JPH04358063A - マグネトロンスパッタカソード - Google Patents

マグネトロンスパッタカソード

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Publication number
JPH04358063A
JPH04358063A JP2281291A JP2281291A JPH04358063A JP H04358063 A JPH04358063 A JP H04358063A JP 2281291 A JP2281291 A JP 2281291A JP 2281291 A JP2281291 A JP 2281291A JP H04358063 A JPH04358063 A JP H04358063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
magnetic
magnetic pole
central
peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2281291A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Okutsu
奥津 誠一
Shinichiro Maeda
真一郎 前田
Toshihiko Kichise
寿彦 吉瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2281291A priority Critical patent/JPH04358063A/ja
Publication of JPH04358063A publication Critical patent/JPH04358063A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプラズマ中のイオンで
ターゲットをスパッタするマグネトロンスパッタカソー
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネトロンスパッタカソードは
図5に示されており、同図において、箱型をしたカソー
ドケース1の上部開口を覆うように取り付けられたバッ
キングプレート2の上面には非磁性体のターゲット3が
取り付けられ、また、そのバッキングプレート2の背後
には磁石装置4がカソードケース1内に存在するように
配設されている。磁石装置4の構成は、底部ヨーク5a
と、この底部ヨーク5aの中央部より立設された中央部
ヨーク5bと、底部ヨーク5aの周縁部より立設され、
中央部ヨーク5bと間隔をもちながらその廻りをリング
状に囲む周縁部ヨーク5cと、中央部ヨーク5bの外周
を巻回する中央部コイル5dと、周縁部ヨーク5cの内
周に沿って巻回された周縁部内周コイル5eと、周縁部
ヨーク5cの外周に沿って巻回された周縁部外周コイル
5fとでできている。なお、図中、6はアースシールド
、7は真空槽壁、8は絶縁材、9はカソードケース1内
に冷却水を流すための冷却水配管である。このようなマ
グネトロンスパッタカソードにおいて、中央部コイル5
d、周縁部内周コイル5eおよび周縁部外周コイル5f
に所定の電流を流すと、図5に示されるように中央部ヨ
ーク5bの先端部にS極が形成され、また、周縁部ヨー
ク5cの先端部にN極が形成される。そして、このN極
とS極との間で磁場が出来るが、その磁場の一部はター
ゲット3表面の近傍の空間において湾曲した磁力線より
なる磁気トンネル10を形成する。図6は磁気トンネル
10の形成されたマグネトロンスパッタカソードの斜視
図である。図7はこのようなマグネトロンスパッタカソ
ードのターゲット3表面上のその中心からの位置Xにお
いて、ターゲット3表面と平行な方向の磁束密度BH 
と、ターゲット3表面と垂直な方向の磁束密度BV と
を測定したグラフである。このようにターゲット3表面
の近傍の空間において湾曲した磁力線よりなる磁気トン
ネル10が形成されるため、プラズマ中の電子は図8に
示されるように磁力線に沿っとトロコイド運動を行い、
湾曲した磁力線の頂部に集まって、そこに図9に示され
る電子雲11を形成するようになる。その結果、プラズ
マ中のイオンはこの電子雲11に引きよせられ、そして
、ターゲット3をスパッタするようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のマグネトロンス
パッタカソードは、上記のようにターゲット3表面の近
傍の空間において湾曲した磁力線よりなる磁気トンネル
10が形成される。しかしながら、ターゲット3表面と
垂直な方向の磁束密度BV がほぼ0ガウスになる領域
が狭く、しかも磁力線の湾曲のしかたが急峻であるため
、湾曲した磁力線の頂部に高密度の電子雲11ができる
ようになる。その結果、図9に示されるようにターゲッ
ト3の中央部だけがスパッタされ、ターゲット3に片掘
れが起きるようになる。そのため、ターゲット3は、そ
の大半を残したまま寿命がつき、その使用効率が低下す
る等の問題を起こした。この発明の目的は、従来の上記
問題を解決して、ターゲットを均等にスパッタすること
によって、ターゲットの寿命を長くして、その使用効率
を向上することの出来るマグネトロンスパッタカソード
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、中央部磁極と、これと間隔をもちなが
ら中央部磁極の廻りをリング状に囲む周縁部磁極とを有
する磁石装置を、ターゲットを上面に取り付けたバッキ
ングプレートの背後に配設し、磁石装置の中央部磁極と
周縁部磁極とにより、ターゲットの表面近傍の空間に湾
曲した磁力線よりなる磁気トンネルを形成し、この磁気
トンネルにより高密度のプラズマを発生して、ターゲッ
トをスパッタするマグネトロンスパッタカソードにおい
て、上記磁石装置の中央部磁極と周縁部磁極との間に磁
束吸収体を設け、上記磁気トンネルの磁力線の形を整形
することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】この発明においては、磁石装置の中央部磁極と
周縁部磁極との間に磁束吸収体を設けているので、ター
ゲットの表面近傍の空間に形成される磁気トンネルの湾
曲した磁力線の形が整形される。そのため、ターゲット
表面と垂直な方向の磁束密度BV がほぼ0ガウスにな
る領域が広がるようになる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の実施例は図1に示されて
いるが、この発明の実施例は従来のマグネトロンスパッ
タカソードを改良して、中央部ヨーク5bと周縁部ヨー
ク5cとの間に鉄製の磁束吸収体12を配置し、磁気ト
ンネル10の湾曲した磁力線の形を整形している。図2
は磁力線の形を整形したマグネトロンスパッタカソード
の斜視図である。図3はターゲット3表面上のその中心
からの位置Xにおいて、ターゲット3表面と平行な方向
の磁束密度BH と、ターゲット3表面と垂直な方向の
磁束密度BV とを測定したグラフである。なお、図1
および図2のその他の符号で従来のマグネトロンスパッ
タカソードを示す図5と同符号のものは同一物につき説
明を省略する。このような実施例においては、中央部ヨ
ーク5bと周縁部ヨーク5cとの間に鉄製の磁束吸収体
12を配置した結果、磁力線が鉄製の磁束吸収体12に
吸収され、ターゲット3表面と垂直な方向の磁束密度B
V がほぼ0ガウスになる領域が図3に示されるように
広くなる。そのため、図4に示されるように電子雲11
も広がり、ターゲット3が均等にスパッタされるように
なる。 ところで、上記実施例に用いられる磁束吸収体12には
、ケイ素鋼やフェライト磁石等を用いてもよい。また、
ターゲット3の形状は丸形でも角形でもよい。更に、タ
ーゲット3の材質はAl、Cu、Cr等の非磁性体やF
e−Al、Al−Si等の非磁性合金であってもよい。 なお、磁束吸収体12を配置しないで、中央部ヨーク5
bと周縁部ヨーク5cの厚みを薄くすることによって、
第3図に相当する磁場を得ることも可能である。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、次のような効果が奏
される。■ターゲットが均等にスパッタされるため、タ
ーゲットの寿命が長くなり、その結果、ターゲットの交
換頻度が減少し、スパッタ装置の稼働率がよくなる。■
ターゲットが均等にスパッタされるため、ターゲットの
使用効率が向上し、スパッタ装置のランニングコストが
大巾に削減できる。■ターゲットが均等にスパッタされ
るため、均一な膜厚分布の得られる領域が広がる。■タ
ーゲットの使用初期から末期にわたって、スパッタ特性
(均一な膜厚の得られる範囲など)の経時変化を少なく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図
【図2】この発
明の実施例を示す斜視図
【図3】この発明の実施例にお
けるターゲット表面上の磁束密度を示すグラフ
【図4】この発明の実施例におけるターゲットが均等に
スパッタされる状態を示す説明図
【図5】従来のマグネトロンスパッタカソードを示す断
面図
【図6】従来のマグネトロンスパッタカソードを示す斜
視図
【図7】従来のマグネトロンスパッタカソードにおける
ターゲット表面上の磁束密度を示すグラフ
【図8】従来
のマグネトロンスパッタカソードにおいて電子雲の形成
される原理を示す説明図
【図9】従来のマグネトロンスパッタカソードにおいて
ターゲットを片掘りする状態を示す説明図
【符号の説明】
2・・・・・・バッキングキングプレート3・・・・・
・ターゲット 4・・・・・・磁石装置 5a・・・・・底部ヨーク 5b・・・・・中央部ヨーク 5c・・・・・周縁部ヨーク 5d・・・・・中央部コイル 5e・・・・・周縁部内周コイル 5f・・・・・周縁部外周コイル 10・・・・・磁気トンネル 12・・・・・磁束吸収体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部磁極と、これと間隔をもちながら中
    央部磁極の廻りをリング状に囲む周縁部磁極とを有する
    磁石装置を、ターゲットを上面に取り付けたバッキング
    プレートの背後に配設し、磁石装置の中央部磁極と周縁
    部磁極とにより、ターゲットの表面近傍の空間に湾曲し
    た磁力線よりなる磁気トンネルを形成し、この磁気トン
    ネルにより高密度のプラズマを発生して、ターゲットを
    スパッタするマグネトロンスパッタカソードにおいて、
    上記磁石装置の中央部磁極と周縁部磁極との間に磁束吸
    収体を設け、上記磁気トンネルの磁力線の形を整形する
    ことを特徴とするマグネトロンスパッタカソード。
JP2281291A 1991-01-23 1991-01-23 マグネトロンスパッタカソード Pending JPH04358063A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2281291A JPH04358063A (ja) 1991-01-23 1991-01-23 マグネトロンスパッタカソード

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JP2281291A JPH04358063A (ja) 1991-01-23 1991-01-23 マグネトロンスパッタカソード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04358063A true JPH04358063A (ja) 1992-12-11

Family

ID=12093107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2281291A Pending JPH04358063A (ja) 1991-01-23 1991-01-23 マグネトロンスパッタカソード

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