JPH04342430A - 毛細ガラス管用母材とこれを用いた毛細ガラス管の形成方法 - Google Patents

毛細ガラス管用母材とこれを用いた毛細ガラス管の形成方法

Info

Publication number
JPH04342430A
JPH04342430A JP14137891A JP14137891A JPH04342430A JP H04342430 A JPH04342430 A JP H04342430A JP 14137891 A JP14137891 A JP 14137891A JP 14137891 A JP14137891 A JP 14137891A JP H04342430 A JPH04342430 A JP H04342430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass tube
inner diameter
capillary glass
hole
outer diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14137891A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Nishiyuki
西雪 敏紀
Kazuyuki Suzuki
一行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwaki Glass Co Ltd
Original Assignee
Iwaki Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwaki Glass Co Ltd filed Critical Iwaki Glass Co Ltd
Priority to JP14137891A priority Critical patent/JPH04342430A/ja
Publication of JPH04342430A publication Critical patent/JPH04342430A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
    • C03B23/047Re-forming tubes or rods by drawing

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛細ガラス管用母材と
これを用いた毛細ガラス管の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時における科学技術の進歩は、各種の
新素材の開発を促進し、特にガラス材については、エレ
クトロニクスの発展を支える基幹材料として重要な役割
を演じている。
【0003】このような技術的な背景のもとで毛細ガラ
ス管をみるとき、その用途も多様化の一途をたどり、こ
れに対応して微小口径化への要求は強まるばかりである
【0004】一方、毛細ガラス管は、通常、ガラスチュ
ーブを加熱し、手引きや機械引きなどによりその口径と
の関係で定まる所要の長さにまで延伸することで形成さ
れている。
【0005】そして、この場合に得られる毛細ガラス管
は、その外径と内径との間の比が加工前のガラスチュー
ブにおける外径と内径とのそれとほぼ比例する傾向にあ
り、したがって、加工前の形状と加工後の形状とは相似
する外観形状を呈することになる。
【0006】また、ガラス材は、その組成によって定ま
る粘性の如何によりガラスチューブの形成が困難な場合
もあり、したがって、この種の毛細ガラス管製造法によ
る場合には、ある程度組成的に制約された毛細ガラス管
しか製造できない状況にあっる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、毛細ガラス
管は、ガラスチューブを加熱して延伸することで、相当
程度にまでにその微小口径化を図ることは理論的に可能
である。
【0008】しかし、この場合、既に指摘したように組
成によっては粘性などとの関係でガラスチューブの形成
が困難なものもあり、かかる組成のものについては、所
望する微小口径を備える毛細ガラス管を形成することが
できない不都合があった。
【0009】また、仮に微小口径を備えて形成される毛
細ガラス管であっても、その用途の如何によっては、単
に微小な口径を備えているだけでは足りず、内径と外径
との比が1:600 〜2000前後にあることをも要
求されることもある。しかし、従来手法による場合には
、延伸前のガラスチューブにおける外径と内径との比が
延伸後における外径と内径との比にも踏襲される結果、
せいぜい内径1に対し外径が30程度の比のものしか得
ることができず、したがって、上記要求に応えることが
できない不都合もあった。
【0010】本発明は、従来技術にみられた上記課題に
鑑みてなされたものであり、その目的は、従来は組成的
に毛細ガラス管の形成が困難であるとされた組成のガラ
スであっても毛細ガラス管の形成を可能とし、さらには
、内径を微小としつつも外径との間の比を大きくした毛
細ガラス管の形成を可能とした毛細ガラス管用母材とこ
れを用いた毛細ガラス管の形成方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
毛細ガラス管用母材の構成上の特徴は、少なくとも一側
端面側から軸芯方向に設けた縦穴部により外径と内径と
の比を15〜40:1とした棒状ガラス体を形成し、こ
の棒状ガラス体の周面側から横穴部を設けて前記縦穴部
と連通させたことにある。
【0012】また、本発明に係る毛細ガラス管の形成方
法の構成上の特徴は、外径が内径の15〜40倍となる
ようにして一側端面の軸芯部に縦穴部を設けた棒状ガラ
ス体の周面側から横穴部を設けて前記縦穴部と連通させ
てなる毛細ガラス管用母材を加熱し、前記横穴部から空
気を取り入れつつ延伸し、延伸後の内径が0.5 〜6
.0 μmの範囲にあり、その際の外径が内径の600
 〜2000倍である毛細ガラス管を形成することにあ
る。
【0013】
【実施例】図1と図2とは、本発明に係る毛細ガラス管
用母材の実施例を示す。
【0014】このうち、図1は、一方の端部19の側に
位置する端面12から軸芯方向に他方の端部20の側へ
と直進させた縦穴部14を設けて棒状ガラス体11を形
成し、この棒状ガラス体11の周面16側から縦穴部1
4とほぼ同等の口径を有する一本の横穴部17を他方の
端部20側に設けて前記縦穴部14と連通させた場合の
実施例を示す。
【0015】また、図2は、一方の端部19の側に位置
する端面12と、他方の端部20の側に位置する端面1
3との双方から軸芯方向にそれぞれ直進させた縦穴部1
4,15を各別に設けて棒状ガラス体11を形成し、こ
の棒状ガラス体11の中央部近傍の周面16側からそれ
ぞれ横穴部17,18を設けて前記縦穴部14又は15
と連通させた場合の実施例を示す。
【0016】この場合、図2に示すように一方の側の横
穴部17は、図1に示す実施例と同様にして形成し、他
方の側の横穴部18は、縦穴部14より小径な口径のも
とで二本形成することができるほか、図示は省略したが
、一方の側の横穴部17も他方の側の横穴部18と同様
にして形成したり、その逆のパターンのもとで形成した
り、さらには、より多くの本数を設けて形成したりする
こともできる。
【0017】しかも、これらの実施例において、端面1
2又は13における棒状ガラス体11の外径aに対する
縦穴部14又は15の内径bの比は、15〜40:1と
なって形成されている。このaとbの比が15:1より
小さく、即ち、aが15bより小さくなると、毛細ガラ
ス管に成形した場合その外径が内径の 600倍より小
さくなる。 逆にaが40bより大きくなると毛細ガラス管の外形が
内径の2000倍を超える。
【0018】また、本発明における棒状ガラス体の縦穴
部と、この縦穴部に連通される横穴部とは、例えば超音
波加工や、ドリル加工、レーザ加工など適宜の加工手段
を用いて形成することができる。
【0019】さらに、用いられる棒状ガラス体11は、
硼珪酸ガラスや鉛ガラスなど、適宜組成からなる透明も
しくは不透明なガラス材を用いて形成することができ、
その口径や長さについても、例えば長さが15cm前後
で口径が15mmのものなど、必要に応じて適宜選択す
ることができる。
【0020】次に、上記構成の毛細ガラス管用母材を用
いての本発明に係る毛細ガラス管の形成方法の実施例を
説明する。
【0021】すなわち、図1もしくは図2に示すような
毛細ガラス管用母材をまず、その組成に応じた軟化点と
の関係で決定される適宜の温度に加熱して軟化させる。
【0022】このようにして必要な軟化状態にまで加熱
した後は、機械的もしくは手作業的な適宜の保持手段を
介して棒状ガラス体11の両端部19,20を保持する
【0023】しかる後、棒状ガラス体11を伸長方向へ
と引張し、前記横穴部17又は18を介して縦穴部14
又は15内へと空気を取り込みつつ延伸する。
【0024】この際における延伸の程度は、延伸後の内
径が0.5 〜6.0 μm の範囲にあり、その際の
外径が内径の600 〜2000倍程度となるものであ
ればよい。
【0025】以下は、ガラス組成を異にする本発明に係
る毛細ガラス管用母材に本発明方法を適用して行なった
際に得られた毛細ガラス管について示すものである。
【0026】
【実施例】
実施例1 外径が18.0mmで内径が0.6mm である硼珪酸
ガラスからなる母材を用い、電気炉中で約 870℃に
加熱し、延伸することで外径が1.0mm で内径が 
1.5μmの毛細ガラス管が得られた。これにより、加
工前の内外径比が1:30であったものが加工後に約1
:670 となっていることが確認された。なお、母材
は、重量%表示でSiO2 81.0%、B2 O3 
12.0%、Al2 O3 5.0 %の組成の硼珪酸
ガラスを用いた。
【0027】実施例2 外径、内径、および組成が実施例1と同じの硼珪酸ガラ
スからなる母材を用い、電気炉中で約 830℃に加熱
し、延伸することで外径が3.0mm で内径が 5.
0μmの毛細ガラス管が得られた。これにより、加工前
の内外径比が1:30であったものが加工後に1:60
0 となっていることが確認された。
【0028】実施例3 外径が20.0mmで内径が0.5mm である鉛ガラ
スからなる母材を用い、電気炉中で約 700℃に加熱
し、延伸することで外径が2.0mm で内径が 1.
0μm の毛細ガラス管が得られた。これにより、加工
前の内外径比が1:40であったものが加工後に1:2
000となっていることが確認された。なお、母材は、
重量%表示でSiO258.0%、B2 O3 5.0
 %、K2 O 8.0%、CaO 1.0%、PbO
 27.0 %の組成の鉛ガラスを用いた。
【0029】実施例4 外径、内径、および組成が実施例3と同じの鉛ガラスか
らなる母材を用い、電気炉中で約 670℃に加熱し、
延伸することで外径が4.0mm で内径が 3.0μ
m の毛細ガラス管が得られた。これにより、加工前の
内外径比が1:40であったものが加工後に約1:13
30となっていることが確認された。
【0030】実施例5 外径が20.0mmで内径が1.0mm である鉛ガラ
スからなる母材を用い、電気炉中で約 680℃に加熱
し、延伸することで外径が1.5mm で内径が 2.
0μmの毛細ガラス管が得られた。これにより、加工前
の内外径比が1:20であったものが加工後に1:75
0 となっていることが確認された。なお、母材は、重
量%表示でSiO241.0%、B2 O3 1.0 
%、Na2 O 1.0%、K2 O 5.0%、Ba
O2.0 %、PbO 50.0 %の組成の鉛ガラス
を用いた。
【0031】実施例6 外径、内径、および組成が実施例5と同じの鉛ガラスか
らなる母材を用い、電気炉中で約 650℃に加熱し、
延伸することで外径が5.0mm で内径が 5.0μ
mの毛細ガラス管が得られた。これにより、加工前の内
外径比が1:20であったものが加工後に1:1000
となっていることが確認された。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、外径
が内径の20〜40倍となる縦穴部を有する棒状ガラス
体に横穴部を設けて前記縦穴部と連通させた毛細ガラス
管用母材を用いているので、これを加熱して引張する際
、前記横穴部から空気を取り込みつつ延伸することで、
組成的な制約を少なくして、延伸後の内径が0.5 〜
6.0 μmの範囲にあり、その際の外径が内径の60
0 〜2000倍であるエレクトロニクス素材などに好
適な毛細ガラス管を形成することができる。
【0033】また、この際に用いられる毛細ガラス管用
母材については、従来と同様に硼珪酸ガラスを用いるこ
とができるほか、粘性との関係で毛細ガラス管の形成が
困難であるとされていた鉛ガラスをも用いることができ
、毛細ガラス管を形成する際の組成的な自由度を一段と
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る毛細ガラス管用母材の一実施例を
示す全体斜視図。
【図2】本発明に係る毛細ガラス管用母材の他の実施例
を示す断面図。
【符号の説明】
11  棒状ガラス体 12  端面 13  端面 14  縦穴部 15  縦穴部 16  周面 17  横穴部 18  横穴部 19  端部 20  端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一側端面側から軸芯方向に直進
    させて設けた縦穴部により外径と内径との比を15〜4
    0:1とした棒状ガラス体を形成し、この棒状ガラス体
    の周面側から横穴部を設けて前記縦穴部と連通させたこ
    とを特徴とする毛細ガラス管用母材。
  2. 【請求項2】外径が内径の15〜40倍となるようにし
    て一側端面の軸芯部に縦穴部を設けた棒状ガラス体の周
    面側から横穴部を設けて前記縦穴部と連通させてなる毛
    細ガラス管用母材を加熱し、前記横穴部から空気を取り
    入れつつ延伸し、延伸後の内径が0.5 〜6.0 μ
    m の範囲にあり、その際の外径が内径の600 〜2
    000倍である毛細ガラス管を形成することを特徴とす
    る毛細ガラス管用母材を用いた毛細ガラス管の形成方法
JP14137891A 1991-05-17 1991-05-17 毛細ガラス管用母材とこれを用いた毛細ガラス管の形成方法 Withdrawn JPH04342430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14137891A JPH04342430A (ja) 1991-05-17 1991-05-17 毛細ガラス管用母材とこれを用いた毛細ガラス管の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14137891A JPH04342430A (ja) 1991-05-17 1991-05-17 毛細ガラス管用母材とこれを用いた毛細ガラス管の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04342430A true JPH04342430A (ja) 1992-11-27

Family

ID=15290609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14137891A Withdrawn JPH04342430A (ja) 1991-05-17 1991-05-17 毛細ガラス管用母材とこれを用いた毛細ガラス管の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04342430A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200109078A1 (en) * 2018-10-09 2020-04-09 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Capillary tube and method of producing the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200109078A1 (en) * 2018-10-09 2020-04-09 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Capillary tube and method of producing the same
EP3636607A1 (de) * 2018-10-09 2020-04-15 Heraeus Quarzglas GmbH & Co. KG Kapillarrohr und verfahren zur herstellung desselben
JP2020059646A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 ヘレーウス クヴァルツグラース ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトHeraeus Quarzglas GmbH & Co. KG キャピラリ管およびこれを製造する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE92444T1 (de) Verfahren zum selektiven verdampfen zur herstellung von optischen fasern.
US4112170A (en) Composite glass articles for channel plate fabrication
JP2556050B2 (ja) ガラス毛細管とその製造方法
DE60015227D1 (de) Vorform mit Wasserstoffundurchlässigerlage bei einer optischen Faser die aus dieser Vorform hergestellt wurde und Herstellungsverfahren einer solchen Vorform
JPH04342430A (ja) 毛細ガラス管用母材とこれを用いた毛細ガラス管の形成方法
JPH09142863A (ja) 低い融解温度のガラスコアを持つ光ファイバを製造する方法
JPS5992940A (ja) 空孔を有する光フアイバの製造方法
JPS5624306A (en) Production of optical fiber having elliptical core
JPS5590431A (en) Preparation of single mode glass fiber
US4343675A (en) Method of manufacturing hollow members having uniform wall thickness through use of ablation
JPH0339465Y2 (ja)
DE102005034594A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Glasfaserpreformen mit einem großen Kerndurchmesser
WO2004038466A3 (de) Photonische-kristall-fasern und verfahren zu ihrer herstellung
JPS6022659B2 (ja) 可撓性を有する光学繊維束製造用酸溶出性ガラス
JPH0384922A (ja) 半導体熱処理用石英ガラス管
JPH06298540A (ja) 光ファイバ母材の製造方法
JPH02114209A (ja) イメージフアイバ
JP2000128558A (ja) 光ファイバ用石英ガラス母材の製造方法
JP3485673B2 (ja) 光ファイバ用多孔質母材の脱水・焼結装置
JPS5614430A (en) Manufacture of optical fiber base material
JPS6346018B2 (ja)
JPS57196741A (en) Metal coating method for optical fiber with
JPS5851897B2 (ja) 光伝送ガラスフアイバ製造用るつぼの形成法
JPS5516793A (en) Porous body having rectilinear vent hole and method of fabricating the same
KR101190049B1 (ko) 금속이 삽입된 유리 광섬유 및 그 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980806