JPH0435492A - 立体映像表示装置の光学系調節方法 - Google Patents

立体映像表示装置の光学系調節方法

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JPH0435492A
JPH0435492A JP2142914A JP14291490A JPH0435492A JP H0435492 A JPH0435492 A JP H0435492A JP 2142914 A JP2142914 A JP 2142914A JP 14291490 A JP14291490 A JP 14291490A JP H0435492 A JPH0435492 A JP H0435492A
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JP
Japan
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screen
optical system
display device
pattern
rear projection
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Pending
Application number
JP2142914A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Kanayama
秀行 金山
Kenji Yamauchi
謙二 山内
Ryuhei Amano
隆平 天野
Haruo Isono
磯野 春雄
Minoru Yasuda
稔 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Sanyo Electric Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Sanyo Electric Co Ltd, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
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Publication of JPH0435492A publication Critical patent/JPH0435492A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、眼鏡を利用することなく立体映像を再現出来
る立体映像表示方式に関し、特に画像投写部から背面投
写型スクリーンへ至る光学系を最適調節する方法に関す
るものである。
(従来の技術) 人間が物体の奥行感を知覚する際の情報の一つとして両
眼視差がある。これは、第16図の如く左眼りと右眼R
によって遠近2つの物体(100)(101)を観視し
た場合、左眼の網膜に写る像(102)の位置と右眼の
網膜に写る像(103)の位置が両眼の間隔りによって
図示の如く異なり、網膜上の位置のずれは遠くの物体(
100)と近くの物体(101)とで異なることによる
ものである。
従来より、この両眼視差を利用した立体テレビジョンが
種々提案されており、例えばレンチキュラー板を用いた
ものが特開昭63−242093号公報〔H04N13
104) 、特開昭63−248293号公報Cl40
4N13104)に開示されている。
第15図はレンチキュラー板(工1)及び液晶パネル(
17)からなる立体映像表示装置の原理を示している。
画像表示デバイスとしての液晶パネル(17)は、左眼
用の液晶表示素子りと右眼用の液晶表示素子Rを1組と
してXYママトリクス状一定ピッチで配列したもので、
レンチキュラー板(11)の一つの凸レンズ部の幅領域
P内に前記一対の液晶表示素子LSRを収容している。
両液高表示素子し、Rは夫々左眼用駆動回路(81)、
右眼用駆動回路(82)によって、画像信号に応じて駆
動される。レンチキュラー板(11)のレンズ作用によ
って、観視者の左眼には左眼用液晶表示素子りからの光
のみが入射し、右眼には右眼用液晶表示素子Rからの光
のみが入射する。この結果、左眼の網膜には左眼用液晶
表示素子りのみから構成される画像が写り、右眼の網膜
には右眼用液晶表示素子Rのみから構成される画像が写
ることになり、観視者は、両眼視差によって立体映像を
認識するのである。
一方、近年の大画面化への要求に応じて、大形スクリー
ンに映像を投写するビデオプロジェクタ−が注目を集め
ており、例えば特開昭59−131278号公報CHO
4N5/74)に提案されているプロジェクタ−は、透
過型液晶表示素子をXYママトリクス状配列してなる液
晶パネル、該液晶パネルに形成された画像をスクリーン
上に投写するための光源及び投写レンズ等から構成され
ている。
(解決しようとする課題) 上記の如きビデオプロジェクタ−とレンチキュラー板と
を組み合わせて、大画面を具えた立体映像表示装置を構
成することが可能である。
第14図はその構成例を示しており、画像投写部(14
)には、前述の如く左眼用及び右眼用液晶表示素子から
なる液晶パネル(17)、光源(19)及び駆動回路(
8)が装備され、該投写部(14)から投写された光は
レンズ系(13)を経て背面投写型スクリーン(1)に
拡大投写される。背面投写型スクリーン(1)は、前述
のレンチキュラー板(11)を具えており、前述の如く
左眼用画像と右眼用画像とを水平方向にずらして映出す
るものである。
上記立体映像表示装置によれば、大形の背面投写型スク
リーン(1)を配備することによって、大画面の立体映
像を再現することが出来る。
しかしなか、ら、上記立体映像表示装置においては、投
写部(14)から背面投写型スクリーン(1)へ至る光
学系を構成する各光学機器の位置及び姿勢を極めて高い
精度で調整する必要がある。
即ち、投写部(14)からスクリーン(1)へ至る光学
距離に誤差が生じると、スクリーン(1)に形成される
左眼用画素り及び右眼用画素Rを一組とする画素ベアの
水平方向の配列ピッチP′と、レンチキュラー板(11
)の凸レンズピッチPとの間に差が生じて、第15図に
示す立体映像表示の原理が根底から崩れることになる。
又、前記各光学機器の姿勢に誤差が生じて、スクリーン
(1)上に形成される画素パターンとレンチキュラー板
(11)の凸レンズパターンとの間にずれが生じると、
スクリーン(1)には第7図乃至第9図に示す如き各種
のモワレパターン(6)(61)〜(65)が発生し、
著しく画質を損う。
しかし、従来は、投写部(14)からレンズ系(13)
を経てスクリーン(1)へ至る光学系の調整に際して、
例えばスクリーンに表示したテストパターン等に基づく
目視検査により、試行錯誤的な調整が行なわれており、
その調整作業が煩雑で、然も高い精度の調整が困難であ
る問題があった。
本発明の目的は、従来よりも簡易で且つ高い精度の調整
が可能な光学系の調節方法を提供することである。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係る光学系の調節方法は、投写部(14)から
背面投写型スクリーン(1)までの光学距離を調整して
、レンチキュラー板(11)の凸レンズピッチPと、ス
クリーン(1)上に形成される左眼用画素り及び右眼用
画素Rを一組とする画素ベアの水平方向の配列ピッチP
′とを一致せしめる方法にあっては、背面投写型スクリ
ーン(1)の前方に反射型スクリーン(12)を設置す
ると共に、投写部(14)の画像表示デバイスを一様な
明度の画面に形成し、これによって反射型スクリーン(
12)上に映出される縦縞模様(7)のコントラストを
最大化する様に、前記光学距離を調整する。
又、投写部(14)から背面投写型スクリーン(1)へ
至る光学系を構成する光学機器の姿勢を調整して、背面
投写型スクリーン(1)上に形成される画素パターンと
レンチキュラー板(11)の凸レンズパターンとのずれ
を修正するための方法にあっては、投写部(14)の画
像表示デバイスを一採な明度の画面に形成し、これによ
って背面投写型スクリーン(1)上に映出されるモワレ
パターンをビデオカメラ(21)によって撮影し、該カ
メラからの映像信号に処理を施して、前記モワレパター
ンの水平方向の周期及び位相の不規則性に応じた評価値
を作成し、該評価値に基づいて、前記モワレパターンが
水平方向に一定の周期及び位相にて規則的に現われる様
、各光学機器の姿勢を調整する。
(作用) 投写部(14)から背面投写型スクリーン(1)までの
光学距離を調節する方法においては、該光学距離が所定
値に設定され、第11図に示す如くレンチキュラー板(
11)の凸レンズピッチPと、スクリーン(1)上に形
成される左眼用画素り及び右眼用画素Rを一組とする画
素ベアの水平方向の配列ピッチP′とが正確に一致して
いる場合、レンチキュラー板(If)の焦点位置に反射
型スクリーン(12〕を設置すると、背面投写型スクリ
ーン(1)に形成される左眼用及び右眼用画素LSRか
らの光は、レンチキュラー板(11)を透過して反射型
スクリーン(12)に投写される。この結果、該スクリ
ーン(12)には、レンチキュラー板(11)の各凸レ
ンズ部の集光効果によって焦点位置は明るく、焦点位置
からずれた位置は暗くなって、第12図に示す如き縦縞
模様(7)が映出される。
ところが、光学距離が所定値よりも大きくなると、光学
系の拡大によって、背面投写型スクリーン(1)上の画
素ベアのピッチP′が大きくなり、逆に光学距離が所定
値よりも小さくなると、画素ベアのピッチP′は小さく
なる。この様に、両ピッチP、P’に不一致が生じると
、該不一致部分に対応する画素から発せられる光の焦点
位置は、前記両ピッチが一致している場合の焦点位置が
らずれ、この結果、反射型スクリーン(12)に形成さ
れる縦縞模様(7)のコントラストが低下する。
従って、反射型スクリーン(12)上に映出される縦縞
模様(7)のコントラストを最大化する採に、前記光学
距離を調整すれば、光学距離が最適設定されることにな
る。
又、各光学機器の姿勢を調節する方法においては、かり
に各光学機器の姿勢に誤差はないが、前述の光学距離に
誤差があるとした場合、背面投写型スクリーン(1)に
は、第1θ図に示す如く水平方向の周期及び位相の規則
的なモワレパターン(60)が現われる。
ところが、光学機器の姿勢に誤差がある場合には、第7
図乃至第9図の如く水平方向の周期及び位相の不規則な
モワレパターン(6)(60)〜(65)が現れる。
従って、これらのモワレパターンが第10図の如き規則
的なモワレパターン(60)となる様に、投写部(14
)、背面投写型スクリーン(1)等の光学機器の姿勢を
調整すれば、スクリーン(1)上に形成される画素パタ
ーンとレンチキュラー板(11)の凸レンズパターンと
のずれを修正することが出来る。
尚、背面投写型スクリーン(1)上のモワレパターンに
よる調整の後、前記反射型スクリーン(12)上の縦縞
模様(7)による調整を施すことによって、投写部(1
4)から背面投写型スクリーン(1)へ至る光学系が、
光学距離及び各光学機器の姿勢において最適調整される
ことになる。
(発明の効果) 本発明に係る立体映像表示装置の光学系調節方法によれ
ば、反射型スクリーン上の縦縞模様のコントラスト、或
いは背面投写型スクリーン上のモワレパターンの周期及
び位相の如き、客観的な評価基準によって光学系の調整
を行なうことが出来るから、その調整作業は従来に比べ
て簡易であり、然も高い精度の調整が可能である。
(実施例) 実施例は本発明を説明するためのものであって、特許請
求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様
に解すべきではない。
第1図は本発明の対象とする立体表示装置(10)、及
び本発明に係る光学系調節方法を実施するための機器構
成を示している。
立体表示装置F (10)の内部には、画像投写部(1
4)、該投写部(14)からの映像光を反射する第1及
び第2反射ミラー(15)(16)、レンチキュラー板
(11)を具えた背面投写型スクリーン(1)が配備さ
れている。
投写部(14)は、ケーシング内にメタルハライドラン
プ等からなる光源(19)、駆動回路(図示省略)が接
続された画像表示デバイスとしての液晶パネル(17)
、投写レンズ(18)等を内蔵し、投写レンズ(18)
にはフォーカス調整機構(43)が連繋して、投写レン
ズ(18)からの映像光の背面投写型スクリーン(1)
に対するフォーカス調整が可能である。又、前記ケーシ
ングは、投写光の光軸に沿う前後移動が可能に支持され
る共に、該移動調整を行なうための前後移動調整機構(
44)を具えている。該移動調整機構(44)は例えば
、ケーシングの移動を案内するガイド機構、ケーシング
を任意位置に固定する固定具等から容易に構成出来る。
第1反射ミラー(15)は投写部(14)の前方に固定
されている。一方、第2反射ミラー(16)は、その反
射光の光軸を上下、左右の首振り方向に偏向させること
が可能に可動支持されると共に、前記上下方向の偏向調
整のための回転調整機構(4)と、前記左右方向の偏向
調整のための回転調整機構(41)が連繋している。
又、背面投写型スクリーン(1)は、第2反射ミラー(
16)からの反射光の光軸を中心とする回転調整が可能
に支持されると共に、該回転調整のための回転調整機構
(42)が連繋している。
尚、前記の各回転調整機構(4) (41) (42)
は、例えば周知の枢支機構、ステッピングモータ等から
容易に構成出来る。
上記立体表示装置(10)には、後述の光学系調整工程
で動作させるべき情報処理装置(3)が装備され、該情
報処理装置(3)には、背面投写型スクリーン(1)上
のモワレパターンを撮影するための第1ビデオカメラ(
2)と、立体表示袋M (10)の前方に設置した反射
型スクリーン(12)上の縦縞模様を撮影するための第
2ビデオカメラ(21)からの映像信号が入力される。
第13図は、画像投写部(14)の具体的な光学系を示
している。光源(19)からの光は紫外線カツトフィル
ター(19a)を経た後、後述の如く3原色の光線に分
離される。
紫外線カツトフィルター(19a)を通過した光は反射
ミラー(9)を経て第1色分離用ダイクロイックミラー
(91)へ入射する。該ダイクロイックミラー (91
)は、緑及び赤の光成分G、Rは透過せしめ、青の光成
分Bは反射するものである。該ダイクロイックミラー(
91)にて反射された青成分Bは更に反射ミラー(92
)を経て、第1液晶パネル(93)へ入射する。
第1液晶パネル(93)の前方には第1色合成用ダイク
ロイックミラー(94)、及び第2色合成用ダイクロイ
ックミラー(95)が配置されている。
前記第1色分離用ダイクロイックミラー(91)を透過
した緑成分G及び赤成分Rは第2色分離用ダイクロイッ
クミラー(96)へ入射する。該ダイクロイックミラー
(96)は、緑成分Gは透過せしめ、赤成分Rは反射す
るものである。該ダイクロイックミラー(96)にて反
射された赤成分Rは、第2液晶パネル(97)へ入射し
、その透過光は、第1色合成用ダイクロイックミラー(
94)にて、第1液晶パネル(93)からの光と合成さ
れ、前記第2色合成用ダイクロイックミラー(95)へ
入射する。
前記第2色分離用ダイクロイックミラー(96)を透過
した緑成分Gは、第3液晶パネル(98)へ入射し、そ
の透過光は、反射ミラー(99)を経た後、前記第2色
合成用ダイクロイックミラー(95)にて、前記第1色
合成用ダイクロイックミラー(94)からの合成光と合
成される。
第2色合成用ダイクロイックミラー(95)からの最終
的な合成光は投写レンズ(90)を経て前方の背面投写
型スクリーン(1)へ拡大投写され、第15図で説明し
た原理によってカラー立体映像が再現されることになる
第1図に示す光学系の調整に際しては、投写部(14)
から反射ミラー(15) (16)を経て背面投写型ス
クリーン(1)へ至るまでの光学距離、投写部(14)
、反射ミラー(15)(16)及び背面投写型スクリー
ン(1)の夫々の位置及び向きを規定する3次元的なパ
ラメータが調整対象となるが、これらの全てのパラメー
タを調整する必要はない。例えば第4図に示す様に座標
軸を設定した場合、投写部(14)のZ。
軸に沿う前後位置、第2反射ミラー(16)のX2軸、
Y、軸回りの回転角度、及び背面投写型スクリーン(1
)の23軸回りの回転角度の少なくとも4つのパラメー
タを調整対象とすることが可能である。
前述の如く、第1図の立体表示装置(10)は、これら
の4つのパラメータを調整出来る様に光学系を構成して
いる。
以下、光学系調整のために用いる回路及び調節方法につ
いて具体的に説明する。
先ず、第1段階の予備調整として、第2反射ミラー(1
6)のX、軸、Y、軸回りの回転角度、及び背面投写型
スクリーン(1)のZ、軸回りの回転角度を調整して、
各光学要素の相対的な姿勢を最適設定するする方法につ
いて説明する。
第2反射ミラー(16)及び背面投写型スクリーン(1
)の姿勢に誤差はないが、投写部(14)から背面投写
型スクリーン(1)へ至る光学距離に誤差がある場合、
第11図に示すレンチキュラー板(11)の凸レンズピ
ッチPと、スクリーン(1)上に形成される左眼用画素
り及び右眼用画素Rを一組とする画素ベアの水平方向の
配列ピッチP′との不一致に起因して、スクリーン(1
)には、第10図に示す如く水平方向の周期及び位相が
規則的なモワレパターン(60)が現われる。
ところが、第2反射ミラー(16)のX2軸、Y、軸回
りの回転角度、及び背面投写型スクリーン(1)のZ、
軸回りの回転角度が所定値からずれていると、第7図乃
至第9図の如く水平方向の周期及び位相の不規則なモワ
レパターン(6)(60)〜(65)が現れる。
即ち、第2反射ミラー(16)のX2軸回りの回転角度
にずれがある場合は、第7図(a )(b )に示す様
に、上下方向に拡大成いは縮小する放射状のモワレパタ
ーン(6)(61)が現れる。
又、第2反射ミラー(16)のY2軸回りの回転角度に
ずれがある場合は、第8図(a )(b )に示す様に
水平方向に間隔が拡大成いは縮小する縦縞状のモワレパ
ターン(62) (63)が現れる。
更に又、背面投写型スクリーン(1)のZs軸回りの回
転角度にずれがある場合は、第9図(a)(b)に示す
様に左側或いは右側に低く傾く斜め縞状のモワレパター
ン(64) (65)が現れる。
第10図に示す如く垂直方向に離れた3本の水平走査線
H1、H8、H1上の映像信号を抽出した場合、第7図
のモワレパターン(6)(61)では、映像信号の黒し
ベの周期が、前記3本の水平走査線H1、Hl、H,で
異なる。又、第8図のモワレパターン(62) (63
)では、各水平走査線上の映像信号の黒レベルの周期が
水平方向に増大成いは減小する。更に又、第9図のモワ
レパターン(64)(65)では、各水平走査線上の黒
レベルの周期は一定であるが、水平走査線毎に位相がず
れることになる。
従って、上述の各水平走査線の黒レベルの周期及び位相
の特徴から、第7図、第8図及び第9図の何れのモワレ
パターンかを識別することが可能である。そして、その
識別結果に基づいて、第10図の正常なモワレパターン
(60)が得られる様に、第2反射ミラー(16)のx
2軸、Y2軸回りの回転角度、及び背面投写型スクリー
ン(1)の23軸回りの回転角度を調整することが出来
る。
第2図は、上述の原理に基づいてモワレパターンの種類
を識別して、第2反射ミラー(16)及び背面投写型ス
クリーン(1)の向きを調整するべく構成した回路の一
例を示し、第5図は該回路による調整手続を表わしてい
る。
調整に際しては、先ず、投写部(14)の動作によって
背面投写型スクリーン(1)が全面白色表示され(第5
図(105))、該画面を第1図の如く第1ビデオカメ
ラ(2)によって撮影する。
第1ビデオカメラ(2)からの映像信号は第2図の如く
水平走査線抽出回路(32)へ送られ、前記3本の水平
走査線H1、H3、H3上の映像信号V、、■2、Vお
が抽出される(第5図(106))。これらの映像信号
は黒レベル検出回路(33)へ送られて、黒レベルの発
生時点が検出され、該検出信号はマイクロコンピュータ
からなる信号処理回路(34)へ送られる。又、第1ビ
デオカメラ(2)からの映像信号は水平同期信号検出回
路(31)へ送られて、水平同期パルスが分離され、該
水平同期パルスは信号処理回路(34)へ送られる。
信号処理回路(34)は、予め設定されている手続に従
って、映像信号V8、■2、■、中の黒レベルの発生時
点を、水平同期信号検出回路(31)がらの水平同期パ
ルスに基づいてカウントし、各映像信号■1、■3、■
3の黒レベルの発生周期、位相の変化を判別する(第5
図(107))。
更に信号処理回路(34)は、各映像信号V1、■3、
■、の黒レベルの周期が等しいが否かを判断しく第5図
(108))、等しい場合は第9図のモワレパターン(
64)(65)が発生していると認識して、背面投写型
スクリーン(1)をZ、軸回りに回転させるための駆動
パルスを第2図のモータ駆動回路(5)へ送出し、背面
投写型スクリーン(1)の回転調整を行なう(第5図(
109))。
その後、各映像信号V1、v2、v3の黒レベルの位相
が等しいか否かを判断しく第5図(110))、等しく
ない場合は第7図或いは第8図のモワレパターンである
と認識して前記手続(108)へ戻り、等しい場合は第
10図の正常なモワレパターンが得られたと認識して手
続を終了する。
手続(108)にて黒レベルの周期が等しくないと判断
された場合、第7図或いは第8図のモワレパターンであ
ると認識して、黒レベルの位相が等しいか否かを判断し
く第5図(111))、等しい場合は第8図のモワレパ
ターンであると認識して、第2反射ミラー(16)をY
2軸回りに回転させるための駆動パルスを第2図のモー
タ駆動回路(51)へ送出し、第2反射ミラー(16)
の回転調整を行なう(第5図(112))。
又、手続(111)にて位相が等しくないと判断された
場合は第7図のモワレパターンであると認識して、第2
反射ミラー(16)をX2軸回りに回転させるための駆
動パルスを第2図のモータ駆動回路(52)へ送出し、
第2反射ミラー(16)の回転調整を行なう(第5図(
113))。
この結果、第10図に示す正常なモワレパターン(60
)が得られ、投写部(14)がら背面投写型スクリーン
(1)へ至る光学距離を除いて、他の光学的パラメータ
の調整が完了することになる。
尚、信号処理回路(34)によって判別された黒しベル
の発生周期及び位相の変化は第2図の表示器(35)に
表示される。従って、該表示に基づいて手動で第2反射
ミラー(16)及び背面投写型スクリーン(1)の回転
調整を行なうことも可能である。
次に、光学系の第2段階の微調整として、投写部(14
)の20軸に沿う前後位置を調整して、投写部(14)
から背面投写型スクリーン(1)までの光学距離を最適
設定する方法について述べる。
前記光学距離が所定値に設定され、第11図に示す如く
レンチキュラー板(11)の凸レンズピッチPと、スク
リーン(1)上に形成される左眼用画素り及び右眼用画
素Rを一組とする画素ペアの水平方向の配列ピッチP′
とが正確に一致している場合は、第1図の如く背面投写
型スクリーン(1)の前方に設置した反射型スクリーン
(12)には、第12図の如き縦縞模様(7)が高いコ
ントラストで映出されるが、光学距離にずれが生じてい
る場合には、縦縞模様(7)のコントラストが低下する
従って、反射型スクリーン(12)上に映出される縦縞
模様(7)のコントラストを最大化する様に、投写部(
14)の前後位置を調節すれば、光学距離が高精度で最
適設定されることになる。
第3図はこの原理に基づく調整に利用する回路の一例を
示し、第6図は調整手続を表わしている。
調整に際しては、前記予備調整と同様に背面投写型スク
リーン(1)が全面白色表示され(第6図(114))
、これによって反射型スクリーン(12)に投写される
画面を第1図の第2ビデオカメラ(21)によって撮影
する。
第2ビデオカメラ(21)からの映像信号は第3図の如
くバイパスフィルター(36)及びA/D変換器(37
)を経て積分回路(39)へ送られ、該積分回路は、垂
直同期検出回路(38)にて作成された垂直同期パルス
に基づいて、前記A/D変換器(37)からのデジタル
映像信号を1フイ一ルド期間分だけ積分し、その結果を
評価値Fiとして表示器(30)にデジタル表示する。
調整は、前記表示器(30)に表示された評価値を参照
しつつ後述の如く行なう。
先ず投写部(14)を20軸に沿う調整範囲の任意位置
に設置し、その位置で得られる評価値Fを最大値Fmと
して初期設定する(第6図(115))。その後、投写
部(14)を一定ピツチずつ一方向へ移動させ(116
)、各ピッチ点にて、第1図のフォーカス調整機構(4
3)を操作して、投写レンズ(18)を前後に移動させ
、評価値の極大値が得られる位置に投写レンズ(18)
を設置する(第6図(1170118))(118))
次に前記極大値をFiとおいて、該極大値Fiと最大値
Fmの大小比較を行なう(120)。その結果、Fi>
Fmの場合は、F+nとしてFiを設定し、前記手続(
116)へ戻る。Fi<Fmの場合は投写部の移動方向
を逆転させ(122)、前記手続(116)へ戻る。
最終的にF i= F mとなった時点で手続を終了す
る。
この結果、第1図に示す投写部(14)から背面投写型
スクリーン(1)へ至るまで光学距離が最適設定され、
第12図に示す縦縞模様(7)のコントラストか最大化
される。
尚、前述の予備調整完了時に第1ビデオカメラ(2)に
よって撮影された第10図のモワレパターンは、前記光
学距離の最適設定の完了時には消失することになる。
上記光学系調節方法によれば、調整作業者の主観に拘ら
ず、客観的な評価基準、即ち背面投写型スクリーン(1
)上のモワレパターンの周期、位相、及び反射型スクリ
ーン(12)上の縦縞模様のコントラストによって光学
系の調整を行なうことが出来るから、その調整作業は従
来に比べて簡易であり、然も高い調整精度が得られる。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであ
って、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲
を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
例えば前述のモワレパターンによる調整においては、投
写部(14)自体の姿勢、或いは第1反射ミラー(15
)の姿勢を調整対象とすることも可能である。又、縦縞
模様のコントラストによる調整においては、背面投写型
スクリーン(1)の28軸に沿う位置を調整対象とする
ことも可能である。
更に、これらの二つの調整における評価値としては、第
7図乃至第9図のモワレパターンの黒レベルの周期及び
位相、或いは第12図の縦縞模様の映像信号の積分値に
限らず、モワレパターンの種類を識別し、或いは縦縞模
様のコントラストを評価出来るものであれば、他の種々
の評価値を採用出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る立体映像表示装置の光学系調節方
法を実施するための機器構成を示す図、第2図及び第8
図は夫々光学系調節のために用いる回路のブロック図、
第4図は調整対象とする光学系の座標軸を示す斜視図、
第5図及び第6図は夫々調整手続を表わすフローチャー
ト、第7図乃至第10図は背面投写型スクリーンに写し
出されるモワレパターンを種類を説明する図、第11図
は反射型スクリーンに写し出される縦縞模様の発生原理
を説明する図、第12図は該縦縞模様を表わす図、第1
3図は画像投写部の光学系を示す図、第14図は立体表
示装置の概略構成を示す図、第15図は立体表示装置の
原理を説明する図、第16図は両眼視差による立体認識
を説明する図である。 (10)・・・立体表示装置  (14)・・・画像投
写部(18)・・・投写レンズ   (15) (16
)・・・反射ミラー(1)・・・背面投写型スクリーン (11)・・・レンチキュラー板 (2)(21)・・・ビデオカメラ (12)・・・反射型スクリーン (4)(41)(42)・・・回転調整機構(43)・
・・フォーカス調整機構 (44)・・・前後移動調整機構 1!;7図 第8I!1 第18図 手続補正書(自発) 平成2年9月19日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]画像投写部(14)の画像表示デバイスに形成さ
    れる左眼用画像及び右眼用画像を、背面投写型スクリー
    ン(1)を構成するレンチキュラー板(11)に投写し
    て、該スクリーン上に立体映像を表示する装置の光学系
    を調節する方法に於て、投写部(14)から背面投写型
    スクリーン(1)までの光学距離を調整して、レンチキ
    ュラー板(11)の凸レンズピッチPと、スクリーン(
    1)上に形成される左眼用画素L及び右眼用画素Rを一
    組とする画素ペアの水平方向の配列ピッチP′とを一致
    せしめる方法であって、背面投写型スクリーン(1)の
    前方に反射型スクリーン(12)を設置すると共に、投
    写部(14)の画像表示デバイスを一様な明度の画面に
    形成し、これによって反射型スクリーン(12)上に映
    出される縦縞模様(7)のコントラストを最大化する様
    に、前記光学距離を調整することを特徴とする立体映像
    表示装置の光学系調節方法。 [2]反射型スクリーン(12)上の縦縞模様(7)を
    ビデオカメラ(2)によって撮影し、該カメラからの映
    像信号を積分処理して、縦縞模様(7)のコントラスト
    に比例する評価値を作成し、該評価値に基づいて前記光
    学距離を調整する請求項1に記載の光学系調節方法。 [3]画像投写部(14)の画像表示デバイスに形成さ
    れる左眼用画像及び右眼用画像を、背面投写型スクリー
    ン(1)を構成するレンチキュラー板(11)に投写し
    て、該スクリーン上に立体映像を表示する装置の光学系
    を調節する方法に於て、投写部(14)から背面投写型
    スクリーン(1)へ至る光学系を構成する光学機器の姿
    勢を調整して、背面投写型スクリーン(1)上に形成さ
    れる画素パターンとレンチキュラー板(11)の凸レン
    ズパターンとのずれを修正するための方法であって、投
    写部(14)の画像表示デバイスを一様な明度の画面に
    形成し、これによって背面投写型スクリーン(1)上に
    映出されるモワレパターンをビデオカメラ(21)によ
    って撮影し、該カメラからの映像信号に処理を施して、
    前記モワレパターンの水平方向の周期及び位相の不規則
    性に応じた評価値を作成し、該評価値に基づいて、前記
    モワレパターンが水平方向に一定の周期及び位相にて規
    則的に現われる様、前記光学機器の姿勢を調整すること
    を特徴とする立体映像表示装置の光学系調節方法。 [4]モワレパンターンを構成する映像信号から、画面
    垂直方向にずれた複数の水平走査線H_1、H_2、H
    _3上の映像信号V_1、V_2、V_3を抽出し、各
    映像信号V_1、V_2、V_3の黒レベルの周期及び
    位相を検出して、該検出信号に基づいて前記評価値を作
    成する請求項3に記載の光学系調節方法。
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