JPH04346649A - プラズマ溶射方法及びプラズマ溶射装置 - Google Patents
プラズマ溶射方法及びプラズマ溶射装置Info
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- JPH04346649A JPH04346649A JP3119850A JP11985091A JPH04346649A JP H04346649 A JPH04346649 A JP H04346649A JP 3119850 A JP3119850 A JP 3119850A JP 11985091 A JP11985091 A JP 11985091A JP H04346649 A JPH04346649 A JP H04346649A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ溶射により保
護層等を製膜する場合、板厚t=0.2mm程度の薄い
被溶射基板に熱損傷を与えることなく、かつプラズマ溶
射トーチに入力されたエネルギーを有効に溶射粒子に伝
達するために、前記プラズマジェットがその粘性により
前記プラズマジェットの周囲に存在する保有エネルギー
の大きな気体分子を巻き込むことによる急激な温度の低
下を防ぎ、高融点でかつ低熱伝導率であるアルミナ等の
難溶射材料を効率よく溶射製膜する場合に用いるプラズ
マ溶射方法並びにその装置に関するものである。
護層等を製膜する場合、板厚t=0.2mm程度の薄い
被溶射基板に熱損傷を与えることなく、かつプラズマ溶
射トーチに入力されたエネルギーを有効に溶射粒子に伝
達するために、前記プラズマジェットがその粘性により
前記プラズマジェットの周囲に存在する保有エネルギー
の大きな気体分子を巻き込むことによる急激な温度の低
下を防ぎ、高融点でかつ低熱伝導率であるアルミナ等の
難溶射材料を効率よく溶射製膜する場合に用いるプラズ
マ溶射方法並びにその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶射技術は例えば、耐摩耗、
耐熱、耐環境等の性質を被溶射材に付与する表面改質手
法として古くから利用されてきており、燃焼ガスを溶射
材料の溶融、及び加速エネルギーとして使用するガス溶
射や、電気エネルギーを溶射材料の溶融、及び加速エネ
ルギーとして使用する電気式溶射等に分類される。さら
に電気式溶射ではアーク溶射やプラズマ溶射等が一般的
であり、特に最近では溶射皮膜の膜質等を向上させる目
的からプラズマ溶射法が注目されている。
耐熱、耐環境等の性質を被溶射材に付与する表面改質手
法として古くから利用されてきており、燃焼ガスを溶射
材料の溶融、及び加速エネルギーとして使用するガス溶
射や、電気エネルギーを溶射材料の溶融、及び加速エネ
ルギーとして使用する電気式溶射等に分類される。さら
に電気式溶射ではアーク溶射やプラズマ溶射等が一般的
であり、特に最近では溶射皮膜の膜質等を向上させる目
的からプラズマ溶射法が注目されている。
【0003】図3は、大気中におけるプラズマ溶射の従
来例を示したものである。水冷された陰極1と、水冷さ
れた陽極2の間に、電源3によって電力を供給し直流ア
ーク4を発生させ、安定に維持し、直流アーク4後方か
ら送給するプラズマ作動ガス5を直流アーク4によって
加熱、電離、膨張させ、プラズマジェット6としてノズ
ル7より噴出させる。この時、プラズマ作動ガス5とし
ては、アルゴンや窒素、あるいはこれらのガスに補助ガ
スとしてヘリウム、水素等を加える場合が多い。溶射材
料は粉末で、アルゴン等のキャリアガス8にのせて、プ
ラズマジェット6の中に搬送して加熱、溶融すると同時
に、加速して被溶射基板(母材)9の表面に高速で衝突
させて皮膜を形成するものである。
来例を示したものである。水冷された陰極1と、水冷さ
れた陽極2の間に、電源3によって電力を供給し直流ア
ーク4を発生させ、安定に維持し、直流アーク4後方か
ら送給するプラズマ作動ガス5を直流アーク4によって
加熱、電離、膨張させ、プラズマジェット6としてノズ
ル7より噴出させる。この時、プラズマ作動ガス5とし
ては、アルゴンや窒素、あるいはこれらのガスに補助ガ
スとしてヘリウム、水素等を加える場合が多い。溶射材
料は粉末で、アルゴン等のキャリアガス8にのせて、プ
ラズマジェット6の中に搬送して加熱、溶融すると同時
に、加速して被溶射基板(母材)9の表面に高速で衝突
させて皮膜を形成するものである。
【0004】この皮膜形成時に被溶射基板9には、溶融
溶射粒子10及びプラズマジェット6によりかなりの量
の熱が伝達され、被溶射基板9がt=0.2mm程度の
薄板の場合には、その熱容量が小さいために被溶射基板
9の温度はかなり上昇し、その結果被溶射基板9は膨張
する。
溶射粒子10及びプラズマジェット6によりかなりの量
の熱が伝達され、被溶射基板9がt=0.2mm程度の
薄板の場合には、その熱容量が小さいために被溶射基板
9の温度はかなり上昇し、その結果被溶射基板9は膨張
する。
【0005】しかしながら、溶射材料と基板の線膨張係
数の大きさが異なるため、被溶射基板9、及び皮膜の温
度が常温に戻った場合、被溶射基板9と皮膜界面に応力
が生じ被溶射基板9が大きく反ってしまう。そこで、冷
却ガス11により被溶射基板9に、プラズマジェット6
及び溶融溶射粒子10により伝達された熱を被溶射基板
9上部より取り除くか、或はプラズマジェット6の被溶
射基板9近傍に冷却ガス11を吹き付けることにより被
溶射基板9に到達する熱量を低減することで、被溶射基
板9の熱蓄積を防ぐことにより、被溶射基板9の温度上
昇を防ぎ被溶射基板9に熱損傷を与える事なく溶射製膜
するものである。
数の大きさが異なるため、被溶射基板9、及び皮膜の温
度が常温に戻った場合、被溶射基板9と皮膜界面に応力
が生じ被溶射基板9が大きく反ってしまう。そこで、冷
却ガス11により被溶射基板9に、プラズマジェット6
及び溶融溶射粒子10により伝達された熱を被溶射基板
9上部より取り除くか、或はプラズマジェット6の被溶
射基板9近傍に冷却ガス11を吹き付けることにより被
溶射基板9に到達する熱量を低減することで、被溶射基
板9の熱蓄積を防ぐことにより、被溶射基板9の温度上
昇を防ぎ被溶射基板9に熱損傷を与える事なく溶射製膜
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
プラズマ溶射装置により大気中で溶射製膜する場合、図
3に示すようにノズル7より噴出したプラズマジェット
6は粘性によりプラズマジェット周辺の窒素等のガスを
巻き込む。プラズマジェット6内に巻き込まれた窒素等
のガスは、プラズマジェット6よりエネルギーを受け取
り、運動エネルギーを増加したり解離及び電離するが、
アルゴン原子及び窒素分子が等量のエネルギーを与えら
れた場合、窒素の温度は作動ガス5であるアルゴンより
も図4に示すように低く、プラズマジェット6の温度は
急激に下がり、その高温領域の広がりが狭くなりプラズ
マ溶射トーチに入力されたエネルギーは効率よく溶射粒
子に伝達されずアルミナ等の高融点、低熱伝導率材料を
溶融させることが困難となりこの種の材料を用いた溶射
製膜は非効率的となる。
プラズマ溶射装置により大気中で溶射製膜する場合、図
3に示すようにノズル7より噴出したプラズマジェット
6は粘性によりプラズマジェット周辺の窒素等のガスを
巻き込む。プラズマジェット6内に巻き込まれた窒素等
のガスは、プラズマジェット6よりエネルギーを受け取
り、運動エネルギーを増加したり解離及び電離するが、
アルゴン原子及び窒素分子が等量のエネルギーを与えら
れた場合、窒素の温度は作動ガス5であるアルゴンより
も図4に示すように低く、プラズマジェット6の温度は
急激に下がり、その高温領域の広がりが狭くなりプラズ
マ溶射トーチに入力されたエネルギーは効率よく溶射粒
子に伝達されずアルミナ等の高融点、低熱伝導率材料を
溶融させることが困難となりこの種の材料を用いた溶射
製膜は非効率的となる。
【0007】また、図5はチャンバ内をアルゴン等の保
有エネルギーの小さいガスでパージし、かつ被溶射基板
或はプラズマジェットの冷却ガスとしてアルゴン等の保
有エネルギーの小さいガスを使用した場合の例である。 12はチャンバ、13はプラズマジェット、14はアル
ゴン等の保有エネルギーの小さいパージガス、15はア
ルゴン等の保有エネルギーの小さい冷却ガス、16は被
溶射基板、17は溶射膜、18はプラズマ溶射トーチ、
19はプラズマ溶射トーチ18に電力を供給する直流電
源、20はプラズマ溶射トーチ18に溶射用パウダーを
供給するパウダー供給装置、21はチャンバ12内を減
圧するための排気系である。
有エネルギーの小さいガスでパージし、かつ被溶射基板
或はプラズマジェットの冷却ガスとしてアルゴン等の保
有エネルギーの小さいガスを使用した場合の例である。 12はチャンバ、13はプラズマジェット、14はアル
ゴン等の保有エネルギーの小さいパージガス、15はア
ルゴン等の保有エネルギーの小さい冷却ガス、16は被
溶射基板、17は溶射膜、18はプラズマ溶射トーチ、
19はプラズマ溶射トーチ18に電力を供給する直流電
源、20はプラズマ溶射トーチ18に溶射用パウダーを
供給するパウダー供給装置、21はチャンバ12内を減
圧するための排気系である。
【0008】この図に於て、チャンバ12内をアルゴン
等の保有エネルギーの小さいガス14でパージし、かつ
被溶射基板16あるいはプラズマジェット13の除熱を
目的とした冷却ガスとしてアルゴン等の保有エネルギー
の小さいガス15を用いることによりプラズマジェット
13の高温領域が小さくなることを防ぐことができるが
、この場合チャンバ12内のパージおよび被溶射基板1
6あるいはプラズマジェット13の冷却ガスとしてアル
ゴン等の高価なガスを使用しなければならないなどの欠
点を有している。
等の保有エネルギーの小さいガス14でパージし、かつ
被溶射基板16あるいはプラズマジェット13の除熱を
目的とした冷却ガスとしてアルゴン等の保有エネルギー
の小さいガス15を用いることによりプラズマジェット
13の高温領域が小さくなることを防ぐことができるが
、この場合チャンバ12内のパージおよび被溶射基板1
6あるいはプラズマジェット13の冷却ガスとしてアル
ゴン等の高価なガスを使用しなければならないなどの欠
点を有している。
【0009】本発明はこの様な点を鑑み、プラズマジェ
ットの周辺部近傍のみをアルゴン等の保有エネルギーの
小さいガスで満たすことにより、プラズマジェットがそ
の周辺ガスを巻き込みエネルギーを前記ガス分子に伝達
することにより、プラズマジェットの温度が急激に低下
することを防ぎ高融点、低熱伝導率のアルミナ等の材料
をも低コストで効率よく溶射することを可能とするとと
もに、熱容量の小さい薄い被溶射基板に対しても減圧下
で熱損傷を与える事なく溶射製膜できるプラズマ溶射方
法並びにその装置を提供することを目的とする。
ットの周辺部近傍のみをアルゴン等の保有エネルギーの
小さいガスで満たすことにより、プラズマジェットがそ
の周辺ガスを巻き込みエネルギーを前記ガス分子に伝達
することにより、プラズマジェットの温度が急激に低下
することを防ぎ高融点、低熱伝導率のアルミナ等の材料
をも低コストで効率よく溶射することを可能とするとと
もに、熱容量の小さい薄い被溶射基板に対しても減圧下
で熱損傷を与える事なく溶射製膜できるプラズマ溶射方
法並びにその装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、プラズマ溶射トーチの軸と同軸になるように配置さ
れ、溶射材料が溶融するのに必要な高温領域の長さと同
等以上の長さを有する外套の内面に設けられた複数のガ
ス噴射口より、アルゴン等の保有エネルギーの小さいガ
スを少量噴射し、プラズマジェット周辺近傍のみを前記
アルゴン等の保有エネルギーの小さいガスで満たし、ま
た被溶射基板近傍のプラズマジェットに安価で保有エネ
ルギーの大きな窒素等の冷却ガスを吹き付けるか、或は
被溶射基板に窒素等の安価で保有エネルギーの大きな冷
却ガスを直接吹き付ける。
に、プラズマ溶射トーチの軸と同軸になるように配置さ
れ、溶射材料が溶融するのに必要な高温領域の長さと同
等以上の長さを有する外套の内面に設けられた複数のガ
ス噴射口より、アルゴン等の保有エネルギーの小さいガ
スを少量噴射し、プラズマジェット周辺近傍のみを前記
アルゴン等の保有エネルギーの小さいガスで満たし、ま
た被溶射基板近傍のプラズマジェットに安価で保有エネ
ルギーの大きな窒素等の冷却ガスを吹き付けるか、或は
被溶射基板に窒素等の安価で保有エネルギーの大きな冷
却ガスを直接吹き付ける。
【0011】
【作用】上記の手段によれば、プラズマジェット周辺近
傍を取り囲むガスは、アルゴン等の保有エネルギーの小
さいガスであり、前記プラズマジェット内に粘性で前記
プラズマジェット周辺に存在する前記保有エネルギーの
小さいガスが巻き込まれても、気体原子(単原子分子)
間のエネルギー授受による前記プラズマジェットの温度
の低下は小さい。
傍を取り囲むガスは、アルゴン等の保有エネルギーの小
さいガスであり、前記プラズマジェット内に粘性で前記
プラズマジェット周辺に存在する前記保有エネルギーの
小さいガスが巻き込まれても、気体原子(単原子分子)
間のエネルギー授受による前記プラズマジェットの温度
の低下は小さい。
【0012】このため、前記プラズマジェットの周辺を
窒素等の保有エネルギーの大きなガスで取り囲んでいる
場合よりも、前記プラズマジェット周辺を保有エネルギ
ーの小さいガスにより取り囲んでいる場合は、同じトー
チ入力に対しても前記プラズマジェットの高温領域がよ
り広くなり、前記プラズマジェットから溶射材料へのエ
ネルギー伝達は効率よく行われ、高融点で低熱伝導率で
あるアルミナ等の難溶射材料を用いても効率よく溶射製
膜できる。
窒素等の保有エネルギーの大きなガスで取り囲んでいる
場合よりも、前記プラズマジェット周辺を保有エネルギ
ーの小さいガスにより取り囲んでいる場合は、同じトー
チ入力に対しても前記プラズマジェットの高温領域がよ
り広くなり、前記プラズマジェットから溶射材料へのエ
ネルギー伝達は効率よく行われ、高融点で低熱伝導率で
あるアルミナ等の難溶射材料を用いても効率よく溶射製
膜できる。
【0013】また、被溶射基板或はプラズマジェットの
冷却ガスとして窒素等の保有エネルギーの大きなガスを
使用しても、プラズマジェットのノズル出口付近での温
度低下は小さく効率よく溶射粒子を溶融出来ると共に、
前記被溶射基板或はプラズマジェット先端部を冷却する
ことが出来る。
冷却ガスとして窒素等の保有エネルギーの大きなガスを
使用しても、プラズマジェットのノズル出口付近での温
度低下は小さく効率よく溶射粒子を溶融出来ると共に、
前記被溶射基板或はプラズマジェット先端部を冷却する
ことが出来る。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すガス冷却を用
いたプラズマ溶射装置の縦断面図である。21はプラズ
マ溶射トーチ、22はプラズマ溶射トーチ21にパワー
を供給する直流電源、23はプラズマ溶射トーチ21に
溶射材料を供給するパウダー供給装置、24はチャンバ
、25は排気系、26はプラズマジェット、27は溶射
皮膜、28は被溶射基板、29は陰極、30は陽極、3
1は直流アーク、32はプラズマジェット26あるいは
被溶射基板28を冷却するために用いられる保有エネル
ギーの大きい窒素等の冷却ガス、32aは冷却ガス噴射
冶具、33はプラズマジェット26周辺近傍のみを保有
エネルギーの小さいガスで覆うための内部に複数のガス
噴射口を有し溶射トーチ21と同軸になるように設けら
れた外套、34はプラズマジェット周辺近傍のみを覆う
保有エネルギの小さいアルゴン等のガス、34aは保有
エネルギーの小さいガス34の導入間、35は溶射パウ
ダー投入口である。
いたプラズマ溶射装置の縦断面図である。21はプラズ
マ溶射トーチ、22はプラズマ溶射トーチ21にパワー
を供給する直流電源、23はプラズマ溶射トーチ21に
溶射材料を供給するパウダー供給装置、24はチャンバ
、25は排気系、26はプラズマジェット、27は溶射
皮膜、28は被溶射基板、29は陰極、30は陽極、3
1は直流アーク、32はプラズマジェット26あるいは
被溶射基板28を冷却するために用いられる保有エネル
ギーの大きい窒素等の冷却ガス、32aは冷却ガス噴射
冶具、33はプラズマジェット26周辺近傍のみを保有
エネルギーの小さいガスで覆うための内部に複数のガス
噴射口を有し溶射トーチ21と同軸になるように設けら
れた外套、34はプラズマジェット周辺近傍のみを覆う
保有エネルギの小さいアルゴン等のガス、34aは保有
エネルギーの小さいガス34の導入間、35は溶射パウ
ダー投入口である。
【0015】以上の様に構成されたこの実施例のプラズ
マ溶射装置について、以下にその動作を説明する。
マ溶射装置について、以下にその動作を説明する。
【0016】まず、チャンバ24内を排気系26によっ
て所定圧まで減圧する。次に、プラズマ溶射トーチ21
と同軸になるように設けられた外套33の内部が保有エ
ネルギーの小さいアルゴン等のガス34で満たされるよ
うにする。
て所定圧まで減圧する。次に、プラズマ溶射トーチ21
と同軸になるように設けられた外套33の内部が保有エ
ネルギーの小さいアルゴン等のガス34で満たされるよ
うにする。
【0017】次に、別置または直流電源22に内臓され
たパルス電流発生機等によって陰極29、陽極30間の
空隙に直流アーク31を発生させ、引き続いて電源22
から低電圧で高電流の電力を供給し直流アーク31を安
定に維持する。この時、プラズマ溶射トーチ21内に供
給されているアルゴン等の作動ガスは、直流アーク21
より熱エネルギーを受け取ることにより励起、電離及び
膨張し、プラズマ溶射トーチ21先端部のノズルより高
速で噴出する。
たパルス電流発生機等によって陰極29、陽極30間の
空隙に直流アーク31を発生させ、引き続いて電源22
から低電圧で高電流の電力を供給し直流アーク31を安
定に維持する。この時、プラズマ溶射トーチ21内に供
給されているアルゴン等の作動ガスは、直流アーク21
より熱エネルギーを受け取ることにより励起、電離及び
膨張し、プラズマ溶射トーチ21先端部のノズルより高
速で噴出する。
【0018】同時に、ノズル内部に設けられたパウダー
投入口35より溶射材料が超高温、高速のプラズマジェ
ット内に投入され、ある時間をこの高温領域内に滞留す
ることにより溶融して加速される。プラズマジェット2
6は、ノズル外に吹き出すとその粘性によりプラズマジ
ェット周辺のガスを巻き込み、巻き込んだガスに対して
エネルギーの伝達を行うが、巻き込まれたガスが窒素等
の保有エネルギーの大きなガスの場合にはプラズマジェ
ット26の温度は急激に低下し、高融点で低熱伝導率で
あるアルミナ等の溶射材料に熱エネルギーを伝達し溶融
する能力を失う。
投入口35より溶射材料が超高温、高速のプラズマジェ
ット内に投入され、ある時間をこの高温領域内に滞留す
ることにより溶融して加速される。プラズマジェット2
6は、ノズル外に吹き出すとその粘性によりプラズマジ
ェット周辺のガスを巻き込み、巻き込んだガスに対して
エネルギーの伝達を行うが、巻き込まれたガスが窒素等
の保有エネルギーの大きなガスの場合にはプラズマジェ
ット26の温度は急激に低下し、高融点で低熱伝導率で
あるアルミナ等の溶射材料に熱エネルギーを伝達し溶融
する能力を失う。
【0019】そこで、ノズル出口から溶射材料が溶融す
るのに必要とされる高温領域の広がりが得られるように
、アルゴン等の保有エネルギーの小さいガス34でプラ
ズマジェット26の周囲を覆う。このことにより、プラ
ズマジェット26の周囲が窒素等の保有エネルギーが大
きいガスで取り囲まれアルミナ等の溶射材料が溶融させ
ることが出来ない場合でも、等量のプラズマ溶射トーチ
に対する入力エネルギーにより、アルミナ等の難溶融材
料をも溶融させることを可能とする。
るのに必要とされる高温領域の広がりが得られるように
、アルゴン等の保有エネルギーの小さいガス34でプラ
ズマジェット26の周囲を覆う。このことにより、プラ
ズマジェット26の周囲が窒素等の保有エネルギーが大
きいガスで取り囲まれアルミナ等の溶射材料が溶融させ
ることが出来ない場合でも、等量のプラズマ溶射トーチ
に対する入力エネルギーにより、アルミナ等の難溶融材
料をも溶融させることを可能とする。
【0020】このことにより、溶融し加速された高速粒
子は、被溶射基板28に衝突、偏平化し所望の皮膜を形
成する。またこの時、無冷却状態ではt=0.2mmの
薄い被溶射基板28の温度は上がり被溶射基板28と溶
射材料の線膨張係数の差のために被溶射基板28を常温
に戻したとき反りが生じるため、窒素等の保有エネルギ
ーの大きなガス32を被溶射基板28あるいはプラズマ
ジェット26に吹き付け被溶射基板28の温度上昇を防
ぐ。このことにより、プラズマジェット26の溶射粒子
の溶融に必要な領域の温度を下げる事なく高融点、低熱
伝導率なアルミナ等の溶射材料を被溶射基板28に熱損
傷を与える事なく効率よく溶射処理することができる。
子は、被溶射基板28に衝突、偏平化し所望の皮膜を形
成する。またこの時、無冷却状態ではt=0.2mmの
薄い被溶射基板28の温度は上がり被溶射基板28と溶
射材料の線膨張係数の差のために被溶射基板28を常温
に戻したとき反りが生じるため、窒素等の保有エネルギ
ーの大きなガス32を被溶射基板28あるいはプラズマ
ジェット26に吹き付け被溶射基板28の温度上昇を防
ぐ。このことにより、プラズマジェット26の溶射粒子
の溶融に必要な領域の温度を下げる事なく高融点、低熱
伝導率なアルミナ等の溶射材料を被溶射基板28に熱損
傷を与える事なく効率よく溶射処理することができる。
【0021】図2は、本発明の他の実施例である、ガス
冷却を用いたプラズマ溶射装置の縦断面図である。36
はプラズマ溶射トーチ、37はプラズマ溶射トーチ36
にパワーを供給する直流電源、38はプラズマ溶射トー
チ36に溶射材料を供給するパウダー供給装置、39は
チャンバ、40はプラズマ溶射トーチ36の軸延長線と
の交点を中心とした穴を有しチャンバ39内を二槽に分
ける仕切り板、41a、41bはチャンバ内の各槽を所
定圧力に引く排気系、42はプラズマジェット、43は
チャンバ39内のプラズマ溶射トーチが36設置されて
いる槽に導入される保有エネルギーの小さいガス、44
は溶射皮膜、45は被溶射基板、46はプラズマジェッ
ト42あるいは被溶射基板45を冷却するために用いら
れる保有エネルギーの大きい窒素等の冷却ガスである。
冷却を用いたプラズマ溶射装置の縦断面図である。36
はプラズマ溶射トーチ、37はプラズマ溶射トーチ36
にパワーを供給する直流電源、38はプラズマ溶射トー
チ36に溶射材料を供給するパウダー供給装置、39は
チャンバ、40はプラズマ溶射トーチ36の軸延長線と
の交点を中心とした穴を有しチャンバ39内を二槽に分
ける仕切り板、41a、41bはチャンバ内の各槽を所
定圧力に引く排気系、42はプラズマジェット、43は
チャンバ39内のプラズマ溶射トーチが36設置されて
いる槽に導入される保有エネルギーの小さいガス、44
は溶射皮膜、45は被溶射基板、46はプラズマジェッ
ト42あるいは被溶射基板45を冷却するために用いら
れる保有エネルギーの大きい窒素等の冷却ガスである。
【0022】以上の様に構成されたこの実施例のプラズ
マ溶射装置について、以下にその動作を説明する。
マ溶射装置について、以下にその動作を説明する。
【0023】まず、排気系41a、41bによりチャン
バ39内をバック圧まで引き、その後保有エネルギーの
小さいガス43、及び保有エネルギーの大きなガス46
を導入することによりチャンバ39内各槽を所定圧とし
、溶射製膜中はチャンバ39内各槽の圧力が一定となる
ようにする。
バ39内をバック圧まで引き、その後保有エネルギーの
小さいガス43、及び保有エネルギーの大きなガス46
を導入することによりチャンバ39内各槽を所定圧とし
、溶射製膜中はチャンバ39内各槽の圧力が一定となる
ようにする。
【0024】引き続いて直流電源37により電力をプラ
ズマ溶射トーチに供給しプラズマジェット42を点火す
ると同時に、ノズル内部に設けられたパウダー投入口(
図示せず)より前記溶射材料が超高温、高速のプラズマ
ジェット内に投入し、ある時間をこの高温領域内に滞留
させることにより前記溶射材料は溶融して加速される。
ズマ溶射トーチに供給しプラズマジェット42を点火す
ると同時に、ノズル内部に設けられたパウダー投入口(
図示せず)より前記溶射材料が超高温、高速のプラズマ
ジェット内に投入し、ある時間をこの高温領域内に滞留
させることにより前記溶射材料は溶融して加速される。
【0025】プラズマジェット42は、ノズル外に吹き
出すとその粘性によりプラズマジェット42周辺のガス
を巻き込み、巻き込んだガスに対してエネルギーの伝達
を行うが、巻き込まれたガスが窒素等の保有エネルギー
の大きなガスの場合にはプラズマジェット42の温度は
急激に低下し、高融点で低熱伝導率であるアルミナ等の
溶射材料に熱エネルギーを伝達し溶融する能力を失う。
出すとその粘性によりプラズマジェット42周辺のガス
を巻き込み、巻き込んだガスに対してエネルギーの伝達
を行うが、巻き込まれたガスが窒素等の保有エネルギー
の大きなガスの場合にはプラズマジェット42の温度は
急激に低下し、高融点で低熱伝導率であるアルミナ等の
溶射材料に熱エネルギーを伝達し溶融する能力を失う。
【0026】チャンバ39内を仕切り板42で上下槽に
分割し、プラズマ溶射トーチが設置されている側をアル
ゴン等の保有エネルギーの小さいガス43でパージし、
プラズマジェット42の周囲をアルゴン等の保有エネル
ギーの小さいガス43で覆う。
分割し、プラズマ溶射トーチが設置されている側をアル
ゴン等の保有エネルギーの小さいガス43でパージし、
プラズマジェット42の周囲をアルゴン等の保有エネル
ギーの小さいガス43で覆う。
【0027】このことにより、プラズマジェット42の
周囲が窒素等の保有エネルギーが大きいガスで取り囲ま
れ、アルミナ等の溶射材料を溶融させることが出来ない
場合でも、等量のプラズマ溶射トーチに対する入力エネ
ルギーにより、アルミナ等の難溶融材料をも溶融させる
ことを可能とする。
周囲が窒素等の保有エネルギーが大きいガスで取り囲ま
れ、アルミナ等の溶射材料を溶融させることが出来ない
場合でも、等量のプラズマ溶射トーチに対する入力エネ
ルギーにより、アルミナ等の難溶融材料をも溶融させる
ことを可能とする。
【0028】このことにより、溶融し加速された高速粒
子は、被溶射基板45に衝突、偏平化し所望の皮膜を形
成する。またこの時、無冷却状態では、t=0.2mm
の薄い被溶射基板45の温度は上がり被溶射基板45と
溶射材料の線膨張係数の差のために被溶射基板45を常
温に戻したとき反りが生じるため、窒素等の保有エネル
ギーの大きなガス46を被溶射基板4528あるいはプ
ラズマジェット42に吹き付け被溶射基板45の温度上
昇を防ぐ。このことにより、プラズマジェット42の溶
射粒子の溶融に必要な領域の温度を下げる事なく高融点
、低熱伝導率なアルミナ等の溶射材料を被溶射基板45
に熱損傷を与える事なく効率よく溶射処理することがで
きる。
子は、被溶射基板45に衝突、偏平化し所望の皮膜を形
成する。またこの時、無冷却状態では、t=0.2mm
の薄い被溶射基板45の温度は上がり被溶射基板45と
溶射材料の線膨張係数の差のために被溶射基板45を常
温に戻したとき反りが生じるため、窒素等の保有エネル
ギーの大きなガス46を被溶射基板4528あるいはプ
ラズマジェット42に吹き付け被溶射基板45の温度上
昇を防ぐ。このことにより、プラズマジェット42の溶
射粒子の溶融に必要な領域の温度を下げる事なく高融点
、低熱伝導率なアルミナ等の溶射材料を被溶射基板45
に熱損傷を与える事なく効率よく溶射処理することがで
きる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変形が可能
である。
のではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変形が可能
である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、プラズマジェット周辺雰囲気を保有エネルギー
の小さいアルゴン等のガスで覆うためにプラズマジェッ
トの温度低下が防げ効率よくプラズマ溶射トーチ入力エ
ネルギーを溶射材料に伝達でき、また安価な窒素等の保
有エネルギーの大きなガスを冷却ガスとして使用できる
ため、高融点で低熱伝導率である溶射材料をも効率よく
被溶射基板に熱損傷を与える事なく溶射製膜することが
でき、きわめて生産性に優れたプラズマ溶射装置を提供
するものである。
よれば、プラズマジェット周辺雰囲気を保有エネルギー
の小さいアルゴン等のガスで覆うためにプラズマジェッ
トの温度低下が防げ効率よくプラズマ溶射トーチ入力エ
ネルギーを溶射材料に伝達でき、また安価な窒素等の保
有エネルギーの大きなガスを冷却ガスとして使用できる
ため、高融点で低熱伝導率である溶射材料をも効率よく
被溶射基板に熱損傷を与える事なく溶射製膜することが
でき、きわめて生産性に優れたプラズマ溶射装置を提供
するものである。
【図1】本発明のプラズマ溶射装置の実施例の構成を示
す縦断面図
す縦断面図
【図2】本発明のプラズマ溶射装置の他の実施例の構成
を示す縦断面図
を示す縦断面図
【図3】従来のプラズマ溶射装置の縦断面図
【図4】ア
ルゴンと窒素の温度と各々の保有エネルギーの関係図
ルゴンと窒素の温度と各々の保有エネルギーの関係図
【図5】従来のプラズマ溶射装置において、減圧下でガ
スにより基板冷却を行なう説明図。
スにより基板冷却を行なう説明図。
6 プラズマジェット
10 溶融粒子
33 外套
32 冷却ガス
40 仕切り板
Claims (7)
- 【請求項1】 プラズマジェット噴出口の下流周囲を
、少量の保有エネルギーの小さい気体で取り囲み、被溶
射基板近傍のプラズマジェットと被溶射基板を前記気体
よりも保有エネルギーの大きな気体で冷却しつつ、溶射
製膜することを特徴とするプラズマ溶射方法。 - 【請求項2】 保有エネルギーの小さい気体としてア
ルゴンを用い、保有エネルギーの大きな気体として空気
、或は窒素を用いたことを特徴とする請求項1記載のプ
ラズマ溶射方法。 - 【請求項3】 プラズマ溶射トーチと、前記プラズマ
溶射トーチの噴出口と同軸でプラズマジェットを所定長
で取り囲み、その内面より前記プラズマジェットに向か
う内部に複数の小孔を有する外套と、被溶射基板近傍に
設けられた前記被溶射基板及び前記プラズマジェットに
冷却ガスを吹き付ける冷却ガス噴射冶具とを具備したこ
とを特徴とするプラズマ溶射装置。 - 【請求項4】 減圧溶射用チャンバ内で、溶射が行な
われることを特徴とする請求項3記載のプラズマ溶射装
置。 - 【請求項5】 複数の小孔から噴出する気体はアルゴ
ンであり、冷却ガス噴出冶具から噴出する気体はアルゴ
ンより保有エネルギーの大きな気体であることを特徴と
する請求項3記載のプラズマ溶射装置。 - 【請求項6】 減圧用チャンバと、排気系と、プラズ
マ溶射トーチと、前記プラズマ溶射トーチのノズル出口
に対向する位置に設けられた被溶射基板と、前記被溶射
基板と前記プラズマ溶射トーチの間に設けられた前記プ
ラズマ溶射トーチの軸延長線との交点を中心とした穴を
有しチャンバ内を二層に区切る仕切り板と、チャンバ内
各層を所定圧に排気する排気系とを具備したことを特徴
とするプラズマ溶射装置。 - 【請求項7】 仕切り板で区切られたチャンバ内のプ
ラズマ溶射トーチ側を保有エネルギーの小さいガスで満
たし、被溶射基板あるいはプラズマジェットに対して保
有エネルギーの大きな冷却ガスを吹き付けることを特徴
とする請求項6記載のプラズマ溶射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3119850A JPH04346649A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | プラズマ溶射方法及びプラズマ溶射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3119850A JPH04346649A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | プラズマ溶射方法及びプラズマ溶射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04346649A true JPH04346649A (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=14771821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3119850A Pending JPH04346649A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | プラズマ溶射方法及びプラズマ溶射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04346649A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007217748A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Taiheiyo Cement Corp | マシナブルセラミックス基板への溶射皮膜の形成方法 |
JP2012000592A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Kobe Steel Ltd | 高温溶湯のガスアトマイザー |
JP2017082315A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 日本特殊陶業株式会社 | 溶射部材の製造方法及び溶射装置 |
CN114921745A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-19 | 中北大学 | 一种改善喷涂粒子沉积环境的装置和方法 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP3119850A patent/JPH04346649A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007217748A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Taiheiyo Cement Corp | マシナブルセラミックス基板への溶射皮膜の形成方法 |
JP2012000592A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Kobe Steel Ltd | 高温溶湯のガスアトマイザー |
JP2017082315A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 日本特殊陶業株式会社 | 溶射部材の製造方法及び溶射装置 |
CN114921745A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-19 | 中北大学 | 一种改善喷涂粒子沉积环境的装置和方法 |
CN114921745B (zh) * | 2022-05-07 | 2024-05-17 | 中北大学 | 一种改善喷涂粒子沉积环境的装置和方法 |
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