JPH0435427Y2 - - Google Patents

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JPH0435427Y2
JPH0435427Y2 JP12982289U JP12982289U JPH0435427Y2 JP H0435427 Y2 JPH0435427 Y2 JP H0435427Y2 JP 12982289 U JP12982289 U JP 12982289U JP 12982289 U JP12982289 U JP 12982289U JP H0435427 Y2 JPH0435427 Y2 JP H0435427Y2
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fixing rod
warp
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vertical
warp thread
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JP12982289U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、絣等の織物を製造するために使用さ
れる手織機に関し、特にタテガスリ糸をセツトす
る機構に関するものである。
(従来技術) 従来、この種の手織機としては、第4図に示す
ような構造のものが知られている。すなわち、手
織機Cの後部には横杆20が固着されており、該
横杆20に設けられた6個の突起20aにタテガ
スリ糸の途中を固定するようにされている。ま
た、前記横杆20の近傍には、横杆20に平行に
地タテ受け21が固着されており、該地タテ受け
21の下方に設けられたドラム(図示せず)より
導出される地タテ糸を受けて前方に案内するよう
にされている。また、手織機Cの前部には千巻2
3が設けられており、該千巻23に前記横杆20
及び地タテ受け21から水平に案内されるタテ糸
群(タテガスリ糸、地タテ糸)の先端を固定する
ようにされている。さらに、手織機Cの略中央部
には、一対の綜絖(ヘールド)24,24が設け
られており、タテガスリ糸及び地タテ糸を各綜絖
(ヘールド)24にそれぞれ挿通させるようにさ
れている。各綜絖(ヘールド)24は踏板(図示
せず)の操作によつて互いに上下可能な状態にさ
れており、これによりタテガスリ糸と地タテ糸と
を上下の2群に分け、その間からヨコ糸(ヨコガ
スリ糸、地ヨコ糸)をもつた杼(シヤツトル)
(図示せず)を飛走させてヨコ糸を織り込むよう
にされている。また、前記綜絖(ヘールド)24
と千巻23との間には筬25が設けられており、
前述のようにして織り込んだヨコ糸を該筬25に
よつて織前に圧入するようにされている。尚、前
記千巻23は、必要に応じて回転させることがで
き、この回転操作によつて織り終えた部分を該千
巻23に巻き込んでいくようにされている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、織り終えた部分を千巻23に巻き込
むに際しては、まずタテガスリ糸を6個の突起2
0aから全て外してから千巻23に巻き込み、再
びタテガスリ糸を6個の突起20aに巻付け固定
し直すようにされている。
しかしながら、このようにタテガスリ糸をその
都度6個の突起20aに巻付け固定し直していた
のでは、その作業に時間を取られ、作業能率が悪
いという問題点がある。また、手で巻付け固定す
る方法では、作業者個人の力の入れ具合によつて
タテガスリ糸の張力にバラツキが生じ、その結
果、仕上がつた製品の品質にかなりのバラツキが
生じるという問題点がある。
本考案は、従来技術の上記のような問題点に鑑
み、タテガスリ糸を、簡単にかつ同じ張力をもた
せてセツトすることのできる手織機におけるタテ
ガスリ糸のセツト機構を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案では、手織機におけるタテガス
リ糸のセツト機構を、水平杆と該水平杆の両端近
傍に回動自在に軸支された左右一対の取付片と、
前記水平杆の両端に固着された左右一対の昇降ア
ームと、該一対の昇降アームの先端に回動自在に
架設されたタテガスリ糸固定杆と、該タテガスリ
糸固定杆の一方向の回転を阻止する阻止機構と、
前記タテガスリ糸固定杆にその長手方向に沿つて
設けられた突条体と、前記タテガスリ糸固定杆に
装着され、前記突条体にタテガスリ糸の途中を圧
接する把持部材とから構成するようにしたもので
ある。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る手織機におけるタテガス
リ糸のセツト機構を示す斜視図、第2図はその作
動説明図、第3図は挟持片の斜視図である。
第1図に示すように、水平杆1には、その両端
近傍に取付片2a,2bの基端部が回動自在に軸
支されており、該取付片2a,2bの先端部を手
織機後部の横杆20(第4図参照)にネジ止め固
定することにより、セツト機構Aを手織機の後部
に組み込むようにされている。尚、この場合、突
起20aは取り外してある。また、前記水平杆1
には、その両端に昇降アーム3a,3bの基端部
が固着されており、該昇降アーム3a,3bと前
記水平杆1とはコ字状に形成されている。前記昇
降アーム3a,3bには、その先端部に円柱状の
タテガスリ糸固定杆4が回動自在に架設されてお
り、該タテ糸固定杆4には、その長手方向に沿つ
て突条体9が設けられている。また、前記タテガ
スリ糸固定杆4と略等しい内径をもち、断面が円
弧状の把持部材10別途用意されており、該把持
部材10をタテ糸固定杆4に装着することによ
り、タテガスリ糸を前記突条体9に押し付けるよ
うにされている。
前記タテガスリ糸固定杆4の一端部は、前記ア
ーム3aから突出して設けられており、該突出部
4aのアーム3a寄りにはギヤ5が固着されてい
る。また、前記アーム3aには、その略中央部に
ストツパー7の基端部が回動自在に軸支されてお
り、該ストツパー7の先端部を前記ギヤ5に係合
させることにより、前記タテガスリ糸固定杆4の
矢印イ方向の回転を阻止することができるように
されている。尚、ストツパー7は、付勢バネ8に
より常にギヤ5と係合する方向に付勢されてい
る。ここで、ストツパー7は、手織機の前部(す
なわち、作業位置)から紐等によつて操作可能と
されており、この操作によつてギヤ5とストツパ
ー7との係合を解除することにより、前記タテガ
スリ糸固定杆4の矢印イ方向への回転を可能にす
ることができるようにされている。また、前記突
出部4aには、その先端部にノブ6が圧入固着さ
れており、該ノブ6を回転させることにより前記
タテガスリ糸固定杆4を回転させることができる
ようにされている。
次に本実施例の作用について説明する。
まず、ドラムより導出された地タテ糸を地タテ
受け21(第4図)で受け、地タテ糸の先端をタ
テガスリ糸13の先端と共に千巻14(第4図)
に固定する。次いで、その先端が千巻14に固定
されているタテガスリ糸13を4つの組に分け、
それぞれの組に属する複数のタテガスリ糸13が
略平行となるように櫛を入れ、その途中に挟持片
15(第3図参照)を取り付ける。ここで、挟持
片15は、それぞれの組に属する複数のタテガス
リ糸13がバラバラにならないようにするための
ものである。次いで、以上のようにして4つの組
に分けたタテガスリ糸13をタテガスリ糸固定杆
4の上に載せ、該タテガスリ糸固定杆4に、タテ
ガスリ糸13を包むようにして把持部材10を装
着する。すると、タテガスリ糸13は、該把持部
材10によつてタテガスリ糸固定杆4の突条体9
に押し付けられた状態となる。この状態で、ノブ
6を第1図における矢印ロ方向に回転させること
により、タテガスリ糸13をタテガスリ糸固定杆
4に巻き付けていく(第2図a参照)。尚、この
巻き付け作業の始めの時点においては、複数のタ
テガスリ糸13のうちに弛んでいるタテガスリ糸
13が含まれている。そして、タテガスリ糸固定
杆4を回転させると、まず張つているタテガスリ
糸13のみがタテガスリ糸固定杆4と把持部材1
0との間をスライドし、これにより全てのタテガ
スリ糸13が揃うので、さらにタテガスリ糸固定
杆4を回転させていくと、全てのタテガスリ糸1
3が、タテガスリ糸固定杆4と千巻23との間に
同じ張力でセツトされることになる。この場合、
タテガスリ糸13をタテガスリ糸固定杆4に巻き
付けていくと、固定されている取付片2a,2b
に対して昇降アーム3a,3bは上方へ傾動して
いく。そして、前記タテガスリ糸固定杆4の両端
近傍が前記取付片2a,2bに当接した時点でノ
ブ6の回転は不能となる(第2図b)。この時点
でノブ6から手を放すと、ストツパー7がギヤ5
と係合してタテガスリ糸固定杆4の逆転(矢印
イ)が阻止され、タテガスリ糸13のセツトが終
了する。このようにして全てのタテガスリ糸13
が同じ張力でセツトされることになり、仕上がつ
た製品の品質向上に貢献することができる。
織物を一定長さだけ織り上げたら、作業者個人
が作業場所から操作し、ギヤ5とストツパー7と
の係合を解除することにより、前記タテガスリ糸
固定杆4を矢印イ方向へ回転させる。すると、タ
テガスリ糸固定杆4に巻き付けられていたタテガ
スリ糸13がほどけていき、アーム3a,3bが
下方へ傾動して元の位置(第2図a)に戻る。こ
の状態においては、タテガスリ糸13がタテガス
リ糸固定杆4と把持部材10との間をスライド可
能であるので、織り上げた織物を千巻23に巻き
込んでいくことができる。このようにして織り上
げた織物を千巻23に巻き込んだ後、ノブ6を第
1図における矢印ロ方向に回転させることによ
り、タテガスリ糸13をタテガスリ糸固定杆4に
巻き付けていくと、上述したのと同じように全て
のタテガスリ糸13は、タテガスリ糸固定杆4と
千巻23との間に同じ張力でセツトされることに
なる。
以上のように、タテガスリ糸13を簡単にセツ
トすることができるので、従来に比して作業能率
が向上する。また、タテガスリ糸13の張り具合
に個人差が生じないので、織り上げた製品の品質
にバラツキが生じることがない。
(考案の効果) 本考案は、以上のようにして手織機におけるタ
テガスリ糸のセツト機構を構成したことにより、
タテガスリ糸を簡単にセツトすることができるの
で、従来に比して作業能率が向上するというすぐ
れた効果がある。また、タテガスリ糸の張り具合
に個人差が生じないので、織り上げた製品の品質
にバラツキが生じることがないというすぐれた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る手織機におけるタテガス
リ糸のセツト機構を示す斜視図、第2図はその作
動説明図、第3図は挟持片の斜視図、第4図は従
来技術を示す斜視図である。 A……セツト機構、1……水平杆、2a,2b
……取付片、3a,3b……昇降アーム、4……
タテガスリ糸固定杆、5……ギヤ、7……ストツ
パー、9……突条体、10……把持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平杆と、該水平杆の両端近傍に回動自在に軸
    支された左右一対の取付片と、前記水平杆の両端
    に固着された左右一対の昇降アームと、該一対の
    昇降アームの先端に回動自在に架設されたタテガ
    スリ糸固定杆と、該タテガスリ糸固定杆の一方向
    の回転を阻止する阻止機構と、前記タテガスリ糸
    固定杆にその長手方向に沿つて設けられた突条体
    と、前記タテガスリ糸固定杆に装着され、前記突
    条体にタテガスリ糸の途中を圧接する把持部材と
    を具備してなる手織機におけるタテガスリ糸のセ
    ツト機構。
JP12982289U 1989-11-06 1989-11-06 Expired JPH0435427Y2 (ja)

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JP12982289U JPH0435427Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06

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JP12982289U JPH0435427Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06

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JPH0367087U JPH0367087U (ja) 1991-06-28
JPH0435427Y2 true JPH0435427Y2 (ja) 1992-08-21

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