JPH0435678Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435678Y2 JPH0435678Y2 JP1984167377U JP16737784U JPH0435678Y2 JP H0435678 Y2 JPH0435678 Y2 JP H0435678Y2 JP 1984167377 U JP1984167377 U JP 1984167377U JP 16737784 U JP16737784 U JP 16737784U JP H0435678 Y2 JPH0435678 Y2 JP H0435678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lng
- temperature
- liquid
- guide pipe
- float
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 23
- 238000013517 stratification Methods 0.000 claims description 17
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、LNGタンクに係り、LNGがタン
ク内に残留する状態で新たに密度が異なるLNG
を受入れる場合に生じる層状化現象を監視する層
状化監視装置に関するものである。
ク内に残留する状態で新たに密度が異なるLNG
を受入れる場合に生じる層状化現象を監視する層
状化監視装置に関するものである。
[従来の技術]
通常、LNGタンクにおいては、LNGが残留す
る状態で新たに密度が異なるLNGを受け入れる
場合、第3図に示すように、タンク内のLNGが
層状化することがあり、それぞれの層内では対流
2によつて密度が均一になLNG層となつている。
この層状化したLNGは、時間が経過すると層と
層が混合するようになり、最上部のLNGがその
下の層のLNGと混合したとき、Boil off Gas
(BOG)が急激に増加するロールオーバと呼ばれ
る現象が発生する。このロールオーバは、タンク
の安全上および運用上で問題となるので、タンク
内のLNGが層状化しているか否かを判定し、適
切な処置を行うことが必要となる。この層状化さ
れた各層のLNG温度は下の層程高くなつており、
最上層の温度が最も低く、最下層が最も高い。従
つて、各層の温度に差があることを利用して鉛直
方向の温度差を検出し、タンク内のLNGの層状
化を判定することができる。
る状態で新たに密度が異なるLNGを受け入れる
場合、第3図に示すように、タンク内のLNGが
層状化することがあり、それぞれの層内では対流
2によつて密度が均一になLNG層となつている。
この層状化したLNGは、時間が経過すると層と
層が混合するようになり、最上部のLNGがその
下の層のLNGと混合したとき、Boil off Gas
(BOG)が急激に増加するロールオーバと呼ばれ
る現象が発生する。このロールオーバは、タンク
の安全上および運用上で問題となるので、タンク
内のLNGが層状化しているか否かを判定し、適
切な処置を行うことが必要となる。この層状化さ
れた各層のLNG温度は下の層程高くなつており、
最上層の温度が最も低く、最下層が最も高い。従
つて、各層の温度に差があることを利用して鉛直
方向の温度差を検出し、タンク内のLNGの層状
化を判定することができる。
第3図は、従来のタンク内のLNG温度測定装
置を示す説明図である。図において、3は鉛直方
向に一定間隔で固定して取付けられた複数個の温
度センサ、4はLNG内にある複数個の温度セン
サのうちで最も液面に近い温度センサである。
置を示す説明図である。図において、3は鉛直方
向に一定間隔で固定して取付けられた複数個の温
度センサ、4はLNG内にある複数個の温度セン
サのうちで最も液面に近い温度センサである。
従来の層状化監視装置は上記のように構成さ
れ、複数個の温度センサ3による検出値からタン
ク内LNGの鉛直方向の温度分布を検出し、その
温度差からタンク内のLNGが層状化しているか
否かを判定するのである。
れ、複数個の温度センサ3による検出値からタン
ク内LNGの鉛直方向の温度分布を検出し、その
温度差からタンク内のLNGが層状化しているか
否かを判定するのである。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで上記のような従来の層状化監視装置で
は、鉛直方向の複数個の温度センサ3が一定間隔
で固定して取付けられているので、液の表面と液
面に最も近い温度センサ4との間にあるLNGだ
けが層状化している場合には、第4図に示すよう
に、最上層とその下の層との温度差(5)が検出
されず、層状化を判定できないという問題があ
る。
は、鉛直方向の複数個の温度センサ3が一定間隔
で固定して取付けられているので、液の表面と液
面に最も近い温度センサ4との間にあるLNGだ
けが層状化している場合には、第4図に示すよう
に、最上層とその下の層との温度差(5)が検出
されず、層状化を判定できないという問題があ
る。
本考案は従来の層状化監視装置の上記問題点を
解消するためになされたもので、液の上層部にお
ける温度差を検出して、層状化の判定を可能なら
しめる層状化監視装置を提供しようとするもので
ある。
解消するためになされたもので、液の上層部にお
ける温度差を検出して、層状化の判定を可能なら
しめる層状化監視装置を提供しようとするもので
ある。
[問題点を解決するための手段]
この考案に係るLNGタンクの層状化監視装置
は、軸方向にスリツトを備え液中に鉛直方向に浸
漬固定されたガイドパイプ内に、上下動自在に収
容されたフロートに鉛直方向に一列かつ等間隔に
複数個の温度センサを装着し、温度センサを上記
ガイドパイプのスリツトから液中に露出させて構
成されている。
は、軸方向にスリツトを備え液中に鉛直方向に浸
漬固定されたガイドパイプ内に、上下動自在に収
容されたフロートに鉛直方向に一列かつ等間隔に
複数個の温度センサを装着し、温度センサを上記
ガイドパイプのスリツトから液中に露出させて構
成されている。
[作用]
この考案においては、層状化監視用の温度また
は温度差のセンサを、フロートに鉛直方向に一定
間隔で取付けたので、各センサの測定位置は液面
の変動に追従して常に液表面から所定の深さの位
置となり、液表面近くでLNGが層状化している
場合でもその温度差を検出でき、層状化されてい
るか否かを確実に判定することができる。
は温度差のセンサを、フロートに鉛直方向に一定
間隔で取付けたので、各センサの測定位置は液面
の変動に追従して常に液表面から所定の深さの位
置となり、液表面近くでLNGが層状化している
場合でもその温度差を検出でき、層状化されてい
るか否かを確実に判定することができる。
[実施例]
第1図aはこの考案の一実施例を示す説明図、
bはその要部の斜視図である。図中6は円筒形フ
ロート、7はフロート6に鉛直方向に所定間隔で
取付けられた温度センサ、8はガイドパイプ、9
はスリツトである。
bはその要部の斜視図である。図中6は円筒形フ
ロート、7はフロート6に鉛直方向に所定間隔で
取付けられた温度センサ、8はガイドパイプ、9
はスリツトである。
図に示すように、軸方向にスリツト9を備えた
ガイドパイプ8を液中に鉛直方向に浸漬固定し、
このガイドパイプ8内に上下動自在にフロート6
を収容する。フロート6には鉛直方向に一列かつ
等間隔に複数個の温度センサ7が装着されてお
り、フロート6をガイドパイプ8内に収容する
際、、温度センサ7を上記ガイドパイプのスリツ
ト9から液中に露出させるようにする。
ガイドパイプ8を液中に鉛直方向に浸漬固定し、
このガイドパイプ8内に上下動自在にフロート6
を収容する。フロート6には鉛直方向に一列かつ
等間隔に複数個の温度センサ7が装着されてお
り、フロート6をガイドパイプ8内に収容する
際、、温度センサ7を上記ガイドパイプのスリツ
ト9から液中に露出させるようにする。
上記温度センサ7のうち最上部のものは液面か
ら所定の深さとなるように取付けられている。
ら所定の深さとなるように取付けられている。
上記のように構成されたLNGタンクの層状化
監視装置においては、フロート6に所定間隔で取
付けられた温度センサ7は、液面が変動してもフ
ロート6はそれに応じて昇降するので、LNG液
表面からの位置を常に所定の深さに保持され、液
表面近くのLNGとその下の層との温度を確実に
測定できる。その結果各温度センサ7による検出
値を多点温度記録計で記録することにより、タン
ク内のLNGの層状化の有無を正確に判定するこ
とができることとなる。
監視装置においては、フロート6に所定間隔で取
付けられた温度センサ7は、液面が変動してもフ
ロート6はそれに応じて昇降するので、LNG液
表面からの位置を常に所定の深さに保持され、液
表面近くのLNGとその下の層との温度を確実に
測定できる。その結果各温度センサ7による検出
値を多点温度記録計で記録することにより、タン
ク内のLNGの層状化の有無を正確に判定するこ
とができることとなる。
この温度センサ7は、必ずしも温度の絶対値を
正確に検出できるセンサでなくてもよく、液表面
近くの液温度と、その下方の温度との差を検出で
きる温度センサであれば良い。また、LNGの密
度が変化するとフロート6に取付けた温度センサ
7と液面との間の距離が変化するが、温度センサ
7を複数個取付けてあるのでその変化に対応して
温度差を確実に測定することができる。
正確に検出できるセンサでなくてもよく、液表面
近くの液温度と、その下方の温度との差を検出で
きる温度センサであれば良い。また、LNGの密
度が変化するとフロート6に取付けた温度センサ
7と液面との間の距離が変化するが、温度センサ
7を複数個取付けてあるのでその変化に対応して
温度差を確実に測定することができる。
[考案の効果]
この考案は以上説明したとおり、層状化監視用
の複数個の温度センサを液中を浮動するフロート
に取付ける構造としたことにより、液表面近くの
液面とその下方の液温との温度差を常に正確に測
定してタンク内LNGの層状化の有無を判定する
ことができ、層状化により発生するロールオーバ
現象を未然に防止することが可能になるという効
果が得られる。
の複数個の温度センサを液中を浮動するフロート
に取付ける構造としたことにより、液表面近くの
液面とその下方の液温との温度差を常に正確に測
定してタンク内LNGの層状化の有無を判定する
ことができ、層状化により発生するロールオーバ
現象を未然に防止することが可能になるという効
果が得られる。
第1図aはこの考案の一実施例を示す説明図、
bはその要部の斜視図、第2図はタンク内での
LNGの層状化を示す説明図、第3図は従来の層
状化監視装置を示す概略図、第4図は従来装置に
おける問題点を説明する説明図である。 図において、1は層状化したLMG、2は層内
での対流、3,7は温度センサ、6はフロート、
8はガイドパイプ、9はスリツトである。
bはその要部の斜視図、第2図はタンク内での
LNGの層状化を示す説明図、第3図は従来の層
状化監視装置を示す概略図、第4図は従来装置に
おける問題点を説明する説明図である。 図において、1は層状化したLMG、2は層内
での対流、3,7は温度センサ、6はフロート、
8はガイドパイプ、9はスリツトである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向にスリツトを有し、液中に鉛直方向に浸
漬固定されたガイドパイプと、 該ガイドパイプ内に上下動自在に収容されたフ
ロートと、 該フロートの鉛直方向に一列かつ等間隔に装着
され、かつ上記ガイドパイプのスリツトから液中
に露出した複数個の温度センサと を備えたことを特徴とするLNGタンクの層状化
監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984167377U JPH0435678Y2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984167377U JPH0435678Y2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6182200U JPS6182200U (ja) | 1986-05-31 |
JPH0435678Y2 true JPH0435678Y2 (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=30725171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984167377U Expired JPH0435678Y2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0435678Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130075257A (ko) * | 2011-12-27 | 2013-07-05 | 대우조선해양 주식회사 | 부유식 액화천연가스 설비의 반전현상 방지장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58139489U (ja) * | 1982-03-13 | 1983-09-20 | 東京計装株式会社 | タンクの液温測定装置 |
-
1984
- 1984-11-06 JP JP1984167377U patent/JPH0435678Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6182200U (ja) | 1986-05-31 |
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