JPH04356266A - 鋳物製マスタシリンダ - Google Patents

鋳物製マスタシリンダ

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JPH04356266A
JPH04356266A JP12913291A JP12913291A JPH04356266A JP H04356266 A JPH04356266 A JP H04356266A JP 12913291 A JP12913291 A JP 12913291A JP 12913291 A JP12913291 A JP 12913291A JP H04356266 A JPH04356266 A JP H04356266A
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JP
Japan
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cylinder
master cylinder
mold
protrusion
cast
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JP12913291A
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English (en)
Inventor
Kaneo Yasumatsu
安松 金男
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Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等の車両に用
いられる鋳物製マスタシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車等の車両のブレーキやクラ
ッチの操作を液圧により行なう場合、運転者によりペダ
ルに加えられた操作力を液圧に変換するために、マスタ
シリンダが設置されている。
【0003】そして、このマスタシリンダを鋳物により
製造する場合には、金型等の鋳型を用いて所定形状のマ
スタシリンダ素材を鋳造し、これをさらに機械加工等の
追加加工をすることによって仕上げることとしているが
、この追加加工を行なう上では、まずマスタシリンダ素
材に加工基準面を機械加工により形成し、この後、所要
の追加加工を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる鋳物
製のマスタシリンダの製造においては、加工基準面の形
成を含む追加加工の工数が多いとマスタシリンダの製造
がそれだけ煩雑となりマスタシリンダの製造効率が低下
する。
【0005】この発明は、このような背景に基づいてな
されたもので、鋳造後に行なうべき工数が少なく、効率
的に製造することのできるマスタシリンダを提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、シリンダの半径方向外側に
延在するフランジ部をシリンダ部の一端部に一体に備え
た鋳物製マスタシリンダにおいて、シリンダ部と、この
シリンダ部側を向くフランジ部の内向き部とを、シリン
ダの半径方向から互いに衝合する第1および第2の分割
型で形成させるとともに、前記内向き部と逆向きとした
前記フランジ部の外向き部と、これより前記一端部側の
部位とを、前記第1および第2の分割型にシリンダの軸
方向から衝合する第3の分割型で形成させたことを特徴
とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、フランジ部の外
向き部を、単一の分割型である前記第3の分割型で形成
するので、この外向き部の誤差を小さく,高精度に形成
することができる。
【0008】そのため、この鋳物製マスタシリンダにお
いて、このフランジ部の前記外向き部をそのまま工作機
械のチャック面に突き当てる等により加工基準面として
使用することができる。
【0009】したがって、かかる鋳物製マスタシリンダ
素材に追加加工を行なう場合に、従来のように格別の基
準面加工を行なわずとも済み、その分鋳造後に行なうべ
き工数が少なく、効率的にマスタシリンダを製造するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す実施例によりこの発明を説
明するが、この実施例は自動車の油圧式ブレーキ用のマ
スタシリンダに関するものである。
【0011】まず、第6図によって自動車の油圧式ブレ
ーキSの概略を説明する。
【0012】1は自動車のブレーキペダル、2はブース
タ、3はマスタシリンダであり、ブレーキペダル1を操
作することによって操作ロッド4が出没動作し、この操
作ロッド4の変位は、ブースタ2内を経てマスタシリン
ダ3内に設置されたピストン5に伝達され、このピスト
ン5を矢印の方向に進退駆動する構造になっている。
【0013】そして、このピストン5の駆動によって、
マスタシリンダ3の内部に形成されたシリンダ室内の油
圧がブレーキパイプ7を経て自動車の各車輪に対応して
設置された不図示のホイルシリンダに伝達され、制動力
を生じるようになっており、図中8a,8bはブレーキ
オイル用のリザーバタンクである。
【0014】この油圧式ブレーキのマスタシリンダ3は
、図1から図4に示すように形成されたマスタシリンダ
素材(以下、単に素材という)11に所要の追加加工を
行なって図5に示す所定形状に仕上げたものである。
【0015】この素材11は、アルミニウム合金を材料
として金型を用いた鋳造により形成されたものであり、
概ね円筒状に形成されたシリンダ部12と、シリンダ部
12の一端部において側方に延在するフランジ部13と
を一体的に有しており、このフランジ部13は取付フラ
ンジとして用いるものである。
【0016】そして、この素材11においては、前記フ
ランジ部13が設置されている側の端部から前記シリン
ダ部12の軸心部分に他端側を閉塞状態としたシリンダ
用下穴14がいわゆる鋳抜きで形成されている。
【0017】また、前記シリンダ部12の周面上には、
リザーバタンク取付座用突部15とブレーキパイプ接続
部用突部16とが外側に突出して一体に形成されており
、前記リザーバタンク取付座用突部15の内側には鋳造
と同時に鋳抜きで凹部17が形成されている。
【0018】かかる素材11は、図1に示す金型20を
用いた鋳造により次のようにして製造される。
【0019】すなわち、金型20は、第1の分割型21
と、第2の分割型22と、第3の分割型23との3つの
分割型からなり、これらの各分割型21,22,23の
相互の合面の間に前記素材11のキャビティ24が形成
されている。
【0020】すなわち、これらの分割型21,22,2
3の間に形成されるキャビティ24は、主に前記シリン
ダ部12を形成するシリンダ部用キャビティ25と、前
記フランジ部13の位置する側の端部を形成するフラン
ジ部用キャビティ26とで構成されている。
【0021】シリンダ部用キャビティ25は、前記第1
の分割型21と第2の分割型22との合面部分(以下、
第1の分割面という)Aに形成されており、この実施例
においては、シリンダ部12と,前記フランジ部13の
シリンダ部12側部分(本願発明でいう内向き部に該当
し、以下内向き部という)13aとを形成するものであ
る。
【0022】そして、シリンダ用キャビティ25を形成
する前記第1の分割型21と第2の分割型22との型面
に、リザーバタンク取付座用成形凹部28やブレーキパ
イプ接続部用成形凹部が設けられており、とくに、この
実施例においては、リザーバタンク取付座用成形凹部2
8は第1の分割面Aに直交する方向に形成されるととも
に、この成形凹部28の内部中央に凹部17の形成用の
突部29が一体に設けられている。
【0023】フランジ部用キャビティ26は、前記第1
および第2の分割型21,22にシリンダ部12の軸方
向から第3の分割型23を衝合させた合面部分(以下、
第2の分割面という)Bに形成されており、前記フラン
ジ部13の内向き部13aとは逆向きの部分(本願発明
でいう外向き部に該当し、以下、外向き部という)13
bと、この外向き部13bより一層その端部側に位置す
る部分とを形成するものである。
【0024】この第3の分割型23には、前記フランジ
部13の外向き部13bと、この外向き部13bより一
層端部側に位置する部分とが型面上に一体的に形成され
ている。
【0025】そのため、素材11の鋳造に際してこれら
の部分の表面には分割型の合わせによる凹凸が形成され
ず、鋳造により型面形状に沿った正確な形状で製造する
ことができる。
【0026】そして、この第3の分割型23の型面の中
央部分には、前記シリンダ部用キャビティ25の中心軸
に沿って他端側に延びるシリンダ用下穴形成突部27(
本願発明でいう成形突部に該当する)が設けられている
【0027】この実施例においては、このシリンダ用下
穴形成突部27は前記第3の分割型23とは別体に構成
されており、さらに図示しない駆動機構によりこのシリ
ンダ用下穴形成突部27を前記第3の分割型23とは独
立に他端側に進出駆動することができるようになってい
る(図1中、矢印参照)。
【0028】したがって、かかる金型20の各分割型2
1,22,23の分割面A,Bを互いに衝合させ、所定
形状のキャビティ24を形成させた後、そのキャビティ
24中に溶湯を注湯し、前記シリンダ用下穴形成突部2
7を高圧で進出動作させることにより、キャビティ24
内の溶湯を加圧することができる。なお、かかる溶湯の
加圧は、いわゆる溶湯鍛造として鋳物欠陥の少ない素材
11の製造上好ましいものであるが、場合により省略す
ることとしてもよい。
【0029】この実施例においては、前記シリンダ用下
穴形成突部27の進出により、前記外向き部13bを型
形状に沿って一層高精度に形成することができるので、
その端面を加工基準面として用いる本願発明においては
とくに好ましいものである。
【0030】このようにして鋳造された素材11は、そ
の後、所定の機械加工による追加加工が行なわれて、図
5に示す所定形状のマスタシリンダ3に仕上げられる。
【0031】この追加加工において、シリンダの内面は
深穴加工となるが、前記シリンダ用下穴14が素材11
に形成されているので、追加加工による仕上げ代が軽微
であり,加工も比較的容易となる。
【0032】また、リザーバタンク取付座用突部15に
は、第1の分割型21によりこの突部15と同時に凹部
17が形成されるので、突部15の外形に対する凹部1
7の位置が正確であるとともに、この穴加工が比較的軽
度の加工で行える利点がある。
【0033】さらに、前記ブレーキパイプ接続部用突部
16に対しても穴明け加工が行なわれるが、この穴明け
加工は比較的小径の穴形成であって、小径のドリル等に
より比較的簡単に行なうことのできる作業である。
【0034】以上説明したように、この実施例によれば
、格別の加工を行なわずとも、鋳肌のままで加工基準面
を形成することができ、素材からの追加加工による仕上
げ代が軽微で,そのうえ追加加工の作業内容が従来に比
し容易なものとなるから、鋳物製マスタシリンダの製造
効率を高めることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、フランジ部の外向き部を、単一の分割型で
ある前記第3の分割型で形成するので、この外向き部の
誤差を小さく,高精度に形成することができる。
【0036】そのため、この鋳物製マスタシリンダにお
いて、このフランジ部の前記外向き部をそのまま工作機
械のチャック面に突き当てる等により加工基準面として
使用することができる。
【0037】したがって、かかる鋳物製マスタシリンダ
素材に追加加工を行なう場合に、従来のように格別の基
準面加工を行なわずとも済み、その分鋳造後に行なうべ
き工数が少なく、効率的にマスタシリンダを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のマスタシリンダ素材の中央断面図であ
る。
【図2】図1のX矢視図である。
【図3】図1のY矢視図である。
【図4】図1のZ矢視図である。
【図5】実施例のマスタシリンダの中央断面図である。
【図6】自動車の油圧式ブレーキの概略説明図である。
【符号の説明】
3  マスタシリンダ 12  シリンダ部 13  フランジ部 13a  内向き部 13b  外向き部 15  リザーバタンク取付座 17  下穴 21  第1の分割型 22  第2の分割型 23  第3の分割型 27  シリンダ用下穴形成突部(成形突部)28  
成形凹部 29  突部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリンダの半径方向外側に延在するフ
    ランジ部をシリンダ部の一端部に一体に備えた鋳物製マ
    スタシリンダにおいて、シリンダ部と、このシリンダ部
    側を向くフランジ部の内向き部とを、シリンダの半径方
    向から互いに衝合する第1および第2の分割型で形成さ
    せるとともに、前記内向き部と逆向きとした前記フラン
    ジ部の外向き部と、これより前記一端部側の部位とを、
    前記第1および第2の分割型にシリンダの軸方向から衝
    合する第3の分割型で形成させたことを特徴とする鋳物
    製マスタシリンダ。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の鋳物製マスタシリンダ
    において、前記第3の分割型にシリンダの軸方向に延び
    る成形突部を設け、この成形突部でシリンダ用下穴を形
    成したことを特徴とする鋳物製マスタシリンダ。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の鋳物製マスタシリンダ
    において、前記成形突部を前記第3の分割型と別体に形
    成するとともに独立して進出駆動を可能とし、前記成形
    突部をシリンダ内部側に駆動して形成したことを特徴と
    する鋳物製マスタシリンダ。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の鋳物製マスタシリンダ
    において、前記第1または第2の分割型に、リザーバタ
    ンク取付座の成形用凹部を形成するとともに、この成形
    凹部には底部から立ち上がる突部を設け、この突部でリ
    ザーバタンクに連通する通路の下穴を形成したことを特
    徴とする鋳物製マスタシリンダ。
JP12913291A 1991-05-31 1991-05-31 鋳物製マスタシリンダ Pending JPH04356266A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153270A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Nissin Kogyo Co Ltd バーハンドル車両用連動ブレーキ機構
JP2013072519A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Nissin Kogyo Co Ltd マスタシリンダおよびシリンダボディの加工方法

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