の一方の出力用
ファイバ39bは、戻り光を防止するためにマッチング
オイル37漬浸される。カプラ33の他方の出力用ファ
イバ39aは、コネクタ等を介して光ファイバ30に結
合され、信号光及び励起光を光ファイバ30内に導く。 光ファイバ30からの出力光は、励起光をカットするフ
ィルタ36を介して光スペクトラムアナライザ35に導
かれる。光スペクトラムアナライザ35は、増幅された
信号光の強度、波長等を測定する。
【0033】図3のファイバ増幅器の動作について簡単
に説明する。信号光源31からの波長1.3μm帯の信
号光は、カプラ33をへて光ファイバ30内に入射する
。同時に、励起光源32からの波長0.7〜1.0μm
の励起光もカプラ33をへて光ファイバ30内に入射す
る。この励起光は、Nd3+、Tm3+、Ho3+等の
活性物質を励起し、これからエネルギー伝達を受けたP
r3+をも励起する。励起されたPr3+は信号光に誘
導されて、遷移 1G4 → 3H5 に対応する波長
1.3μm帯の放射光を発生する。励起光が所定の強度
を超えると、信号光は増幅されることとなる。
【0034】図3のファイバ増幅器で得られた測定結果
について説明する。
【0035】(例1)光ファイバ30として、そのコア
30aにPr3+を500ppm、Nd3+を500p
pm添加したシングルモードファイバを準備した。その
比屈折率差は1.0%とし、その長さは10mとした。 信号光源31としては、波長1.30μmのLDを用い
た。 また、レーザ光源32としては、波長0.8μm、パワ
ー100mWのLDを用いた。波長1.30μmの信号
光に対する利得は15dBであった。
【0036】(例2)光ファイバ30として、そのコア
30aにPr3+を1000ppm、Tm3+を500
0ppm添加したシングルモードファイバを準備した。 その比屈折率差は1.0%とし、その長さは10mとし
た。 信号光源31としては(例1)と同様のものを使用した
。また、レーザ光源32としては、波長0.79μm、
パワー100mWのLDを用いた。波長1.30μmの
信号光に対する利得は10dBであった。
【0037】(例3)光ファイバ30として、そのコア
30aにPr3+とTm3+とを各1重量%添加したシ
ングルモードファイバを準備した。その比屈折率差は1
.0%とし、その長さは1mとした。信号光源31とし
ては(例1)と同様のものを使用した。レーザ光源32
としては、波長0.89μm、パワー100mWのLD
を用いた。波長1.30μmの信号光に対する利得は7
dBであった。
【0038】(比較例)光ファイバ30として、そのコ
ア30aにPr3+のみを500ppm添加したシング
ルモードファイバを比較例として準備した。その比屈折
率差は1.0%とし、その長さは10mとした。信号光
源31としては(例1)と同様のものを使用した。レー
ザ光源32としては、波長1.017μm、パワー70
0mWのTi−サファイアレーザを用いた。波長1.3
0μmの信号光に対する利得は10dBであった。
【0039】以上の比較例から明らかなように、Pr3
+のみを添加したシングルモードファイバでは大型、大
出力の光源を必要とし、Pr3+と第2の希土類イオン
とを共添加したシングルモードファイバではこのような
大型、大出力の光源を必要としないことが分かる。
【0040】図4は、導波路素子増幅器の実施例を示し
た図である。基板120上に2またに分岐する平面導波
路130a、130b、130cを形成する。平面導波
路130aにはPr3+とともにNd3+、Tm3+、
Ho3+等の活性物質が添加されている。平面導波路1
30aの他端には、グレーティングからなるフィルタ1
36を形成してある。平面導波路130bには、波長1
.3μm帯の信号光を入射させる。また、平面導波路1
30cには、波長0.7〜1.0μmの励起光を入射さ
せる。レーザ光源としては、図3のものと同様のものを
用いる。
【0041】図4のファイバ増幅器100の動作につい
て簡単に説明する。波長1.3μm帯の信号光は平面導
波路130bをへて平面導波路130a内に入射し、L
D等の励起光源からの波長0.7〜1.0μmの励起光
も平面導波路130cをへて平面導波路130a内に入
射する。励起光は、Nd3+、Tm3+、Ho3+等の
活性物質を励起し、さらにPr3+を励起する。励起さ
れたPr3+は信号光に誘導されて、遷移 1G4 →
 3H5 に対応する波長1.3μm帯の放射光を発生
する。励起光が所定の強度を超えると、信号光は増幅さ
れることとなる。
【0042】第5図は、ファイバレーザの実施例を示し
た図である。このファイバレーザは、光ファイバ30と
、レーザ光源32と、光学手段38とを備える。レーザ
光源32として、波長0.7〜1.0μmの励起光を発
生するLDを使用する。光学手段38として、励起光を
レーザ光源32から光ファイバ30内に入射させるレン
ズ等を使用する。また、光ファイバの出力端を適当な鏡
面に仕上げ、この出力端とレーザダイオードの端面とで
共振器構造を形成する。この場合、励起光が入射する光
ファイバの入出力端を適当な鏡面に仕上げ、この入出力
端から共振器構造を形成してもよい。更に、共振器構造
を誘電体ミラー等を使用する通常のタイプのものとして
もよい。更に、リング状の共振器としたリングレーサを
形成することも可能である。
【0043】上記のファイバレーザにおいて、レーザ光
源32からの波長0.7〜1.0μmの励起光は、光学
手段38によって光ファイバ30内に導入される。励起
光は、光ファイバ30内のNd3+、Tm3+、Ho3
+等の第2の希土類イオンを励起し、さらにPr3+を
励起する。励起されたPr3+は1.3μmの自然放出
光に誘導されて、遷移 1G4 → 3H5 に対応す
る波長1.3μm帯の放射光を発生する。励起光の出力
が所定値を超えると波長1.3μm帯でレーザ発振が生
じる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光機
能性ガラスによれば、Nd、Tm、Ho及びPmの内少
なくとも一種類の元素の存在により、Prを波長0.7
〜1.0μm帯の励起光で励起することができる。励起
されたPrの存在により、1.3μm帯での発光・光増
幅が可能になり、或いはその増幅効率を高めることがで
きる。更に、これを導波路、光ファイバ等に形成するこ
とにより、光増幅装置、レーザ等の光機能性装置に応用
できる。特に、ファイバに形成した場合、低閾値で高利
得のファイバ増幅器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Pr等の希土類元素のエネルギー準位図を示し
た図である。
【図2】光ファイバの実施例を示した図である。
【図3】ファイバ増幅器の実施例を示した図である。
【図4】導波路素子増幅器の実施例を示した図である。
【図5】ファイバレーザの実施例を示した図である。
【符号の説明】
30…光ファイバ 30a…光ファイバのコア 32…励起光源 33…光学手段であるカプラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ホストガラスに、Prと、第2の希土
    類元素としてNd、Tm、Ho及びPmの内少なくとも
    一種類の元素とを含むことを特徴とする光機能性ガラス
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の光機能性ガラスから
    なるコアを備えた光ファイバ。
  3. 【請求項3】  波長1.3μm帯の信号光を伝搬する
    請求項2記載の光ファイバと、前記第2の希土類元素を
    励起するため波長1.0μm以下の励起光を発生する励
    起光源と、該励起光を前記励起光源から前記光ファイバ
    内に入射させる光学手段と、を備えるファイバ増幅器。
  4. 【請求項4】  請求項2記載の光ファイバと、前記第
    2の希土類元素を励起するため波長1.0μm以下の励
    起光を発生する励起光源と、該励起光を前記励起光源か
    ら前記光ファイバ内に入射させる光学手段とを備え、前
    記光ファイバ内からの波長1.3μm帯又はその近傍の
    光を前記光ファイバにフィードバックする共振器構造が
    形成されていることを特徴とするファイバレーザ。
  5. 【請求項5】  請求項1に記載の光機能性ガラスから
    なる平面導波路を備えた導波路素子。
  6. 【請求項6】  波長1.3μm帯の信号光を伝搬する
    請求項5記載の導波路素子と、前記第2の希土類元素を
    励起するため波長1.0μm以下の励起光を発生する励
    起光源と、該励起光を前記励起光源から前記導波路素子
    内に入射させる光学手段と、を備える導波路素子増幅器
  7. 【請求項7】  請求項5記載の導波路素子と、前記第
    2の希土類元素を励起するため波長1.0μm以下の励
    起光を発生する励起光源と、該励起光を前記励起光源か
    ら前記導波路素子内に入射させる光学手段とを備え、前
    記導波路素子内からの波長1.3μm帯又はその近傍の
    光を前記導波路素子にフィードバックする共振器構造が
    形成されていることを特徴とする導波路素子レーザ。
  8. 【請求項8】  請求項2に記載の光ファイバと前記第
    2の希土類元素を励起するため波長1.0μm以下の励
    起光を発生する励起光源と、該励起光を前記励起光源か
    ら前記光ファイバ内に入射させる光学手段と、を備える
    光能動装置。
  9. 【請求項9】  請求項5に記載の導波路素子と、前記
    第2の希土類元素を励起するため波長1.0μm以下の
    励起光を発生する励起光源と、該励起光を前記励起光源
    から前記導波路素子に入射させる光学手段と、を備える
    光能動装置。
JP3134146A 1991-06-05 1991-06-05 光機能性ガラス Pending JPH04358130A (ja)

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JP3134146A JPH04358130A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 光機能性ガラス

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JP3134146A Pending JPH04358130A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 光機能性ガラス

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JP (1) JPH04358130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994026674A1 (en) * 1993-05-19 1994-11-24 Telstra Corporation Limited Co-doped optical material emitting visible/ir light
US5379149A (en) * 1993-08-06 1995-01-03 Kutger, The State University Of New Jersey Glass compositions having low energy phonon spectra and light sources fabricated therefrom

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