JPH0434784Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 （産業上の利用分野） この考案は、長柄付ボデーブラシの改良に関す
る。

（従来の技術） 従来、人体の皮膚を摩擦して健康を増進する目
的で、ボデーブラシが良く使用される。ボデーブ
ラシは束子類、タオル等が往時使用されたが、今
日では柄付ブラシが汎用されている。勿論乾燥状
態で使用されたり、或いは浴場で洗剤と共に身体
の洗浄を兼ねて摩擦する等使い方は色々あるが、
身体の部位により短柄のブラシ、長柄のブラシ等
各種のボデーブラシが提供されている。

（考案が解決すべき課題） 人体の背中を除く各部位は、短柄のボデーブラ
シで容易に摩擦することができるが、背中に対し
て長柄付ブラシがどうしても必要であり、ために
背中と摩擦し易くする長柄付ボデーブラシが、
色々と工夫され提供されている。

例えば、柄の長さが25糎乃至40糎のものを、弓
形に湾曲させると比較的使い易く、一般に普及し
つゝある。

しかしながら、これとても手を左右で使い分
け、しかも背面で左右の肩及び腰の方向から摩擦
しなければ、背中全体に行き渡らないし、かくす
ることは手及び腕の労力が大変大きい。この欠点
をできるだけ解消することが本考案の目的であ
る。

ロ 考案の構成 （課題を解決するための手段） 本考案は、極めて簡単な措置を施すことにより
前記課題を解決することができた。以下図面に基
き説明する。

第１図に開示した長柄付ボデーブラシは、前項
に述べた弓形に湾曲させた長柄を、植毛部下端に
接続して固着したボデーブラシであつて、従来は
この状態で提供されていた。

本考案に於ては、長柄１の上端即ち植毛部２の
直近下位に適宜の孔３を穿ち、これに適宜長さの
伸縮性紐例えばゴム製又は合成樹脂製で弾性の大
きい材料から作られた紐を該孔に通すことにより
完成されるので、このゴム紐の伸縮性が前記従来
品の欠点を解消することに大きく役立つたのであ
る。

一般にボデーブラシの柄及び植毛部は、木材・
合成樹脂材で作られているため、孔３を穿つこと
は極めて容易であり、また必ずしも孔を穿たなく
ても、伸縮性の紐を、接着剤で接着しても良い
し、ネジを用いて取り付けても良いが、ゴム紐等
伸縮性紐は必要に応じて変換しなければならない
ので、好ましくは長柄に穿孔しておけば交換は至
極便利である。

（作用） 第２図に本考案の長柄付ボデーブラシの使用例
を示したが、背中を摩擦する時一方の手で腰位置
にて伸縮性紐の先端を軽く握つて動かさず、他方
の手で肩の位置にてボデーブラシの長柄の末端を
把持して、上方にブラシを動かすだけで、楽々と
摩擦が行える。即ち紐の弾性によつて下方向への
移動は腕の力が不要となり、それだけ疲労は少な
く、かつ従来品以上に皮膚に圧接することができ
て、摩擦効果はそれだけ増加する。勿論左右の手
を入れ替えたり、伸縮性紐と長柄の端末の位置を
上下逆転させて摩擦すれば、背中全域に亘り、動
作が楽で疲労感は極めて少なく、愉快な気分で健
康増進或いは背中の洗浄に利用することも可能で
ある。

ハ 考案の効果 従来の長柄付ボデーブラシに比較して、背中の
摩擦が安楽に、疲労が少なく、かつ摩擦効果が大
きい等の効果があるほか、製作費も従来品より微
増するだけで、得られる効果に比べれば問題はな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の伸縮性紐を取り付けた長柄付
ボデーブラシの一実施例を示す斜視図、第２図は
同じく使用状態を示す説明図である。 １……長柄、２……植毛部、３……孔、４……
伸縮性紐。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 植毛部２下端に接続して固着された弓形に湾曲
   した長柄１に於て、前記植毛部の直近位置に穿設
   された孔３に、適宜長さの伸縮性紐４が挿通され
   てなる長柄付ボデーブラシ。