JPH04342407A - 膨脹熱分解性グラファイト、膨脹熱分解性グラファイトの製造法およびそれから製造される絶縁材 - Google Patents

膨脹熱分解性グラファイト、膨脹熱分解性グラファイトの製造法およびそれから製造される絶縁材

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JPH04342407A
JPH04342407A JP2407304A JP40730490A JPH04342407A JP H04342407 A JPH04342407 A JP H04342407A JP 2407304 A JP2407304 A JP 2407304A JP 40730490 A JP40730490 A JP 40730490A JP H04342407 A JPH04342407 A JP H04342407A
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JP
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pyrolytic graphite
graphite
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expanded
pyrolytic
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JP2407304A
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Inventor
Robert Farrell Mulvey
ロバート、ファレル、マルベイ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/52Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbon, e.g. graphite
    • C04B35/536Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbon, e.g. graphite based on expanded graphite or complexed graphite

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の背景〕
【産業上の利用分野】本発明は、熱分解性グラファイト
の処理法およびそれから得られる生成物に関し、更に詳
細には低密度の膨脹したグラファイト化熱分解性グラフ
ァイトの製造法、および、それによって製造される高温
に耐えることができる軽量絶縁材に関する。
【0002】
【従来の技術】熱分解性炭素は当該技術分野で公知であ
り、一般的には通常のグラファイトより強力であり熱お
よび腐蝕に耐性を有する稠密で非多孔性グラファイトで
ある。熱分解性グラファイトは約6000°Fでその強
度を維持することができる。耐熱性炭素構造の一例は米
国特許第3,547,676 号公報に見られ、この特
許公報の内容はそのまま参考として本明細書に包含され
る。米国特許第3,547,676 号公報において、
熱分解性炭素構造物は、約1600℃〜約2400℃の
温度で、メタンと不活性ガスとの混合物から化学蒸着に
よって製造される。
【0003】もう一つの種類の熱分解性グラファイトは
、米国特許第4,761,308 号公報に記載の反射
性熱分解グラファイトであり、この特許公報の内容はそ
のまま参考として本明細書に包含される。米国特許第4
,761,308 号公報において、反射性熱分解性グ
ラファイトは、通常は化学蒸着法によって、表面有核熱
分解性グラファイトを製造することによって製造される
。化学蒸着法は、約1700°〜2200℃の温度での
、低分子量炭化水素ガスの分解によって行われる。蒸着
した熱分解性グラファイトは約2600℃を越える温度
および約5トールを越える圧でアニールされる。詳細は
、米国特許第4,761,308 号公報に、通常のグ
ラファイト、タングステン金属またはハフニウム金属な
どのような好適な支持体上に蒸着した熱分解性グラファ
イトからの反射性熱分解性グラファイトの製造法として
記載されている。米国特許第4,761,308 号公
報に記載されている反射性の熱分解性グラファイトは、
優れた反射材料であり、多層構造を有し、その平面形状
は熱流に垂直に配置して絶縁性を促進することができる
が、米国特許第4,761,308 号公報の反射熱分
解性グラファイトは稠密過ぎて、良好な高温断熱材とは
ならない。
【0004】米国特許第3,389,964 号公報に
よれば、蠕虫状(vermicular)グラファイト
を圧縮して少なくとも40ポンド/立方フィートの密度
を有する成形体とし、この圧縮体を内位添加剤で処理し
、処理した圧縮体を約100 ℃〜約500 ℃の温度
に加熱して、密度が約5 〜25ポンド/立方フィート
の完全な一体的グラファイト構造物を生成させることに
よって低密度グラファイト構造物が製造される。米国特
許第3,389,964 号公報の内容はそのまま本明
細書に参考として包含されるが、この方法によって製造
される構造物は本質的に層状のボイド領域を有し、それ
らの構造物は変形し得るものであり、若干の圧が加えら
れた状態でそれらは、ある程度のレジリエンスと共に、
圧縮された蠕虫状グラファイトが通常有する耐熱性およ
び耐高温酸化性の諸特性を有することができる。
【0005】米国特許第3,414,381 号公報(
この公報の内容はそのまま本明細書に参考として包含さ
れる)によれば、蠕虫状グラファイトを液体形態のBr
2、SO3、N2O4、CrO2Cl2およびFeCl
3のような膨脹剤で処理し、このようにして処理したグ
ラファイトを圧縮して所望な形状および密度の成形体を
形成することによって、圧縮した蠕虫状グラファイト成
形体を再膨脹し、軽量で一体的なグラファイト構造を形
成して、低密度グラファイト構造物が製造される。この
ようにして成形した成形体は、周囲温度において過酸化
水素または他の無機過酸化物または有機過酸化物と接触
させることによって容積を元の25倍以上に再八方され
る。
【0006】グラファイト粒子を、室温から200 ℃
までの温度で、10分から20時間、強酸化性溶液中(
例えば発煙硫酸、濃硫酸、硝酸、発煙硝酸、濃硝酸、濃
硫酸と濃硝酸との混合物、濃硫酸と硝酸との混合物、水
性塩素酸カリウム溶液、濃硝酸と塩素酸カリウムとの混
合物、水性過マンガン酸カリウム溶液、水性クロム酸カ
リウム溶液、水性重クロム酸カリウム溶液、リン酸、リ
ン酸と重クロム酸との混合物、または硫酸と重クロム酸
との混合物など)に浸漬するとの酸処理は、米国特許第
4,146,401 号公報に記載されており、その内
容はそのまま本明細書に参考として包含される。米国特
許第4,146,401 号公報の方法は、圧縮性およ
び回復性を有するグラファイト材料を製造するのに用い
られる。米国特許第4,400,433 号公報によれ
ば、先行技術による方法は、一般的にはグラファイト粒
子を酸で処理してグラファイト内位添加化合物(int
ercalation compound)を形成させ
、このグラファイト内位添加化合物を高温で速やかに加
熱してc軸方向(グラファイトの層に垂直な方向)に膨
脹した蠕虫状膨脹グラファイト素材を得て、この膨脹グ
ラファイト素材を結合剤の存在または不存在下にて圧縮
してシートまたはブロック形グラファイト生成物を製造
ことからなる。米国特許第4,400,433 号公報
に用いられた蠕虫状膨脹グラファイト素材は、天然グラ
ファイト、凝炭グラファイトまたは熱分解性グラファイ
トのような合成グラファイトを、発煙硫酸、発煙硝酸、
濃硫酸と濃硝酸との混合酸等の強酸化性酸溶液で処理す
ることによって得られるものである。
【0007】様々な形態のグラファイトを内位添加剤で
処理し、次いでグラファイトを米国特許第3,389,
073 号公報、米国特許第1,191,383 号公
報および米国特許第1,137,373 号公報に記載
の方法で加熱することによって膨脹させるが、これらの
米国特許公報の内容はそのまま本明細書に参考として包
含される。
【0008】熱分解性グラファイトと強酸化性酸溶液に
よる蠕虫状膨脹グラファイト素材を含めて、各種の膨脹
グラファイト素材が先行技術によって製造されてきたが
、熱分解性グラファイト、特に反射性熱分解性グラファ
イト、から製造される材料の結着性および絶縁特性を改
良することが望まれている。熱分解性グラファイトを処
理して改良された熱分解性グラファイト生成物を得るの
に用いられる酸表層剥離プロセスを改良することも望ま
しい。また、熱分解性グラファイトの結晶構造のAB構
造における間隔の均一性を改良して、c方向における熱
分解性グラファイト、特に反射性熱分解性グラファイト
、の改良された断熱材を得ることも望まれる。
【0009】〔発明の概要〕
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主な目的は、熱分解性グラファイトを処理するための改
良された方法を提供することである。本発明のもう一つ
の目的は、改良された膨脹熱分解性グラファイトの製造
法を提供することである。本発明のもう一つの目的は、
熱分解性グラファイトから改良された絶縁生成物の製造
法を提供することである。本発明のもう一つの目的は、
稠密な熱分解性グラファイト材料から、高温に耐えかつ
均一なAB平面間隔を有することができる軽量で展性を
有する熱分解性グラファイト材料の製造法を提供するこ
とである。本発明のもう一つの目的は、稠密な熱分解性
グラファイト材料から、高温に耐えかつ均一なAB平面
間隔を有することができる軽量で硬質の熱分解性グラフ
ァイト材料の製造法を提供することである。本発明の更
にもう一つの目的は、低密度を有する改良された反射熱
分解性グラファイトの高温断熱材を提供することである
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のおよび他の目的は
、(i) 熱分解性グラファイトをグラファイト化熱分
解性グラファイトを形成するのに十分な温度で加熱し、
(ii)グラファイト化熱分解性グラファイトを内位添
加グラファイト化熱分解性グラファイトを形成するのに
十分な温度で内位添加剤で処理し、(iii) 内位添
加グラファイト化熱分解性グラファイトを膨脹するのに
十分な温度で内位添加グラファイト化熱分解性グラファ
イトを加熱して、密度が減少した展性を有するグラファ
イト化熱分解性グラファイトを形成させることを含む熱
分解性グラファイトの処理法を提供することによって達
成される。本発明による方法によって形成される、密度
が減少し展性を有した膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトは、非脆性で圧縮可能な絶縁材料である。この
材料は、2500℃までもしくはそれ以上の温度で絶縁
物として働く均一なAB平面間隔を特徴とし、熱はAB
平面の方向に極めて容易に移動するがAB平面に垂直な
c方向にはほとんど移動しない。一般的には、本発明の
方法によって製造される膨脹熱分解性グラファイトの密
度は50ポンド/立方フィート未満であり、好ましくは
約1.0 ポンド/立方フィート〜約15ポンド/立方
フィートである。
【0011】本発明による改良された膨脹熱分解性グラ
ファイトにとって重要なことは、熱分解性グラファイト
のグラファイト化と、膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの形成である。グラファイト化は、熱分解性グ
ラファイトを内位添加剤で処理する前に、熱分解性グラ
ファイトをグラファイト化熱分解性グラファイトを形成
するのに十分な温度で予備加熱することによって行う。 グラファイト化とは、膨脹熱分解性グラファイト中に均
一なAB平面間隔を生成させ、これによって絶縁特性に
優れた膨脹し非脆性で展性を有する高温熱分解性材料の
結着性に寄与することである。
【0012】本発明によれば、(i) 熱分解性グラフ
ァイトをグラファイト化熱分解性グラファイトを形成す
るのに十分な温度で加熱し、(ii)グラファイト化熱
分解性グラファイトを内位添加グラファイト化熱分解性
グラファイトを形成するのに十分な温度において内位添
加剤で処理し、(iii) 内位添加グラファイト化熱
分解性グラファイトを膨脹させるのに十分な温度におい
て内位添加グラファイト化熱分解性グラファイトを加熱
することによって、内位添加グラファイト化熱分解性グ
ラファイトを形成させることを含んで成る方法によって
製造される、展性を有する膨脹熱分解性グラファイトも
提供される。この生成物は、AB平面間隔のc方向に内
位添加によって均一に膨脹した、安定で低密度で非脆性
で展性を有し圧縮可能な熱グラファイト化熱分解性グラ
ファイトである。
【0013】熱分解性グラファイトが、本発明による方
法によって処理された反射熱分解性グラファイトである
ときには、高温絶縁材料は絶縁物として作用するのみで
なく多層反射表面を有する反射性の高い表面も有し、こ
のそれぞれの層は米国特許第4,761,308 号公
報に記載の反射特性を有する。この態様では、熱エネル
ギーの相当量が、絶縁物の多層反射特性による反射率に
よって移動する。本発明を記載するのに用いられる熱分
解性グラファイトとは、反射熱分解性グラファイトを包
含する。
【0014】本発明のある種の態様では、圧縮可能な非
脆性の膨脹熱分解性グラファイト材料は、熱分解性炭素
を浸透させまたは熱分解性グラファイトを上塗りするこ
とによって強化または硬化することができる。ここで、
熱分解性炭素を浸透しまたは上塗りした膨脹熱分解性炭
素は硬質であり、すなわち展性に乏しくあるいは完全に
硬化している(非折曲性)。本発明の他の目的、特徴お
よび利点は、下記の本発明の具体的説明および添付の図
面から明らかになるであろう。
【0015】〔発明の具体的説明〕本発明による方法は
、米国特許第4,761,308 号公報の反射性熱分
解性グラファイトを含めて、支持体上に蒸着させた任意
の多層の熱分解性グラファイトと共に用いることができ
る。
【0016】本発明に用いられる熱分解性グラファイト
とは、層の形態で蒸着しまたは熱分解性グラファイトの
層から成る任意の熱分解性グラファイトを意味し、米国
特許第4,761,308 号公報に記載の層状反射熱
分解性グラファイトを包含する。
【0017】米国特許第4,761,308 号公報記
載の反射熱分解グラファイトは、分解性炭化水素ガスか
ら支持体上に蒸着した多数の熱分解性グラファイトの層
を有するので、この反射熱分解性グラファイトを本発明
の膨脹工程に付したときには、膨脹反射熱分解性グラフ
ァイトに多数の反射性中間層を生成させる。多数の反射
性中間層はエネルギーを発生源に戻す優れた反射を引き
起こす。要するに、熱分解性グラファイトの膨脹層は絶
縁に優れかつ反射率に優れた更に多数の干渉層を生成す
る。本発明による方法によって、熱分解性炭素の層を全
体としてc方向に固定する結合は破壊または弱められ、
これらの層の分離を引き起こし、その結果材料を膨脹さ
せる。本発明による方法によれば、膨脹したグラファイ
ト化熱分解性グラファイトの結晶構造には予想外に均一
なAB平面間隔が存在する。
【0018】本発明の方法は、シート材料、リング、管
、丸棒、核棒、半円形またはU字形断面を持つ熱分解性
グラファイト、または、任意の他の形状に成形されまた
は造型された熱分解性グラファイトを含めた任意の形状
について行うことができる。反射熱分解性グラファイト
を包含する熱分解性グラファイトの任意の製品を本発明
んよる方法に付すときには、膨脹グラファイト化反射熱
分解性グラファイトを含んだ、絶縁特性が改良された膨
脹グラファイト化熱分解性グラファイトが形成される。 本発明による膨脹グラファイト化熱分解性グラファイト
は、その結着性を保持し、非脆性であり、更に硬化しな
ければ展性を有し、圧縮可能であって、引張強さは膨脹
していない熱分解性グラファイトから若干しか減少しな
い。非硬化形態では、本発明による膨脹グラファイト化
熱分解性グラファイトは展性を有し、容易に成形して任
意の所望な形状にすることができる。
【0019】本発明の最も広い解釈では、最初に熱分解
性グラファイトをグラファイト化する、すなわちグラフ
ァイト化熱分解性グラファイトを形成するのに十分な高
温で熱分解性グラファイトを加熱する。この工程は本発
明による方法では重要なものであり、この工程は、熱分
解性グラファイトを内位添加剤で処理する前に、行われ
なければならない。本発明による方法では、グラファイ
ト化熱分解性グラファイトを形成させた後に内位添加剤
で処理して、均一なAB平面間隔を生成し、本発明の最
終生成物の結着性を保持することが重要である。この重
要な予備加熱工程を省略すると、AB平面間隔は不均一
となり、最終生成物は砕けかつ薄片になり、通常は生成
物結着性がほとんどまたは全くなくなる。すなわち速や
かに崩壊または劣化して、薄片、粒状材料および/また
は粉末の形態となる。
【0020】グラファイト化熱分解性グラファイトを形
成させるには、熱分解性グラファイトを少なくとも約2
900℃の温度において、熱分解性グラファイトをグラ
ファイト化熱分解性グラファイトに完全に転換するのに
十分な時間加熱しなければならない。一般的には、約2
900℃〜約3000℃の温度では、加熱する生成物の
寸法および嵩によって約10〜約30分間で熱分解性グ
ラファイトをグラファイト化することができる。熱分解
性グラファイトを加熱してグラファイト化熱分解性グラ
ファイトを形成させることができる温度や時間には上限
はないが、一般的には4000℃を超える温度で長時間
熱分解性グラファイトを加熱しても本発明の方法には得
られるべき利益はない。この重要な工程において重要な
点は、熱分解性グラファイトを実質的にグラファイト化
熱分解性グラファイトに変換するのに十分な温度および
十分な時間加熱することである。加熱は、所望な温度を
達成することができる任意のオーブンまたは炉内で行う
ことができる。
【0021】グラファイト化熱分解性グラファイトを、
この重要な加熱工程で形成した後、これを次に当該技術
分野で公知の内位添加剤で処理することができる。グラ
ファイト化熱分解性グラファイトの層の表層剥離または
分離を引き起こす、すなわち図1に示されるようなc方
向でのグラファイト化熱分解性グラファイトの層を拡げ
または伸ばす当該技術分野に知られている任意の内位添
加剤を本発明による方法において用いることができる。
【0022】熱分解性グラファイトは通常は互に弱く結
合している層またはシートの形態で蒸着される。熱分解
性グラファイトに内位添加剤を内位添加すると、熱分解
性グラファイト結晶構造のAB平面の間に拡散する内位
添加剤(内位添加化合物)およびその各種の反応生成物
およびおよび/またはその分解生成物とによって層が部
分的に分離する。例えば、内位添加剤が濃硫酸と濃硝酸
との混合物であるときには、通常は亜硫酸炭素、硝酸炭
素のような生成物および様々な他の生成物が各種のガス
と共に形成され、それらの総てが熱分解性グラファイト
の層の分離に寄与するのである。
【0023】特定の内位添加剤、この内位添加剤による
処理温度および時間は、本発明による方法では重要では
なく、当業者は参考として本明細書に引用された文献を
含む先行技術の教示から各種のパラメーターを容易に調
整することができる。特定の内位添加剤は、続いておこ
る熱分解性グラファイトの層の分離を促進する任意の化
合物であってよいが、好ましい態様では、約90容量%
硫酸と約10容量%硝酸の溶液であって、この溶液が約
10容量%の水で希釈されているもののような強酸化剤
である。本発明による方法では、有機酸や無機酸を内位
添加剤として用いることができる。内位添加剤の例には
、発煙硝酸、発煙硫酸、濃硝酸と濃硫酸との混合物、過
ハロゲン酸等のような米国特許第3,389,073 
号公報(その内容はそのまま参考として本明細書に包含
される)に記載のもの、臭素および塩化第二鉄等のよう
な米国特許第3,389,964 号公報(その内容は
そのまま参考として本明細書に包含される)に記載のも
の、硝酸および塩素酸カリウム、好ましくは塩素酸塩1
部に対して硝酸4部のような米国特許第1,191,3
83 号公報および1,137,373 号公報(両方
ともその内容はそのまま参考として本明細書に包含され
る)に記載のもの、および、米国特許第4,608,1
92 号公報(その内容はそのまま参考として本明細書
に包含される)に記載の有機酸内位添加剤であって、7
,7,8,8−テトラシアノメタン(TCNQ)、テト
ラシアノエチレン(TCNE)、1,2−ジシアノベン
ゼン、1,4−ジシアノベンゼン、ジシアノエチレン、
ジフェニルアセチレン、テトラクロロエチレンおよび1
,2,4,5−テトラシアノベンゼン(TCNB)のよ
うな有機酸並びに他の内位添加剤が挙げられる。
【0024】処理条件は本発明による方法によってグラ
ファイト化熱分解性グラファイトを処理するのに用いら
れる特定の種類の内位添加剤と共に広範囲に変化するが
、一般的にはグラファイト化熱分解性グラファイトは内
位添加グラファイト化熱分解性グラファイトを生成する
のに十分な温度において十分な時間、すなわち内位添加
剤がグラファイト化熱分解性グラファイトに完全に浸透
しその中に反応物を形成するまで内位添加剤で処理する
。当業者であれば、通常のグラファイトの内位添加に一
般的に関係する多数の先行技術を考慮して、内位添加剤
での処理温度温度および時間のような反応条件を容易に
調整することができる。しかしながら、本発明の好まし
い態様によれば、熱分解性グラファイト中に導入される
内位添加剤の量が多くなれば、引き続く加熱時の膨脹も
多くなる。内位添加剤の量は、グラファイト化熱分解性
グラファイトに浸透し引き続く加熱時に所望な程度に膨
脹させるのに十分な量があるかぎり決定的なものではな
い。本発明による方法に用いることができる内位添加剤
の量には上限がないが、本発明のほとんどの態様では、
グラファイト化熱分解性グラファイトを内位添加剤で完
全に飽和させるのに十分な量が存在する。通常は、これ
は内位添加剤にグラファイト化熱分解性グラファイトを
浸漬することによって行われる。
【0025】グラファイト化熱分解性グラファイト試料
の本質的に完全な浸透が通常は必要とされ、浸透はグラ
ファイト化熱分解性グラファイトの元の密度およびグラ
ファイト化熱分解性グラファイト試料の厚みおよび寸法
に依存する。内位添加剤による好適な浸透は、通常は、
グラファイト化熱分解性グラファイトを、密度が約10
0 ポンド/立方フィート、厚みが約0.25インチま
でのグラファイト化熱分解性グラファイトの試料につい
て、約2〜約30分間薬剤中に浸漬することによって行
われる。浸透の速度は、内位添加熱分解性グラファイト
を形成するのに十分な温度で、通常は約100 ℃まで
、場合によっては約100 ℃〜約180 ℃以上の範
囲の温度で、内位添加剤を加熱することによって増加さ
せることができる。一般的には、内位添加剤を加熱する
ことができる温度には、内位添加剤の分解温度を除き上
限はない。グラファイト化熱分解性グラファイトは、高
温で内位添加剤で処理して、グラファイト化熱分解性グ
ラファイトの内位添加の速度を増加させる。ガス状内位
添加剤では、グラファイト化熱分解性グラファイトにこ
の内位添加剤を適用する圧を増加することによって、迅
速なグラファイト化熱分解性グラファイトの浸透が達成
される。本発明の一つの好ましい態様では、グラファイ
ト化熱分解性グラファイトを約10容量%の濃硝酸と9
0容量%の濃硫酸との10容量%水性溶液に浸漬して、
約65℃(150 °F)の温度に約30分間加熱する
【0026】内位添加の後、すなわちグラファイト化熱
分解性グラファイトを内位添加剤で処理して内位添加グ
ラファイト化熱分解性グラファイトを形成した後、所望
ならばこの処理した熱分解性グラファイトから、過剰の
内位添加剤を洗浄または除去することができる。内位添
加グラファイト化熱分解性グラファイトを攻撃せずかつ
それが過剰の内位添加剤および処理されたグラファイト
からの如何なる反応生成物も除去するかぎり、内位添加
剤用の任意の溶媒を用いて内位添加グラファイト化熱分
解性グラファイトから過剰の内位添加剤を洗浄すること
ができる。一般的には、本発明によれば、水が内位添加
剤を除去するのに最も望ましい洗浄剤である。内位添加
剤がガス状である場合には、所望により試料を空気、窒
素または他の好適な非反応性ガスで除去することによっ
て過剰のガスを除去することができる。
【0027】内位添加の後に、または所望により内位添
加したグラファイト化熱分解性グラファイトから過剰の
内位添加剤を除去する工程の後、内位添加グラファイト
化熱分解性グラファイトを膨脹させるのに十分な温度で
加熱して、本発明による膨脹熱分解性グラファイトを形
成させる。処理したグラファイトはオーブンまたは炉中
で約100 ℃〜約1100℃の温度、更に好ましくは
約700 ℃から約1100℃の温度に任意の好適な手
段によって加熱して、グラファイト化熱分解性グラファ
イトの膨脹を完結させることができる。このような加熱
によって内位添加グラファイト化熱分解性グラファイト
の容積を30倍以上に膨脹させ、相対的に低密度で低熱
伝導度を有し良好な物理的結着性を有し、多くの高温用
の絶縁物として好適な膨脹したグラファイト化熱分解性
グラファイトが製造される。
【0028】この膨脹工程に続くグラファイト化熱分解
性グラファイトを加熱する時間は重要なものではない。 内位添加グラファイト化熱分解性グラファイトを、本発
明による膨脹熱分解性グラファイト材料を得るのに十分
な時間加熱するが、この膨脹グラファイト化熱分解性グ
ラファイトを高温で形成するのに十分な時間は当業者が
決定できる。この時間は、内位添加グラファイト化熱分
解性グラファイトを加熱する温度および本発明による方
法によって膨脹して絶縁材料を形成する熱分解性グラフ
ァイトの試料の寸法および/または嵩によって変化する
。内位添加グラファイト化熱分解性グラファイトを高温
で加熱する温度および時間を調節することによって、内
位添加グラファイト化熱分解性グラファイトの膨脹を調
節し、これによって膨脹した熱分解性グラファイトの密
度を調節することができる。当業者であれば、生成物の
膨脹量を容易に観察して温度を下げおよび/またはグラ
ファイト材料を所定の温度または温度範囲に付し、所定
の寸法の膨脹した熱分解性グラファイトを提供する時間
を調節することができる。一般的には、膨脹は約10分
〜約2時間以内に完結する。
【0029】グラファイト化熱分解性グラファイトを水
または他の溶媒で洗浄して過剰の内位添加剤および各種
の反応生成物を除去する場合には、グラファイト化熱分
解性グラファイトを膨脹させるのに加える熱によってグ
ラファイト化熱分解性グラファイトを乾燥もする。洗浄
工程を省略する場合には、グラファイト化熱分解性グラ
ファイトを膨脹するのに加えられる熱は過剰の内位添加
剤も蒸発によって除去する。所望ならば、膨脹したグラ
ファイト化熱分解性グラファイトを水または他の溶媒で
洗浄して、膨脹工程の後に乾燥することができる。
【0030】上記のように、本発明による方法により膨
脹させることができる好ましい熱分解性グラファイトは
、米国特許第4,761,308 号公報に記載の反射
性熱分解性グラファイトであり、この特許公報の内容は
そのまま参考として本明細書に包含される。本発明によ
る方法によって膨脹した、膨脹グラファイト化反射熱分
解性グラファイトでは、グラファイト化熱分解性グラフ
ァイトの積層または層の表層剥離のみならず、グラファ
イト構造内部の層のそれぞれの反射性によっても絶縁特
性が得られる。例えば、図1の図面に示した反射性熱分
解性グラファイトのそれぞれの層は、エネルギーを反射
するための反射表面並びに熱電導性を防止するためのそ
れぞれの層の間の間隔を提供する。本発明によれば、膨
脹グラファイト化反射熱分解性グラファイトは、グラフ
ァイト化した熱分解性グラファイトのそれぞれの層の均
一な立体的関係によってのみならず、グラファイト化熱
分解性グラファイト層のそれぞれの反射性により優れた
絶縁体である。
【0031】本発明による方法によって形成される膨脹
グラファイト化熱分解性グラファイトは、優れた絶縁材
料である。これは非脆性であり、容易に圧縮可能である
。これは軽量でありかつ低密度である。本発明による方
法によって製造される膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの密度は、通常は約50ポンド/立方フィート
未満であり、その非脆性、圧縮性、展性を保持したまま
密度を1.3 ポンド/立方フィート以下にすることが
できる。本質的には、AB平面に蒸着したグラファイト
結晶の層を分離して、理想化した結晶構造である図1に
示したc方向の材料を垂直方向に成長させることによっ
て密度を減少させることができる。これらの層は、図1
の理想化した結晶構造の「c」方向における膨脹を示し
ている図4および図5の写真に示された低密度グラファ
イトの中空の円筒に明瞭に見られる。
【0032】本発明の多層低密度の膨脹グラファイト化
熱分解性グラファイトは極めて柔軟であるので、ほとん
どの如何なる表面にも合致するように容易に成形するこ
とができ、超高温の断熱材として表面に適用することが
できる。本発明による膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの密度特性の減少を例示するため、密度が約1
31 ポンド/立方フィート(2.1 g/cc)であ
る米国特許第4,761,308 号公報に記載の方法
によって作成した稠密な反射性熱分解性グラファイトを
、本発明による方法によって、低密度の膨脹グラファイ
ト化反射性の熱分解性グラファイトであって、熱分解性
グラファイトの高い反射特性を全く減少させることなく
膨脹しグラファイト化した反射性熱分解性グラファイト
の密度が約1.3 ポンド/立方フィート(0.02g
/cc)であるものに変換した。 実際には、図4および図5の写真を検討すると、本発明
の方法によって製造される膨脹グラファイト化反射熱分
解性グラファイトの反射特性が明らかとなろう。
【0033】膨脹グラファイト化反射熱分解性グラファ
イトを含む、本発明の方法によって製造される膨脹グラ
ファイト化熱分解性グラファイトは、展性を有し、非脆
性であるので、この材料をシート状で供給することがで
き、またはコーティングとして用いることができ、ある
いはこれを炭素布またはフェルト上のコーティング/含
浸剤として用いることもできる。
【0034】場合によっては、本発明の方法によって製
造される膨脹グラファイト化熱分解性グラファイトの展
性を減少させて、材料の取扱適性を向上させることが望
ましいことがあり、また、本発明による膨脹グラファイ
ト化熱分解性グラファイトから、硬質化した製品または
シートあるいはパッキングリング、パイプ例えば熱パイ
プ、丸形ロッドまたは角形ロッド或いは半円形またはU
字形の断面を有する製品のような他の形状を有するもの
を提供することが望ましいことがある。これは、展性を
有する膨脹グラファイト化熱分解性グラファイトを成形
し、任意の所望形状に適合させた後、この材料を処理し
て、膨脹グラファイト化熱分解性グラファイト構造を硬
質化させることによって行うことができる。本発明の方
法によって製造される膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの展性を有する平坦なシートのグラファイト構
造についても、膨脹グラファイト化熱分解性グラファイ
ト材料の密度を著しく変化させることなく硬質化するこ
とができる。これは、膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの熱分解性炭素の浸透によって、あるいは、膨
脹グラファイト化熱分解性グラファイトの熱分解性グラ
ファイトを上塗りすることによっても行うことができる
【0035】本発明の一つの態様では、約1000℃〜
約2250℃の温度および約1〜約6トールの圧力下で
、炭素を膨脹グラファイト化熱分解性グラファイトに浸
透させるのに十分な時間、短鎖の炭化水素からの化学蒸
着法によって炭素を蒸着させることによって、膨脹グラ
ファイト化熱分解性グラファイト中に熱分解性炭素を浸
透させる。この浸透工程は、例えば米国特許第4,76
1,308 号公報に記載されており、試料を炉に入れ
て、炉を約1 mmの圧まで排気した後、炉を約700
 ℃〜約1000℃の温度、好ましくは約900 ℃、
の温度に約300 ℃/時の速度で加熱する。所望な温
度に到達したならば、水素ガスを約15標準立方フィー
ト/時の速度で炉中に流す。約900 ℃〜約1200
℃、好ましくは約1100℃の温度で、メタンまたは他
の短鎖炭化水素ガスを約15標準立方フィート/時の流
速で炉中に流す。温度を約900 ℃〜約1200℃、
好ましくは約1090℃〜約1100℃、で安定させた
後、炉の圧を約2トールに調節する。これらの条件を約
24時間保持する。この後、メタン流を停止し、炉温度
を約200 ℃/時の速度で約2100℃〜約2150
℃まで上昇させる。この温度に到達したならば、水素流
を停止し、メタンを約30〜40、好ましくは約36標
準立方フィート/時の速度で炉中に流し、炉圧を約3.
5 〜約5 トールに調整する。この条件を所望の浸透
が行われるまで保持する。通常、これらの条件を変化さ
せることは当業者が行い得ることであり、前記のことは
多孔性または膨脹した構造に熱分解性炭素を浸透させま
たは含浸させるために当業者が利用し得る多くの方法一
つの単なる例示である。特定の好ましい態様では、膨脹
グラファイト化熱分解性グラファイトをメタンと水素ガ
スの存在下にて約6トールの圧で約1000℃〜約11
00℃に加熱する。この工程に続いて、硬質化グラファ
イト化熱分解性グラファイト絶縁物が形成される。前記
の浸透工程によって、グラファイト化熱分解性グラファ
イトの外面は暗い色になり絶縁物の放射率は増加する。 放射率が高くなることにより、絶縁物の断熱容量が向上
し、絶縁材料の放熱器性能が向上する。本発明の方法に
よって製造した膨脹グラファイト化熱分解性グラファイ
トの取扱適性を改良し、または、硬質化するために、熱
分解性グラファイトの上塗りを膨脹グラファイト化熱分
解性グラファイトの表面に適用することができる。
【0036】熱分解性グラファイトコーティングは、膨
脹グラファイト化熱分解性グラファイトの外側を極めて
軽く摩擦した後にこれに適用される。例えば、AB平面
の両端を折り畳み、膨脹グラファイト化熱分解性グラフ
ァイト上に連続した銀様表面を生じさせる任意の手法を
用いて、熱分解性グラファイトを上塗りすることができ
る。摩擦は、手、布またはガラス棒のような装置あるい
は舌圧子のような平らな木製の棒のような、任意の平ら
な表面によって行うことができる。AB面の両端が摩擦
作用によって折り重ねられたという物理的証拠は、膨脹
グラファイト化熱分解性グラファイト上に輝きのある銀
様表面が出現することによって認められる。摩擦によっ
て輝きのある表面を生成したこの表面に、熱分解性グラ
ファイトを適用する。熱分解性グラファイト上塗りは硬
質の外面を生じ、これは膨脹グラファイト化熱分解性グ
ラファイトを硬質化するだけでなく、システム中の他の
成分に一層容易に結合することができる表面も生じるが
、重量増加はほとんどないままで硬質の構造一体性を生
じる。この上塗りの蒸着により、密度を著しく変化させ
ることなく膨脹グラファイト化熱分解性グラファイトを
硬質化する。このコーティングは約1ミル〜約1/2 
インチ以上の厚みのような任意の厚みで適用することが
できる。本発明の方法によって、絶縁材料を約3 〜約
20ミルのコーティング厚みで作成した。
【0037】通常は、膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの表面を摩擦することによって上塗りを塗布し
、銀様表面を形成させ、約1000℃〜約2250℃の
温度で約1〜約6トールの圧力下で、銀様表面が所望の
厚みに熱分解性グラファイトでコーティングされるまで
短鎖炭化水素から銀様表面に化学蒸着法により炭素を蒸
着させ、熱分解性グラファイトを作成する。熱分解性グ
ラファイトの作成とそれの表面への蒸着は常法であり、
当業者に公知であって、米国特許第4,761,308
 号公報および米国特許第3,547,676 号公報
のような各種の文献に記載されている。好ましい態様で
は、膨脹グラファイト化熱分解性グラファイトを約10
00℃〜約1100℃に加熱し、約6トールで操作され
る炉で水素ガスキャリヤー中のメタンから化学蒸着法に
よって炭素を蒸着させる。この工程によって、前記のよ
うな特性を有する硬質のグラファイト化熱分解性グラフ
ァイトが生成する。
【0038】本発明の好ましい態様では、稠密な熱分解
性グラファイトからの均一なAB面間隔を有する軽量で
展性を有する高温熱分解性グラファイト材料の製造法で
あって、稠密な熱分解性材料を少なくとも約2900℃
の温度に加熱し、加熱した稠密な熱分解性材料を高温に
おいて内位添加剤で処理し、処理した熱分解性グラファ
イト材料から内位添加剤を除去し、洗浄した熱分解性グ
ラファイト材料を約700 ℃〜約1100℃の温度で
加熱することによって、絶縁物として好適で、かつ、内
位添加剤で処理する前に稠密な熱分解性材料を少なくと
も約2900℃の温度に加熱することによってグラファ
イト化される、膨脹グラファイト化熱分解性グラファイ
ト材料を形成させるのに十分な時間加熱する工程を含ん
で成る製造法が提供される。本発明の方法の最も好まし
い態様では、内位添加剤は10容量%の硝酸と90容量
%の硫酸との比率での濃硝酸と濃硫酸の混合物であり、
この混合物は10容量%の水を含む水性溶液の形態をし
ている。この態様では、稠密な熱分解性グラファイトを
この酸溶液に浸漬して、約100 ℃〜約180 ℃に
加熱する。稠密な熱分解性グラファイト材料は、好まし
くは反射熱分解性グラファイトであるので、グラファイ
ト化膨脹生成物は膨脹グラファイト化反射性の熱分解性
グラファイト材料である。前記のように、ある種の態様
では、膨脹グラファイト化熱分解性グラファイト材料を
硬質化して、化学蒸着法により膨脹した材料に炭素を浸
透させることによりまたは化学蒸着法によって銀様表面
を有する摩擦した膨脹材料に熱分解性グラファイトコー
ティングを上塗りすることによって取扱適性を改良する
ことができる。
【0039】
【実施例】下記の実施例により、新規な膨脹グラファイ
ト化熱分解性グラファイトと、膨脹グラファイト化熱分
解性グラファイトを製造するための本発明の方法を説明
する。それらは例示の目的のためだけのものであり、制
限的に解釈されるべきではない。
【0040】反射性熱分解性グラファイトのシートを、
米国特許第4,761,308 号公報記載の実施例I
に記載の方法でグラファイト支持体上に作成した(この
特許公報の内容はそのまま本明細書に参考として包含さ
れる)。反射性(反射する)グラファイトの試料を炉中
で約3000℃の温度に加熱して、反射性熱分解性グラ
ファイトを完全にグラファイト化した。グラファイト化
した試料を炉から取り出して冷却した後、それらを10
(容量)%濃硝酸と90(容量)%濃硫酸の10(容量
)%水性溶液に浸漬した。試料を約65℃(150 °
F)の温度で約30分間加熱して、熱酸溶液を完全に熱
分解性グラファイトに浸透させた。熱分解性グラファイ
トの試料を酸から取り出し、水で洗浄して過剰の酸を除
去した。熱分解性グラファイトの洗浄した試料を、常圧
で約1100℃の温度のオーブンに入れた。
【0041】得られた膨脹反射性熱分解性グラファイト
材料は極めて均一な気泡構造を有し、重量は1.3 ポ
ンド/立方フィートであった。膨脹の大半は、高温に保
持されたオーブン中で起こった。処理前の稠密な熱分解
性グラファイトの初期密度は、約130 ポンド/立方
フィートであった。酸処理後であってオーブン中で加熱
して試料を膨脹させる前の試料の密度は、約23ポンド
/立方フィート〜約50ポンド/立方フィートであった
。本発明による方法によって、最大99%までのボイド
を、膨脹し低密度のグラファイト化反射熱分解性グラフ
ァイトの形成において稠密な反射性熱分解性グラファイ
ト中に導入した。
【0042】本発明によれば、内位添加の前の熱分解性
グラファイトのグラファイト化では、膨脹グラファイト
化熱分解性グラファイトに均一なAB間隔を意外にも生
じた。これは、酸処理の前に約3000℃の温度で熱分
解性グラファイトを加熱することによって行った。理想
化した結晶構造を示す図1の図解では、本発明の方法に
よって製造した熱分解性グラファイトの膨脹したAB平
面は、本発明の方法によって製造した膨脹熱分解性グラ
ファイトを示すため、離れた形状で示されている。X線
回折による研究によれば、膨脹グラファイト化熱分解性
グラファイトの単位気泡の寸法はa0=b0=2.46
1 オングストローム単位であり、c0=6.708 
オングストローム単位である。したがって、本発明の方
法によって製造された膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの1インチの厚みには、グラファイト構造のA
B平面約 37 x 106 が存在する。熱はAB平
面を横断して極めて容易に移動し、AB平面に垂直には
極めて僅かしか移動せず、すなわちc方向にはきめめて
わずかしか移動しない。
【0043】本発明による膨脹グラファイト化熱分解性
グラファイト試料について熱電導度試験を行い、試料の
熱伝導度を、膨脹しない反射性グラファイト平面を含む
各種の通常の材料の熱伝導度と比較した。比較を図2の
図表に示し、密度が2 ポンド/立方フィートの膨脹グ
ラファイト化反射性熱分解性グラファイトの試料を密度
が131 ポンド/立方フィートの膨脹しない反射性グ
ラファイトプレートおよびスチールを包含する各種の他
の材料と比較した。図2の熱伝導度の図表のデーターに
よれば、本発明による方法によって製造した膨脹した絶
縁材の2ポンド/立方フィートの試料に関して、熱はA
B平面をc方向の50倍横断する。試験した形態では、
2ポンド/立方フィートの絶縁材は517 ポンド/立
方フィートのスチールより良好にAB平面で電導する。 したがって、本発明の方法によって製造した膨脹グラフ
ァイト化反射熱分解性グラファイトの長い切片であって
AB平面が製品または絶縁材の長さに走っているものを
熱分解性グラファイトで上塗りすると、3000℃〜約
−150℃で、不活性雰囲気中で操作できるヒートパイ
プが形成される。 したがって、本発明の方法によって製造された膨脹硬質
化した熱分解性グラファイトは、断熱系または熱吸収系
として用いることができる。
【0044】図3は、前記と同様にして作成した密度が
11.1ポンド/立方フィート(試料E)および密度が
21.5ポンド/立方フィート(試料3)である膨脹グ
ラファイト化反射熱分解性グラファイト試料の熱電導度
を示す。 試料3はまた真空膨脹して、16.7ポンド/立方フィ
ートから21.5ポンド/立方フィートへ崩壊させた。
【0045】図4および図5は、本発明の膨脹した低密
度のグラファイト化反射熱分解性グラファイトの斜視図
および側面図である。この写真は、直径が0.5 イン
チ(1.25cm)で長さが0.625 インチ(1.
56cm)の材料の試料の写真である。この試料の密度
は、1.3 ポンド/立方フィート(0.02g/cc
)であった。試料のボイドは99%を上回った。
【0046】本発明の膨脹しグラファイト化した熱分解
性グラファイト材料について行った試験によれば、材料
が100 %膨脹しても、引張強さは許容可能な制限内
にあり、材料は非脆性である。この形態では、材料は展
性に富み、極めて容易に成形または圧縮することができ
る。 本発明の膨脹工程中に材料の高さは増すが、長さまたは
幅の寸法はほとんど変わらない。
【0047】本発明を特定の具体例に関して詳細に説明
したが、発明の精神および特許請求の範囲の範囲内にあ
る各種の変化および改質は当業者には明らかになるであ
ろう。それ故、本発明は特許請求の範囲によって制限さ
れるのみである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による膨脹グラファイト化熱分解性グラ
ファイトの理想化したグラファイト結晶構造を示す。
【図2】熱伝導度の比較図表であり、本発明による膨脹
反射熱分解性グラファイトの熱伝導度を、先行技術によ
る反射性グラファイトおよび各種の他の材料と比較した
ものを示す。
【図3】各種の温度における膨脹グラファイト化反射熱
分解性グラファイトの熱伝導度をグラフに表わしたもの
でありる。
【図4】本発明による低密度の膨脹グラファイト化反射
熱分解性グラファイトの中空円筒の斜視図の写真である
【図5】本発明による低密度の膨脹グラファイト化反射
熱分解性グラファイトの中空円筒の側面図の写真である

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)   熱分解性グラファイトを、グ
    ラファイト化熱分解性グラファイトを形成するのに十分
    な温度で加熱し、(b)   グラファイト化熱分解性
    グラファイトを、内位添加グラファイト化熱分解性グラ
    ファイトを形成するのに十分な温度において内位添加剤
    で処理し、(c)   内位添加グラファイト化熱分解
    性グラファイトを膨脹させるのに十分な温度において、
    内位添加グラファイト化熱分解性グラファイトを加熱す
    ることによって膨脹グラファイト化熱分解性グラファイ
    トを形成させることを含んでなる、膨脹熱分解性グラフ
    ァイトの製造法。
  2. 【請求項2】内位添加グラファイト化熱分解性グラファ
    イトを溶媒で洗浄して内位添加剤を除去することを更に
    含んでなる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】熱分解性グラファイトを少なくとも約2,
    900 ℃の温度で加熱して、グラファイト化熱分解性
    グラファイトを形成させる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】内位添加剤が酸化剤である、請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】酸化剤が濃硝酸と硫酸との混合物である、
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】混合物を約100 ℃〜約180 ℃の温
    度で加熱する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】内位添加グラファイト化熱分解性グラファ
    イトを約700 ℃〜約1100℃の温度で加熱し、内
    位添加グラファイト化熱分解性グラファイトを膨脹させ
    る、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】膨脹グラファイト化熱分解性グラファイト
    に熱分解性炭素を浸透させることを更に含んでなる、請
    求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】短鎖炭化水素からの化学蒸着法による炭素
    の蒸着を、温度約1000℃〜約2250℃、圧力約1
    〜約6トールで、この炭素が膨脹内位添加グラファイト
    化熱分解性グラファイトに浸透するのに十分な時間行う
    ことによって、熱分解性炭素を膨脹内位添加グラファイ
    ト化熱分解性グラファイトに浸透させる、請求項8記載
    の方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の方法によって製造される
    、硬質の低密度熱分解性グラファイト絶縁材。
  11. 【請求項11】膨脹内位添加グラファイト化熱分解性グ
    ラファイトを、圧力約6トールにおいてメタンと水素ガ
    スキャリヤーの存在下にて約1000℃〜約1100℃
    で加熱する、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の方法によって製造され
    る、硬質の低密度熱分解性グラファイト絶縁材。
  13. 【請求項13】膨脹内位添加グラファイト化熱分解性グ
    ラファイトの表面を摩擦して銀様表面を形成し、銀様表
    面が熱分解性グラファイトでコーティングされるまで、
    温度約1000℃〜約2250℃および圧力約1〜約6
    トールで短鎖炭化水素から炭素を化学蒸着法によって銀
    様表面に蒸着させて熱分解性グラファイトを製造するこ
    とを更に含んでなる、請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載の方法によって製造され
    る、硬質の低密度グラファイト化熱分解性グラファイト
    絶縁材。
  15. 【請求項15】膨脹内位添加グラファイト化熱分解性グ
    ラファイトを約1000℃〜約1100℃に加熱し、そ
    して約6トールとされた炉中で水素ガスキャリヤー中メ
    タンから炭素を化学蒸着法によって蒸着させる、請求項
    13記載の方法。
  16. 【請求項16】請求項15記載の方法によって製造され
    た、硬質の低密度グラファイト化熱分解性グラファイト
    絶縁材。
  17. 【請求項17】熱分解性グラファイトを膨脹内位添加グ
    ラファイト化熱分解性グラファイトの表面に約1ミル〜
    約0.5 インチの厚みで蒸着させる、請求項13記載
    の方法。
  18. 【請求項18】均一なAB面間隔を有する改良された軽
    量で展性を有する高温熱分解性グラファイト材料の、稠
    密な熱分解性グラファイト材料からの製造法であって、
    (a)   稠密な熱分解性グラファイト材料を少なく
    とも2900℃の温度に加熱し、(b)   加熱した
    稠密な熱分解性グラファイト材料を高められた温度にお
    いて内位添加剤で処理し、(c)   処理した熱分解
    性グラファイト材料から内位添加剤を取り除き、(d)
       熱分解性グラファイト材料を、約700 ℃〜約
    1100℃の温度で、膨脹熱分解性グラファイト材料を
    形成するのに十分な時間加熱する工程を含んで成る方法
  19. 【請求項19】内位添加剤が濃硝酸と濃硫酸との混合物
    である、請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】混合物が約10容積%の濃硝酸と約90
    容積%の濃硫酸とを含んで成る、請求項19記載の方法
  21. 【請求項21】混合物が5容積%〜約20容積%の水溶
    液である、請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】濃硝酸と濃硫酸との混合物を約100 
    ℃〜約180 ℃に加熱する、請求項19記載の方法。
  23. 【請求項23】内位添加剤を水で洗浄して除去する、請
    求項19記載の方法。
  24. 【請求項24】稠密な熱分解性グラファイト材料が反射
    性熱分解グラファイトである、請求項19記載の方法。
  25. 【請求項25】膨脹した熱分解性グラファイト材料の表
    面を摩擦して銀様表面を生成させ、熱分解性グラファイ
    トコーティングを銀様表面に適用し硬質化した膨脹熱分
    解性グラファイトを製造することを更に含んでなる、請
    求項18記載の方法。
  26. 【請求項26】化学蒸着法によって、膨脹熱分解性グラ
    ファイトに炭素を浸透させ、硬質化した膨脹熱分解性グ
    ラファイトを形成させることをさらに含んでなる、請求
    項18記載の方法。
  27. 【請求項27】(a)   熱分解性グラファイトを、
    グラファイト化熱分解性グラファイトを形成するのに十
    分な温度で加熱し、(b)   グラファイト化熱分解
    性グラファイトを、内位添加グラファイト化熱分解性グ
    ラファイトを形成するのに十分な温度において内位添加
    剤で処理し、(c)   内位添加グラファイト化熱分
    解性グラファイトを膨脹させるのに十分な温度で、この
    内位添加したグラファイト化熱分解性グラファイトを加
    熱することによって膨脹グラファイト化熱分解性グラフ
    ァイトを形成させる工程を含んで成る方法によって製造
    される、展性を有する膨脹熱分解性グラファイト。
  28. 【請求項28】製造法が内位添加グラファイト化熱分解
    性グラファイトを内位添加剤を除去するための溶媒で洗
    浄してグラファイトから内位添加剤を除去することを更
    に含む、請求項27記載の展性を有する膨脹熱分解性グ
    ラファイト。
  29. 【請求項29】工程(a) における熱分解性グラファ
    イトを少なくとも約2,900 ℃の温度に加熱してグ
    ラファイト化熱分解性グラファイトを形成させる、請求
    項27記載の展性を有する膨脹熱分解性グラファイト。
  30. 【請求項30】内位添加剤が濃硝酸と濃硫酸との混合物
    である、請求項27記載の展性を有する膨脹熱分解性グ
    ラファイト。
  31. 【請求項31】内位添加グラファイト化熱分解性グラフ
    ァイトを約700 ℃〜約1100℃の温度に加熱して
    、内位添加グラファイト化熱分解性グラファイトを膨脹
    させる、請求項27記載の展性を有する膨脹熱分解性グ
    ラファイト。
  32. 【請求項32】製造法が膨脹グラファイト化熱分解性グ
    ラファイトに熱分解性炭素を浸透させることを更に含む
    、請求項27記載の硬質化し膨脹した熱分解性グラファ
    イト。
  33. 【請求項33】製造法が膨脹内位添加グラファイト化熱
    分解性グラファイトの表面を摩擦して銀様表面を形成し
    、銀様表面が熱分解性グラファイトでコーティングされ
    るまで温度約1000℃〜約2250℃および圧力約1
     〜約6 トールで短鎖炭化水素から炭素を銀様表面に
    化学蒸着法によって蒸着させることによって熱分解性グ
    ラファイトを製造することを更に含む、請求項27記載
    の硬質化し膨脹した熱分解性グラファイト。
  34. 【請求項34】(a)   稠密な熱分解性グラファイ
    ト材料を少なくとも約2900℃の温度に加熱し、(b
    )   加熱した稠密な熱分解性グラファイト材料を高
    められた温度において内位添加剤で処理し、(c)  
     処理した熱分解性グラファイト材料から内位添加剤を
    取り除き、(d)   熱分解性グラファイト材料を、
    約700 ℃〜約1100℃の温度で、膨脹熱分解性グ
    ラファイト材料を形成するのに十分な時間加熱する工程
    を含んで成る方法によって製造される、稠密な熱分解性
    グラファイト材料から得られる、均一なAB面を有する
    改良された軽量で展性を有する高温熱分解性グラファイ
    ト材料。
  35. 【請求項35】内位添加剤が濃硝酸と濃硫酸との混合物
    である、請求項34記載の改良された軽量で展性を有す
    る高温熱分解性グラファイト材料。
  36. 【請求項36】稠密な反射性熱分解性グラファイトから
    製造される、請求項34記載の改良された軽量で展性を
    有する高温熱分解性グラファイト材料。
  37. 【請求項37】硬質化した熱分解性グラファイト材料を
    製造するために、熱分解性グラファイトコーティングで
    コーティングした、請求項34記載の改良された軽量高
    温熱分解性グラファイト材料。
  38. 【請求項38】硬質化した熱分解性グラファイトを形成
    させるために、化学蒸着法によって炭素を内位添加した
    、請求項34記載の改良された軽量高温熱分解性グラフ
    ァイト材料。
  39. 【請求項39】絶縁材シートの形状である、請求項34
    、36、37または38のいずれか1項に記載の改良さ
    れた軽量高温熱分解性グラファイト材料。
  40. 【請求項40】表面輪郭に適合するよう形成された絶縁
    材の形状である、請求項34、36、37または38の
    いずれか1項に記載の改良された軽量高温熱分解性グラ
    ファイト材料。
  41. 【請求項41】円い棒、角棒またはパイプの形状である
    、請求項34、36、37または38のいずれか1項に
    記載の改良された軽量高温熱分解性グラファイト材料。
  42. 【請求項42】密度が約30ポンド/立方フィート未満
    である、請求項34、36、37または38のいずれか
    1項に記載の改良された軽量高温熱分解性グラファイト
    材料。
JP2407304A 1989-12-07 1990-12-07 膨脹熱分解性グラファイト、膨脹熱分解性グラファイトの製造法およびそれから製造される絶縁材 Pending JPH04342407A (ja)

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