JPH04341784A - スパークプラグ - Google Patents
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- JPH04341784A JPH04341784A JP16342991A JP16342991A JPH04341784A JP H04341784 A JPH04341784 A JP H04341784A JP 16342991 A JP16342991 A JP 16342991A JP 16342991 A JP16342991 A JP 16342991A JP H04341784 A JPH04341784 A JP H04341784A
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Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関に使用される
スパ−クプラグの接地電極に関する。
スパ−クプラグの接地電極に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、内燃機関に使用されるスパ−クプ
ラグの接地電極は、一般的にニッケル合金単層からなる
ものが使用されているが、近年の内燃機関の高性能化に
伴って、燃焼室内に常時突出しているスパ−クプラグ先
端の接地電極に対する熱障害を防止するために、有効に
接地電極の熱伝導を行ない得ることが要求され、そのた
めに、接地電極を内部の芯材に純ニッケルあるいは添加
金属の添加量を１０ｗｔ％以下としたニッケル合金とし
、その外周をクロムを１０ｗｔ％以上含有するニッケル
合金からなる複層構造としたクラッド材によって構成す
るもの（特開昭６０−４１７８５号）が提案されている
。
ラグの接地電極は、一般的にニッケル合金単層からなる
ものが使用されているが、近年の内燃機関の高性能化に
伴って、燃焼室内に常時突出しているスパ−クプラグ先
端の接地電極に対する熱障害を防止するために、有効に
接地電極の熱伝導を行ない得ることが要求され、そのた
めに、接地電極を内部の芯材に純ニッケルあるいは添加
金属の添加量を１０ｗｔ％以下としたニッケル合金とし
、その外周をクロムを１０ｗｔ％以上含有するニッケル
合金からなる複層構造としたクラッド材によって構成す
るもの（特開昭６０−４１７８５号）が提案されている
。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいて特開昭６０−４１７８５号の場合、芯
材に純ニッケル或は添加金属の添加量を１０ｗｔ％以下
としたニッケル合金によるものとし、その外周をクロム
を１０ｗｔ％以上含有するニッケル合金からなる複層構
造としたクラッド材によって構成するものであることか
ら、 （１）芯材の耐酸化性が外周被覆のクロムを含有するニ
ッケル合金と比べ劣り、芯材の選択酸化による耐久性が
不十分となる。 （２）芯材の高温強度が弱いことによる接地電極の折損
を生じる。 という（１）（２）の欠点がある。
来のものにおいて特開昭６０−４１７８５号の場合、芯
材に純ニッケル或は添加金属の添加量を１０ｗｔ％以下
としたニッケル合金によるものとし、その外周をクロム
を１０ｗｔ％以上含有するニッケル合金からなる複層構
造としたクラッド材によって構成するものであることか
ら、 （１）芯材の耐酸化性が外周被覆のクロムを含有するニ
ッケル合金と比べ劣り、芯材の選択酸化による耐久性が
不十分となる。 （２）芯材の高温強度が弱いことによる接地電極の折損
を生じる。 という（１）（２）の欠点がある。
【０００４】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
欠点を改善するものであり、近年において高性能化する
内燃機関に対応して、特に接地電極での熱放散の効率化
を図ろうとするものである。
欠点を改善するものであり、近年において高性能化する
内燃機関に対応して、特に接地電極での熱放散の効率化
を図ろうとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために、接地電極を
純ニッケルの芯材の周囲に少くとも２種類以上の金属を
層状に配置し、そのうち一方を少くとも純ニッケルとし
、他は高温酸化耐食材、あるいは高温強度材或はその両
者とするものである。
純ニッケルの芯材の周囲に少くとも２種類以上の金属を
層状に配置し、そのうち一方を少くとも純ニッケルとし
、他は高温酸化耐食材、あるいは高温強度材或はその両
者とするものである。
【０００６】ここで、第５図に示すように、純ニッケル
は不純物元素が入ると熱伝導率が低下するので、下限値
を８０ｗ／ｍ・ｋとするものであり、また、現在プラグ
に使用されるものは、９５〜９６％Ｎｉ合金のレベルで
あり、高耐食性合金は熱伝導が悪く、一般に２０ｗ／ｍ
・ｋ以下で、合金元素が増えるにつれ低下するから、上
限値を２０ｗ／ｍ・ｋとするのである。
は不純物元素が入ると熱伝導率が低下するので、下限値
を８０ｗ／ｍ・ｋとするものであり、また、現在プラグ
に使用されるものは、９５〜９６％Ｎｉ合金のレベルで
あり、高耐食性合金は熱伝導が悪く、一般に２０ｗ／ｍ
・ｋ以下で、合金元素が増えるにつれ低下するから、上
限値を２０ｗ／ｍ・ｋとするのである。
【０００７】
【作用】上記構成を具えるので、中心部の芯材の周囲に
少くとも２種類以上の金属（例えば、純ニッケル、イン
コネル６００等）を連続的に均一に配置されたので、接
地電極の熱を効率良く主体金具を介して放散でき、且つ
高温強度が強く、折損の起こり難い、耐食性に優れたス
パ−クプラグを得ることができる。
少くとも２種類以上の金属（例えば、純ニッケル、イン
コネル６００等）を連続的に均一に配置されたので、接
地電極の熱を効率良く主体金具を介して放散でき、且つ
高温強度が強く、折損の起こり難い、耐食性に優れたス
パ−クプラグを得ることができる。
【０００８】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。（１）は、この発明の実施例である内燃機関に使用
されるスパ−クプラグであり、このスパ−クプラグ（１
）は、軸孔の先端に中心電極（３）を保持すると共に、
上記軸孔（７）内において端子電極（４）と伝導性ガラ
スシ−ル（５）によって挟持される抵抗体（６）を内封
する絶縁体（２）及び上記中心電極（３）の先端の対向
する位置に配置される接地電極（１０）を有し、ネジ部
（９）を周設してなる主体金具（８）から構成されるも
のである（図１）。
る。（１）は、この発明の実施例である内燃機関に使用
されるスパ−クプラグであり、このスパ−クプラグ（１
）は、軸孔の先端に中心電極（３）を保持すると共に、
上記軸孔（７）内において端子電極（４）と伝導性ガラ
スシ−ル（５）によって挟持される抵抗体（６）を内封
する絶縁体（２）及び上記中心電極（３）の先端の対向
する位置に配置される接地電極（１０）を有し、ネジ部
（９）を周設してなる主体金具（８）から構成されるも
のである（図１）。
【０００９】実施例．１ 絶縁体（２）に保持される
中心電極（３）の先端に対向する位置に配置される接地
電極（１０）は、中心部を純ニッケルよりなる円柱状の
芯材（１１）都市、この周囲に、純ニッケル及びインコ
ネル６００等から成る、少くとも２種類以上の金属を多
層（１２）（１３）状に配置し、最外層（１１）にイン
コネル６００或は６０１等、室温での熱伝導率が２０ｗ
／ｍ・ｋより小さいが耐食性に優れたＮｉ−Ｃｒ金属で
被覆したものである。
中心電極（３）の先端に対向する位置に配置される接地
電極（１０）は、中心部を純ニッケルよりなる円柱状の
芯材（１１）都市、この周囲に、純ニッケル及びインコ
ネル６００等から成る、少くとも２種類以上の金属を多
層（１２）（１３）状に配置し、最外層（１１）にイン
コネル６００或は６０１等、室温での熱伝導率が２０ｗ
／ｍ・ｋより小さいが耐食性に優れたＮｉ−Ｃｒ金属で
被覆したものである。
【００１０】この時、多層よりなる中間層（１２）（１
３）の構造は、図２に示すような同心状でも、或は図３
に示すうずまき状でもどちらでもよい。
３）の構造は、図２に示すような同心状でも、或は図３
に示すうずまき状でもどちらでもよい。
【００１１】なお、この接地電極（１０）は、図４に示
すように製造されるものである。すなわち、純ニッケル
丸棒よりなる芯材（１１）の外周に、厚さ（ｍ）０．５
〜１．０ｍｍのインコネル６００及び純ニッケルからな
る板状金属（１２）（１３）を重ねて連続して巻回した
後に、さらにその最外周にインコネル６００からなる板
状金属（１４）を巻回した部材をケ−シング材（２５）
の円筒に内挿し、真空引きを行って空気を排除しながら
その両端部（１５）（１６）を溶接、密封してビレット
（１８）としてなるものである。そして、この両端部（
１５）（１６）を溶接、密封してなるビレット（１８）
を、外部炉で最高１２５０℃まで加熱することによって
材料の変形抵抗を低減した上で、コンテナ（１９）内に
挿入し、グリ−ス等の圧力媒体（２０）を介して、ステ
ム（２２）によって押出し、ダイス（２３）の形状に合
わせて押出し加工を行う熱間静水圧押出を行うことによ
って、芯材（１１）に積層した板状金属（１２）（１３
）（１４）及び（２５）が圧接されて、均一なクラッド
ワイヤ−（２４）を得ることができる。更には、このク
ラッドワイヤ−（２４）を冷間の伸線工程で細径化し、
ケ−シング材（２５）を除去してインコネルを露出させ
、その後にダイス引きあるいは多面ロ−ラ−による平角
形状に成形する。この様な工程によって中央に純ニッケ
ルの芯材（１１）を有し、その周囲を板状金属（１２）
（１３）及び（１４）によって連続して被覆する接地電
極（１０）が作られるものである。
すように製造されるものである。すなわち、純ニッケル
丸棒よりなる芯材（１１）の外周に、厚さ（ｍ）０．５
〜１．０ｍｍのインコネル６００及び純ニッケルからな
る板状金属（１２）（１３）を重ねて連続して巻回した
後に、さらにその最外周にインコネル６００からなる板
状金属（１４）を巻回した部材をケ−シング材（２５）
の円筒に内挿し、真空引きを行って空気を排除しながら
その両端部（１５）（１６）を溶接、密封してビレット
（１８）としてなるものである。そして、この両端部（
１５）（１６）を溶接、密封してなるビレット（１８）
を、外部炉で最高１２５０℃まで加熱することによって
材料の変形抵抗を低減した上で、コンテナ（１９）内に
挿入し、グリ−ス等の圧力媒体（２０）を介して、ステ
ム（２２）によって押出し、ダイス（２３）の形状に合
わせて押出し加工を行う熱間静水圧押出を行うことによ
って、芯材（１１）に積層した板状金属（１２）（１３
）（１４）及び（２５）が圧接されて、均一なクラッド
ワイヤ−（２４）を得ることができる。更には、このク
ラッドワイヤ−（２４）を冷間の伸線工程で細径化し、
ケ−シング材（２５）を除去してインコネルを露出させ
、その後にダイス引きあるいは多面ロ−ラ−による平角
形状に成形する。この様な工程によって中央に純ニッケ
ルの芯材（１１）を有し、その周囲を板状金属（１２）
（１３）及び（１４）によって連続して被覆する接地電
極（１０）が作られるものである。
【００１２】この実施例（本発明品）及びインコネル６
００、９５％Ｎｉ、純Ｎｉ合金の各種接地電極をＮＧＫ
プラグ相当品番ＢＰ９ＨＳに組込み、２サイクルエンジ
ンで６５００ｒｐｍ×４／４のテスト条件で接地電極に
プレイグニッションが発生するか否かを調べた。
００、９５％Ｎｉ、純Ｎｉ合金の各種接地電極をＮＧＫ
プラグ相当品番ＢＰ９ＨＳに組込み、２サイクルエンジ
ンで６５００ｒｐｍ×４／４のテスト条件で接地電極に
プレイグニッションが発生するか否かを調べた。
【００１３】この結果、高熱価プラグの場合インコネル
６００では、絶縁体より先に接地電極でプレイグニッシ
ョンが発生するが、本発明品では最外層の厚さを薄くす
ると、接地電極でのプレイグニッションを抑えることが
できる（図８）。
６００では、絶縁体より先に接地電極でプレイグニッシ
ョンが発生するが、本発明品では最外層の厚さを薄くす
ると、接地電極でのプレイグニッションを抑えることが
できる（図８）。
【００１４】この実施例の耐酸化性の向上の程度を確認
するため、２０００ｃｃ６気筒のエンジンで２０時間の
連続高速耐久試験を行った。プラグ形状はＮＧＫＢＲＥ
５２９Ｙの突出し型プラグを用い、外観状態及び耐久後
の組織観察によって、酸化のダメ−ジを判断した。
するため、２０００ｃｃ６気筒のエンジンで２０時間の
連続高速耐久試験を行った。プラグ形状はＮＧＫＢＲＥ
５２９Ｙの突出し型プラグを用い、外観状態及び耐久後
の組織観察によって、酸化のダメ−ジを判断した。
【００１５】その結果
（１）純ニッケルあるいは９５％ニッケル合金は、試験
の途中から先端部が粒界割れをおこしながら、酸化膨張
し、耐酸化性不十分である。 （２）外皮インコネル／中心部純ニッケルの仕様でも、
純ニッケル部のみ粒界割れ及び内部酸化が進行し、耐酸
化性不十分である。 （３）インコネル６００無垢材は外観上は良好だが、火
花消耗が顕著である。 （４）この実施例（本発明品）は、多層構造部に純ニッ
ケル／インコネルが設置されているので、純ニッケルの
粒界割れが抑えられ、また火花放電部は、消耗してもイ
ンコネル／純ニッケルが交互に配置されていることで、
インコネル無垢材よりも消耗が少ない。
の途中から先端部が粒界割れをおこしながら、酸化膨張
し、耐酸化性不十分である。 （２）外皮インコネル／中心部純ニッケルの仕様でも、
純ニッケル部のみ粒界割れ及び内部酸化が進行し、耐酸
化性不十分である。 （３）インコネル６００無垢材は外観上は良好だが、火
花消耗が顕著である。 （４）この実施例（本発明品）は、多層構造部に純ニッ
ケル／インコネルが設置されているので、純ニッケルの
粒界割れが抑えられ、また火花放電部は、消耗してもイ
ンコネル／純ニッケルが交互に配置されていることで、
インコネル無垢材よりも消耗が少ない。
【００１６】実施例．２ 図２に示すとおり芯材を純
ニッケル材とし、その周囲をインコネル×７５０／純ニ
ッケルの板材を同心円状に巻回し中間層とし、この外周
をインコネル７５０（厚さ０．１ｍｍ）で被覆した。
ニッケル材とし、その周囲をインコネル×７５０／純ニ
ッケルの板材を同心円状に巻回し中間層とし、この外周
をインコネル７５０（厚さ０．１ｍｍ）で被覆した。
【００１７】また、中間層の構成として図３のようにイ
ンコネル×７５０／純ニッケルをうずまき状に配置して
もよい。
ンコネル×７５０／純ニッケルをうずまき状に配置して
もよい。
【００１８】以上から、強度向上の効果を確認するため
、７５０ｃｃの２輪車エンジンで折損パタ−ン運転をし
、折損までのサイクル数で評価したものを同様に図９に
示す。
、７５０ｃｃの２輪車エンジンで折損パタ−ン運転をし
、折損までのサイクル数で評価したものを同様に図９に
示す。
【００１９】なお、接地電極に貴金属電極材料を溶接等
により接合する構造のスパ−クプラグで、最外層のニッ
ケル合金の厚さは０．２ｍｍ以上とするのが適当である
。貴金属を溶接する時、貴金属の埋設量に比例して最外
層の厚さは熱変形して薄くなる。０．２ｍｍより薄いと
金属埋設量が非常に大きい条件では極端に薄くなり最外
層の耐剥離性が十分活かされない。貴金属電極を接地電
極に接合する場合、クラッドの最外層の厚さが薄ければ
、その分Ｎｉ部が増え、熱伝導は良くなり、貴金属接合
部の受熱温度が低下し、貴金属とニッケル合金との膨張
係数差による熱応力は緩和されるが、薄くなりすぎると
、純ニッケルの接合界面に応力が集中し、そこから酸化
スケ−ルが進展する。従ってインコネル最外層の厚さは
０．２ｍｍ以上は必要である。
により接合する構造のスパ−クプラグで、最外層のニッ
ケル合金の厚さは０．２ｍｍ以上とするのが適当である
。貴金属を溶接する時、貴金属の埋設量に比例して最外
層の厚さは熱変形して薄くなる。０．２ｍｍより薄いと
金属埋設量が非常に大きい条件では極端に薄くなり最外
層の耐剥離性が十分活かされない。貴金属電極を接地電
極に接合する場合、クラッドの最外層の厚さが薄ければ
、その分Ｎｉ部が増え、熱伝導は良くなり、貴金属接合
部の受熱温度が低下し、貴金属とニッケル合金との膨張
係数差による熱応力は緩和されるが、薄くなりすぎると
、純ニッケルの接合界面に応力が集中し、そこから酸化
スケ−ルが進展する。従ってインコネル最外層の厚さは
０．２ｍｍ以上は必要である。
【００２０】実施例．３ 熱伝導性を更に改善するた
め多層構造体の構成金属を純ニッケルと銅としても良い
。 この時銅の耐酸化性不足が問題となるのであれば、炭酸
ガスレ−ザ−、ＴＩＧ溶接等で、先端部を溶解しながら
Ｃｕ−Ｎｉ合金封着しても良い。
め多層構造体の構成金属を純ニッケルと銅としても良い
。 この時銅の耐酸化性不足が問題となるのであれば、炭酸
ガスレ−ザ−、ＴＩＧ溶接等で、先端部を溶解しながら
Ｃｕ−Ｎｉ合金封着しても良い。
【００２１】なお、上記実施例３の接地電極として中心
部銅、中間部の多層構造体と最外層部を９５％Ｎｉ或は
インコネル等とし、先端部を炭酸ガス レ−ザ−溶接
で封着することもできる。
部銅、中間部の多層構造体と最外層部を９５％Ｎｉ或は
インコネル等とし、先端部を炭酸ガス レ−ザ−溶接
で封着することもできる。
【００２２】実施例．４ 実施例１の改良であって、
図６に示すように接地電極（４）は中心部である純ニッ
ケルよりなる角柱状の芯材（１１）の周囲に、純ニッケ
ルとインコネル（熱伝導率２０Ｗ／ｍ・ｋ以下のニッケ
ル合金）からなる少なくとも２種以上の金属（１２）（
１３）を多層状に被覆したものである（図７）。なお、
多層状の上記材料は外層（１２）が純ニッケル又はイン
コネルの何方でもよいが、火花消耗を向上するには、純
ニッケル等を熱伝導率８０Ｗ／ｍ・ｋ以上とし、高温強
度を向上するにはインコネルを外層となるようにすれば
よいものである。
図６に示すように接地電極（４）は中心部である純ニッ
ケルよりなる角柱状の芯材（１１）の周囲に、純ニッケ
ルとインコネル（熱伝導率２０Ｗ／ｍ・ｋ以下のニッケ
ル合金）からなる少なくとも２種以上の金属（１２）（
１３）を多層状に被覆したものである（図７）。なお、
多層状の上記材料は外層（１２）が純ニッケル又はイン
コネルの何方でもよいが、火花消耗を向上するには、純
ニッケル等を熱伝導率８０Ｗ／ｍ・ｋ以上とし、高温強
度を向上するにはインコネルを外層となるようにすれば
よいものである。
【００２３】
【発明の効果】以上のとおり、スパ−クプラグ先端に配
置される接地電極を芯材の周囲に板状金属を重ねて連続
的に巻回したクラッド材によってなるものとすることで
、接地電極における熱放散性を有効に行えるものとし、
更にこの芯材の最外部を耐食性等に優れた金属によって
被覆することで良熱伝導性である板状金属の腐食を有効
に防止できるので、スパ−クプラグとしての耐久性を十
分に向上させることができる優れた効果を有するもので
ある。
置される接地電極を芯材の周囲に板状金属を重ねて連続
的に巻回したクラッド材によってなるものとすることで
、接地電極における熱放散性を有効に行えるものとし、
更にこの芯材の最外部を耐食性等に優れた金属によって
被覆することで良熱伝導性である板状金属の腐食を有効
に防止できるので、スパ−クプラグとしての耐久性を十
分に向上させることができる優れた効果を有するもので
ある。
【図１】この発明の実施例である内燃機関に使用される
スパ−クプラグの部分断面図
スパ−クプラグの部分断面図
【図２】この発明の要部である接地電極の横断面図
【図
３】図２と同様の横断面図
３】図２と同様の横断面図
【図４】この発明の接地電極の製造方法を示す概略図
【
図５】各合金の熱伝導率を示す
図５】各合金の熱伝導率を示す
【図６】この発明の他の実施例の横断面図
【図７】実施
例における多層状態を示す図
例における多層状態を示す図
【図８】プレイグニッショ
ン発生の状態を示す図
ン発生の状態を示す図
【図９】折損までのサイクル数を
示す図
示す図
１ スパ−クプラグ
２ 絶縁体
３ 中心電極
４ 端子電極
５ 導電性ガラス
６ 抵抗体
７ 軸孔
８ 主体金具
９ ネジ部
１０ 接地電極
１１ 芯材
１２、１３、１４、１７ 板状金属
１５、１６ 両端部
１８ ビレット
１９ コンテナ
２０ 圧力媒体
２１ シ−ルピストン
２２ ステム
２３ ダイス
２４ クラッドワイヤ−
２５ ケ−シング材
Claims (4)
- 【請求項１】 絶縁体に保持され先端から突出する中
心電極と前記絶縁体が主体金具内に固定されると共に、
前記中心電極の先端部に対向するように接地電極が前記
主体金具に接合されてなるスパ−クプラグにおいて、前
記接地電極は、最外層が室温での熱伝導率が２０ｗ／ｍ
・ｋ以下の耐食性ニッケル合金からなり、中心部の芯材
は室温での熱伝導率が８０ｗ／ｍ・ｋ以上の純ニッケル
からなるものとし、前記最外層と芯材との間に、少くと
も２種以上の金属を多層状に配置した構造部を有するス
パ−クプラグ。 - 【請求項２】 多層状構造部の構成金属のうち少くと
も１種類は、室温での熱伝導率が８０ｗ／ｍ・ｋ以上の
金属からなる請求項（１）記載のスパ−クプラグ。 - 【請求項３】 絶縁体に保持され先端から突出する中
心電極と前記絶縁体が主体金具内に固定されると共に、
前記中心電極の先端部に対向するように接地電極が前記
主体金具に接合されてなるスパ−クプラグにおいて、前
記接地電極は、中心部の芯材を室温での熱伝導率が８０
Ｗ／ｍ・ｋ以上の純ニッケルとし、その外周を少なくと
も２種以上の金属を多層状に被覆してなるスパ−クプラ
グ。 - 【請求項４】 多層状の材料は、純ニッケルと室温で
の熱伝導率が２０Ｗ／ｍ・ｋ以下の耐食性ニッケル合金
からなる請求項（３）記載のスパ−クプラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16342991A JP3295730B2 (ja) | 1990-06-11 | 1991-06-10 | スパークプラグ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-149827 | 1990-06-11 | ||
| JP14982790 | 1990-06-11 | ||
| JP16342991A JP3295730B2 (ja) | 1990-06-11 | 1991-06-10 | スパークプラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04341784A true JPH04341784A (ja) | 1992-11-27 |
| JP3295730B2 JP3295730B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=26479599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16342991A Expired - Lifetime JP3295730B2 (ja) | 1990-06-11 | 1991-06-10 | スパークプラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3295730B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8217561B2 (en) | 2007-09-17 | 2012-07-10 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug having laminated ground electrode |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP16342991A patent/JP3295730B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8217561B2 (en) | 2007-09-17 | 2012-07-10 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug having laminated ground electrode |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3295730B2 (ja) | 2002-06-24 |
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