JPH04355342A - 小型試験片の製作方法 - Google Patents

小型試験片の製作方法

Info

Publication number
JPH04355342A
JPH04355342A JP15618091A JP15618091A JPH04355342A JP H04355342 A JPH04355342 A JP H04355342A JP 15618091 A JP15618091 A JP 15618091A JP 15618091 A JP15618091 A JP 15618091A JP H04355342 A JPH04355342 A JP H04355342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test piece
sample
small test
groove
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15618091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3082310B2 (ja
Inventor
Keiji Sonoya
啓嗣 園家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP03156180A priority Critical patent/JP3082310B2/ja
Publication of JPH04355342A publication Critical patent/JPH04355342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3082310B2 publication Critical patent/JP3082310B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大型プラントで用いられ
るボイラ等の高温機器の余寿命を予測するために実機か
ら採取した微小サンプルを加工してクリープ試験等に用
いる小型の試験片を製作するための小型試験片の製作方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラ等の高温機器の余寿命予測技術を
開発することは火力発電設備や原子力発電設備の寿命延
長を図る上で重要な課題である。寿命予測の精度向上の
ためには、サンプルを実機から直接採取してクリープ等
の破壊試験を行う必要があるが、実機からサンプルを採
取できたとしても大型の試験片は採れないのが実情であ
る。そのため、実機から微小サンプルを採取する手法が
考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実機から採
取した微小サンプルの場合、破壊試験に適した形状の小
型試験片として加工することが必要となるが、微小サン
プルから容易に且つ短時間で変形を起すことなく小型の
試験片を製作する方法は未だ開発されていないのが現状
である。
【0004】そこで、本発明は、容易且つ短時間で、実
機より採取した微小サンプルから変形を起すことなく小
型試験片を製作することができるような小型試験片の製
作方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、幅方向の中央部に長手方向に沿い凹溝が
形成してある試験片製作用治具の上記凹溝内に、実機か
ら採取した微小サンプルを、該サンプルの長手方向が上
記治具の幅方向と平行になるように配列し、次に、上記
各サンプルの長手方向両端面と上記治具の凹溝側縁とを
電子ビーム溶接により接合し、次いで、上記治具の各サ
ンプルの両脇位置を切断して各サンプル毎のブロックを
作製し、しかる後、該ブロックを加工して中央部が試験
部に、両端部が試験装置への結合部を有する形状の小型
試験片を製作することを特徴とする小型試験片の製作方
法とする。
【0006】
【作用】治具と微小サンプルの両端を電子ビーム溶接に
よって接合するので、熱影響部の範囲を最小限に抑える
ことができる。したがって、ブロックを加工することに
より小型試験片を変形のない状態で製作することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0008】図1乃至図5は本発明の一実施例を示すも
ので、高温機器の実機から採取した微小サンプル1を並
べて置けるように、幅方向の中央部に所要深さの凹溝2
を長手方向に沿い形成し且つ該凹溝2の両側縁上端部に
長手方向に沿い傾斜面3をそれぞれ形成してなる試験片
製作用治具としての金属製基台4を用意し、先ず、該基
台4の凹溝2内に、多数のサンプル1とダミー5とを、
その長手方向が基台4の幅方向と平行となるように交互
に並べて配置する。次に、各サンプル1及びダミー5と
基台4の凹溝2側縁との間の隙間6を、図3及び図4に
示す如く電子ビーム溶接にて接合させる(接合部7)。 次いで、上記基台4の各サンプル1の両脇の位置を幅方
向の切断線8に沿い切断してサンプル1毎のブロック9
を作製する。しかる後、各ブロック9毎に、図5に一例
を示す如く、サンプル1の中央部が、たとえば、試験部
として丸棒の如き平行部10になるように加工すると共
に、両端の部分が、たとえば、ねじ部の如き試験装置へ
の結合部11となるよう加工して、小型の試験片12を
製作するようにする。
【0009】上記において、電子ビーム溶接に代えて、
ティグ溶接又はミグ溶接を用いて接合部7とした場合は
、溶接による熱影響が大き過ぎるため、微小のサンプル
1の場合は変形する虞があるが、本発明では、サンプル
1と基台4の凹溝2側縁とを電子ビーム溶接して接合部
7とするため、電子ビーム溶接による場合の熱影響部の
幅は最大で0.5mmと極めて小さいことから、たとえ
ば、平行部10の直径が2mmで全体の長さが27mm
の小型の試験片12を変形させることなく容易に且つ短
時間で作ることができる。
【0010】上記の如く製作した小型の試験片12のク
リープ試験を実施する場合は、両端の結合部11を試験
装置の上下の引張部材に結合して一体化させ、不活性ガ
ス雰囲気中で、試験片12を上下から引張るよう応力を
掛けるようにする。この場合、不活性雰囲気とすること
により、小型の試験片12を酸化の影響を受けることな
く高温クリープ試験することができ、実機の余寿命を正
確に予測することができる。因に、小型の試験片12を
大気中で試験すると、小型の試験片12が酸化の影響を
受けることになって酸化減肉の効果を受けるので、実機
の余寿命を正確に予測することができないことになる。
【0011】上記試験片12を、2 1/4Cr−1M
o鋼で4t ×4w ×13l のサンプル1から作っ
てAr雰囲気中でクリープ試験を行ったところ、試験片
12の破断位置は平行部10であり、溶接の影響がない
ことを確認できた。又、クリープ試験結果も、試験温度
と破断時間の間で直線的な傾向を示し、妥当な結果が得
られた。
【0012】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
るものではなく、大型プラントの余寿命予測の他に、ジ
ェットエンジンや新素材の強度評価にも応用できること
、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の小型試験片の
製作方法によれば、凹溝を有する試験片製作用治具上に
配列した微小サンプルの長手方向両端を、上記凹溝の側
縁に電子ビーム溶接により接合し、この微小サンプルの
両脇位置を切断して作ったブロックを、両端に試験装置
への結合部を有し中央部に試験部を有する形状に加工す
るようにしたので、試験装置への結合部付の小型試験片
を熱影響による変形を起すことなく短時間にて容易に製
作することができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型試験片の製作方法の一実施例を示
すもので、微小サンプルを基台上に配列した状態を示す
平面図である。
【図2】図1の拡大側面図である。
【図3】微小サンプルと基台との接合状況を示す平面図
である。
【図4】図3の拡大側面図である。
【図5】製作された小型試験片の形状の一例を示す概要
図である。
【符号の説明】
1  微小サンプル 2  凹溝 4  基台(試験片製作用治具) 7  電子ビーム溶接による接合部 8  切断線 9  ブロック 10  平行部(試験部) 11  結合部 12  小型試験片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  幅方向の中央部に長手方向に沿い凹溝
    が形成してある試験片製作用治具の上記凹溝内に、実機
    から採取した微小サンプルを、該サンプルの長手方向が
    上記治具の幅方向と平行になるように配列し、次に、上
    記各サンプルの長手方向両端面と上記治具の凹溝側縁と
    を電子ビーム溶接により接合し、次いで、上記治具の各
    サンプルの両脇位置を切断して各サンプル毎のブロック
    を作製し、しかる後、該ブロックを加工して中央部が試
    験部に、両端部が試験装置への結合部を有する形状の小
    型試験片を製作することを特徴とする小型試験片の製作
    方法。
JP03156180A 1991-05-31 1991-05-31 小型試験片の製作方法 Expired - Fee Related JP3082310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03156180A JP3082310B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 小型試験片の製作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03156180A JP3082310B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 小型試験片の製作方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04355342A true JPH04355342A (ja) 1992-12-09
JP3082310B2 JP3082310B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=15622107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03156180A Expired - Fee Related JP3082310B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 小型試験片の製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3082310B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014178253A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高温機械用部品の余寿命評価方法
JP2017036992A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 新日鐵住金株式会社 試験片の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014178253A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高温機械用部品の余寿命評価方法
JP2017036992A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 新日鐵住金株式会社 試験片の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3082310B2 (ja) 2000-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6810748B1 (en) Method for evaluating creep lifetime
KR100766256B1 (ko) 시험편 자동 점용접 장치
Masubuchi Prediction and control of residual stresses and distortion in welded structures
Chen et al. Laser-assisted microscale deformation of stainless steels and ceramics
JPH04355342A (ja) 小型試験片の製作方法
JPH10132718A (ja) 超小型試験片による破壊靭性試験方法
JP3082279B2 (ja) 実機の余寿命予測用小型試験片の製作方法
JP2008064573A (ja) 破壊力学的試験方法及びその試験体
RU2538053C2 (ru) Способ изготовления образцов для настойки дефектоскопической аппаратуры
KR100483823B1 (ko) 피로균열이 내재된 시험편의 제조방법
JP4431784B2 (ja) 極細線熱電対の製造方法及び製造用治具
JP3980333B2 (ja) セラミックス製の円筒体の分割方法
JPH08240516A (ja) 一様な残留応力を有する試験片およびその製造方法
JP7497130B2 (ja) スポット溶接部の検査方法
JPH11211637A (ja) 3軸クリープ破断試験方法
KR101435262B1 (ko) Y형 그루브 시험편 및 그 제작 방법
RU2196668C1 (ru) Способ контроля контактно-точечных сварных соединений
SU853473A1 (ru) Способ определени технологическойпРОчНОСТи СВАРНОгО СОЕдиНЕНи
JP2005100868A (ja) 円筒型sofcモジュール組立装置及び円筒型sofcモジュールの組立方法
KR100302400B1 (ko) 정량화가용이한후판의용접부인성평가시험방법
Suzuki et al. Effect of location of V-notch on neutron irradiation-induced shift in DBTT of HAZ of welded pressure vessel steel
RU1821318C (ru) Способ изготовлени образцов с трещиноподобными дефектами в сварном шве
JPH08252729A (ja) 長尺鋼板の製作方法
Tsai Advances in the resistance welding of automotive aluminum
JPH02160427A (ja) 溶接型微小引張試験片の製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees