JPH04349055A - 鉄道車両の車体速度補正方法 - Google Patents
鉄道車両の車体速度補正方法Info
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- JPH04349055A JPH04349055A JP14923191A JP14923191A JPH04349055A JP H04349055 A JPH04349055 A JP H04349055A JP 14923191 A JP14923191 A JP 14923191A JP 14923191 A JP14923191 A JP 14923191A JP H04349055 A JPH04349055 A JP H04349055A
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- wheel
- speed
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 5
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title abstract 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims abstract description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンチロック制御装置を
備えた鉄道車両の車体速度補正方法に関する。
備えた鉄道車両の車体速度補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】制動時における車輪のロックを防止して
、制動距離の短縮を図るために、鉄道車両においてもア
ンチロック制御装置を装備したものがある。
、制動距離の短縮を図るために、鉄道車両においてもア
ンチロック制御装置を装備したものがある。
【0003】一般にアンチロック制御装置では、車輪速
度と車体速度との比較に基づいて制動時の車輪速度の落
ちこみ状態を検出して、制動装置の制御モード(減圧モ
ード、保持モードおよび加圧モード)を決定し、各制御
モードに応じて制御媒体の加圧、減圧および保持を行な
うものであるが、鉄道車両の場合、複数の車輪にそれぞ
れ回転センサを取付け、これら回転センサから得られる
車輪速度のうちの最高速の車輪速度を選択し、この車輪
速度をもって車体速度と見なしていた。
度と車体速度との比較に基づいて制動時の車輪速度の落
ちこみ状態を検出して、制動装置の制御モード(減圧モ
ード、保持モードおよび加圧モード)を決定し、各制御
モードに応じて制御媒体の加圧、減圧および保持を行な
うものであるが、鉄道車両の場合、複数の車輪にそれぞ
れ回転センサを取付け、これら回転センサから得られる
車輪速度のうちの最高速の車輪速度を選択し、この車輪
速度をもって車体速度と見なしていた。
【0004】
【発明により解決しようとする課題】しかしながら、こ
のような車体速度の演算方法では、回転センサを備えた
車輪のすべてがスリップした場合、得られる車体速度に
誤差を生じ、その結果、正確なアンチロック制御を実行
することができないという問題があった。
のような車体速度の演算方法では、回転センサを備えた
車輪のすべてがスリップした場合、得られる車体速度に
誤差を生じ、その結果、正確なアンチロック制御を実行
することができないという問題があった。
【0005】そこで本発明は、鉄道車両におけるアンチ
ロック制御装置の作動時に正確な車体速度を得ることが
できる車体速度補正方法を提供することを目的とする。
ロック制御装置の作動時に正確な車体速度を得ることが
できる車体速度補正方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、鉄道車両の
車軸の軸受部またはその近傍に上下加速度センサを設け
、この上下加速度センサによりレールの継目等の凹凸を
検出し、この検出に基づいて車体速度を演算し、この演
算された車体速度値を用いて、車輪速度から得られた車
体速度を補正することを特徴とする。
車軸の軸受部またはその近傍に上下加速度センサを設け
、この上下加速度センサによりレールの継目等の凹凸を
検出し、この検出に基づいて車体速度を演算し、この演
算された車体速度値を用いて、車輪速度から得られた車
体速度を補正することを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0008】図2は本発明が適用される鉄道車両の慨略
図を示し、1は鉄道車両、2、3は台車で、台車2には
車輪4A、4Bをそれぞれ備えた2軸が、また台車3に
は車輪4C、4Dをそれぞれ備えた2軸が取付けられて
いる。5は車両1が走行するレール、6はレールの継目
である。車輪4Aの車軸と車輪4Bの車軸との間の距離
(車軸間距離)はLとなっている。
図を示し、1は鉄道車両、2、3は台車で、台車2には
車輪4A、4Bをそれぞれ備えた2軸が、また台車3に
は車輪4C、4Dをそれぞれ備えた2軸が取付けられて
いる。5は車両1が走行するレール、6はレールの継目
である。車輪4Aの車軸と車輪4Bの車軸との間の距離
(車軸間距離)はLとなっている。
【0009】図1は本発明が適用されるアンチロック制
御装置のブロック図である。車輪4A〜4Dの車軸には
それぞれ回転センサ7A〜7Dが設けられており、これ
ら回転センサ7A〜7Dの出力は速度演算器8に送られ
て、4軸の車輪速度VwA〜VwDが演算され、かつこ
れら4軸の車輪速度VwA〜VwDのうちの最高速の車
輪速度Vv1がハイセレクト回路9で選択され、車体速
度補正回路10に送られる。
御装置のブロック図である。車輪4A〜4Dの車軸には
それぞれ回転センサ7A〜7Dが設けられており、これ
ら回転センサ7A〜7Dの出力は速度演算器8に送られ
て、4軸の車輪速度VwA〜VwDが演算され、かつこ
れら4軸の車輪速度VwA〜VwDのうちの最高速の車
輪速度Vv1がハイセレクト回路9で選択され、車体速
度補正回路10に送られる。
【0010】一方、台車2における車輪4A、4Bの各
車軸の軸受部には、車輪4A、4Bがレール5の継目を
通過するときに発生する上下加速度を検出するための加
速度センサ11A、11Bがそれぞれ設けられている。 加速度センサ11A、11Bの出力GA、GBに速度演
算器12に送られ、速度演算器12では、図3に示すよ
うに出力GAが所定のしきい値G1を超えた時点t1か
ら出力GBが所定のしきい値G1を超えた時点t2まで
の時間Tを計測する。そして、この時間Tと前記した車
軸間距離Lとから車体速度Vv2を式Vv2=L/Tを
用いて演算して車体速度補正回路10へ送る。車体速度
補正回路10では車体速度Vv1を車体速度Vv2で補
正して正しい車体速度Vvを評価回路13に出力する。 評価回路13では、この車体速度Vvを参照して4つの
車輪速度VwA〜VwDを評価し、その評価結果に基づ
いて、各車輪4A〜4Dの車軸毎のブレーキ調整器14
A〜14Dを制御し、アンチロック制御を行なうように
構成されている。
車軸の軸受部には、車輪4A、4Bがレール5の継目を
通過するときに発生する上下加速度を検出するための加
速度センサ11A、11Bがそれぞれ設けられている。 加速度センサ11A、11Bの出力GA、GBに速度演
算器12に送られ、速度演算器12では、図3に示すよ
うに出力GAが所定のしきい値G1を超えた時点t1か
ら出力GBが所定のしきい値G1を超えた時点t2まで
の時間Tを計測する。そして、この時間Tと前記した車
軸間距離Lとから車体速度Vv2を式Vv2=L/Tを
用いて演算して車体速度補正回路10へ送る。車体速度
補正回路10では車体速度Vv1を車体速度Vv2で補
正して正しい車体速度Vvを評価回路13に出力する。 評価回路13では、この車体速度Vvを参照して4つの
車輪速度VwA〜VwDを評価し、その評価結果に基づ
いて、各車輪4A〜4Dの車軸毎のブレーキ調整器14
A〜14Dを制御し、アンチロック制御を行なうように
構成されている。
【0011】図4は車体速度補正ルーチンのフローチャ
ートを示す。まずステップS1で回転センサ7A〜7D
により4軸の車輪速度VwA〜VwDを計測し、次のス
テップS2で4軸の車輪速度VwA〜VwDのうちの最
大値を車体速度Vv1とする。ステップS3では、加速
度センサ11Aの出力GAがしきい値G1を上まわった
時点t1から時間Tの計測を開始し、次のステップS4
では、加速度センサ11Bの出力GBがしきい値G1を
上まわった時点t2で時間Tの計測を終了し、ステップ
S5で式L/Tから車体速度補正値Vv2を演算する。 そしてステップS6で車体速度の補正を行なって正しい
車体速度Vvを得る。
ートを示す。まずステップS1で回転センサ7A〜7D
により4軸の車輪速度VwA〜VwDを計測し、次のス
テップS2で4軸の車輪速度VwA〜VwDのうちの最
大値を車体速度Vv1とする。ステップS3では、加速
度センサ11Aの出力GAがしきい値G1を上まわった
時点t1から時間Tの計測を開始し、次のステップS4
では、加速度センサ11Bの出力GBがしきい値G1を
上まわった時点t2で時間Tの計測を終了し、ステップ
S5で式L/Tから車体速度補正値Vv2を演算する。 そしてステップS6で車体速度の補正を行なって正しい
車体速度Vvを得る。
【0012】なお、上述の実施例では、2個の加速度セ
ンサ11A、11Bを車輪4A、4Bの車軸の軸受部に
それぞれ設けたが、1個の加速度センサを2つの車軸の
中間位置において台車2に設けるだけでもよい。その場
合は、その加速度センサの出力がしきい値G1を超えて
から次にしきい値G1を超えるまでの時間を計測して時
間Tを求めればよい。
ンサ11A、11Bを車輪4A、4Bの車軸の軸受部に
それぞれ設けたが、1個の加速度センサを2つの車軸の
中間位置において台車2に設けるだけでもよい。その場
合は、その加速度センサの出力がしきい値G1を超えて
から次にしきい値G1を超えるまでの時間を計測して時
間Tを求めればよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、車輪がレールの継目を
通過するとき生じる上下動を上下加速度センサを用いて
検出するようにしているから、制動時に車輪がスリップ
した場合でも正確な車体速度を得ることができるから、
的確なアンチロック制御が可能になる。
通過するとき生じる上下動を上下加速度センサを用いて
検出するようにしているから、制動時に車輪がスリップ
した場合でも正確な車体速度を得ることができるから、
的確なアンチロック制御が可能になる。
【図1】本発明が適用されるアンチロック制御装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明が適用される鉄道車両の概略図である。
【図3】車体速度演算方法の説明に供する図である。
【図4】車体速度補正ルーチンのフローチャートを示す
。
。
1 鉄道車両2、3
台車 4A〜4D 車輪 5 レール6
レールの継目7A〜7D
車輪の回転センサ8 速度
演算器9 ハイセレクト回
路10 車体速度補正回路11
A、11B 加速度センサ 12 速度演算器13
評価回路14A〜14D ブレーキ
調整器
台車 4A〜4D 車輪 5 レール6
レールの継目7A〜7D
車輪の回転センサ8 速度
演算器9 ハイセレクト回
路10 車体速度補正回路11
A、11B 加速度センサ 12 速度演算器13
評価回路14A〜14D ブレーキ
調整器
Claims (1)
- 【請求項1】複数の車輪速度から車両の車体速度を演算
するとともに、上記車両の車軸の軸受部またはその近傍
に上下加速度センサを設け、この上下加速度センサによ
りレールの継目等の凹凸を検出し、この検出に基づいて
車体速度を演算し、この演算された車体速度値を用いて
、上記車輪速度から得られた車体速度を補正することを
特徴とする鉄道車両の車体速度補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14923191A JPH04349055A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 鉄道車両の車体速度補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14923191A JPH04349055A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 鉄道車両の車体速度補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04349055A true JPH04349055A (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=15470742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14923191A Pending JPH04349055A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 鉄道車両の車体速度補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04349055A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008117423A (ja) * | 2008-01-28 | 2008-05-22 | Omron Corp | 車両情報取得方法、車載センサ装置、および車両監視システム |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP14923191A patent/JPH04349055A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008117423A (ja) * | 2008-01-28 | 2008-05-22 | Omron Corp | 車両情報取得方法、車載センサ装置、および車両監視システム |
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