JPH0435619A

JPH0435619A - 冷却器

Info

Publication number: JPH0435619A
Application number: JP14169090A
Authority: JP
Inventors: Hideki Nakagome; 秀樹中込; Toru Kuriyama; 透栗山; Masahiko Takahashi; 政彦高橋
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-06-01
Filing date: 1990-06-01
Publication date: 1992-02-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、冷却器に係り、特に小型冷凍機を用いた小型
冷却器に関する。

（従来の技術）従来から、種々の冷却器が広範な用途に使用されている
。このような冷却器の１つとして例えば冷蔵庫があるが
、冷蔵庫はフロン系の冷媒を使用した大型の冷凍機を具
備し、断熱材を用いて外界と断熱して内部に収容する被
冷却物を冷却していた。しかし、フロン系の冷媒を使用
した冷凍機を用いるのでは、冷却温度に限界があり、か
つ機器を小型化することは困難であった。

他の冷却器として、別途冷却された蓄冷材を用いる蓄冷
式冷却器があるが、この冷却器は、時間の経過とともに
使用が不能となってしまう。

（発明が解決しようとする課Ｉｆ）このように、従来の冷却器は、満足すべき冷却性能が得
られず、かつ小型化が困難であった。

本発明は、このような事情の下になされ、構造が簡単で
かつ小型の冷却器を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、被冷却物を収容する内側容器とこの内側容器
を所定の間隔を隔てて囲む外側容器からなり、前記内側
容器と外側容器との間は真空に維持されている二重構造
容器本体、及び前記容器本体外に設けられるとともに、
前記内側容器に接続され前記内側容器を冷却する冷凍機
を具備する冷却器を提供する。

また、本発明は、素子と、この素子を冷却するための冷
凍機と、前記素子と冷凍機との間に介在する蓄冷材とを
具備する冷却器を提供する。

更に本発明は、複数の素子と、これら素子を冷却するた
めの冷凍機とを具備し、前記冷凍機は前記複数の素子と
接触する複数のコールドヘッドと、これら複数のコール
ドヘッドに接続された１つのコンプレッサーとからなる
冷却器が提供される。

（作用）本発明の冷却器では、容器本体が二重構造であり、かつ
二重壁の内部が真空となっていて真空断熱されているた
め、保冷効果が高い。また、小型冷凍機を用いているた
め、蓄冷式冷却器のように冷凍温度が低下することがな
く、機器の小型化を図ることが出来る。

（実施例）以下、図面を参照して、本発明の冷却器のを種々の実施
例について説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例である冷却ポットを示
す断面図である。第１図において、容器本体１は、内側
容器２と外側容器３とから構成され、開口部４は蓋５に
より塞がれている。内側容器２は銅やアルミニウム等の
良導電性材料により構成されており、外側容器３はステ
ンレス等の材料から構成されている。内側容器２と外側
容器３との間の空間は真空とされており、それによって
内側容器２と外側容器３との間は充分に断熱されている
。

外側容器３の外壁に冷凍機６が取付けられており、冷凍
１１６のシリンダ７は内側容器２と外側容器３との間の
空間にあって、冷凍機４のうち最も冷える部分である冷
却ステージ８は内側容器２に接触している。冷凍機６と
しては、従来、赤外線センサー冷却用に用いられていた
小型冷凍機が用いられる。

以上のような構成の冷却ポットの使用に際しては、内側
容器２内に被冷却物（例えば水、清涼飲料）を収容し、
冷凍機６を作動させることにより、内側容器２が冷却さ
れて被冷却物が冷却される。

被冷却物の温度調節は、冷凍機６の運転モード（回転周
波数）を変化させることにより可能である。

第１図に示す冷却ポットによると、被冷却物を収容する
内側容器２が冷凍機６により直接冷却されるため、所望
の冷却温度で効率のよい冷却が可能であり、また小型冷
凍機を用いているため、取扱いが極めて容易である。

第２図は、本発明の第２の実施例であるアイスクリーム
製造機を示す断面図である。第２図に示すアイスクリー
ム製造機は、容器本体１１が内側容器１２と外側容器１
３とから構成され、開口部１４は蓋１５により塞がれて
おり、内側容器１２と外側容器１３との間の空間は真空
とされ、外側容器１３の外壁に冷凍機１６が取付けられ
ていることにおいて、第１図に示す冷却ポットと同様で
ある。但し、第２図に示すアイスクリーム製造機では、
冷凍機１６は、外側容器１３の側壁ではなく底部に取付
けられていることを除き、第１図に示す冷却ポットと同
様の構成である。内側容器１２内には、その先端に撹拌
羽根１９が取付けられた撹拌棒２０が収容されている。

以上のような構成の冷却ポットの使用に際しては、まず
内側容器１２内にアイスクリーム又はソフトクリームの
原材料を収容し、撹拌羽根１９を回転させつつ、冷凍機
１６を作動させる。内側容器１２内の原材料は、内側容
器１２を介して冷凍機１６により冷却され、温度の低下
に従ってアイスクリーム又はソフトクリームが製造され
る。

第２図に示すアイスクリーム製造機によると、原料を収
容する内側容器２が冷凍機６により直接冷却されるため
、所望の冷却温度で効率のよい冷却が可能であり、その
ため制御性良くアイスクリーム又はソフトクリームの製
造が可能である。また小型冷凍機を用いているため、取
扱いが極めて容易である。

第３図は、本発明の第３の実施例である小型製氷器を示
す断面図である。第３図に示す小型製氷器は、容器本体
２１が内側容器２２と外側容器２３とから構成され、開
口部２４は蓋２５により塞がれており、内側容器２２と
外側容器２３との間の空間は真空とされ、外側容器２３
の外壁に冷凍機２６が取付けられていることにおいて、
第１図に示す冷却ポットと同様である。

内側容器２２には、隔壁により区分された複数の製氷室
が設けられており、それぞれに水等の被冷却物が収容さ
れる。冷凍機２６を作動させることにより、内側容器２
２が冷却され、その中の水が冷却され、氷が製造される
。

第３図に示す小型製氷器によると、製氷室を構成する内
側容器２２が冷凍機２６により直接冷却されるため、効
率のよい冷却が可能であり、そのため短時間で質のよい
氷の製造が可能である。また小型冷凍機を用いているた
め、取扱いが極めて容易である。

第４図は、本発明の第４の実施例である冷風ファンを示
す断面図である。第４図に示す冷風ファンは、容器本体
３１が内側容器３２と外側容器３３とから構成され、内
側容器３２と外側容器３３との間の空間は真空とされ、
外側容器３３の外壁に冷凍機３６が取付けられているこ
とにおいて、第１図に示す冷却ポットと同様である。但
し、冷凍機３６の冷却ヘッドは直接内側容器３２内に挿
入されていて、内側容器３２内の雰囲気と直接接してい
る。容器本体３１の一方の端部近傍には送風ファン３９
が配置されており、他方の端部はテーパー状となってい
て、ノズル４０が形成されている。

この送風ファン３９により作られる空気流は冷凍機３６
によって冷却され、ノズル４０から冷風が放出される。

第４図に示す冷風ファンによると、送風ファン３９によ
り作られる空気流が直接冷凍機３６によって冷却される
ため、効率のよい冷却が可能であり、任意の温度の冷風
が簡単に得られる。また小型冷凍機を用いているため、
取扱いが極めて容易である。

第５図は、本発明の第５の実施例である冷却器を示す。

この冷却器は、赤外線センサー４９を冷却するための冷
却器であって、冷凍機４６と赤外線センサー４９との間
に蓄冷材５０が配置されている。このように蓄冷材５０
を介在させることにより、なんらかの原因で冷凍機４６
の運転が停止しても赤外線センサー４９の機能が損なう
ことがない。

蓄冷材５０としては、磁性体を用い、その転移点付近の
異常比熱を利用することが出来、或いは窒素、アルゴン
、ネオンを用い、その蒸発潜熱を利用することが出来る
。

第６図は、本発明の第６の実施例である冷却器を示す。

この冷却器は、１つのコンプレッサ一部５１と、これに
接続された複数のコールドヘッド部５２ａ〜５２ｄとを
具備し、これにより複数の素子５３ａ〜５３ｄを同時に
冷却するものである。

コンプレッサ一部５１は、冷媒を複数のコールドヘッド
部５２ａ〜５２ｄに供給し、駆動させる。

なお、コンプレッサ一部５１を除き、コールドヘッド部
５２ａ〜５２ｄ、複数の素子５３ａ〜５３ｄは、断熱真
空容器５４内に収容されている。

第６図に示す冷却器によると、冷凍機において最もサイ
ズの大きいコンプレッサ一部が１台ですむため、省スペ
ース化が可能であり、また、複数のコールドヘッド部を
狭い領域に配置出来るため、高密度に配置したＩＣ等の
素子の冷却が可能である。

［発明の効果］以上説明したように、本発明の冷却器によると、容器本
体が二重構造であり、かつ二重壁の内部が真空となって
いて真空断熱されているため、保冷効果が高い。また、
小型冷凍機を用いているため、蓄冷式冷却器のように冷
凍温度が低下することがなく、機器の小型化を図ること
が出来る。

また、素子と、これを冷却するための冷凍機との間に蓄
冷材を介在させることにより、冷凍機の突然の故障の際
にも、支障なく素子の動作を可能とすることが出来る。

更に、複数のコールドヘッドと、これらに冷媒を供給す
る１つのコンプレッサーを備えた冷凍機を用いることに
より、広いスペースをとることなく高密度に配置された
複数の素子を冷却することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例に係る冷却ポットを示す
断面図、第２図は本発明の第２の実施例に係るアイスク
リーム製造機を示す断面図、第３図は本発明の第３の実
施例に係、る小型製氷器を示す断面図、第４図は本発明
の第４の実施例に係る冷風ファンを示す断面図、！Ｊ５
図は本発明の第５の実施例に係る赤外線センサーのため
の冷却器を示す図、第６図は本発明の第６の実施例に係
る複数の素子を冷却するための冷却器を示す図である。１．１１．２１．３１・・・容器本体、２．１２．２２
．３２・・・内側容器、３．１３．２３．３３・・・外
側容器、６．１６．２６．３６・・・冷凍機。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦ｔｓ１図 ′＃７Ｊ２図１１、ｔ、図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被冷却物を収容する内側容器とこの内側容器を所
定の間隔を隔てて囲む外側容器からなり、前記内側容器
と外側容器との間は真空に維持されている二重構造容器
本体、及び前記容器本体外に設けられるとともに、前記
内側容器に接続され前記内側容器を冷却する冷凍機を具
備する冷却器。
（２）前記内側容器は、熱の良導体で構成されている請
求項１に記載の冷却器。
（３）冷却ポットである請求項１に記載の冷却器。
（４）前記内側容器に撹拌装置が設けられたアイスクリ
ーム製造機である請求項１に記載の冷却器。
（５）前記内側容器が複数の製氷室に区分されている小
型製氷器である請求項１に記載の冷却器。
（６）容器本体一方の端部近傍には送風ファンが配置さ
れており、他方の端部にはノズルが形成されている冷風
ファンである請求項１に記載の冷却器。
（７）素子と、この素子を冷却するための冷凍機と、前
記素子と冷凍機との間に介在する蓄冷材とを具備する冷
却器。
（８）複数の素子と、これら素子を冷却するための冷凍
機とを具備し、前記冷凍機は前記複数の素子と接触する
複数のコールドヘッドと、これら複数のコールドヘッド
に接続された１つのコンプレッサーとからなる冷却器。