JPH04343004A - 配線パターン検査装置 - Google Patents

配線パターン検査装置

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JPH04343004A
JPH04343004A JP11485591A JP11485591A JPH04343004A JP H04343004 A JPH04343004 A JP H04343004A JP 11485591 A JP11485591 A JP 11485591A JP 11485591 A JP11485591 A JP 11485591A JP H04343004 A JPH04343004 A JP H04343004A
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JP
Japan
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light
wiring pattern
reflected
light shielding
reflected light
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Application number
JP11485591A
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English (en)
Inventor
Shinji Hashinami
伸治 橋波
Moritoshi Ando
護俊 安藤
Tetsuo Hizuka
哲男 肥塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的手段により配線
パターンの検査を行う配線パターン検査装置に関する。
【0002】近年、電子部品の高密度化、小型化が進む
につれて、物体の3次元形状を非接触で検査する方法の
開発が進められている。
【0003】プリント基板においても高密度化は進めら
れており、配線パターンも数十μm〜数μm の幅と厚
みとなってきている。このような微細な配線パターンを
外観検査しようとした場合、人手による目視検査では検
査の信頼度及び検査速度等の点で対応しきれなくなって
きている。
【0004】よって、上記のような微細な配線パターン
を高い信頼性をもって、かつ迅速に検査し得る配線パタ
ーン検査装置が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図11に従来の配線パターン検査装置の
構成図を示す。同図に示される配線パターン検査装置1
は、大略するとレーザ走査型光学系2と光検知系3とに
より構成されている。
【0006】レーザ走査型光学系2はレーザ発生装置4
,ビームエクスパンダー5,一対の反射ミラー6(一方
の反射ミラーは図に現れず),ポリゴンスキャナー7,
スキャンレンズ8等により構成されている。また、光検
知系3は、結像レンズ9,光分割ユニット10,光電子
増倍管(ホトマル)11,12等により構成されている
。また、13は配線パターン検査装置1により検査が行
われる被検査基板である。被検査基板13の上部には配
線パターン14が形成されている。
【0007】レーザ発生装置4から発射されるコリメー
トレーザ光はビームエクスパンダー5で拡大され反射ミ
ラー6を介してポリゴンスキャナー7に入射される。こ
れによりコリメートレーザ光は所定範囲をスキャンする
走査光となる。この走査光は、例えばfθレンズ等のス
キャンレンズ8で絞られ、反射ミラー15を介して被検
査基板13に所定の角度で照射される。
【0008】被検査基板13で反射された反射光は結像
レンズ9で集光され、続いて光分割ユニット10により
異なる2方向の反射光に分割された上で、ホトマル11
,12に入射される。このホトマル11,12が出力す
るホトマル信号出力より、被検査基板13に形成された
配線パターン14の高さ(H)及び明るさ(I)を検出
することができる。いま、ホトマル11のホトマル信号
出力をA,ホトマル12のホトマル信号出力をBとする
と、   高さ  :H=α・(A−B)/(A+B)   
                         
 (1)  明るさ:I=α・(A+B)      
                         
          (2)で求めることができる。こ
こで、αはホトマル11,12における増幅率を示す。
【0009】ここで、図12に、従来の光分割を説明す
るための図を示す。図12(A)は、図11における光
分割ユニット10を示したもので、光軸方向に対し斜め
方向に設置した画像スプリッタにより構成される。この
画像スプリッタ10は、光遮光部10aと光透過部10
bにわかれ、光遮光部10aに当たった反射光は、透過
出来ず、反射する。従って、画像スプリッタ10での結
像位置が、光分割位置と一致した場合に光が2つに分割
される。
【0010】また、図12(B)は、図12(A)の側
面図、及び、任意の光軸位置での計測範囲と計測感度の
関係を示したもので、図のように結像ビームの焦点位置
に設置すると最も高感度が得られる。しかし、計測範囲
は狭くなる。また、画像スプリッタを焦点位置0に設置
すると狭くなり焦点位置からZだけ離した場合、計測範
囲は広くなるが、感度は悪くなるという関係がある。
【0011】また、図13に、従来の2分割画像スプリ
ッタによるパターン高さ計測を説明するための図を示す
。対象のパターンの厚みがhとすると、高さ計測範囲は
、それ以上の幅wが必要となる。従って、この画像スプ
リッタ10を焦点面に設置することは出来ない。そこで
、図13に示すように、画像スプリッタ10をZ0 だ
け動かし、目標計測範囲(w)をえるもので、それぞれ
の反射光a,bは、画像スプリッタ10でR1 ,R2
 に分割される。
【0012】一方、画像スプリッタ10には、他にもう
一つの反射光も入射する。ここで、図14に、図11に
おける配線パターンの画像を説明するための図を示す。 図14において、被検査基板13は基材13a上の透明
物質の絶縁層13b上に配線パターン14が形成された
もので、レーザ光の照射により、その位置に応じてパタ
ーン14からの反射光a,絶縁層13b表面からの反射
光b,及び絶縁層13bを透過して基材13a表面から
の無効な反射光cが得られる。そして、これらの反射光
a〜cが2分割ユニット10上に結像し、前述の(1)
 式、(2) 式より高さ、明るさが求められる。
【0013】ところで、パターン高さ、及び、基材高さ
を計測する場合、2分割画像スプリッタでは、cの反射
光をホトマルAは、検知するため基材(下層電源層)で
の反射光は誤差成分となり、高精度な高さ計測は望めな
い。
【0014】そこで、図15に、従来における反射光を
3つの領域に分割することを説明するための図を示す。 図15において、反射光a,bに対して反射光cの結像
面(焦点位置)Fは前方にずれており、高精度に高さ計
測を行うために2つの光分割位置を設けている。すなわ
ち、第1の画像スプリッタ16と第2の画像スプリッタ
17が光進行方向と斜めに平行(幅d)して設けられる
。第1の画像スプリッタ16の下方に反射率の高い第1
のマスク部16aを設けて第1の光分割位置とし、第2
の画像スプリッタ17の上方に反射率の高い第2のマス
ク部17aを設けて第2の光分割位置としている。
【0015】第1の光分割位置は、パターン14の高さ
計測を行うもので、反射光a,bの焦点位置よりデフォ
ーカス量Dだけずらした位置に設置され、この位置にお
いて高さ計測範囲wが決定する。換言すれば、デフォー
カス量Dは必要高さ範囲より決定される値である。いま
、Z方向から進行する反射光aは第1のマスク部16a
により2つの方向に分割され、不要な反射光cは第2の
マスク部17aにより遮光される。これにより、パター
ン高さを計測するにあたり、反射光cを遮光して反射光
a,bにより高精度に計測を行えるものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図13に示す
画像スプリッタ10による高さ計測は、該画像スプリッ
タ10が焦点位置よりZ0 の距離だけずれていること
から、感度が悪くなると共に、反射光a,bの分割位置
が反射光(ビーム)の中心からずれており、感度がさら
に悪くなるという問題がある。
【0017】また、図15に示す場合は、第1及び第2
の画像スプリッタ16,17が位置される幅dは数十〜
数百μm であり、2つの分割スプリッタを等間隔dで
設置することが非常に困難であると共に、反射光a,b
の分割ラインを平行にアライメントすることができない
という問題がある。
【0018】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、配線パターンの高さ及び明るさを容易かつ高精
度に検査する配線パターン検査装置を提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題は、配線パター
ンが形成された被検査体上にレーザ光照射手段によりレ
ーザ光を照射し、該被検査体で反射された表面反射光と
パターン反射光を光分割手段により分割し、該分割され
た光を複数の光検出手段で検出し、該複数の光検出手段
の出力より該被検査体に形成された配線パターンの検査
を行う配線パターン検査装置において、前記光分割手段
は、透明部材の一方面の下方に第1の遮光部を形成する
と共に、該透明部材の他方面の上方に無効反射光のみを
反射させる第2の遮光部を形成し、該第1及び第2の遮
光部の間に光透過領域を設け、又は、前記透明部材の一
方面の上方に、該第1の遮光部との間に光透過領域を介
在させて第3の遮光部を形成することにより解決される
【0020】一方、配線パターンが形成された被検査体
上にレーザ光照射手段によりレーザ光を照射し、該被検
査体で反射された表面反射光とパターン反射光を光分割
手段により分割して該被検査体に形成された配線パター
ンの検査を行う配線パターン検査装置において、前記光
分割手段は、前記反射光を所定方向に屈折させる光分割
板により構成し、該光分割板からの屈折光を検出する光
位置検出手段を設け、適宜前記光分割板を、2種類の異
なるホログラムにより形成する。
【0021】
【作用】上述のように、光分割手段の透明部材に設けた
第2の遮光部により無効反射光を反射させ、第1の遮光
部により有効反射光を反射及び透過させる。この有効反
射光の反射された光及び透過させた光をそれぞれの光検
出手段により検出させ、この出力により配線パターンの
高さ及び明るさを検査する。また、第3の遮光部を設け
、無効反射光を透明部材の内部で第2及び第3の遮光部
間を反射させる。一方、光分割手段を光分割板、例えば
2種類の異なるホログラムにより構成する。このホログ
ラムにより反射光を屈折させ、有効反射光を光位置検出
手段により検出し、この出力により配線パターンの高さ
及び明るさを検査する。
【0022】これにより、無効反射光の影響を受けるこ
となく、配線パターンの高さ及び明るさを容易かつ高精
度に検査することが可能となる。
【0023】
【実施例】図1に、本発明の第1の実施例の構成図を示
す。図1は、配線パターン検査装置1の構成図を示した
もので、図11と同一の構成部分には同一符号を付す(
以下の図において同じ)。図1において、配線パターン
検査装置1は、レーザ走査型光学系2,及び、光検知系
3から成る。レーザ発生装置4からのコリメートレーザ
光を、ビームエクスパンダー5で拡大し、ポリゴンスキ
ャナー7に入射し、レーザ光を走査するものである。 この走査光を、スキャンレンズ8(例えばfθレンズ)
で絞り、被検査体であるプリント基板13の配線パター
ン14に対し、反射ミラー15により所定の角度で照射
する。配線パターン14からの反射光は、所定の検知角
度で設置した光学系3で検知され、結像レンズ9により
集光される。この集光位置付近であって光軸上に光分割
手段である3分割画像スプリッタ20(後述する)を設
置する。この画像スプリッタ20による分離後の透過光
、反射光は光検出手段てあるホトマルチプライヤ(以下
「ホトマル」という)11,12により検知し、該ホト
マル11,12の画像信号に基づいて演算部21により
配線パターン14の高さ(H)及び明るさ(I)を算出
するものである。
【0024】ここで、図2に、図1の3分割画像スプリ
ッタを説明するための図を示す。図2(A)は3分割画
像スプリッタ20の光路図であり、図2(B)は配線パ
ターン14の反射を示したものである。図2(A)にお
いて、3分割画像スプリッタ20は、表面が平坦な厚さ
d,屈折率n2 の透明部材であるガラス板25の一方
面の下方に第1の遮光部26aが設けられ、他方面の上
方に第2の遮光部26bが設けられたものである。
【0025】いま、図1におけるレーザ発生装置4から
のレーザ光がスキャンされてプリント基板13(絶縁層
13b,図14参照)上及び配線パターン14上を照射
する。図2(B)に示すように、配線パターン14上の
反射光Pにおける計測範囲がw1 であり、絶縁層13
b上の反射光Sによる計測範囲がw2 である。
【0026】そこで、配線パターン14からの反射光P
は、ガラス板25内を透過し、第2の光遮光部26bの
点Nの位置で分割され、一部は透過(TP )し、その
他は反射(RP )する。また、基材(絶縁層13b)
表面からの反射光Sも同様に、第1の遮光部26aの点
Mの位置で分割され、一部は透過(TS )し、その他
は反射(RS )する。このそれぞれの透過光TP ,
TS 及びRP ,RSが図1におけるホトマル11,
12により光強度として検出されて、配線パターン14
の高さ(H)及び明るさ(I)を計測するものである。
【0027】すなわち、配線パターン14の高さが変化
することにより、3分割画像スプリッタ20に入射され
るパターン反射光Pの入射位置も変化し、これによりホ
トマル11とホトマル12に入射されるパターン反射光
Pの割合は変化する。具体的には、ホトマル11に入射
するパターン反射光Pの割合が大きい程、配線パターン
14の高さは高くなり、逆にホトマル12に入射するパ
ターン反射光Pの割合が大きい程、配線パターン14の
高さは低くなる。また、各ホトマル11,12は入射さ
れる光の光量に対応したホトマル信号を生成する。従っ
て、各ホトマル11,12が出力するホトマル信号より
演算部21で配線パターン14の高さHを検出すること
ができる。また、パターン反射光Pの明るさIは各ホト
マル11,12に入射されたパターン反射光Pの総和で
求められるため、各ホトマル11,12が出力するホト
マル信号を加算することによりパターン反射光Pの明る
さIを求めることができる。
【0028】ここで、図2(A)中、計測範囲wはw=
w1 +w2 であり、光透過領域S2 は入射角θ1
 ,2つの光の光軸ずれX,及びガラス板25の厚みd
により定まる値である。すなわち、S2 は、           S2 =d・tan 〔sin 
−1{(n2 /n1 )・sin θ1 }〕   
           +X/cos θ1     
                         
       … (3)で表わされる。
【0029】一般的に配線パターン14の幅が数μm 
程度であると、図2(A)中Xの値が数μm 〜数十μ
m となり、M点及びN点をそれぞれ通る分割線(紙面
上垂直方向)は、その空間位置関係を数μm 以下の精
度で製作する必要があると共に、全光走査領域(数十m
m,図1参照)に対して直線であり、かつ、2つの線は
平行でなければならない。
【0030】そこで、図3に、図1及び図2における3
分割画像スプリッタの製造工程図を示す。図3において
、まず、厚さd、屈折率n2 のガラス板25の一方面
(A面)に、例えばアルミニウム等の金属でスパッタリ
ングにより第1の遮光膜26aを形成する(図3(A)
)。次に、ガラス板25の他方面(B面)にレジスト2
7を塗布し、A面側から角度φ1 の方向で露光を行う
(図3(B))。この場合、B面のレジスト27は、第
1の遮光部26aの影により、露光される部分と露光さ
れない部分に分かれる。すなわち、第1の遮光部26a
の直下と、M点から露光方向への距離S2 までの部分
が露光されない領域となる。このS2 は、  S2 
=d・tan 〔sin −1{(n1 /n2 )・
sin φ1 }〕            … (4
)で表わされる。ここで、光入射角φ1 は、図2にお
けるx,d,θ1 が定まれば求められるものであり、
次式で表わされる。
【0031】   φ1 =sin −1〔(n2 /n1 )・si
n {tan −1(T)}〕           
 … (5)ここで、Tは、   T={d・tan 〔sin −1((n1 /n
2 )・sin θ1 )〕  +(x/cos θ1
 )}/d                    
                    … (6)
である。なお、n1 sin φ1 =n2 sin 
φ2 の関係を有する。
【0032】そして、ガラス板25の現像を行い、露光
部分のレジストを除去した後、例えばアルミニウム等の
金属をスパッタリングにより第2の遮光部26bを形成
し、残りのレジストを剥離するものである(図3(C)
)。従って、予めφ1 の入射角で第2の遮光部26b
を形成し、使用時にはθ1 の入射角で用いるものであ
る。但し、この場合の実際の反射光透過領域はS1 の
範囲である(図2(A))。
【0033】これにより、第2の遮光部26bは第1の
遮光部26aの影により形成することから、ガラス板2
5に高精度に2つの分割ラインを形成することができる
【0034】次に、図4に、本発明の第2の実施例の構
成図を示す。図4は、図1における配線パターン検査装
置1の3分割画像スプリッタ20を置換えたもので、他
の構成は図1と同様である。図4の3分割画像スプリッ
タ20aは、図1における3分割画像スプリッタ20の
ガラス板25の一方面(A面)の上方に第3の遮光部2
6cを形成したもので、第1〜第3の遮光部26a〜2
6cを有するものである。いま、図14に示すようなプ
リント基板13からの反射光には、配線パターン14か
らの反射光P(図14のaに相当)、絶縁層13b表面
からの反射光S(図14のbに相当)及び基材(下層の
電源層等)13a表面からの反射光Q(図14のcに相
当)がある。従って、3分割画像スプリッタ20aでは
、反射光Pの一部は第1の遮光部26aにより反射(R
P )し、一部は透過(TP )する。また、反射光S
も同様に第1の遮光部26aにより一部が反射(RS 
)し、一部が透過(TS )する。そして、反射光Qは
第2及び第3の遮光部26b,26c間を反射して減衰
消滅するものである。この、透過光TP ,TS が図
1におけるホトマル11に入射し、反射光RP ,RS
 がホトマル12に入射する。
【0035】ここで、図5に、図4の3分割画像スプリ
ッタを説明するための図を示す。図5の3分割画像スプ
リッタ20aは、Z軸方向からの反射光P,S,Qは、
3つの領域に分割される。光遮光領域Cは反射光Qを遮
光するためである。反射光Qは、図に示すようにガラス
板25内で屈折し、P点で第2の遮光部分26bで反射
し、その反射光は第3の遮光部26cで反射し、これら
を順次繰り返して反射し、この領域の光は外に出ること
ができずに減衰消滅する。即ち、光トラップをかけるこ
とが可能となる。次に、光透過領域Bは反射光P,Sを
ガラス板25内を通過させ、また、光反射領域Aは第1
の遮光部26aのK点で反射させてZ方向からの光を、
この3つの領域に分割する。すなわち、図4に示すよう
に、反射光P,S,QはRP ,RS 及びTP ,T
S の反射光に分割されるものである。
【0036】そこで、図6に、図5の3分割画像スプリ
ッタ20aの製造の最終工程図を示す。ガラス板25に
おける第1及び第2の遮光部26a,26cの形成は、
図3(A)〜(C)と同様であり、最終工程として、A
面の遮光部26bの分割ラインNより距離S3 の位置
に例えばアルミニウム等の金属をスパッタリングにより
形成するものである。この場合、光透過領域Bの幅をx
(S1 )とすると、第1の遮光部26aの影となる距
離S2 (S1 +S4 )は前述の式(4),(5)
,(6) で決定されると共に、上記S3 においても
幅x,ガラス板25の厚さd及び露光入射角φ1 によ
り決定される。
【0037】次に、図7に、本発明の第3の実施例の構
成図を示す。図7は、図1における結像レンズ9の反射
光を光分割手段である3分割画像スプリッタ20bに入
射させ、この屈折光をレンズ30を介してPSD(光位
置検出素子)31に入射させて、その出力A,Bに基づ
いて演算部21により配線パターン14の高さ、明るさ
等を検査するものである。この3分割画像スプリッタ2
0bは、例えばホログラムを利用した光分割板32によ
り構成され、該光分割板32は後述するように2種類の
異なったホログラムA32aとホログラムB32bによ
り構成される。
【0038】そこで、図8に、ホログラムによる反射光
3分割を説明するための図を示す。図8において、光軸
方向(結像レンズ9,図1)から進行した入射光I1 
〜I8 (図4における反射光P,S,Q)は、まず、
I1 ,I2 の入射光の0次光は直進し、1次光は、
ホログラムBにより偏向角θ1 ,θ2 でT1 ,T
2 の方向に進む。また、I3 〜I8 の入射光は、
0次光は直進するが、1次光は、ホログラムAにより偏
向角θ3 〜θ8 でT3 〜T8 の方向に進む。こ
の光は、PSD31で検知し高さ、及び、明るさ情報を
得る。
【0039】ここで、図9にホログラムの偏向特性を示
す。ホログラムBについては、一定の偏向角で、ホログ
ラムAは、反対方向に進むように製作する。これにより
、不要反射成分(図4では反射光Qに相当)とその他の
光を分離することが可能となる。また、ホログラムAに
ついては、図に示したような特性とする。光の入射位置
(図8ではX軸方向)に対し偏向角が変化する特性とす
る。
【0040】そこで、図10に、図9のホログラムの製
造工程図を示す。図10(A)において、ホログラム用
感板33のホログラムBに相当する領域33bをマスク
34aで覆い、ホログラムAに相当する領域33aに、
平行レーザ光の参照光と、焦点位置01 を手前に設定
したレーザ光を照射して図9の偏向特性を得る干渉縞を
形成する。
【0041】また、図10(B)において、領域33a
をマスク34bで覆い、領域33bに同様に参照光とレ
ーザ光を照射して図9の偏向特性を得る干渉縞を形成す
るものである。
【0042】このように、ホログラムを用いた3分割画
像スプリッタ20bにより、配線パターン14の高さ方
向の微小な位置変化がホログラムAにより拡大されて計
測されることとなり、パターンの欠け、突起、断線、凹
み等が数μm の精度で計測することができ、計測精度
を向上させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光分割手
段を、単一の透明部材に第1及び第2の遮光部を形成し
、また適宜第3の遮光部を形成し、一方で反射光を屈折
させる光分割板により構成することにより、配線パター
ンの高さ及び明るさを無効反射光の影響を受けることな
く容易かつ高精度に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】図1の3分割画像スプリッタを説明するための
図である。
【図3】図2の3分割画像スプリッタの製造工程図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図5】図4の3分割画像スプリッタを説明するための
図である。
【図6】図5の3分割画像スプリッタの製造の最終工程
図である。
【図7】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図8】ホログラムによる反射光3分割を説明するため
の図である。
【図9】ホログラムの偏向特性のグラフである。
【図10】図9のホログラムの製造工程図である。
【図11】従来の配線パターン検査装置の構成図である
【図12】従来の光分割を説明するための図である。
【図13】従来の2分割画像スプリッタによるパターン
高さ計測を説明するための図である。
【図14】図12における配線パターンの画像を説明す
るための図である。
【図15】従来における反射光を3つの領域に分割する
ことを説明するための図である。
【符号の説明】 1  配線パターン検査装置 4  レーザ発生装置 13  プリント基板 14  配線パターン 20,20a,20b  3分割画像スプリッタ25 
 ガラス板 26a  第1の遮光部 26b  第2の遮光部 26c  第3の遮光部 31  PSD 32  光分割板 33  ホログラム用感板 32a  ホログラムA 32b  ホログラムB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  配線パターン(14)が形成された被
    検査体(13)上にレーザ光照射手段(4)によりレー
    ザ光を照射し、該被検査体(13)で反射された表面反
    射光とパターン反射光を光分割手段(20,20a)に
    より分割し、該分割された光を複数の光検出手段(11
    ,12)で検出し、該複数の光検出手段(11,12)
    の出力より該被検査体(13)に形成された配線パター
    ン(14)の検査を行う配線パターン検査装置において
    、前記光分割手段(20)は、透明部材(25)の一方
    面の下方に第1の遮光部(26a)を形成すると共に、
    該透明部材(25)の他方面の上方に無効反射光のみを
    反射させる第2の遮光部(26b)を形成し、該第1及
    び第2の遮光部(26a,26b)の間に光透過領域(
    x)を設けることを特徴とする配線パターン検査装置。
  2. 【請求項2】  前記光分割手段(20a)は、前記透
    明部材(25)の一方面の上方に、前記第1の遮光部(
    26a)との間に光透過領域(x)を介在させて第3の
    遮光部(26c)を形成することを特徴とする請求項1
    記載の配線パターン検査装置。
  3. 【請求項3】  配線パターン(14)が形成された被
    検査体(13)上にレーザ光照射手段(4)によりレー
    ザ光を照射し、該被検査体(13)で反射された表面反
    射光とパターン反射光を光分割手段(20b)により分
    割して該被検査体(13)に形成された配線パターン(
    14)の検査を行う配線パターン検査装置において、前
    記光分割手段(20b)は、前記反射光を所定方向に屈
    折させる光分割板(32)により構成し、該光分割板(
    32)からの屈折光を検出する光位置検出手段(32)
    を設けることを特徴とする配線パターン検査装置。
  4. 【請求項4】  前記光分割板(32)を、2種類の異
    なるホログラム(32a,32b)により形成すること
    を特徴とする請求項3記載の配線パターン検査装置。
JP11485591A 1991-05-20 1991-05-20 配線パターン検査装置 Withdrawn JPH04343004A (ja)

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