JPH04348399A - 残響付加装置 - Google Patents

残響付加装置

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JPH04348399A
JPH04348399A JP3204282A JP20428291A JPH04348399A JP H04348399 A JPH04348399 A JP H04348399A JP 3204282 A JP3204282 A JP 3204282A JP 20428291 A JP20428291 A JP 20428291A JP H04348399 A JPH04348399 A JP H04348399A
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JP
Japan
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reverberation
delay memory
multiplier
adding device
output signal
Prior art date
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Application number
JP3204282A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kowaki
宏 小脇
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音楽会場の拡がり感を、
一般家庭の室内や車室内などにおいて擬似的に得る残響
付加装置に関する。特に、本発明では後部残響音の特定
周波数成分を効率的に除去することおよび残響音密度を
増加することを目的とする残響付加装置の改良に言及す
る。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の残響付加装置の構成を示
す図である。なお、全図を通じて同様の構成要素につい
ては同一参照番号または記号をもって表す。本図の構成
にはその前後に一定のサンプリング周期の入力信号を取
り込む第1の遅延メモリ1と、該第1の遅延メモリ1に
より時間T1 だけ遅延された出力信号に対して所定係
数g1 を乗算する第1の乗算器2と、該第1の乗算器
2の出力信号と前記入力信号を合成する加算器(3)と
が含まれる。
【0003】さらに本図の構成には、その段階に第1の
遅延メモリ1の出力信号を取り込む第2の遅延メモリ4
と、該第2の遅延メモリ4により1サンプリング周期の
時間T2 だけ遅延された前記第1の遅延メモリ1の出
力信号に対して所定係数g2 を乗算する第2の乗算器
5と、前記の第1の遅延メモリ1の出力信号に対して所
定係数g3 を乗算する第3の乗算器6と、該第2およ
び第3の乗算器5および6の出力信号を合成する第2の
加算器7とが含まれる。
【0004】次に動作を説明する。第1の遅延フィルタ
1、第1の乗算器2および加算器3は一種の巡回形フィ
ルタを構成し、音楽会場において生音場を構成する直接
音、初期反射音、残響音のうち残響音を人工的に生成す
るもので、該残響音は該会場内の複雑な経路をたどりリ
スナに遅れて届き、直接音、初期反射音と共に拡がり感
を与える。
【0005】図15は残響付加装置により生成される残
響音の特性を説明する図である。第1の遅延フィルタ1
の遅延時間T1 、第1の乗算器2の乗算係数g1 は
各種音楽会場に対して最適に決定される。本図に示すよ
うに時刻が0のときに信号が入力すると、第1の遅延メ
モリ1では時間T1ごとに乗算係数として設定された減
衰率g1 の出力信号が現われる。
【0006】次に第2の遅延メモリ4、第2および第3
の乗算器5,6、第2の加算器7は二素子フィルタを形
成し、それぞれの乗算係数g2 およびg3 を適当に
決定すると低域フィルタの機能を有する。残響音に高周
波成分が含まれているときにはその高周波成分は残響の
初期にはその生成に必要であるが、残響の後期には通常
減衰して消失しているので残存するのが好ましくなく耳
ざわりになる。このため前記した後段における低域フィ
ルタが設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の残
響付加装置では、後段の低域フィルタによって、残響の
後期に生ずる後部残響における高周波成分を除去するこ
とが可能であるが残響の初期の前部残響の高周波成分を
も除去してしまうので問題があった。このため前段で生
成される残響音の生成の時間に依存して後段で高周波成
分を除去するように低域フィルタを構成しようとすると
、構成が大規模になり、その制御が複雑になるという問
題が生じる。
【0008】また、従来の残響音付加装置にあっては後
部残響音の密度が粗く、残響音に周期性を生じるという
問題が発生する。さらに特定の周波数帯域にのみ残響音
を付加するという自由度に欠けるという問題点がある。 従って本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであっ
て、第1の発明では後部残響音の高周波成分を容易に除
去できる残響付加装置を、第2の発明では後部残響音の
密度を高めることの可能な残響付加装置を、さらに第3
の発明では特定の周波数帯域のみの信号に選択的に残響
音を付加することのできる残響付加装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために一定のサンプリング周期の入力信号を取り
込む第1の遅延メモリと、該第1の遅延メモリにより時
間T1 だけ遅延された出力信号に対して所定係数g1
 を乗算する第1の乗算器と、該第1の乗算器の出力信
号と前記入力信号を合成する加算器とを有する残響付加
装置において、第2の遅延メモリと第2の乗算器とを有
する。
【0010】第2の遅延メモリは、前記第1の遅延メモ
リの出力信号を取り込む。第2の乗算器は該第2の遅延
メモリにより、時間T2 だけ遅延された前記第1の遅
延メモリの出力信号に対して所定係数g2 を乗算して
前記加算器で前記入力信号と合成する。さらに第2の発
明にあっては、第1の遅延メモリの後段に、カスケード
に接続された少くとも1つの第3の遅延メモリ611,
612…61nと、この遅延メモリ611,612…6
1nから引き出された信号に所定係数を乗算する少くと
も2つの第3の乗算器620,621…62nと、この
少くとも2つの第3の乗算器620,621…62nの
出力を合成する第2の加算器63とから構成される残響
音密度増加手段6が設置される。
【0011】第3の発明にあっては、第1の発明におけ
る第1の乗算器(2)、第2の遅延メモリ(4)および
第2の乗算器(5)にかわって、少くとも1つの特定周
波数帯域の信号を選択的に通過させ、特定周波数以外の
信号を所定の減衰率で減衰させる残響音強調手段(7)
を設ける。
【0012】
【作用】第1の発明の残響付加装置によれば第1の遅延
メモリ1、第1の乗算器および加算器によって残響音が
形成され、第2の遅延メモリ4;第2の乗算器5および
加算器3によって高周波成分が除去されるが、前記残響
音は巡回して形成されるが、その都度高周波成分が除去
され、このため巡回の回数に伴って高周波成分の除去が
急峻になり、前部残響音では高周波成分が有効保存でき
後部残響音では高周波成分が除去される。
【0013】第2の発明の残響付加装置によれば、第1
の発明による残響付加装置の後段に少くとも1次の非巡
回形フィルタが追設され、第1の発明による残響付加装
置から出力される1つの残響音に対して複数の残響音が
付加され、残響音の密度が増加する。第3の発明の残響
付加装置によれば、第1の乗算器2、第2の遅延メモリ
4および第2の乗算器5に代って、特定の周波数帯域の
信号のみを選択的に通過させるフィルタを設置すること
により、特定の周波数帯域の信号に対して残響音が付加
される。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。図1は第1の発明に係る残響付加装置
の構成図である。本図の構成を説明する。本図の残響付
加装置は、DSP(Digital Signal P
rocessor) で構成され、一定のサンプリング
周期の入力信号を取り込む第1の遅延メモリ1と、該第
1の遅延メモリ1により時間T1 だけ遅延された出力
信号に対して所定係数g1 を乗算する第1の乗算器2
と、該第1の乗算器2の出力信号と前記入力信号を合成
する加算器3と、前記第1の遅延メモリ1の出力信号を
取り込む第2の遅延メモリ4と、該第2の遅延メモリ4
により、1サンプリング周期の時間T2 だけ遅延され
た前記第1の遅延メモリ1の出力信号に対して所定係数
g2 を乗算して前記加算器3で前記入力信号と合成す
る第2の乗算器5とを含む。
【0015】ここで第1の遅延メモリ1、第1の乗算器
2および加算器3が残響を生成し、第1および第2の乗
算器2および5、第2の遅延メモリ4、ならびに加算器
3が後部残響の高周波成分を除去する。次に本実施例の
動作を説明する。図4は高周波成分の除去を説明する図
であって、図1の一部を切り取ったものである。本図に
おいて第2の遅延メモリ4の入力信号をx1(t)、加
算器3の出力信号をy1(t)とすると、次式が成り立
つ。
【0016】
【数1】 ここでサンプリング周波数fs を44.1kHz と
するとT2 =1/fs =22.7μsである。図5
は振幅|A(w)|の特性を説明する図である。本図の
横軸周波数は0〜fs /2の範囲が再生周波数帯域で
ある。本図(a)における振幅|A(w)|の特性は第
1および第2の乗算器2および5の乗算係数がそれぞれ
g1 =1,g2 =0のときで低域フィルタ特性がな
い状態を示し、本図(b)のものはg1 =0.9,g
2 =0.1のときの低域フィルタ特性を示し、本図(
c)のものはg1 =g2 =0.5のときの低域フィ
ルタ特性を示し、本図(d)はg1 =0.5,g2 
=−0.5のときの高域フィルタ特性を示す。
【0017】次に、近似的にT1 ≫T2 として、図
1における第1の遅延メモリ1の入力信号をx(t)、
出力信号をy(t)とすると、出力信号y(t)が帰還
するごとに例えば減衰を受けるので次式が成立する。
【0018】
【数2】 したがって残響音の前部から後部へ行くに従って振幅|
A(w)|の次数が増加する。図6は振幅|A(w)|
n の特性を示す図である。n=1のときの|A(w)
|を例えば図5(b)のようにすると、|A(w)|の
次数が低い場合には高周波成分を比較的通すが|A(w
)|の次数が高くなると高周波成分をほとんど通さない
ことが明らかである。
【0019】図7は本発明に係る残響付加装置の実験デ
ータを示す特性図であり、図1に示した残響付加装置に
おいて、遅延メモリ1の遅延時間T1 を40ms、乗
算器2の係数g1 を0.8、乗算器5の係数g2 を
0.1、サンプリング周波数を44.1kHz とした
場合の特性を示す。本特性図からも明らかな通り、巡回
により遅延を繰り返す毎に、即ち残響の後部になるに従
って周波数帯域全体にわたるレベルの減衰と共に、高域
の減衰率が順次高くなり、後部残響ほど高域が除去され
る。
【0020】従って本実施例によれば簡単な構成で前部
残響の高周波成分を残して後部残響の高周波成分を容易
に除去することができる。なお、|A(w)|を図5(
d)のようにすれば上記とは逆に後部残響のみの低周波
成分を容易に除去することが可能である。図8は本発明
の第2の実施例に係る残響付加装置を示す図である。 本図において第1の実施例と異なる構成は、出力信号y
(t)を第1の遅延メモリ1の出力からではなく、第2
の遅延メモリの出力から取り出すことである。本実施例
の作用・効果は第1の実施例と同様に得られる。
【0021】図9は本発明の第3の実施例に係る残響付
加装置を示す図である。本図において第1の実施例と異
なる構成は、出力信号y(t)を第1の遅延メモリ1の
出力からではなく、入力から取り出すことである。本実
施例の作用・効果は第1の実施例と同様に得られる。図
10は本発明の第4の実施例に係る残響付加装置を示す
図である。本図の残響付加装置は入力信号を複数に分割
して、残響を付加する装置10−1,10−2,…,1
0−nを含み、各該装置はそれぞれ一定のサンプリング
周期の入力信号を取り込む第1の遅延メモリ1−1,1
−2,…,1−nと、各該第1の遅延メモリ1−1,1
−2,…1−nにより時間T1−1 ,T1−2 ,…
,T1−n だけ遅延された出力信号に対して所定係数
g1 を乗算する第1の乗算器2と、該第1の乗算器2
の出力信号と入力信号を合成する加算器3と、前記第1
の遅延メモリ1の出力信号を取り込む第2の遅延メモリ
4と、該第2の遅延メモリ4により1サンプリング周期
の時間T2 だけ遅延された前記第1の遅延メモリ1の
出力信号に対して所定係数g2 を乗算して前記加算器
3で前記入力信号と合成する第2の乗算器5と、各該装
置10−1,10−2,…,10−nのレベルを調整す
る乗算器6−1,6−2,…,6−nを包含する。各該
装置10−1,10−2,…,10−nは第1の実施例
のもので構成したが、第2および第3の実施例のもので
構成してもよい。 本実施例によって例えば音楽会場の任意のリスナの位置
の残響音を、一般家庭の室内や車室内などで擬似的に形
成することができるが、かかる場合に特に後部残響の高
周波成分を容易に除去する効果が発揮される。
【0022】尚、本実施例において、各該装置10−1
,10−2,…,10−nの第1の乗算器2の係数g1
 及び第2の乗算器5の係数g2 は各該装置毎にそれ
ぞれ異なってもよい。図2は第2の発明に係る残響付加
装置の基本構成図であって、第1の発明に係る残響付加
装置の後段に残響密度増加手段(6)であるn次の非巡
回形フィルタが設置される。
【0023】図11(A)は残響音密度増加手段(6)
の一実施例の構成図であって、簡単化のため、4次の非
巡回形ディジタルフィルタで構成された例を示す。即ち
4つの時間遅延メモリ611,612,613および6
14が直列に接続されており、各時間遅延メモリの間か
ら引き出された信号には、所定の係数g0 ,g1 ,
g2 ,g3 およびg4が乗算器620,621,6
22,623および624で乗算される。
【0024】これら乗算器620,621,622,6
23および624の出力は加算器63で加算される。図
11(B)は上記構成による非巡回形ディジタルフィル
タのインパルス応答の特性図であって、時間Tn 毎に
所定の係数位されたインパルスが発生する。即ち4次の
非巡回形ディジタルフィルタによれば1つの入力に対し
て5つの出力を得ることが可能であり、残響密度を高め
ることができる。
【0025】図3は第3の発明に係る残響付加装置の基
本構成図であって、第1の発明に係る残響付加装置の第
1の乗算器2、第2の遅延メモリ4および第2の乗算器
5の代わりに非巡回形フィルタと巡回形フィルタを組み
合せて構成される残響音強調手段7を設置する。図12
(A)は残響音強調手段(7)の第1の実施例の構成図
であって、3次の非巡回形ディジタルフィルタと3次の
巡回形ディジタルフィルタを直列に接続された低域通過
型ディジタルフィルタで構成されている。
【0026】図12(B)は低域通過型ディジタルフィ
ルタの周波数特性図であって、121は図12(A)に
示す低域通過型ディジタルフィルタの周波数特性を、1
22は図1に示す低域通過型ディジタルフィルタの周波
数特性を示す。即ち図1に示す低域通過型ディジダルフ
ィルタの周波数特性は遮断周波数近傍でカーブした減衰
特性を示すため、1オクターブ当りの減衰量を定量的に
設定することはできない。
【0027】一方図12(A)に示す低域通過型フィル
タにあっては、調整可能なパラメータも多く、図12(
B)の121に示すように、1オクターブ当りの減衰量
を所定量に設定可能となり、例えば実測されたコンサー
トホールの残響特性をより正確に模擬することができる
。図13(A)は第3の発明に使用される残響音強調手
段(7)の第2の実施例の構成図であって、2次の非巡
回形ディジタルフィルタと2次の巡回形ディジタルフィ
ルタとが直列接続された低域通過型ディジタルフィルタ
と、同一の構成を有する高域通過型ディジタルフィルタ
が直列接続され、帯域遮断型ディジタルフィルタが構成
される。
【0028】図13(B)は帯域遮断型ディジタルフィ
ルタの周波数特性図であって、各パラメータを適当に調
整することにより、所定の減衰特性を有する帯域遮断型
ディジタルフィルタを得ることができる。なお、第3図
の発明に係る残響付加装置の後段に第2の発明における
残響密度増加手段6であるn次の非巡回形フィルタを設
置するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば残響付加装置の巡回
部分の内部に低域フィルタを設けたため、巡回の回数に
伴って高周波成分の除去が急峻になる。第2の発明によ
れば非巡回形フィルタの付加により残響音密度が増加し
、周期性の少ない自然な聴感を有する残響音を得ること
ができる。
【0030】さらに第3の発明によれば残響を付加する
特定の周波数帯域を自由に選択することができるばかり
でなく、この特定の周波数以外の周波数成分を所定の減
衰率で減衰させることができるためコンサートホールの
残響特性を正確に模擬することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の発明に係る残響付加装置の構成図
である。
【図2】図2は第2の発明に係る残響付加装置の構成図
である。
【図3】図3は第3の発明に係る残響付加装置の構成図
である。
【図4】図4は高周波成分の除去の説明図である。
【図5】図5は振幅|A(w)|の特性図である。
【図6】図6は振幅|A(w)|n の特性図である。
【図7】図7は第1の発明に係る残響音付加装置の実験
データを示す特性図である。
【図8】図8は第1の発明の第2の実施例に係る残響付
加装置の構成図である。
【図9】図9は第1の発明の第3の実施例に係る残響付
加装置の構成図である。
【図10】図10は第1の発明の第4の実施例に係る残
響付加装置の構成図である。
【図11】図11は非巡回形フィルタの構成図とインパ
ルス応答図である。
【図12】図12は低域通過型フィルタの構成図と周波
数特性図である。
【図13】図13は帯域遮断型フィルタの構成図と周波
数特性図である。
【図14】図14は従来の残響付加装置の構成図である
【図15】図15は図14の残響付加装置の残響音の特
性図である。
【符号の説明】
1…第1の遅延メモリ 2…第1の乗算器 3…加算器 4…第2の遅延メモリ 5…第3の乗算器 6…残響音密度増加手段 7…残響音強調手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一定のサンプリング周期の入力信号を
    取り込む第1の遅延メモリ(1)と、該第1の遅延メモ
    リ(1)により時間T1 だけ遅延された出力信号に対
    して所定係数g1 を乗算する第1の乗算器(2)と、
    該第1の乗算器(2)の出力信号と前記入力信号を合成
    する加算器(3)とを有する残響付加装置において、前
    記第1の遅延メモリ(1)の出力信号を取り込む第2の
    遅延メモリ(4)と、該第2の遅延メモリ(4)により
    、時間T2 だけ遅延された前記第1の遅延メモリ(1
    )の出力信号に対して所定係数g2 を乗算して前記加
    算器(3)で前記入力信号と合成する第2の乗算器(5
    )とを備えることを特徴とする残響付加装置。
  2. 【請求項2】  前記第1の遅延メモリ(1)の後段に
    、カスケードに接続された少くとも1つの第3の遅延メ
    モリ(611),(612)…(61n)と、該少くと
    も1つの第3の遅延メモリ(611),(612)…(
    61n)から引き出された信号に所定係数を乗算する少
    くとも2つの第3の乗算器(620),(621)…(
    62n)と、該少くとも2つの第3の乗算器(620)
    ,(621)…(62n)の出力を合成する第2の加算
    器(63)と、から構成される残響音密度増加手段(6
    )を設置することを特徴とする請求項1に記載の残響付
    加装置。
  3. 【請求項3】  前記第1の乗算器(2)、前記第2の
    遅延メモリ(4)および前記第2の乗算器(5)の代り
    に、少くとも1つの特定周波数帯域の信号を選択的に通
    過せしめ、該特定周波数帯域以外の信号を所定の減衰率
    で減衰せしめる残響音強調手段(7)を設けることを特
    徴とする請求項1に記載の残響付加装置。
JP3204282A 1991-01-28 1991-08-14 残響付加装置 Pending JPH04348399A (ja)

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