JPH04350820A - 液晶素子 - Google Patents
液晶素子Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
及び光変調素子に関するものである。
として精力的な研究開発が行われており、現在これを用
いた直視型表示装置が広く用いられているほか、投射型
表示装置や電子写真方式のプリンタヘッドなどに用いら
れている。
透明な画素電極12及び対向電極13が形成され、その
上に配向膜16が塗布された2枚の基板10,11の間
に液晶材料(液晶層)17が挟持された構造が用いられ
る。ここで画素電極とは図示した際に実効幅の狭い方の
電極をさし、対向電極とは実効幅の広い方の電極をさす
。透過光の制御は電極間の液晶層17に電圧をかけ、そ
の配向を変えることにより行うが、図6に示すように、
画素電極の隙間(境界部20)については電圧がかけら
れないため、また画素電極の端部では電場の方向が電極
に対して垂直でなくなり液晶層17に配向異常18が発
生するため、透過光を十分制御できない。液晶素子を電
圧無印加の状態で光が透過する状態(ノーマリホワイト
モード)にて使用する場合、境界部付近で光が透過する
と素子全体の遮光能が低下するため明暗比低下の原因と
なる。これを防ぐために通常こうした素子では、図7の
ごとく、対向電極基板11に画素電極端部大きく覆う形
で遮光層14(以下、境界遮光部と称する)を設け境界
部20及びその近傍の配向異常18を画素開口部より隠
ぺいし、光透過を抑えることが行われる。
素子においては遮光層と境界部の相対位置を一致させる
必要があるため、境界遮光部を対向電極基板側に設けた
場合は2枚の基板を張り合わせる際に高い位置合わせ精
度が要求される。また基板を張り合わせる際のずれに対
処するため、予め境界遮光部の実効幅を遮光の必要な部
分に比較してかなり大きくせざるを得ずこれは画素開口
率低下の原因となる。
よりも電極形成プロセスの位置合わせ精度の方が高いた
め、遮光層と境界部の相対位置を高精度で合わせるため
には図8のごとく境界遮光部14を画素電極12と同じ
基板上に設けることが望ましい。しかしこの場合、電圧
印加時に画素電極12と境界遮光部14の間に発生する
電界のため画素開口部内に配向異常18を生じ、遮光層
としての効果が減じてしまう。
部より液晶の配向異常を隠ぺいすることを目的とする。
対向電極及び遮光層を有する基板との間隙に液晶材料が
挟持された液晶素子において、前記画素電極が透明部と
遮光部から成ることを特徴とする液晶素子である。
層を有する基板と対向電極を有する基板との間隙に液晶
材料が挟持された液晶素子であって、前記画素電極が透
明部と遮光部から成ることを特徴とする液晶素子である
。
した導電性遮光層15(以下この部分を周辺遮光部と称
する)を設け、対向側基板11に周辺遮光部15の境界
を遮光する境界遮光部14を設けた素子では配向異常1
8が周辺遮光部15と境界遮光部14の双方により画素
開口部より隠ぺいされる。配向異常18の発生する部位
は周辺遮光部15に対し一定であるため、境界遮光部1
4が本来あるべき位置からずれた場合でも、ずれ幅が周
辺遮光部15の幅に収まっておれば配向異常18が画素
開口部に現れることはない。このため基板張り合わせ時
の位置合わせ精度は図7のごとく境界遮光部14のみを
対向電極側に設けた従来方法よりも穏やかにできる。ま
た周辺遮光部15は画素電極12に対して高い位置合わ
せ精度で形成することができるため、遮光部全体の幅は
境界遮光部14のみを対向電極側に設けた場合よりも小
さくでき、開口面積を狭める必要がない。
れと接触した導電性遮光層で成る周辺遮光部15とこれ
と絶縁した境界遮光部14を同時に設けた素子において
も配向異常18は周辺遮光部15と境界遮光部14の双
方により画素開口部より隠ぺいされる。この場合の配向
異常18は周辺遮光部15と境界遮光部14の間の電界
により発生し、画素開口部内には現れない。この構造に
おいては境界遮光部14、周辺遮光部15ともに画素電
極形成プロセスで形成されるため高い位置合わせ精度が
実現できると同時に、基板張り合わせ時のずれを見込む
必要がなくなる。
を示す断面図である。一方のガラス基板(画素電極基板
)10に透明導電体ITO(酸化インジウム錫)からな
る画素電極12及び遮光性導電材料アルミニウムからな
る幅5μmの周辺遮光部15をそれぞれ形成し、他方の
ガラス基板(対向電極基板)11にITO対向電極13
及びアルミニウムの境界遮光部14を形成し、いずれの
基板の表面にもポリイミドの配向膜16を設けた後、双
方の基板を5μmの間隙を持って張り合わせ、TN(ツ
イスト・ネマチック)液晶材料17を注入、封止した。 かかる液晶素子に対し、画素電極12と対向電極13の
間に±5V、周波数33Hzの矩形波電圧を与えて駆動
し、ノーマリホワイトモードにて観察したところ、画素
周辺部の光漏れは観察されなかった。比較のため周辺遮
光部15の形成されていない液晶素子について配向異常
18を観察したところ画素電極端より約4μmの範囲に
現れることが確認でき、周辺遮光部15が5μmで十分
であることが確められた。
端部を覆って形成されているが、画素電極に接しておれ
ばよく、図2に示す例のごとく、画素電極の下部もしく
は隣接して形成されていてもかまわない。また必ずしも
画素電極の全周囲に渡って周辺遮光部を形成する必要は
なく、画素端部の一部を遮光性にするだけで十分な効果
が得られる場合もある。なおこの素子では境界遮光部1
4は導電性である必要はなく、対向電極13に接してい
る必要もない。
例を示す断面図である。一方の透明基板10に画素電極
12及び境界遮光部14、幅7μmの周辺遮光部15、
さらに両遮光層間を絶縁する酸化珪素からなる絶縁層1
9を形成し、他方の透明基板11に対向電極13を形成
し、これらの基板の表面に配向膜16を設けた後、双方
の基板を5μmの間隙を持って張り合わせ、TN液晶材
料17を注入、封止した。かかる液晶素子に対し、境界
遮光部14と対向電極13を等電位にして画素電極12
と対向電極13の間に±5V、周波数33Hzの矩形波
電圧を与えて駆動し、ノーマリホワイトモードにて観察
したところ、画素周辺部の光漏れは観察されなかった。 比較のため本液晶素子の配向異常18を反射顕微鏡にて
観測したところ、画素電極端より約6μmの範囲に現れ
ていることが確認され、これにより周辺遮光部15が7
μmの幅で十分であることが確かめられた。
要はなく、周辺遮光層15と境界遮光部14を隔ててお
りさえすればいかなる形状でもよい。またこの構造にお
いても、図4に示す例のように、周辺遮光部15が画素
電極12の下部もしくは隣接して形成されていてかまわ
ず、必ずしも画素電極の全周囲に渡って形成する必要も
ない。
のものであるが、本発明はこれに限ることなく、STN
(スーパー・ツイスト・ネマチック)モード、スーパー
・ホメオトロピックモード、補償ホモジニアスモード等
に代表される他の表示モードに対しても適用可能である
。また本発明は特にアクティブマトリクス液晶素子に有
効であるが、一般に画素電極と対向電極、境界遮光部を
有する液晶素子であれば、単純マトリスク液晶素子など
他の形状の素子についても実施することができる。
、液晶素子において遮光層を設け画素電極端部付近の液
晶の配向異常、配向欠陥を隠ぺいすることが、画素開口
部を必要以上に狭めることなく高い位置合わせ精度で可
能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 画素電極を有する基板と対向電極及び
遮光層を有する基板との間隙に液晶材料が挟持された液
晶素子において、前記画素電極が透明部と遮光部から成
ることを特徴とする液晶素子。 - 【請求項2】 画素電極及びこれから絶縁された遮光
層を有する基板と対向電極を有する基板との間隙に液晶
材料が挟持された液晶素子において、前記画素電極が透
明部と遮光部から成ることを特徴とする液晶素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125764A JP2827575B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 液晶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125764A JP2827575B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 液晶素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04350820A true JPH04350820A (ja) | 1992-12-04 |
JP2827575B2 JP2827575B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=14918249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3125764A Expired - Lifetime JP2827575B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 液晶素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2827575B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106940498A (zh) * | 2017-05-09 | 2017-07-11 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 液晶显示面板及液晶显示器 |
US10359673B2 (en) | 2017-05-09 | 2019-07-23 | Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | LCD panel and LCD device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02165121A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-26 | Seiko Epson Corp | 液晶電気光学素子 |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP3125764A patent/JP2827575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02165121A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-26 | Seiko Epson Corp | 液晶電気光学素子 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106940498A (zh) * | 2017-05-09 | 2017-07-11 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 液晶显示面板及液晶显示器 |
WO2018205314A1 (zh) * | 2017-05-09 | 2018-11-15 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 液晶显示面板及液晶显示器 |
US10359673B2 (en) | 2017-05-09 | 2019-07-23 | Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | LCD panel and LCD device |
Also Published As
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JP2827575B2 (ja) | 1998-11-25 |
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