JPH04352120A - 光偏向方法 - Google Patents

光偏向方法

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Publication number
JPH04352120A
JPH04352120A JP12744691A JP12744691A JPH04352120A JP H04352120 A JPH04352120 A JP H04352120A JP 12744691 A JP12744691 A JP 12744691A JP 12744691 A JP12744691 A JP 12744691A JP H04352120 A JPH04352120 A JP H04352120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
displacement
light beam
reflecting mirror
hysteresis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12744691A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Funemi
浩司 船見
Yuji Uesugi
雄二 植杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12744691A priority Critical patent/JPH04352120A/ja
Publication of JPH04352120A publication Critical patent/JPH04352120A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ加工機(レーザ
マーカ,レーザトリマ),OA機器(レーザプリンタ,
バーコードリーダ),測定器(レーザ顕微鏡,レーザ検
査器)等において、特に高速,高精度で、光ビームの走
査,切り替えを行う光偏向方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光偏向技術は、高速,高精度化の
方向に進んでおり、その従来技術としては、図4に示す
ような、ガルバノ・メータ・スキャナを用いた光偏向方
法が挙げられる。
【0003】この方法は、ガルバノ・メータ1の回転軸
に、反射ミラー2を固定し、このガルバノ・メータ1の
振れにより、反射ミラー2を回転させることにより、光
ビームの走査,切り替えを行う方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
光偏向方法(ガルバノ・メータ・スキャナ)では、ガル
バノ・メータの剛性が小さいために、反射ミラーは外部
振動の影響を受けやすく、光路を高度に安定した状態で
維持し続けることが困難であった。更に、固有振動の観
点から、光ビームの走査速度,走査周波数,反射ミラー
の質量等について、数多くの制限が生じていた。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決し、簡単
な機構で、高速,高精度に光ビームの走査,切り替えを
行う光偏向方法及びその装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、あらかじめ、圧電素子のヒステリシス特性の
モデリングを行っておき、そのヒステリシス・モデルを
参考にして、ヒステリシス特性を補正した制御電圧を、
圧電素子へ印加することにより、圧電素子の変位を制御
し、さらに、その変位を、直線運動から回転運動への変
換機構を用いて、反射ミラーを回転させて、光ビームの
走査,切り替えを行う方法である。
【0007】
【作用】まず始めに、圧電素子のヒステリシス特性のモ
デリングを行う。そして、そのヒステリシス・モデルを
参考にして、ヒステリシス特性を補正した制御電圧を、
圧電素子へ印加することにより、圧電素子の変位を制御
する。
【0008】さらに、圧電素子の変位を、直線運動から
回転運動への変換機構を用いて、反射ミラーを回転させ
ることにより、光ビームの走査,切り替えを行う。
【0009】圧電素子の変位は、印加する電圧の大きさ
によって正確に変化するため、この印加電圧を最適に制
御することにより、光ビームを正確に走査、及び、切り
替えを行うことができる。また、非線形要素を持つ圧電
素子のヒステリシス特性に対しては、十分に、そのモデ
リングを行うことにより、圧電素子を高精度に制御する
ことができる。更に、圧電素子の応答性は、非常に速い
ため、光ビームを高速に走査、及び、切り替えを行うこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を説明す
る。
【0011】図1は、本発明の一実施例を示す図である
。図1において、4は圧電素子(例えば、積層型圧電素
子)、5は本体ベース、6は支点ベース、7a,7bは
鋼球、8はコイルバネ、9は反射ミラーである。
【0012】印加電圧に応じて歪(変位)が発生する圧
電素子4には、主に、積層型圧電素子とバイモルフ型圧
電素子の2種類がある。
【0013】積層型圧電素子はバイモルフ型圧電素子に
比べて、変位量は小さいが、その精度が高く発生力も大
きい、また、熱や騒音の発生が極めて小さく、かつ、入
力電気エネルギの機械エネルギへの変換効率が大きいの
で、消費電力も小さくてすむという長所があり、さらに
電極間距離を小さくすることにより、駆動電圧を低くす
ることができる。従って、光偏向装置に使用する圧電素
子4には、積層型圧電素子を用いるのが多い。
【0014】積層型圧電素子は、図2に示すような構造
をしており、表裏両面に電極を形成した薄型の圧電セラ
ミックス3が、分極方向を対向するように何層も積層さ
れ、機械的に直列に配置されている。一方、電極は、一
層おきに取り出して、電気的には、並列構造となってお
り、その両端に電圧を加えると、一枚一枚の圧電セラミ
ックス3の変位が加算され、大きな変位が得られる。
【0015】また、圧電素子4の構成要素である圧電セ
ラミックス3は、強誘電体であるジルコンチタン酸鉛(
PZT)にて形成されているため、いわゆる、ヒステリ
シス特性を有している。例えば、圧電素子4への印加電
圧に対する、圧電素子4の変位特性は、図3に示すよう
な非線形要素を持つヒステリシス特性となる。つまり、
印加電圧の増加時の変位と、減少時の変位との間に、誤
差があるため高精度の位置決めには不十分である。
【0016】つまり、高精度の位置決めを行うためには
、通常、高精度の位置センサーと共に、クローズド・ル
ープ・システムを構成し、上記位置センサーからの信号
に基いてヒステリシスの影響が生じないように、印加電
圧をフィード・バック制御する必要がある。ところが、
印加電圧のフィード・バック制御を行っているため、高
速制御,安定性という面において問題がある。
【0017】そこで、本発明においては、まず始めに、
使用する圧電素子4(あるいは、光偏向装置に組み込ん
だ状態での圧電素子4)のヒステリシス特性の解析を、
十分に行い、そのヒステリシス・モデルを作成する。こ
こで、圧電素子4のヒステリシス特性は、圧電素子4が
置かれている状態によって変化するため注意が必要であ
る。例えば、その状態変数には、圧電素子4の両端にか
けている印加電圧,圧電素子4の変位量,圧電素子4へ
の機械的負荷量、及び現時点までに圧電素子4にかけた
印加電圧の経過等が挙げられる。
【0018】そして、このヒステリシス・モデルを参考
にして、ヒステリシス特性を補正した制御電圧を、圧電
素子4の両端に印加することにより、圧電素子4の変位
を高精度に制御することができる。
【0019】次に、図1で示した光偏向装置の機械的動
作を説明する。まず始めに、上記で示したように、ヒス
テリシス特性を補正した制御電圧を、圧電素子4の両端
に印加すると、圧電素子4は高精度に変位する。変位し
た圧電素子4は、一端が本体ベース5で固定されている
ため、その逆方向に変位する。つまり、この変位は、圧
電素子4上の鋼球7aを介して、反射ミラー9に伝えら
れる。
【0020】一方、反射ミラー9は、本体ベース5と、
コイルバネ8で固定されている。そのため、圧電素子4
の直線運動(変位)は、本体ベース5に固定された支点
ベース6上の鋼球7bを支点として、反射ミラー9への
回転運動に変換される。
【0021】このように、反射ミラー9が回転運動する
ことにより、光ビームの走査,切り替えを行うことがで
きる。
【0022】つまり、あらかじめ、圧電素子4のヒステ
リシス特性のモデリングを行い、そのヒステリシス・モ
デルを参考にして、ヒステリシス特性を補正した制御電
圧を、圧電素子4へ印加することにより、圧電素子4の
変位を制御し、さらに、その変位を、直線運動から回転
運動への変換機構を用いて、反射ミラー9を回転させる
ことにより、光ビームを高精度に走査、及び、切り替え
を行うことができる。
【0023】更に、圧電素子4の応答性は、従来の光偏
向方法(ガルバノ・メータ・スキャナ)に比べて、非常
に速いため、光ビームを高速に走査、及び、切り替えを
行うことができる。
【0024】一方、圧電素子4のヒステリシス特性は、
周囲環境(温度等)により変化する場合がある。そのた
め、この光偏向装置を使用しながら、学習制御を用いて
、圧電素子4のヒステリシス・モデルの更新を行う。 この更新されつつあるヒステリシス・モデルを用いるこ
とにより、圧電素子4の制御を行うと、より安定して、
高精度に光ビームを走査、及び、切り替えを行うことが
できる。
【0025】更に、光ビームで偏向するパターンを限定
し、それらのパターンに対して、ヒステリシス特性を補
正した電圧を、圧電素子4へ印加することにより、圧電
素子4の変位を制御することにより、より簡易的に、光
ビームを走査、及び、切り替えを行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、あらかじめ、圧電素
子のヒステリシス特性のモデリングを行い、そのヒステ
リシス・モデルを参考にして、ヒステリシス特性を補正
した電圧を、圧電素子へ印加することにより、圧電素子
の変位を制御し、さらに、その変位を、直線運動から回
転運動への変換機構を用いて、反射ミラーを回転させる
ことにより、光ビームを高速,高精度に走査、及び切り
替えを行うことができる。
【0027】さらに、この圧電素子のヒステリシス・モ
デルの更新を行いながら、圧電素子の直線運動を制御す
ると、より安定して、高精度に光ビームを走査、及び、
切り替えを行うことができる。
【0028】一方、光ビームで偏向するパターンを限定
し、それらのパターンに対して、ヒステリシス特性を補
正した制御電圧を、圧電素子へ印加することにより、圧
電素子の変位を制御することにより、より簡易的に、光
ビームを走査、及び、切り替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光偏向装置の構
成図
【図2】積層型圧電素子の構成図
【図3】積層型圧電素子のヒステリシス特性図
【図4】
従来の光偏向装置の構成図
【符号の説明】
4    圧電素子 9    反射ミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧電素子のヒステリシス特性のモデリ
    ングを行い、そのヒステリシス・モデルを参考にして、
    ヒステリシス特性を補正した制御電圧を、圧電素子へ印
    加することにより、圧電素子の変位を制御し、さらに、
    その変位を、直線運動から回転運動への変換機構を用い
    て、反射ミラーを回転させて、光ビームを偏向させるこ
    とを特徴とする光偏向方法。
  2. 【請求項2】  圧電素子のヒステリシス・モデルの更
    新を行いながら、圧電素子の変位を制御することを特徴
    とする請求項1記載の光偏向方法。
  3. 【請求項3】  光ビームで偏向するパターンを限定し
    、それらのパターンに対して、ヒステリシス特性を補正
    した制御電圧を、圧電素子へ印加することにより、圧電
    素子の変位を制御することを特徴とする請求項1記載の
    光偏向方法。
JP12744691A 1991-05-30 1991-05-30 光偏向方法 Pending JPH04352120A (ja)

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JP12744691A JPH04352120A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 光偏向方法

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JP12744691A JPH04352120A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 光偏向方法

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JPH04352120A true JPH04352120A (ja) 1992-12-07

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ID=14960133

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12744691A Pending JPH04352120A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 光偏向方法

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JP (1) JPH04352120A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206541A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社リコー 光偏向装置、2次元画像表示装置、光走査装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206541A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社リコー 光偏向装置、2次元画像表示装置、光走査装置及び画像形成装置

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