JPH0435178B2 - - Google Patents

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JPH0435178B2
JPH0435178B2 JP59143131A JP14313184A JPH0435178B2 JP H0435178 B2 JPH0435178 B2 JP H0435178B2 JP 59143131 A JP59143131 A JP 59143131A JP 14313184 A JP14313184 A JP 14313184A JP H0435178 B2 JPH0435178 B2 JP H0435178B2
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cassette
arm
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horizontal arm
dental
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Fumiaki Akagi
Tooru Nakamura
Masaaki Myawaki
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Asahi Roentgen Industries Co Ltd
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Asahi Roentgen Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この発明は歯科診療用として、歯列域だけでな
く、口腔機能や上下顎を含む顔面域の断層像をパ
ノラマ状に撮影するにあたり、特に被写体と受像
面間距離を短縮し、かつほぼ均一化することによ
り、実物大に近く鮮鋭度のすぐれた画像が得られ
るようにした歯科用全顎X線撮影装置に関する。
(2) 従来技術 従来一般に普及している歯科用全顎X線撮影装
置(以下パノラマ装置と記す)はX線源と円筒状
または平板状のカセツテホルダとの相対距離を一
定して1本の水平アームの両端に垂設されてい
る。この水平アームをだ円または擬似だ円軌道方
式または3円弧複合軌道方式などの回動機構に懸
吊して被検者の歯列弓に沿つて回動させると、そ
のイメージレヤーすなわち断層域は歯列弓擬似だ
円形連続曲線に限定され、顎関節部はほとんど、
含まれず、顎関節部を歯列弓と同等の鮮鋭な画像
に撮影することがむつかしい。このため従来のパ
ノラマ装置はカセツテホルダのカセツテの送り速
度を上記顎関節部断層域において水平アームの回
動速度より速くし、歯列弓断層域にては上記アー
ム回動速度に同期した速度にもどすいわゆるカセ
ツテ送り速度可変制御を行い、歯列弓と顎関節部
とを連続した1連の断層域としているのが通例で
ある。上記カセツテ送り速度可変制御手段として
は、たとえば上記1連の断層域と相似する形状に
突起を形成したカム板を設けるとともに摩擦伝動
機構を介して、水平アームの回動位相に対応する
可変速度によつてカセツテ送りを制御するなどの
機械連動式が多く用いられている。また近年に至
りカセツテホルダにカセツテ送り専用の駆動モー
タを設け、水平アームの回動位相に対応する可変
速度によつてカセツテ送りを制御するモータ駆動
式の装置がいろいろ考案され、上記機械連動式に
比し、機構が簡単で、かつその可変制御性がすぐ
れているため普及する情勢にある。しかしながら
上記機械連動式およびモータ駆動式のいずれかの
カセツテ送り可変制御機構を備えたパノラマ装置
は歯列弓および顎関節を同時に断層撮影できる
が、その1枚のパノラマ写真には、被写体の部位
によつてその拡大率がたとえば15〜20%も異なる
画像が混在しているという大きい欠点がある。第
1図はそれを説明する概略図である。水平アーム
1をたとえば1軸連続移動式回動機構2によつて
回動させるとともに、上記機械式またはモータ式
のカセツテ送り制御によつて筒状のカセツテホル
ダ3のカセツテ4の矢印5方向の送り速度を可変
にしている。なおX線管6の焦点7と、カセツテ
4(X線フイルムと同義語とする)との距離
(La)は通常520〜550mmで、この例では530mmと
する。この構成によつて水平アーム1の懸吊軸8
と一体的な遊星歯車9が固定太陽歯車10に内接
し、矢印11方向に自転しながら矢印12方向に
公転することによつて、下顎13の歯列弓断層軌
道14と顎関節断層軌道15,15′とを連続的
に撮影する。しかるに水平アーム1の(1a)
(1b)の回動過程においてカセツテ4は2点鎖線
16で示す擬似だ円形軌跡を回動する際、上記
530mmの焦点−カセツテ間距離(La)は不変であ
るのに対し、右顎関節端部(15T)の被写体とカ
セツテ4との距離(Lc)はたとえば約30mmの最
小値(Lc1)が回動に伴ない増大し、右第二臼歯
17に至り、約110mmの最大値(Lc2)となる。
この(Lc2)は歯列弓軌道14の間は変化せず、
左第二臼歯17′を過ぎると再び減少しはじめ、
左顎関節端部(15T′)に上記最小値(Lc1)にも
どる。すなわち顎関節部断層域15,15′は回
動範囲が狭いにもかかわらずその被写体の拡大率
がこの例のように1.061.26と約20%も連続的に
変化する特殊な画像となり、鮮鋭度も部位により
異なり、診断精度のきわめて低い画像しか得られ
ない欠点がある。さらに歯列弓において拡大率は
変化しないが第1図で示すとおり顎関節軌道1
5,15′が左右に拡がつているためこれにでき
るだけ近接させても、カセツテ4の回動軌跡16
が固定されているため歯列から遠くはなれ
(Lc2)が約10cm以上にもなることが避けられな
い。
このことが従来装置の特に前歯部領域における
歯列弓画像の鮮鋭度ならびに解像力の向上を阻害
している要因の1つと考えられる。
(3) 目的 この発明の目的は上記従来のパノラマ装置の問
題点や欠点を解消するために、カセツテと被写体
との距離を極力短縮するとともにその距離をほぼ
均一化し、断層軌道全域にわたつて被写体をほぼ
一定の拡大率によつてパノラマ撮影し、実物大に
近く鮮鋭にして解像力のすぐれた画像が得られる
歯科用全顎X線装置を提供することである。
(4) 構成 つぎにこの発明の構成の要旨について述べる。
この発明にかかる装置は従来のパノラマ装置の断
層撮影の原理や基本的構成においては何等変ると
ころはない。大きく異なる点の第一は水平アーム
に垂設するカセツテホルダと水平アーム懸吊軸お
よびX線源との相対位置を移動可能にする構成で
ある。すなわち機械連動式カセツテ送り可変機構
を有する装置のばあいは水平アーム上に設けた上
記機構の伝動部ともどもカセツテホルダ垂設側ア
ームを伸縮せしめる、またモータ駆動式カセツテ
送り可変機構を有する装置のばあいはカセツテホ
ルダの単独に移動させるか、またはカセツテホル
ダを垂設しているアーム端部を伸縮させる。つぎ
に異なる第二の点はカセツテホルダのカセツテを
頭部顔貌に近接させるとともに水平アームの回動
位相すなわち顔貌の各部位に対応し、顔貌表面に
略近似する軌跡に沿つて前記カセツテが回動する
ようにたとえばカムとか、モータを用いて前記カ
セツテホルダと水平アーム懸吊軸およびX線源と
の相対位置を制御する構成である。
(5) 実施例 以下図面を用いてこの発明の実施例を説明す
る。第2図はこの発明の第一の実施例パノラマ装
置としてカセツテ送り可変制御を機械連動式にし
た装置の水平アーム回動部の側面(1部断面)図
である。アーム回動機構2を内蔵し図示しない装
置基柱に昇降自在に取付けられた架台20にはそ
の上部に回動機構2の固定太陽歯車10(第1図
参照)およびそれとの内接を保ちながら遊星歯車
9が太陽歯車10の中心周りを公転させる公転機
構21が設けられている。回動モータ22が回転
すれば、回動機構2は上記公転機構21の規正を
うけ、転輪23を介して架台基板24上を回動
し、上記遊星歯車9に1体的な水平アーム1の懸
吊軸8を第1図に示したように自転させながらた
とえば220゜公転させる。上記基板24下面に固設
したのがカセツテ駆動機構すなわちカセツテ送り
速度可変制御機構ならびにこの発明の要部の一つ
であるカセツテ回動制御カム板25である。まず
前者のカセツテ送り駆動機構すなわち前述した機
械連動式速度制御機構26を簡単に説明する。カ
ム25上に形成した∧形突子27を下方から見れ
ば第1図に示した15,14,15′の歯顎断層
軌道に略近似するものであり、これに当接する摩
擦円筒体28の中心軸29は水平アーム1上に固
設した軸受台の軸受30に軸支され、かつその他
端には小径の摩擦輪31を固定している。さらに
摩擦輪31はカセツテホルダ3のカセツテ回転軸
と直結の大径摩擦転輪32に当接されている。こ
の構成によつて水平アーム1の回動位相に対応
し、たとえば歯列弓域にてはカセツテ送り速度を
アーム回動速度に同期させ、顎関節域においては
カセツテ送り速度を増大させる可変制御が行われ
る。つぎに後者すなわちカム板25によるカセツ
テ回動制御機構33について述べる。まず水平ア
ーム1を伸縮可能にするには水平アーム1をカセ
ツテホルダ垂設側アーム34と懸吊軸およびX線
源垂設側アーム35とに分離し、それぞれたとえ
ば角筒状に形成し、可動アーム34を固定アーム
35内に挿入する。固定アーム35は集中荷重を
自由端に受ける片持ばりである可動アーム34を
軽快に摺動自在に支承しうるよう構成されてい
る。たとえばその両者の摩擦係数を少なくするた
め、固定アーム35の端部およびそれから所定距
離おいた個所の2ケ所に一般にボール、ブツシユ
と呼ばれ、それが支持する軸の軸方向運動に沿つ
て多数のボールが転動し、保持器を介して循環す
る軸受36を設ける。可動アーム34の端部37
にはスプリング止め具38を数個設け、固定アー
ム35側の同じくスプリング止め具38′との間
に適切なばね常数を有する引張つる巻ばね39を
数個設ける。可動アーム34の上面に上記円筒体
28と若干位相をずらせて支柱40をたとえば溶
接などの工法で樹設し、これに転輪41を回転自
在に軸支する。この転輪41が上記引張りばね3
9の弾発力によつて圧接されるが、前述したカセ
ツテ回動制御カム板25である。カム板25はそ
の下面に上記∧形突子26を形成するとともにそ
の側面を任意の形状のカム板にしたものである。
ここで第3図によつてカセツテ回動制御カム板2
5の説明する。第3図は人体の頭蓋骨を上方から
見た平面図で特に下顎の歯列ならびに顎関節と、
ほお骨との関係を示し、その他の部分は省略して
いる。ほお骨43、下顎部13および頭蓋骨44
などの外周の点線は皮膚部45であり、(45T)
は鼻の凸起を示す。第1図で示した遊星歯車9の
公転により、その歯車軸と1体の水平アーム懸吊
軸8が矢印12方向に自転しながら公転するので
水平アーム1の1端に固定されたカセツテホルダ
3はたとえば矢印(C)方向に擬似だ円形軌跡16を
回動する。この回動をたとえば20に区分し、(3
−0)〜(3−20)とする。第2図で説明したと
おり、カセツテホルダ3と水平アーム懸吊軸8と
の相対位置が変更自在であるから、第2図に示す
ようにカセツテ4内のフイルム(F)と上記軸心
(8C)との距離(Lb)は上記カム板25の形状に
よつて回動位相に対応して如何ようにも可変制御
できる。たとえば第3図に示す顔貌に近接し、か
つ顔貌平面に略近似する(F0)〜(F20)の軌跡
46に沿つてカセツテホルダ3を回動させるとす
れば上記擬似だ円形軌跡16を回動位相に対応し
て、上記顔貌近似軌跡46に上記カム板25の形
状によつて修正すればよい。たとえば位相(3−
0)を例にとれば可動アーム34の矢印(d)(この
方向は位相(F15)以后は逆方向(e)となる)方向
の移動量(l)をあらかじめ零に調整しておけば回動
機構の構成によつても異なるが、可動アーム34
の最大移動量(lmax)は数cmであり、前述した
機構によつて円滑に作動する。一方上記顔貌近似
軌跡46は顎関節部15,15′ならびに歯列弓
14を1連の断層域とする断層軌道に対し、ほぼ
平行しており、断層像の拡大率は平均約110%位
で、かつ各部位での拡大率の変動は多くても5%
以内で止まる。つぎに第4〜第7図によつてこの
発明の第二の実施例装置すなわちカセツテ駆動を
前述したモータ駆動方式にするとともにカセツテ
回動制御手段を電動式47にしたパノラマ装置を
説明する。第4図は上記装置の撮影部の側面図で
あり、架台20は第2図でも示したとおり、回動
機構2を内蔵し、図示しない装置主柱に昇降自在
に支承されている。回動機構2の懸吊軸8は水平
アーム1のX線源6を垂設する側の固定アーム1
8を懸吊し、固定アーム18はたとえば平板状カ
セツテホルダ3′を垂設する側の可動アーム19
を伸縮可能に支承する。頭部位置決め機構48は
上記架台20に支柱49を介して固定され、1点
鎖線50で示す被検者頭部を定位置に固定する。
上記カセツテホルダ3′内にはカセツテ送り専用
のたとえばパルスモータ52が取付けられてお
り、平板状カセツテ4′をX線放射錐軸に直交す
る方向に水平アームの回動位相に対応する可動速
度で移動させるように構成されている。これがモ
ータ駆動式カセツテ駆動機構51である。したが
つて可動アーム19上にはカセツテ駆動機構を設
ける必要が全くない。図は被検者50の頭部位置
決めならびにパノラマ撮影時、前歯部を撮影する
位相を示す図であり、カセツテ4′が顔貌にもつ
とも近接した状態である。1点鎖線19′で示す
可動アーム19の位置は左右顎関節部に対応する
カセツテホルダ位置を示す。したがつて(lmax)
は前述した可動アーム19の最大移動距離であ
る。第5図は第4図の架台20の上蓋を一部破裁
した平面図であり、回動機構2はたとえばパルス
モータである回動駆動モータ22はその回転軸に
設けた摩擦転輪53を介して大径たとえば直径約
200mmの摩擦回転体54を回転させる。この回転
体54が約2、2回転することによつて図示を省
いた伝動機構を介してアーム懸吊軸8は8′まで
自転しながら回動角αたとえば約220゜を公転す
る。上記大径回転体54の周縁全域にたとえばピ
ツチ1mmの凹凸(図は簡単のため凹凸は一部とし
た)をもつリング板55を設け、光学式エンコー
ダ56によつてパルス信号を出力させれば、上記
水平アーム1の回動位相はパルス当り0.17゜とい
う高精度で検出できる。これが筆者らが先に考案
し出願した実願昭59−009828号「歯科用X線パノ
ラマ装置のアーム回動装置」の明細書に詳記して
いるアーム回動位相検出手段であり、この発明に
おいては上記0.17゜/パルスという検出信号をカ
セツテホルダ回動制御に応用した上記カセツテ回
動制御手段47の一部47Aである。つぎに第6
図に移り、図は第4図の水平アーム1の上蓋を一
部破裁した平面図であり上記検出信号にもとづい
てカセツテホルダ3′の位置を制御するカセツテ
回動制御手段のつぎの一部47Bの構成を示すも
のである。
懸吊軸8と1体的な固定アーム18と可動アー
ム19とは1対の案内軸58によつて伸縮可能に
係合している。この案内軸58はそれぞれ可動ア
ーム19に設けた同じく1対の固定台59に支承
され、かつ固定アーム18側の軸受台60,61
の軸受各2個によつて軸方向に摺動自在に軸支さ
れている。さらに固定アーム18側に樹設したモ
ータ支持台62にたとえばパルスモータであるア
ーム伸縮駆動可逆モータ63が固定され、その駆
動軸64は上記モータ支持台62の軸受と、軸受
台65の軸受とで軸支され、その先端にねじ棒6
7を1体的に連結している。このねじ棒67に螺
合する筒状ナツト部材68を可動アーム19に固
定している。上記の構成によつてモータ63が上
記アーム回動位相検出信号に相応する回転数にて
可逆回転することによつて可動アーム19は矢印
(f)方向にそれぞれ所定量移動する。図中1点鎖線
19′で示すのは、最大移動時の各部の位置を示
している。第7図は上記第5図の回動位相検出手
段と、第6図のカセツテホルダ位置制御手段との
デイジタル制御回路(上記カセツテ回動制御手段
47の残る1部47Cのブロツク図であり、前述
した大径回転体54はパルスモータ22によつて
定速回転するので、エンコーダ56の出力信号は
パルス間隔一定のパルス信号(S1)である。この
信号(S1)はアーム位相検出回路70に入力する
とともに同一信号を前述したカセツテ送り速度制
御系回路群71に入力するが、この71ならびに
その駆動モータ72に関してはこの発明に直接関
係ないので説明は省く。位相検出回路70はたと
えばパルスカウンタで(S1)のパルス数をカウン
トすることによつて、アーム回動位相を0.17゜単
位で連続的に検出し、その絶対位置信号(S2)を
たとえば10ピツトのデイジタル信号としてカセツ
テ軌道メモリ73に入力する。この信号(S2)も
上記(S1)同様71にも入力される。カセツテ軌
道メモリ73にはらかじめ第3図で示した顔貌近
似軌跡46がアーム位相0.17゜ごとに記憶させて
あり、上記(S2)によつてそのアドレスが指定さ
れ、軌跡データ(S3)が出力される。この信号
(S3)がカセツテホルダ移動制御回路74によつ
て、カセツテホルダ移動量信号(S4)に変換さ
れ、パルスモータ駆動回路75に入力され、第6
図に示したパルスモータ63を駆動し、カセツテ
4内のフイルム受像面を上記軌跡46(第3図参
照)に沿わせて回動させるのである。
以上がこの発明の第一、第二の実施例である
が、この発明は図示や説明に限定されないことは
いうまでもない。たとえば第2機械連動式装置の
カセツテホルダが平板状でもよく、また第4図の
モータ駆動式装置のカセツテホルダが円筒状でも
よい。さらに回動機構は1軸連続移動式以外のど
のようなものでもよい。また第3図の顔貌近似軌
跡46は図示に限定されず、いろいろの軌跡が考
えられる。なおカセツテホルダだけをアームに対
し可動にする構成および前述したアーム可動機構
も第2図や第6図以外の構成のいずれもがこの発
明のはんちゆうに属するものである。またパノラ
マ専用装置だけでなく、セフアロ併設パノラマ装
置にもこの発明は適用される。
(6) 効果 この発明は以上のように構成されているので、
パノラマ装置が撮影する断層軌導の被写体とフイ
ルム受像面との距離をその顔貌部位に対応してで
きる限り短縮、均一化することができ、歯顎全域
にわたり、約1.05位の低い拡大率をほぼ一定に保
つことによつて特に従来問題とされていた前歯部
領域の画像が実物大に近く、鮮鋭度解像力ともに
すぐれた画質が容易に得られ、診断精度が高い便
宜な装置を提供しえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパノラマ装置の拡大率変動を説
明する概略図、第2図はこの発明の第一の実施例
装置の構成を示す水平アーム回動部側面(1部断
面)図、第3図はこの発明の装置のカセツテが顔
貌近似軌跡を回動する原理を示す顔貌平面図、第
4図はこの発明の第二の実施例装置の撮影部側面
図、第5図は上記装置のアーム回動機構の回動位
相検出機構を示す平面図、第6図は上記装置の水
平アームの伸縮機構を示す平面図、第7図は上記
装置のカセツテ回動制御手段としてのデイジタル
制御回路のブロツク図である。 1……水平アーム、2……回動機構、3,3′
……円筒状・平板状カセツテホルダ、4,4′…
…円筒状・平板状カセツテ、6……X線源、8…
…水平アーム懸吊・回動軸、26……カセツテ駆
動機構(機械連動式)、51……カセツテ駆動機
構(モータ駆動式)、19,34……水平アーム
のカセツテホルダ垂設側の可動アーム、46……
顔貌平面に略近似する軌跡、33……カムを用い
た機械的手段によるカセツテ回動制御手段、47
A,47B,47C……水平アームの回動位相検
出手段と、この検出手段にもとづきモータ駆動に
よるカセツテ回動制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被検者の頭部をはさんで1端にX線源を、他
    端にカセツテホルダを対向状に垂設した水平アー
    ムと、この水平アームを懸吊し頭部回りを回動さ
    せるアーム回動機構と、このアーム回動の逆方向
    に前記カセツテホルダのカセツテを断層軌道に対
    応し移動せしめるカセツテ駆動機構とを備え、頭
    部の歯顎全域をパノラマ状に撮影するようにした
    装置において、前記カセツテホルダおよびカセツ
    テ駆動機構を1体として、水平アームの懸吊軸お
    よびX線源との相対位置を移動可能に構成すると
    ともに、カセツテを頭部顔貌に近接し、かつ水平
    アームの回動位相に対応して、顔貌表面に略近似
    の軌跡に沿つて回動せしめるカセツテ回動制御手
    段とを設けたことを特徴とする歯科用全顎X線撮
    影装置。 2 カセツテ回動制御手段がカムを用いる機械的
    手段にしてなる特許請求の範囲第1項記載の歯科
    用全顎X線撮影装置。 3 カセツテ回動制御手段が水平アームの回動位
    相検出手段と、この検出信号にもとづき、モータ
    を介して、カセツテホルダの位置を制御する手段
    とでなる特許請求の範囲第1項記載の歯科用全顎
    X線撮影装置。
JP59143131A 1984-07-10 1984-07-10 歯科用全顎x線撮影装置 Granted JPS6122842A (ja)

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JPS6122842A JPS6122842A (ja) 1986-01-31
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JP2003175027A (ja) * 2001-12-10 2003-06-24 Hitachi Medical Corp X線ct装置

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JPS60179045A (ja) * 1984-02-01 1985-09-12 オリオン‐イユフテユマア・オーユ 人体の歯及びあご部撮影用x線写真撮影装置

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