JPH0434566Y2 - - Google Patents

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JPH0434566Y2
JPH0434566Y2 JP180686U JP180686U JPH0434566Y2 JP H0434566 Y2 JPH0434566 Y2 JP H0434566Y2 JP 180686 U JP180686 U JP 180686U JP 180686 U JP180686 U JP 180686U JP H0434566 Y2 JPH0434566 Y2 JP H0434566Y2
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JP
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main body
shaft
worm shaft
antenna
column
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JP180686U
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、例えばパラボラ形式のアンテナを操
縦可能な状態で支持するための装置に関する。
従来技術 この種の従来技術として、例えば特開昭51−
148192号の発明がある。その発明は、パラボラア
ンテナをその垂直軸の回りに回転可能な状態で支
持し、かつリンク機構によつて水平軸を中心とし
て、パラボラアンテナを仰伏自在に支持するとと
もに、そのパラボラアンテナの向きつまり回転お
よび仰伏運動をモータによつて制御するようにし
ている。
しかし、その発明の装置は、原理的なものであ
り、屋外に設置する構造となつておらず、実用性
に欠ける。また仰伏運動を与える手段として、リ
ンク機構や滑り案内機構が用いられているため、
高い精度での制御が不可能である。
そこで、実用新案登録出願人は、アンテナを高
い精度で遠隔的に制御でき、しかも屋外に設置で
きるアンテナ支持装置を実願昭59−117642号とし
て提案し、さらにそれを基礎として実用化に着手
するとともに、その改良技術を実願昭60−11558
号および実願昭60−118798号として提案し、機能
の充実を図つた。
ところが、上記のアンテナ支持装置では、アン
テナの仰角設定機構として、上下動自在のベンド
軸が採用されているが、そのベンド軸の上下動が
雄ねじと雌ねじによる往復直線運動により行わ
れ、さらにリンク機構を介してデイツシユ取付体
を仰伏させているため、この仰伏動作が駆動源の
駆動量に対して比例せず、完全な直線特性になら
ない。このため、コントローラーによる仰伏運動
の補正が必要になるとともに、ベンド軸の動作範
囲も仰伏運動の回転角にして0°〜40°程度が限界
となり、設置地域によつては間座が必要である。
また、部品点数も多くなり、機構もやや複雑にな
るとともに、リンク機構を介して運動変換を行う
ため、力の方向や向きにやや無理が生じる。
さらに、上記アンテナ支持装置では、アンテナ
の方位角設定機構の上に上記仰角設定機構が載置
されているので全ての衛星の電波を受信するため
には、コントローラーによる補正が必要である。
考案の目的 したがつて、本考案の目的は、従来の構造のも
のに比較して機構を簡略化するとともに、コント
ローラーによる運動量の補正や、設置時に間座を
不要にして、アンテナを無理なく、しかも正確に
制御できるようにすることである。
考案の概要 そこで、本考案は、コラムに支持した水平軸で
本体を回動自在に支持して、さらに、この水平軸
と直交する方向の支持軸でデイツシユ取付体を回
動自在に支持した。そして、本考案は、駆動系と
して上記本体およびデイツシユ取付体に部分はす
ば歯車をそれぞれ取り付けて、これらのはすば歯
車をそれぞれの回転駆動源の出力側ウオーム軸と
それぞれかみ合わせることにより、アンテナに仰
角で0°〜90°、方位角で0°〜180°の完全な直線特性
を得ている。このことにより、コントローラーに
よる仰角および方位角の制御補正を不要にしてい
る。また、仰角設定機構の上に方位角設定機構を
載置させるポーラマウント方式を採用しているた
め、地球上のすべての地域で、すべての衛生の電
波を受信するために必要とされていた間座や、コ
ントローラーによる制御補正も不要にしている。
なお、地球上ですべての衛星の電波を受信する
ためには、アンテナに、仰角で0°〜90°、方位角
で0°〜180°の動きが必要とされる。
考案の構成 第1図および第2図は、本考案のアンテナ支持
装置1の構成を示す。
このアンテナ支持装置1は、主要部として、コ
ラム2、本体3およびアンテナ4を固定するため
のデイツシユ取付体5より構成されている。
上記コラム2は、全体として砲座の形をしてお
り、その上方側で支持された水平軸6で本体3を
回動自在に支持している。
そして、この本体3は、その上方側で上記水平
軸6と直交する方向の支持軸7をもち、この支持
軸7によりデイツシユ取付体5を回動自在に支持
している。
一方、コラム2の下方側に、第1のウオーム軸
8および回転駆動源としてのモータ9が、上記水
平軸6に直交する方向で取り付けられており、モ
ータ9の出力歯車9aと、ウオーム軸8の一端に
取り付けられた伝達歯車8aとが回転結合されて
いる。そして、上記ウオーム軸8には、半月状の
部分はすば歯車10がかみ合わされており、この
部分はすば歯車10は、本体3に対して仰角設定
用の水平軸6と同心状態で取り付けねじなどによ
り固定されている。以上が仰角設定機構である。
なお、動作角度の原点信号を検出するためのド
グ11および原位置センサーとしての例えばリミ
ツトスイツチ12が、コラム2および本体3にそ
れぞれ取り付けられている。また、回転信号を検
出するための図示しないエンコーダがモータ9の
後部に取り付けられている。さらに、本体3の回
転がオーバーランしないように、機械的に回り止
め手段として、コラム2にストツパー13が形成
され、これに対応して本体3に度当り14が形成
されている。
また、上記仰角設定機構と同様に、方位角設定
機構が下記のように構成されている。
本体3の側面に第2のウオーム軸15および回
転駆動源としてのモータ16が、上記水平軸6と
平行に取り付けられており、モータ16の出力歯
車16aと、ウオーム軸15の一端に取り付けら
れた伝達歯車15aとが回転結合されている。こ
こで、デイツシユ取付体5を仰伏方向に回動させ
るために、デイツシユ取付体5の例えば側面に部
分はすば歯車17が方位角設定用の支軸7に対し
て同心状態で固定されている。そして、動作角度
の原点信号を検出するためのドグ18および原位
置センサーとしての例えばリミツトスイツチ19
が、デイツシユ取付体5および本体3に取り付け
られている。また、回転信号を検出するための図
示しないエンコーダがモータ16の後部に取り付
けられている。さらに、デイツシユ取付体5の回
転がオーバーランしないように、機械的な回り止
め手段として本体3にストツパー部20が形成さ
れている。
ここで、上記部分はすば歯車10は、仰角で0°
〜90°の仰伏運動を本体3に与えるように歯数が
設定されており、また上記部分はすば歯車17
は、方位角で0°〜180°の仰伏運動をデイツシユ取
付体5に与えるように歯数が設定されている。こ
れらの部分はすば歯車10,17は、製作段階で
1つの歯車として作られ、後に分割して用いられ
る。
このように、仰角設定機構および方位角設定機
構は、同様な機械要素による駆動系となつてお
り、可動部としての本体3およびデイツシユ取付
体5は、それぞれのモータ9,16の回転量に比
例して、それぞれ完全な直線特性の仰伏運動を行
なう。そして、これらの機構は、全体として仰角
設定機構の上に方位角設定機構が載置されたポー
ラマウント方式となつている。
考案の作用 次に、上記アンテナ支持装置1の動作ととも
に、考案の作用を説明する。
仰角および方位角を設定する各仰伏運動の原位
置センサーとしてのリミツトスイツチ12,19
によつて検出され、各可動部はその原位置で停止
している。そしてアンテナ4の仰角を設定する仰
伏運動は、水平軸6を中心として本体3を回動さ
せることによつて得られる。この仰伏運動の駆動
源は、モータ9であり、これが回転すると、その
回転が出力歯車9a、伝達歯車8aを経て、ウオ
ーム軸8に、所定の減速比のもとに伝達される。
このウオーム軸8が回転すると、部分はすば歯車
10がモータ9の回転方向に応じて回転して、そ
の運動が本体3に回動運動として直線特性のもと
に伝達される。本体3が回動することにより、支
持軸7で連結されているデイツシユ取付体5が同
様の動きをする。このようにして、デイツシユ取
付体5は、上記部分はすば歯車10の駆動範囲で
0°〜90°の仰伏運動を行ない。アンテナ4に適当
な仰角の設定をし、選局時にもつとも良好な受信
状態を設定する。この回転角の設定は、モータ9
の回転量をエンコーダによつて検出して、正確に
制御される。なお、本体3のオーバーランは、ス
トツパー13と度当り14との当接により規制さ
れる。
また、アンテナ4の方位角を設定する仰伏運動
は、静止状態の本体3に対して、デイツシユ取付
体5をモータ16で回転させることにより設定で
きる。すなわち、モータ16が回転すると、その
回転が出力歯車16a、伝達歯車15aを経て、
ウオーム軸15に所定の減速比のもとに伝達され
る。このウオーム軸15が回転すると、部分はす
ば歯車17がモータ16の回転方向に応じて回転
して、その運動がデイツシユ取付体5に直線特性
の回動運動として伝達される。このようにして、
デイツシユ取付体5は、上記部分はすば歯車17
の駆動範囲で0°〜180°の仰伏運動を行ない、アン
テナ4に適当な方位角が設定される。この回転角
の設定は、モータ16の回転量をエンコーダによ
つて検出し、正確に制御される。なお、デイツシ
ユ取付体5のオーバーランは、ストツパー部20
と度当り部21との当接により規制される。
なお、アンテナ4の仰角および方位角の設定後
に、アンテナ4の自重や、アンテナ4に風圧など
による偏心荷重や回転方向の外力が加わつたとし
ても、部分はすば歯車10,17およびウオーム
軸8,15の部分で自動止まり作用が得られるの
で、本体3およびデイツシユ取付体5は回転しな
い状態になつている。
このように、本考案のアンテナ支持装置1で
は、アンテナ4の指向性が遠隔制御のもとに設定
され、選局が行われる。
なお、上記説明では、便宜上、各仰伏運動を
別々に説明しているが、実際には、両者の運動は
同時に行われることもあるし、順序逆に行われる
こともある。
考案の効果 本考案では、仰角設定用の水平軸および方位角
設定用の支持軸が共にそれぞれの回転駆動源によ
つて駆動されるウオーム軸と、従動側の部分はす
ば歯車との噛み合いによつて駆動される関係にあ
り、ウオーム軸の回転量と水平軸や支持軸の回転
量が正確に比例し、完全な直線特性となるため、
リンクなどの非直線的な機械要素と異なり、コン
トローラによる運動補正が不要となり、電気的運
動制御が非常に簡単にできること、入力側のウオ
ーム軸と出力側の部分はすば歯車とが大きな減速
比のもとに噛み合つているため、回転駆動源から
の力が小さくてすみ、また仰角や方位角の設定後
に、部分はすば歯車に大きな回転力が加わつて
も、ウオーム歯車機構の自動止まり作用によつ
て、安定な状態に維持されるため、本体やデイツ
シユ取付体などの重量にかかわらず、停止機構が
必要とされず、その分機械的な構成が簡略化でき
ること、部分はすば歯車の中心角に対する歯車の
形成長さによつて、仰角の設定範囲や方位角の設
定範囲が簡単にかつ必要に応じ広く設定できるた
め、地球上の広い地域においても間座などの補正
手段が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案のアンテナ支持装
置の異なる側面からの垂直断面図である。 1……アンテナ支持装置、2……コラム、3…
…本体、5……デイツシユ取付体、6……水平
軸、7……支持軸、8……ウオーム軸、9……モ
ータ、10……部分はすば歯車、15……ウオー
ム軸、16……モータ、17……部分はすば歯
車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コラムに支持した仰角設定用の水平軸で本体
    を回動自在に支持し、この水平軸と直交する方
    向の方位角設定用の支持軸でデイツシユ取付体
    を本体に対して回動自在に支持し、上記コラム
    に固定した回転駆動源とこのコラムに支持した
    第1のウオーム軸とを回転結合し、上記本体に
    仰角設定用の水平軸と同心状態で固定した部分
    はすば歯車を上記第1のウオーム軸とかみ合わ
    せ、上記本体に固定した回転駆動源とこの本体
    に支持した第2のウオーム軸とを回転結合し、
    上記デイツシユ取付体に支持軸と同心状態で固
    定した部分はすば歯車を上記第2のウオーム軸
    とかみ合わせて成ることを特徴とするアンテナ
    支持装置。 (2) 上記本体を上記コラムに対して90°、上記デ
    イツシユ取付体を上記本体に対して180°でそれ
    ぞれ回動できる部分はすば歯車を、本体および
    デイツシユ取付体にそれぞれ固定したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    アンテナ支持装置。
JP180686U 1986-01-10 1986-01-10 Expired JPH0434566Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP180686U JPH0434566Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP180686U JPH0434566Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62114518U JPS62114518U (ja) 1987-07-21
JPH0434566Y2 true JPH0434566Y2 (ja) 1992-08-18

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ID=30780055

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JP180686U Expired JPH0434566Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

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JPH0641374Y2 (ja) * 1988-04-23 1994-10-26 新日本製鐵株式会社 アンテナ装置

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JPS62114518U (ja) 1987-07-21

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