JPH0435661A - 生体材料注入器 - Google Patents

生体材料注入器

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Publication number
JPH0435661A
JPH0435661A JP2142558A JP14255890A JPH0435661A JP H0435661 A JPH0435661 A JP H0435661A JP 2142558 A JP2142558 A JP 2142558A JP 14255890 A JP14255890 A JP 14255890A JP H0435661 A JPH0435661 A JP H0435661A
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JP
Japan
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syringe
biomaterial
barrel
plunger
resin
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JP2142558A
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Inventor
Kazuo Hisada
久田 和夫
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粉体状、粒体状あるいはペースト状をなす生
体材料を患部に注入する手術用注入器に関する。
(従来の技術と発明が解決すべき課題)例えば顎骨の疾
患の治療あるいは抜歯後の骨補填などのため、患部の粘
膜、骨膜を切開し1粒状の人工骨を患部に注入し、人工
骨を自然骨に骨性癒着させて治癒することが行なわれて
いる。
この粒状人工骨は、天然アパタイトや合成アパタイトな
どの焼成体で、比較的もろいものであり、取り扱い中に
砕けやすいため、従来、患部に柱入する際には、生理的
食塩水や抗生物質溶液で湿潤し、注射器の先端部を切断
した注入器により患部に注入するのが普通であった。
ところか、通常、この粒状人工骨は、ガラスびんなどの
保存容器につめて保存され、必要時にこれを手術用注入
器に填入して使用されているか、この壜入作業は、注入
器の内筒な外し、注入器の先端部を適当な手段で一時的
に塞ぎ、後端から薬さじなどで充填するかあるいは注入
器に生理的食塩水を満たした後、その先端部に小さい漏
斗を当てがい、これを介して内容物を流し込む方法によ
って行なわれていた。
しかし、この従来方法による場合は、人工骨をこぼさな
いようにするために、少しずつ供給しなければならない
ため、手間がかかる上、所要時間も長くなるのを免れな
いし、また漏斗を用いて壜入する場合は、通常粒状人工
骨が親木性であるため、これが先に導入した生理的食塩
水で濡れている注入器の内壁に付着して円滑な充填が行
なわれないという問題を生じる。また、従来方法では、
いったん滅菌処理して保存されている人工骨を、大気に
曝して移し変えるため、汚染されるおそれもある。
このような問題点を解決するため、本発明者等は、第3
9図に示すように、使い捨ての樹脂製手術用注入器を開
発している。この注入器は、円筒状のバレル1と、プラ
ンジャ2とからなり、注入器のバレル1の先端を上にし
、顆粒状等をなす人工骨等の生体材料を生理的食塩水を
入れた保存びんに、漏斗(いずれも図示せず)を介して
バレルlの上端を接続し、プランジャ2に引いてバレル
l内に生体材料をバレルlに軽い振動を加えながら生体
材料なバレル内に沈降させ、その後生理的食塩水を温圧
させ、注入器のプランジャ2を押し出すことにより、バ
レルl内の生体材料を患部に注入するものを提案した(
特開昭63−82657号)。
このような注入器を用いれば、填入作業を密閉状態て行
なうことができるので、空気中の雑菌などによる汚染を
防止てき、また、透明な材料を用いた場合には、外部か
ら生体材料などの注入状態を目視しながら作業が行なえ
、さらに壜入用具や注入器を樹脂等により安価に提供で
きるという利点かある。
このような樹脂製注入器により生体材料を患部に注入す
る際は、バレル1を人差し指と中指との間で挟んで親指
てプランジャ2の端部な押すことにより、バレルl内の
生体材料を押し出すが、このような仕方でプランジャ2
を押す場合、大きな力で押すことかできず、注入作業が
困難になる場合があるという問題点があった。また、従
来の注入器は、生体材料を保存びんから漏斗を用いてバ
レルに移しかえる作業を要するので1作業性、滅菌性の
面でより簡易なものか望まれていた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、生体材料の注入か
容易となる構成の生体材料注入器を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明による生体材料注入器
は、樹脂製注入器と金属製柱入器の組合わせにより構成
され、前記樹脂製注入器は、粉体状、粒体状あるいはペ
ースト状の生体材料を充填する筒状のバレルと、該バレ
ル内に摺動自在に嵌合され、生体材料の充填および押し
出しを行なうプランジャとからなり、前記金属製注入器
は、前記樹脂製注入器を着脱自在に、かつ抜け止めして
装着する筒状部と、該筒状部内に軸線方向に移動自在に
嵌合され、前記樹脂製注入器のプランジャを押すプラン
ジャと、前記筒状部の基端部に両側に突出して設けられ
、親指以外の指を掛ける把手と、前記プランジャの基端
部に設けられ、親指等を掛ける把手とからなることを特
徴とする。
本発明における樹脂製注入器の金属製注入器からの脱離
防止構造の一例として、金属製注入器の筒状部の基端部
以外の部分を半筒状に形成し、該半筒状部にバレル係止
部を形成し、バレルに設けた突起を前記バレル係止部に
係止させる構造が採用され、さらに、前記バレルの半筒
状部に、バレルの脱離を防止する蓋を開閉自在に設けた
構造か、あるいは金属製注入器の筒状部に、樹脂製注入
器のバレルを嵌合すると共に、バレルの外周に設けた鍔
を、筒状部の先端面と前記先端部に装着するキャップと
の間で挟持する構造等が採用される。
また、前記樹脂製注入器の代わりに、樹脂製またはガラ
ス製カートリッジを用いても良い。カートリッジを用い
る場合、カートリウジ内に中栓を挿着すると共に、端部
にゴム栓を装着し、中栓とゴム栓との間に生体材料を封
入する構造等が採用される。
(作用) 上記のように、手の握力を利用してプランジャの押し出
し力を付与できる金属製注入器に樹脂製注入器またはカ
ートリッジを組込むことにより、樹脂製注入器のプラン
ジャあるいはカートリッジ内の中栓等も大きな力で押し
出される。金属製注入器の筒状部の一部を半筒状に形成
した構造においては、樹脂製注入器またはカートリッジ
は何方より組込まれる。また、樹脂製注入器のバレルま
たはカートリッジに設けた突起を前記半筒状部に設けた
バレル係止部に係止させることにより。
樹脂製注入器のプランジャを押すことによってバレルに
加わる力により樹脂製注入器またはカートリッジは筒状
部内での移動が阻まれる。半筒状部に蓋を取付けて該蓋
と半筒状部との間でバレルまたはカートリッジを囲む構
造とすれば、バレルまたはカートリッジの何方への脱離
か防止される。
バレルまたはカートリッジの外周に設けた鍔を、筒状部
の先端面と該筒状部先端に装着するキャップとの間で挟
持する構造とすることにより、バレルは金属製注入器内
に強固に固定される。
前記樹脂製注入器の代わりに、カートリッジを用いた場
合は、工場において予め生体材料をカートリッジ内に封
入しておき、治療現場において、金属製注入器のプラン
ジャがカートリッジ内の中栓を介しであるいは直接に生
体材料を押し出す。
(実施例) 第1図ないし第7図は本発明による生体材料注入器の一
実施例を示すもので、第1図は全体構成を示す平面図、
第2図は側面図、第3図は金属製注入器を示す平面図5
,14図はその側面図、第5図は第3図の左側面図、第
6図は樹脂製注入器の平面図、第7図はその左側面図で
ある。
第1図ないし第7図において、4は樹脂を主材とする樹
脂製注入器、5は強度の大きなステンレス鋼等の金属を
主材とする金属製注入器である。
樹脂製注入器4は1円筒状をなす樹脂製バレル6と樹脂
製プランジャ7とからなり、バレル6の端部には両側に
突出した鍔状の突起6aを形成している。
金属製注入器5は、第3図ないし第5図に示すように、
前記樹脂製注入器4を着脱自在に、かつ抜け止めして装
着する金属製筒状部8と、該筒状部8内に軸線方向に移
動自在に嵌合され、前記樹脂製注入器4のプランジャ7
を押す金属製プランジャ9と、前記筒状部8の基端部に
内側に突出して設けられ、親指以外の指を掛ける金属製
把手lOと、前記プランジャ9の基端部に設けられ、親
指等(親指の根元、手の平)を掛ける金属製把手11と
からなる。前記筒状部8は、基部8a以外の部分8bを
半筒状に形成し、その両縁部には切込み状のバレル係止
部8cを形成している。
これらの樹脂製注入器4は、金属製注入器5に対し、第
1図、第2図のように組合わせて使用する。すなわち、
顆粒状、粉状の生体材料に生理的食塩水などの液体を浸
漬したもの、あるいは浸漬しないもの、もしくはペース
ト状等の生体材料aを吸込んだ樹脂製注入器4のバレル
6の突起6aが前記バレル係止部8c嵌まり込むように
注入器4を半筒状部8b内に嵌め込み1把手lOに親指
以外の指の全部あるいは一部を掛け、把手11に親指等
を掛けて握り締めることにより、プランジャ9を押し出
し、これによりプランジャ9の先端をプランジャ7の先
端に押接させてプランジャ7を押し、バレル6内の生体
材料aを押し出す。
この構成によれば、手の握力を利用してプランジャ7に
押し出し力を付与できるため、プランジャ7か大きな力
で容易に押し出される。
第8図は本発明の他の実施例を示す金属製注入器の平面
図、第9図は第8図の拡大左側面図である0本実施例は
、前記半筒状部8bの先端に、蓋12をピンジ部13を
介して開閉自在に取付け、蓋12の先端には、半筒状部
8bの蓋12の取付は側と反対側に設けた突起14に掛
ける係止部15を設けたものである。
本実施例によれば、第9図の2点鎖線に示すように、半
筒状部8bに樹脂製注入器4を嵌着し、蓋12を閉じて
係止部15を突起14に掛けることにより、樹脂製注入
器4の半筒状部8bからの脱離を防止することができる
。蓋12の形状としては、第10図の平面図に示すよう
に、半筒状部8bの全面を覆う形としても良い。
第11図ないし第13図は本発明の他の実施例であり、
第11図の平面図および第12図の一部断面平面図に示
すように、金属製注入器5の筒状部8の先端に雄ねじ8
dを設け、樹脂製注入器4のバレル6を金属製注入器5
の筒状部8に嵌合すると共に、バレル6の外周に設けた
鍔6b(第13図の斜視図参照)を筒状部8の先端面と
前記雄ねじ8dに螺合するキャップ17との間で挟持す
る構造としたものである。
本実施例によれば、樹脂製注入器4を金属製注入器5の
筒状部8に確実かつ強固に装着することができる。なΣ
、キャップ17の筒状部8に対する装着構造は、螺合以
外に、一方に設けた突起などを他方に設けた穴や溝に係
合させて止める構造としても良い。
上記実施例は筒状部8を円筒状ないし半円筒状に形成し
たが、第14図(第9図相当図)の8Aに示すように、
角筒状ないし半角筒状に形成しても良く、このような角
筒状に形成したものにおいて、第15図の側面図に示す
ように、バレル係止部8cとなる切欠きを深く形成する
ことかでき。
これにより、バレル6の突起6aとの係合構造を大きく
とることができ、保合強度が大となる。
さらに、第16図の側面図に示すように、バレル係止部
8Cとなる切欠きの対向縁に凹部8eを設ける一方、第
17図の平面図および第18図の側面図に示すように、
バレル6の突起6aに、前記凹部8eに嵌合される小突
起6cを形成し、第19図の側面図に示すように、突起
6aをバレル係止部8Cに係止させる際、小突起6cを
前記凹部8eに嵌合することにより、突起6aとバレル
係止部8Cとの結合が強固に行なえる。
第20図は本発明の他の実施例を示す平面断面図、第2
1図は該実施例の押さえ筒を示す斜視図、第22図は該
実施例の側面断面図であり、本実施例は、筒状部8内に
一部を半円筒状に形成した押さえ筒20を挿入し、該押
さえ筒2oと筒状部8の奥面との間にコイルばね21を
介在させ、樹脂製注入器4のバレル6の端面をコイルば
ね21の力で押さえ筒20を介して押圧する構造とした
ものである。
この構造によれば、突起6aがバレル係止部8Cに圧接
するので、バレル6の固定か強固に行なわれる。
第23図はバレル6Aを曲かった形状に形成すると共に
、プランジャ7に可撓性材料を用いることにより、例え
ば腔内奥部の顎骨等への生体材料の注入を容易化したも
のである。
バレル6を曲げる構造は、$24図に示すように、金属
製注入器5の筒状部8を曲げると共に、バレル6および
プランジャ7に可撓性材料を用いこれらを筒状部8に押
し込むことにより実現できる、また、第25図に示すよ
うに、バレル6およびプランジャ7に可撓性材料を用い
、バレル6の筒状部8より出た部分に曲がったガイドバ
イブ40を嵌合することによってもバレル6の曲げ形状
が実現できる。
第23図ないし第25図のように、バレルを曲げて使用
するものにおいては、樹脂製注入器4単独ではプランジ
ャ7の押し出しが困難であっても、本発明のように金属
製注入器5を組合わせれば、生体材料aの押し出しが容
易に行なえる。
以上の実施例は、樹脂製注入器4を金属製注入器5に組
合わせてなるものについて示したが、予め生体材料を封
入しておいたカートリッジを使用すれば、患者の治療現
場において生体材料を保存びんから注入器に壜入する作
業は不要となる。第26図はその一実施例を示す平面図
、第27図はカートリッジの平面断面図である。第27
図に示すように、カートリッジ23は、樹脂またはガラ
ス製の筒体でなり、該カートリッジ23内に樹脂製また
はゴム製の中栓24を所定の移動抵抗を持たせて移動可
能に入れ、該中栓24と端部に装着するゴム栓25との
間に生体材料aを封入したものであり、カートリッジ2
3のゴム栓25装着側の反対側には係止用突起23aを
形成し、第26図に示すように、該突起23aを前記金
属製注入器5の切欠き状係止部8Cに嵌合して係止し、
患部へ生体材料を注入する際には、ゴム栓25を外し、
前述と同様に金属製注入器5の把手1O111を把持し
てプランジャ9により中栓24を押すことにより、カー
トリッジ23内の生体材料aを押し出すようにしたもの
である。生体材料aは予め生理的食塩水を加えたもので
も良いが、生体材料に予め液体を加えれば、耐用期間が
短縮されるのて、治療現場において、生理的食塩水等を
入れた注射器の注射針をゴム栓25から差し込んて生体
材料aに加えて流動性、充填性を持たせた方が良く、生
理的食塩水等の液体を加えず、顆粒状等の生体材料を直
接患部に供給するようにしても良い。
本実施例によれば、予め工場においてカートリッジ23
内に生体材料を封入しておくことかでき、治療現場にお
ける生体材料aの壜入作業は不要となるから、壜入作業
の煩わしさかない。
前記突起23aは端部に設けるのではなく、第28図に
示すように、中間部に設けても良い。また、第29図に
示すように、カートリッジ23のゴム栓25装着側を曲
げることにより、例えば腔内奥部の顎骨等への生体材料
aの注入か容易となる。
第27図ないし第29図にそれぞれ示したカートリッジ
23は、第11図および第12図に示した構造で金属製
注入器5に取付は可能である。すなわち、筒状部8の先
端とキャップ17との間で突起23aを挟持してカート
リッジ23を装着する構造としても良い。
第30図はカートリッジ23の筒状部8に対する他の装
着例であり、カートリッジ23の端部に雄ねじ(雌ねじ
でも良い)23bを形成し、該雄ねじ(または雌ねじ)
23bを筒状部8の端部に形成した雌ねじ(または雄ね
じ)8fに螺合して装着する例を示している。この例に
よってもカートリッジ23を筒状部8に強固に装着でき
る。
第31図ないし第33図はカートリッジ23の内部を真
空状態にする構造例を示す平面断面図であり、第31図
の例は、カートリッジ23のゴム栓25側に網28を設
けて一旦導入した顆粒状の生体材料aの流出を防止した
ものであり、真空雰囲気におけるゴム栓25装着作業の
際の生体材料aの流出か防止できる。
このように、カートリッジ23内を真空状態にしておけ
ば、使用の際に注射器によりゴム栓25を貫通して例え
ば生理的食塩水を注入する際、注入が円滑に行なえる。
第32図はカートリッジ23の両端にゴム栓25を装着
した例であり、この構造によればカートリッジ23の内
部を真空状態に容易に維持できる。
第33図はカートリッジ23の内部を真空状態に維持す
る場合、中栓24の没入を防止するため、カートリッジ
23のゴム栓25の装着側と反対側に、例えばねじ棒2
9を介して中栓24に結合する止具30を設けた例であ
る。
第34図は本発明によるカートリッジの他の例を示す断
面図であり、ゴム栓25にこれを貫通した中空針31を
設けると共に、中栓24に結合して引く引き具32を備
えたもので、使用時には、中空針31を覆っているカバ
ー33を外し、生理的食塩水34等を入れておくびん3
5のゴム栓36に中空針31を貫通し、中栓24に結合
しておいた引き具32を引くことにより、カートリッジ
23内を低圧にして生理的食塩水34等を吸込むもので
ある0本実施例によれば、注射器を用いることなく生理
的食塩水等のカートリッジ23内への吸込みが行なえる
s35図はカートリッジ23内に2個の中栓24.24
Aを設け、その間に生理的食塩水34を充填すると共に
、中空針38を有する遊動子39を内蔵させたものであ
り、外側の中栓24Aを前記プランジャ9によって押す
ことにより、中栓24を中空針38で貫通し、生理的食
塩水34を生体材料aに含浸させるようにしたものであ
る0本実施例によれば、注入器への生理的食塩水34の
壜入が不要となるという利点がある。
第36図ないし第38図は曲がったカートリッジ23A
の構成例をゴム栓25を外した状態て示すものて、第3
6図は金属製注入器5の筒状部8を曲げて形成し、その
中に可撓性材料でなるカートリッジ23を曲げて装着す
ることにより、カートリッジ23を曲げて使用するよう
にしたものであり、第29図の実施例と同様の効果があ
げられる。なお、この実施例の場合、プランジャ9Aと
して金属製のばね板をスクリュー状に巻いて作ったもの
を用いている。
第37図はカートリッジ23Aの筒状部8より出た部分
に曲がったガイドバイブ40を嵌合した例である。なお
1本実施例においては、カートリッジ9Bを可撓性樹脂
により製作している。
第38図はカートリッジ23A自体を曲がった形状に形
成したものである。なお、本実施例のカートリッジ23
Aは、筒状部8への取付は部41を例えば繊維強化プラ
スチック等で構成したものであり、このように、強度を
要する部分な可撓性等を有する樹脂製部分と別に構成し
て組合わせることが可能である。
(発明の効果) 請求項1によれば、生体材料の注入が手の握力を利用し
てできるため、生体材料の患部への注入か容易となる。
請求項2によれば、金属製注入器の筒状部の一部を半筒
状に形成した構造としたので、樹脂製注入器は側方より
組込まれ、組込みか容易となる。
請求項3によれば、蓋と半筒状部との間でバレルか囲ま
れるため、バレルの側方への脱離が防止される。
請求項4によれば、バレルに設けた鍔を、筒状部の先端
面と該筒状部先端に装着するキャップとの間で挟持した
ので、バレルは金属製注入器内に強固に固定される。
請求項5によれば、予め生体材料をカートリッジ内に封
入しておくことができるので、治療現場における生体材
料の注入作業が不買となり、実用上至便である。
請求項6によれば、カートリッジに装着する中栓とゴム
栓とにより生体材料の封入構造が容易に実現されると共
に、中栓を金属製注入器のプランジャによって押すこと
により、プランジャが生体材料に直接接触することが防
止されるため、衛生上好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による生体材料注入器の一実施例を示す
平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は該実施例の
金属製注入器を示す平面図、第4図はその側面図、第5
図は第3図の左側面図、第6図は該実施例の樹脂製注入
器の平面図、第7図はその左側面図、第8図は本発明に
よる金属製注入器の他の例を示す平面図、189図は第
8図の拡大左側面図、第1θ図は第8図の変形例図、第
11図は本発明による金属製注入器の他の例を示す平面
図、第12図は該実施例の全体構成を示す平面断面図、
第13図は該実施例の樹脂製注入器の斜視図、第14図
は本発明による金属製注入器の他の例を示す第9図相当
図、第15図並びに第16図は第14図の金属製注入器
におけるバレル係止部の他の例を示す側面図、$17図
および第18図はそれぞれ第16図の金属製注入器に組
合わされるバレルの突起構造を示す平面図および側面図
、第19図は第16図と第17図および第18図の部品
構造の組合わせを示す側面図、第20図は本発明の他の
実施例を示す平面断面図、第21図は該実施例の押さえ
筒を示す斜視図、第22図は該実施例の側面断面図、第
23図は本発明の他の実施例を示す平面断面図、第24
図、第25図はそれぞれ本発明の他の実施例を示す平面
図、第26図は本発明の他の実施例を示す一部断面平面
図、$27図ないし第38図はそれぞれ本発明によるカ
ートリッジの各側を示す平面断面図、第39図は従来の
樹脂製注入器を示す斜視図である。 a:生体材料、4:樹脂製注入器、5:金属製注入器、
6.6A:バレル、6a:突起、6b:鍔、7:ブラン
シャ、8.8A:筒状部、8b:半筒状部、8c:バレ
ル係止部、9.9A、9Bニブランジヤ、10.11:
把手、12:蓋、17:キャップ、20:押さえ筒、2
1:コイルばね、23.23A:カートリッジ、24.
24A:中栓、25:ゴム栓、23a:突起、28:網
、30:止具、31:中空針、32:引き具、33:カ
バー、34:生理的食塩水、35:びん、36ニゴム栓
、40ニガイドパイプ、41:取付は部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、樹脂製注入器と金属製注入器の組合わせにより構成
    され、前記樹脂製注入器は、粉体状、粒体状あるいはペ
    ースト状の生体材料を充填する筒状のバレルと、該バレ
    ル内に摺動自在に嵌合され、生体材料の充填および押し
    出しを行なうプランジャとからなり、前記金属製注入器
    は、前記樹脂製注入器を着脱自在に、かつ抜け止めして
    装着する筒状部と、該筒状部内に軸線方向に移動自在に
    嵌合され、前記樹脂製注入器のプランジャを押すプラン
    ジャと、前記筒状部の基端部に両側に突出して設けられ
    、親指以外の指を掛ける把手と、前記プランジャの基端
    部に設けられ、親指等を掛ける把手とからなることを特
    徴とする生体材料注入器。 2、請求項1において、金属製注入器の筒状部の基端部
    以外の部分を半筒状に形成し、該半筒状部にバレル係止
    部を形成し、バレルに設けた突起を前記バレル係止部に
    係止させる構造を有することを特徴とする生体材料注入
    器。 3、請求項2において、前記バレルの半筒状部に、バレ
    ルの脱離を防止する蓋を開閉自在に設けたことを特徴と
    する生体材料注入器。 4、請求項1において、金属製注入器の筒状部に、樹脂
    製注入器のバレルを嵌合すると共に、バレルの外周に設
    けた鍔を、筒状部の先端面に装着するキャップとの間で
    挟持する構造を有することを特徴とする生体材料注入器
    。 5、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記樹脂製
    注入器の代わりに、樹脂製またはガラス製カートリッジ
    を用いたことを特徴とする生体材料注入器。 6、請求項5において、前記カートリッジ内に中栓を挿
    着すると共に、端部にゴム栓を装着し、中栓とゴム栓と
    の間に生体材料を封入したことを特徴とする生体材料注
    入器。
JP2142558A 1990-05-31 1990-05-31 生体材料注入器 Pending JPH0435661A (ja)

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