JPH04345000A - 抵抗ブリッジ用伝送器 - Google Patents

抵抗ブリッジ用伝送器

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JPH04345000A
JPH04345000A JP14522591A JP14522591A JPH04345000A JP H04345000 A JPH04345000 A JP H04345000A JP 14522591 A JP14522591 A JP 14522591A JP 14522591 A JP14522591 A JP 14522591A JP H04345000 A JPH04345000 A JP H04345000A
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JP
Japan
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voltage
current
transmission line
bridge circuit
output
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Application number
JP14522591A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsuoka
義博 松岡
Toru Osanai
小山内 徹
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Electronic Instruments Co Ltd filed Critical Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗ブリッジ用伝送器
に関し、より詳細には、被測定物理量の遠隔測定に用い
られるもので、特に2線式伝送路または3線式伝送路に
伝送器を介して被測定物理量に応じて抵抗値が変化する
抵抗体を有するブリッジ回路を接続し、このブリッジ回
路の出力電圧を伝送器で適宜増幅して2線式伝送路また
は3線式伝送路を介して伝送するようにした抵抗ブリッ
ジ用伝送器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ひずみゲージなどの抵抗変化を利用して
各種物理量(圧力、荷重、加速度、温度、トルクなど)
を測定する方法は、従来より広く用いられている。
【0003】ところで、上記各種物理量を検出して電気
量に変換する検出器と指示器(あるいは記録器やデータ
ロガなど)とが遠く隔たって設置されることの多いプラ
ント類やダムなどの計測には、検出器である抵抗ブリッ
ジ回路を有する送信側(抵抗ブリッジ用伝送器)から、
指示計等が設置される受信側(モニタルーム)への信号
伝送に電流伝送に電流伝送方式が用いられている。
【0004】例えば、本出願人が、先に特願昭58−2
35172号(特開昭61−75272号。以下「第1
の従来例」という)として提案した「抵抗ブリッジ用ト
ランスミッタ」は、被測定物理量に応じて抵抗値が変化
する抵抗体を少なくとも一辺に有するブリッジ回路と、
このブリッジ回路の第1の給電端と受信側からの電流入
力端子との間に接続され、該ブリッジ回路に一定の励振
電流を供給する定電流回路と、前記ブリッジ回路の出力
電圧を増幅する増幅回路と、この増幅回路の出力電圧に
対応した電流を前記ブリッジ回路の第2の給電端と受信
側への電流出力端子との間に接続した出力素子に流すよ
うに構成された電圧−電流変換回路と、前記ブリッジ回
路の第2の給電端の電圧を一定化する並列制御型定電圧
回路とをもって構成してある。
【0005】この第1の従来例において、上記定電流回
路は、受信側からの電力入力端子とブリッジ回路の第1
の給電端との間に接続され、ブリッジ回路に対し一定の
励振電流を供給する。
【0006】ブリッジ回路の第1、第2の出力端間から
得られる出力電圧は、増幅回路で増幅されるが、この出
力電圧は、電圧−電流変換回路により電流に変換されて
、受信側への電流出力端子に送出される。
【0007】一方、演算増幅器、トランジスタ、定電圧
ダイオードおよび定電流ダイオード等からなる並列制御
型の定電圧回路は、ブリッジ回路の第2の給電端の電圧
、換言すれば、電圧−電流増幅回路の出力端子であるト
ランジスタのコレクタ電位を一定に保つように動作する
【0008】このため、この第1の従来例のものは、電
力消費量が少なく、それに伴い使用トランジスタ等が形
状の小型なもので済むため、全体の小型化が容易であり
、さらに、ブリッジ回路における被測定物理量に応じて
変化する抵抗の数に関係なく、被測定物理量に対し直線
的に変化する出力電流を得ることができる。
【0009】一方、他の従来例としては、実公昭63−
43598号(以下「第2の従来例」という)にて提案
されている「入出力絶縁形伝送器」がある。
【0010】この第2の従来例は、入力信号が1次側回
路へ供給され、この1次側回路の出力が直流的に絶縁さ
れて、2次側回路へ供給され、その2次側回路の出力端
子から入力信号に対応した電流出力を2線式伝送路へ供
給し、この2線式伝送路からの電力により動作電力を得
るようにした入出力絶縁形伝送器において、出力端子よ
り電力が供給されるDC−DC変換器に整流回路を接続
し、2次側回路内で、この整流回路により正および負の
動作電圧を得るようにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例のものは、制御系として、定電流回路と定電
圧回路が必要であるため、その制御調整が厄介で、動作
も不安定となるきらいがある。
【0012】一方、駆動電源には、電圧、電流が一般的
に、例えば、24V,30mA(あるいは20mA)の
ように定まっており、そして、出力信号も例えば4〜2
0mAのように統一された電流信号に変換して伝送する
ようになっているが、信号変換伝送回路に多くの電流が
費やされ、ブリッジ励振回路へ供給すべき電流が少なく
なり、従って、ブリッジ励振電圧も低くならざるを得な
い。
【0013】このため、出力信号も微弱となり、感度が
その分低下するという問題がある。
【0014】因に、この箔ひずみゲージを抵抗ブリッジ
回路に組み込んで、ブリッジ回路の合成抵抗値を350
Ωとした場合に、2線式伝送路に流れる電流を4〜20
mAとするためには、ブリッジ回路の電圧を0.5Vオ
ーダにしなければならない。
【0015】このような低電圧では、ブリッジ回路の検
出感度が低下し、十分な検出信号が出力されにくくなり
、被測定対象の正確な計測ができなくなる。
【0016】一方、上記第2の従来例による入出力絶縁
形伝送器においては、DC−DC変換器が使用されてい
るが、このDC−DC変換器は、回路構成が複雑であり
、コストの低減化を阻害するばかりでなく、電圧−電流
変換効率が80〜90%と悪く、また、オン、オフ動作
に伴うノイズ発生も多いという欠点があった。
【0017】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ブリッジ回路に必要な
励振電源を供給することができ、それによって正確な計
測ができ、かつ構成の簡略化と、それにともなう小型軽
量化およびローコスト化が可能となるとともに、電力変
換効率が高く、しかも発熱とノイズの発生を少なくでき
る2線式および3線式の抵抗ブリッジ用伝送器を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、被測定物理量に応じて抵抗値が
変化する抵抗体を少なくとも1辺に有し、二つの入力端
が2線式伝送路のそれぞれに接続されたブリッジ回路と
、上記2線式伝送路に電源電圧を導入する電源入力端と
、上記2線式伝送路に少なくとも1個以上挿入され上記
電源入力端に印加される電源からの入力電流の略2の整
数倍の出力電流を得るスイッチドキャパシタと、上記2
線式伝送路において上記スイッチドキャパシタの出力端
と上記ブリッジ回路の入力端間に接続され上記ブリッジ
回路に定電圧を供給する電圧レギュレータと、上記抵抗
体の抵抗値の変化にともなって変化する上記ブリッジ回
路の出力電圧を増幅する増幅器と、上記電源入力端側の
上記2線式伝送路間に接続され上記増幅器の出力電圧を
電流に変換する電圧−電流変換器とを備えたことを特徴
としたものである。
【0019】また、請求項2の発明は、上記目的を達成
するために、3線式伝送路と、この3線式伝送路の第1
および第2の伝送路間に電源電圧を導入する電源入力端
と、上記3線式伝送路の第1および第2の伝送路間に接
続され上記電源からの入力電源の略2の整数倍の出力電
流を得るスイッチドキャパシタと、上記3線式伝送路の
第1および第2の伝送路間において上記スイッチドキャ
パシタの出力端に接続され定電圧を出力する電圧レギュ
レータと、被測定物理量に応じて抵抗値が変化する抵抗
体を少なくとも1辺に有し、二つの入力端が上記3線式
伝送路の第1および第2の伝送路において上記電圧レギ
ュレータの出力端に接続されたブリッジ回路と、上記抵
抗体の抵抗値の変化に伴って変化する上記ブリッジ回路
の出力電圧を増幅して上記3線式伝送路の第3の伝送路
に出力する増幅器と、上記3線式伝送路の第2と第3の
伝送路間に接続され上記増幅器の出力電圧を電流に変換
する電圧−電流変換器とを備えたことを特徴としたもの
である。
【0020】
【作用】上記のように構成された抵抗ブリッジ用2線式
伝送器の電源入力端に電源が接続され且つこの電源の電
圧がスイッチドキャパシタに印加されると、スイッチド
キャパシタでは、2個のスイッチを交互にオン、オフさ
せることにより、一方のスイッチのオン時に電源からキ
ャパシタに充電電流が流れ込み、他方のスイッチのオン
時に充電された電荷が放電される動作を繰り返すことに
より、スイッチドキャパシタからは入力電流の略2倍の
電流が出力されることになる。
【0021】このスイッチドキャパシタの出力を電圧レ
ギュレータに加えることにより、電圧レギュレータによ
って一定電圧に保持された電圧がブリッジ回路の入力端
に印加される。このブリッジ回路の少なくとも1辺の抵
抗体が被測定物理量の変化を検出すると、その変化量に
応じてブリッジ回路がアンバランスになり、ブリッジ回
路の出力端から被測定物理量に対応した電圧を発生する
【0022】この電圧は、増幅器で増幅された後、電圧
−電流変換器に加えられ、増幅器の出力電圧に応じた電
流が、電源入力端に接続された計測器で計測できる。
【0023】また、3線式伝送器の第1、第2の伝送路
間に電源を接続することにより、この電源の電圧がスイ
ッチドキャパシタに印加されると、スイッチドキャパシ
タでは、2個のスイッチを交互にオン、オフさせること
により、一方のスイッチのオン時に電源からキャパシタ
に充電電流が流れ込み、他方のスイッチのオフ時にこの
充電された電荷が放電されるという動作を繰り返し、そ
の結果、スイッチドキャパシタからは、入力電流の略2
倍の電流が出力されることになる。
【0024】このスイッチドキャパシタの出力を電圧レ
ギュレータに加えることにより、電圧レギュレータによ
って一定電圧に保持された電圧がブリッジ回路の入力端
に印加される。このブリッジ回路の少なくとも1辺の抵
抗体が被測定物理量の変化を検出すると、その変化量に
応じてブリッジ回路がアンバランスになり、ブリッジ回
路の出力端から被測定物理量に対応した電圧を発生する
【0025】この電圧は、増幅器で増幅されて、3線式
伝送路の第2と第3の伝送路間に接続された電圧−電流
変換器に加えられ、増幅器の出力電圧に応じた電流が計
測側で計測できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、具
体的に説明する。図1は、本発明に係る抵抗ブリッジ用
伝送器の一実施例の全体構成を示すブロック図であり、
2線式伝送器に適用した場合の実施例である。
【0027】図1において、T1,T2はそれぞれ電源
入力端としての端子であり、この端子T1,T2には、
2線式伝送路L1,L2が接続されており、また、この
端子T1,T2間には、計測器側(受信側)の電源E1
と外部負荷R1(具体的には、計測器、記録器データロ
ガなど)との直列回路が接続されるようになっている。
【0028】電源E1としては、たとえば、24Vのバ
ッテリなどが使用され、計測器等の外部負荷R1には、
4mA〜20mA程度の電流が流れるようになっている
【0029】2線式伝送器の一方の伝送路L1には、ス
イッチドキャパシタ1,2が縦続されている。スイッチ
ドキャパシタは、基本的には、2個のアナログスイッチ
S1,S2と1個のキャパシタCで成り立ち、半導体で
構成されている。
【0030】2個のアナログスイッチS1,S2のうち
、アナログスイッチS1がオン、アナログスイッチS2
がオフのとき、キャパシタC1には、Q=C・V(Vは
、アナログスイッチSに印加される電圧であり、この実
施例では、電源E1の電圧)なる電荷が蓄えられる。
【0031】次に、アナログスイッチS1がオフで、ア
ナログスイッチS2がオン状態となって、キャパシタC
に蓄積された電荷が放電されていく。この動作は、電荷
が時間的遅れを伴って、a点からc点へ移動していった
と見ることができる。
【0032】ここで、アナログスイッチS1、S2の動
作を周期T=1/fで繰り返した場合、a点からc点に
向けて流れる平均電流Iaveは、 Iave=Q/T=V/(1/f)……(1)である。
【0033】このキャパシタCの充電時には、等価的に
は、図2に示すように、二つのキャパシタC1,C2を
電圧Vの電源間に直列に接続して、電流Iで充電し、放
電時には、図3に示すように、二つのキャパシタC1,
C2が並列になって、電圧V/2で、放電電流2Iで放
電するのである。この場合、入力電流に対して2倍の出
力電流が得られ、変換効率は、95%〜98%が可能で
ある。
【0034】このようなスイッチドキャパシタ1,2を
2個縦続接続(縦列接続)した場合には、スイッチドキ
ャパシタ1の入力電流を2.85mAとすると、スイッ
チドキャパシタ2の出力電流は、その4倍の11.4m
Aとなる。
【0035】スイッチドキャパシタ2の出力端は、レギ
ュレータ3の入力端に接続されている。レギュレータ3
は、たとえば、4Vの出力電圧を一定に保持できるよう
になっている。このレギュレータ3の出力端は、ブリッ
ジ回路4の一方の入力端に接続されている。
【0036】ブリッジ回路4は、少なくとも1辺に箔ひ
ずみゲージからなる抵抗体R2と3個の抵抗R3〜R5
とをブリッジ接続して構成されており、この抵抗体R2
は、被測定物理量の変化を検出するために、被測定対象
物に接着、蒸着、スパッタリングなどによって添着され
る。
【0037】ブリッジ回路4の他方の入力端は、2線式
伝送路の負極側の伝送路L2に接続されている。
【0038】ブリッジ回路4は、抵抗体R2が被測定物
理量の変化を受けると、その変化量の量に応じて不平衝
となり、二つの出力端間に不平衝電圧が出力される。こ
の出力端に現われる電圧は、増幅器5の入力端に加えら
れるようになっている。
【0039】増幅器5の出力は、増幅器6に入力される
ようになっている。すなわち、増幅器5,6は、縦続接
続されており、2段の増幅部を構成している。後段の増
幅器6の出力端は、トランジスタ7のベースに接続され
ている。この二つの増幅器5および6の電源端子は、ス
イッチドキャパシタ2および1の出力端にそれぞれ接続
されている。
【0040】上記トランジスタ7のエミッタは、負極側
電源入力端としての端子T2に接続され、コレクタは、
電流調整抵抗R6を介して正極側電源入力端としての端
子T1に接続されている。このトランジスタ7と抵抗R
は、電圧−電流変換器を構成しており、増幅器6の出力
電圧、すなわち、ブリッジ回路4の出力電圧に対応した
電圧を電流に変換するための回路である。
【0041】このように構成されたこの実施例の動作を
説明する。電源E1と外部負荷R1に対して、ブリッジ
回路4を構成する抵抗体R2は、2線式伝送路を経て、
比較的離れた個所の被測定対象物に添着されている。
【0042】いま、端子T1,T2間に電源E1と外部
負荷R1との直列回路の両端を接続し、端子T1とT2
間に電源E1の電圧24Vが印加されているとする。
【0043】このとき、スイッチドキャパシタ1の入力
側には、例えば、2.85mAの電流が流れるものとす
ると、このスイッチドキャパシタ1および半導体スイッ
チによる二つのアナログスイッチS1,S2を上述のよ
うに交互にオン、オフさせ、上記図2、図3で述べたよ
うに、キャパシタCに充電、放電を行わせることにより
、スイッチドキャパシタ1の出力側には、入力電流2.
85mAに対して、出力電流は5.7mAとなる。
【0044】この5.7mAの出力電流は、次段のスイ
ッチドキャパシタ2の入力電流となり、スイッチドキャ
パシタ1の場合と同様にして、スイッチドキャパシタ2
の出力電流は、その2倍の11.4mAとなる。
【0045】スイッチドキャパシタ2の出力電圧は、レ
ギュレータ3に加えられ、4Vの一定電圧とされる。こ
の4Vの一定電圧は、ブリッジ回路4の入力端に印加さ
れる。このとき、レギュレータ3を通して、スイッチド
キャパシタ2の出力電流11.4mAがブリッジ回路4
に印加される。
【0046】ブリッジ回路4には、上記4Vの電圧が印
加されるので、十分な感度が得られる。そして、ブリッ
ジ回路4のバランス時の合成抵抗が350Ωとすると、
ブリッジ回路4に流れる電流は、11.4mAとなる。
【0047】また、増幅器5,6の動作電源は、スイッ
チドキャパシタ2,1からそれぞれ供給を受けるように
なっており、ブリッジ回路4に流れる電流11.4mA
以外の電流1.15mAを増幅器5,6などに使うこと
ができ、低消費化が可能となる。
【0048】抵抗体R2が被測定物理量の変化を検出す
ると、その変化量に応じて、抵抗体R2の抵抗値が変化
し、それにともなって、ブリッジ回路4の出力端の電圧
も変化する。ブリッジ回路4の出力端の電圧は、増幅器
5,6で増幅され、トランジスタ7のベースに印加され
る。
【0049】これにより、トランジスタ7がオンとなり
、増幅器6の出力電圧に応じてその内部インピーダンス
が変化し、電流調整抵抗R6に電流が流れる。この電流
を計測することにより、ブリッジ回路4の出力電圧、ひ
いては被測定物理量の変化量を知ることができる。
【0050】このように、上記実施例によれば、2線式
伝送路の正極側伝送路L1にスイッチドキャパシタを2
段縦続接続して、入力電流に対してそれぞれ出力電流を
2倍した後、ブリッジ回路4に供給するように構成した
から、ブリッジの励振電圧を所定値まで高めて感度を上
げることができ、DC−DC変換器を使用する場合に比
較して、変換効率が高く、発熱やノイズの発生も少なく
なることに加えて、小型化、軽量化かつローコスト化が
可能となる。
【0051】また、比較的低い抵抗値の箔ひずみゲージ
を使用した場合でも、比較的大きな電流を流すことがで
き、また、ブリッジ回路の印加電圧も高くできるので、
検出感度も低下することがなく、良好な精度の検出信号
が得られるという利点を有する。
【0052】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、種々の
変形実施ができるものである。
【0053】例えば、上記実施例では、2線式伝送路に
本発明を適用した場合について例示したが、3線式伝送
路にも適用することができる。
【0054】図4は、この3線式伝送路に本発明を適用
した場合の実施例の全体構成を示すブロック図である。
【0055】この図4において、L1〜L3は、それぞ
れ3線式伝送路の第1ないし第3の伝送路であり、それ
ぞれ端子T1〜T3に接続されている。端子T1とT2
間には、電源E1が接続され、計測(受信)側の端子T
2とT3間には、計測器、記録器などの外部負荷R1が
接続される。
【0056】第1の伝送路L1には、スイッチドキャパ
シタ1が挿入され、このスイッチドキャパシタ1の出力
端には、レギュレータ3が接続されている。このスイッ
チドキャパシタ1とレギュレータ3のアース側はともに
第2の伝送路L2に接続され、レギュレータ3の出力端
は、ブリッジ回路4の一方の入力端に接続されている。 ブリッジ回路4の他方の入力端は、第2の伝送路L2に
接続されている。
【0057】ブリッジ回路4は、図1の実施例のブリッ
ジ回路4と同様に構成されている。すなわち、ブリッジ
回路4の出力端は、増幅器5の入力端に接続され、ブリ
ッジ回路5の出力端は、増幅器6の入力端に接続されて
いる。これら増幅器5,6により、図1の実施例の場合
と同様に増幅部を構成している。
【0058】増幅器6の出力端は、3線式伝送路の第3
の伝送路L3を介して受信側の端子T3に接続されてい
る。増幅器6の電源端子は、正極側の電源入力端として
の端子T1に接続され、増幅器5の電源端子は、スイッ
チドキャパシタ1の出力端に接続されている。端子T2
とT3間には、電圧−電流変換器としての機能を果たす
負荷抵抗でもある電流調整抵抗R6が接続される。
【0059】この図4の実施例の場合も、電源入力端と
しての端子T1とT2間に電源E1として24Vのバッ
テリなどを接続し、第1の伝送路L1に8.6mAを流
すと、スイッチドキャパスタ1の出力側には、その2倍
の電流17.2mAが流出する。
【0060】また、スイッチドキャパシタ1の出力電圧
は、レギュレータ3により、この実施例では、6Vの一
定電圧に調整されて、ブリッジ回路4に印加される。ブ
リッジ回路4の合成抵抗(入力抵抗)値を350Ωとす
ると、ブリッジ回路の電流は17.2mAとなる。
【0061】この状態で、被測定物理量が変化すること
により、抵抗体R2がその変化を検出し、その変化量に
応じてブリッジ回路の出力端の電圧が変化する。このブ
リッジ回路4の出力電圧は、増幅器5,6で順次増幅さ
れ、この増幅器6の出力電圧は、端子T3に加えられる
【0062】これにより、端子T3から電流調整抵抗R
6を通して端子T2側に電流が流れ、電圧−電流変換さ
れる。この電流調整抵抗R6に流れる電流を計測するこ
とにより、増幅器6の出力電圧、すなわち、ブリッジ回
路4の出力電圧を計測でき、ひいては、抵抗体R2によ
り検出された被測定物理量を知ることができる。
【0063】この実施例の場合も、DC−DC変換器に
代えてスイッチドキャパシタ1を使用しているので、電
力変換効率が高く、発熱、ノイズの発生も極めて少ない
とともに、小型、軽量でローコスト化が可能となる利点
を有する。
【0064】また、本発明は、ブリッジ回路として、そ
の1辺にひずみゲージを回路挿入した例について説明し
たが、その2辺または4辺にひずみゲージを挿入した場
合にも適用可能であることはいうまでもない。
【0065】また、スイッチドキャパシタは、1段、2
段に限られるものではなく、3段以上縦列接続してもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、2線式伝送路に少なくとも1個以上のスイッチ
ドキャパシタを挿入して入力電流に対してほぼ2の整数
倍の出力電流を得て、これをレギュレータを介してブリ
ッジ回路に供給するように構成したので、被測定物理量
の検出用の抵抗体の電流消費量が大きくても十分な電流
をブリッジ回路に供給でき、ブリッジ回路への励振電圧
を必要なだけ高めてブリッジ回路から十分な感度をもっ
て出力信号を得ることができ、被測定物理量の高精度の
計測が可能な抵抗ブリッジ用伝送器を提供することがで
きる。
【0067】また、DC−DC変換器と比較してスイッ
チドキャパシタは、電圧変換効率が高い上に、発熱やノ
イズの発生も少なく、しかも、全体として小型軽量にで
き、ローコスト化が可能な抵抗ブリッジ用伝送路を提供
することができる。
【0068】また、請求項2の発明によれば、3線式伝
送路の第1の伝送路にスイッチドキャパシタを挿入して
、入力電流に対して略2の整数倍の出力電流を取り出し
てレギュレータを介してブリッジ回路に供給するように
構成したので、被測定物理量の検出用の抵抗体の電流消
費量が大きくても、十分な電流をブリッジ回路に供給す
ることができ、ブリッジ回路の十分な出力信号を得るこ
とができ、しかも、ブリッジ回路に比較的高い電圧を印
加することができ、高感度で被測定物理量の高精度な計
測が可能な抵抗ブリッジ用伝送器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る抵抗ブリッジ用伝送器の一実施例
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例におけるスイッチドキャパシタのキャ
パシタ充電時の原理説明図である。
【図3】同実施例におけるスイッチドキャパシタのキャ
パシタ放電時の原理説明図である。
【図4】本発明に係る抵抗ブリッジ用伝送器の他の実施
例の全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1  スイッチドキャパシタ 2  スイッチドキャパシタ 3  レギュレータ 4  ブリッジ回路 5  増幅器 6  増幅器 7  トランジスタ E1  電源 R1  外部負荷 R2  抵抗体 R6  外部負荷 L1  第1の伝送路 L2  第2の伝送路 L3  第3の伝送路 T1  端子 T2  端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被測定物理量に応じて抵抗値が変化す
    る抵抗体を少なくとも1辺に有し、二つの入力端が2線
    式伝送路のそれぞれに接続されたブリッジ回路と、上記
    2線式伝送路に電源電圧を導入する電源入力端と、上記
    2線式伝送路に少なくとも1個以上挿入され上記電源入
    力端に印加される電源からの入力電流の略2の整数倍の
    出力電流を得るスイッチドキャパシタと、上記2線式伝
    送路において上記スイッチドキャパシタの出力端と上記
    ブリッジ回路の入力端間に接続され上記ブリッジ回路に
    定電圧を供給する電圧レギュレータと、上記抵抗体の抵
    抗値の変化に伴って変化する上記ブリッジ回路の出力電
    圧を増幅する増幅器と、上記電源入力端側の上記2線式
    伝送路間に接続され上記増幅器の出力電圧を電流に変換
    する電圧−電流変換器とを備えたことを特徴とする抵抗
    ブリッジ用伝送器。
  2. 【請求項2】  3線式伝送路と、この3線式伝送路の
    第1および第2の伝送路間に電源電圧を導入する電源入
    力端と、上記3線式伝送路の第1および第2の伝送路間
    に接続され上記電源からの入力電源の略2の整数倍の出
    力電流を得るスイッチドキャパシタと、上記3線式伝送
    路の第1および第2の伝送路間において上記スイッチド
    キャパシタの出力端に接続され定電圧を出力する電圧レ
    ギュレータと、被測定物理量に応じて抵抗値が変化する
    抵抗体を少なくとも1辺に有し、二つの入力端が上記3
    線式伝送路の第1および第2の伝送路において上記電圧
    レギュレータの出力端に接続されたブリッジ回路と、上
    記抵抗体の抵抗値の変化にともなって変化する上記ブリ
    ッジ回路の出力電圧を増幅して上記3線式伝送路の第3
    の伝送路に出力する増幅器と、上記3線式伝送路の第2
    と第3の伝送路間に接続され上記増幅器の出力電圧を電
    流に変換する電圧−電流変換器とを備えたことを特徴と
    する抵抗ブリッジ用伝送器。
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