JPH0434036Y2 - - Google Patents

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JPH0434036Y2
JPH0434036Y2 JP1986172900U JP17290086U JPH0434036Y2 JP H0434036 Y2 JPH0434036 Y2 JP H0434036Y2 JP 1986172900 U JP1986172900 U JP 1986172900U JP 17290086 U JP17290086 U JP 17290086U JP H0434036 Y2 JPH0434036 Y2 JP H0434036Y2
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dust removal
ink
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、印刷中に版面に付着したインキカス
やゴミを除去する、印刷機に於ける版胴のゴミ除
去装置に関し、詳しくはゴミ除去ヘツドに対して
同ヘツド用の清浄装置を設けた印刷機に於ける版
胴のゴミ除去装置に関するものである。
(従来の技術) 印刷、特にオフセツト印刷に於て印刷中に版面
にインキカス、紙粉等が付着して印刷物にピンホ
ール状の白ぬけ部分(以下、ヒツキーという)が
出来る。このヒツキーの発生を解消するために、
版胴の軸方向と平行に設けられたレールの上を移
動する装置に適切なゴミ除去ヘツド部材を取り付
け当該ゴミ除去ヘツド部材を版胴面に接触するよ
うに電気信号により自動制御してゴミを自動的に
除去する装置等が採用されていた。しかし、これ
等自動制御による自動ゴミ除去装置はゴミ除去ヘ
ツドを周縁の一部が版胴面に接しうるように設け
たデイスク状部材により形成し、このデイスク状
部材をその軸線まわりで小角度(5〜15度)ずつ
回動させ一回転したところで新しいものと交換す
る構成(実開昭59−146131号公報参照)のものは
知られているが、これはゴミ除去平成ヘツド部材
を清掃する装置を有していない。
また、版面に回転ブラシで洗浄液を供給して洗
浄し、回転ブラシ付着したゴミをクリーナーシヤ
フトで除去する形式(特公昭44−2166号公報参
照)のものや、版面に洗浄ベルトで洗浄液を供給
し乍ら洗浄し、洗浄ベルトに付着したゴミ等を搾
りロールを介して掻取刃(ドクター)で除去する
形式(実開昭47−10602号公報参照)のものは知
られているが、本考案のような、印刷中に版面に
付着したインキカス、ゴミを除去する形式のもの
は見当らない。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、印刷中に版面に付着したインキカ
ス、ゴミを除去する新規の版胴のゴミ除去装置を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案に係わる版胴
のゴミ除去装置は、版胴と平行に変位自在な左右
移動装置と、左右移動装置に装備された版面に向
つて遠近自在な前後移動装置と、前後移動装置に
当該前後移動装置の前進時に外周縁が版面に接し
後退時に所定の角度ずつ回転する状態で設けられ
た硬質ゴム状弾性材料製デイスク状ゴミ除去ヘツ
ド部材と、前後移動装置にデイスク状ゴミ除去ヘ
ツド部材における版面接触部の上面が接して回転
する状態で設けられたインキ溶解液含蔵の上側清
掃具と、前後移動装置にデイスク状ゴミ除去ヘツ
ド部材に於ける版面接触部の下面が接して回転す
る状態で設けられたインキ溶解液含蔵の下側清掃
具と、上側清掃具および下側清掃具に於けるデイ
スク状ゴミ除去ヘツド部材との接触面に付着して
いるゴミおよびインキカスを掻き落す状態で前後
移動装置に設けられたスクレーパとをもつもので
あり、 そして、上側清掃具と下側清掃具との間にスク
レーパにより掻き取られたゴミやインキカスの貯
溜用ゴミ受け溝を設けられたものである。
〔実施例〕および〔作用〕 本考案の実施例を図に依拠して説明する。
第1図は印刷機の全体の構成を示し、1が版
胴、2がインキ・キー等インキ量調整機構付きイ
ンキローラ、3が湿し水装置、4がゴミ除去装置
である。また別に色見台5があり6が印刷物をそ
の上にのせてチエツクすると共に必要な色調整等
の制御を行うスイツチ等を配した台である。
第2図は色見台5の詳細を示す。即ち台6上が
印刷物をのせる場所で通常横(又は巾)方向を20
〜40位の縦の区域7に縦線を引いて分割し、その
各区域7を識別する通し番号(No.1,2,3,…
…20という風に)が設けられている。尚、一つの
区域7の巾は装置の性能、実用上の経験等から決
定されるが現在は35%程度である。そして各区域
7の手前側に各区域7に対応する番号を付した押
ボタンスイツチ9および10の列があり、9はイ
ンキ増量用操作スイツチ、10は減量用操作スイ
ツチである。また操作スイツチ9,10列と区域
7との間にこれも各々の区域毎のインキの増減量
の割合を表示するLED表示板8列がある。印刷
物の色調調整の基本部分は自動的に行われるが、
最後の微調整をこの色見台5上にて上記のインキ
増減量用操作スイツチを作動させて行うものであ
る。
即ち、印刷物を台6にのせてチエツクし、例え
ばNo.5の区域の巾の部分の中に色調不良箇所があ
れば、No.5押ボタンスイツチを押してLED表示
板(0〜100等分されており、すでに基調の色調
は表示されている)をみながら増又は減の操作を
行えばこの信号が各々区域に対応する分割された
インキ・キー(図示せず)を動作させてインキ量
の増減を行つて色調調整を行うこととなる。
また、本考案は上記の区域7の識別機能および
同区域7に対応するインキ増減量用操作スイツチ
による電気信号発生機能を利用してゴミ除去装置
を自動的に動作させるものである。即ち先ずゴミ
除去動作を行う時は色見台の右端の切替スイツチ
11を“ゴミ除去側”に切替えるとこれによりイ
ンキ増量用操作スイツチ9列の押ボタンは“ゴミ
場所信号スイツチ”の切替わるようにされてあ
る。つまり、色見台にのせた印刷物の中にヒツキ
ーを発見した時には色調整の時と同じ様に台上の
縦線による区域7の識別によりそのヒツキーのあ
る場所に相当する区域のNo.を識別し、この識別さ
れた区域の手前にあるインキ増量用操作スイツチ
を押せば、この信号が第3図に示す構成の信号処
理によつてゴミ除去を自動的に行う。
第3図について説明する。前述の様にヒツキー
のある場所のスイツチ11を押すと、入力変換部
12にて必要な場所信号に変換され、これが制御
部13に入力され且つCPU14にて演算処理さ
れてゴミ除去装置4を駆動する信号(例えばパル
ス数等)に変換され、ゴミ除去装置4を自動制御
するに必要なモータ、ソレノイド等15の制御信
号となる。
次にゴミ除去装置4の詳細について第4図乃至
第6図に従つて説明する。図中1は版胴であり、
この巾方向にガイドレール17が設置され、両端
のボツクス18の中にゴミ除去装置4を左右に移
動させる駆動用ステツピングモータ16及びゴミ
除去ヘツド部材20を版胴1に対して前進、後退
させる駆動用エアシリンダー装置(図示せず)が
内蔵されている。ゴミ除去ヘツド部材20は硬質
ゴム状の弾性部材から成る両側ヘツド部19,1
9′に丸味をつけた矩形状の板であり、ヘツド部
19,19′の先端の巾は色見台5における縦区
域7の巾(若しくはインキ量コントロールのため
の分割されたインキ・キーの巾)に等しくゴミの
存在する場所の縦区域全体をカバーする寸法とな
つている。また21はゴミ除去ヘツド部材20の
ヘツド部19,19′についたインキやゴミ等を
直ちに清掃するための清掃装置であり、本考案の
特長の1つはこのヘツド部材20と清掃装置21
にある。
即ち、前述のゴミ場所確認およびゴミ除去信号
により、駆動モータが作動してゴミ除去装置4が
ゴミのある区域迄移動し、次にエアシリンダーの
力によつてゴミ除去ヘツド部材20は清掃装置2
1と共に版胴1に向つて前進し版面に一方のヘツ
ド部が接する位置で停止する。尚、この停止位置
は予め微調整機構によつて最適の位置に停止する
ように調整してある。版胴1は回転しているか
ら、ヘツド部との相対運動でゴミは除去されイン
キと共にヘツド部の上にこすりとられる。一定の
接触時間の後にヘツド部材20は版胴1より後退
する。この後退時に於てヘツド部材20の下側に
設けられた歯車及びラチエツト機構(後述する)
によつてヘツド20は180°回転し、インキやゴミ
のついたヘツド部ときれいなヘツド部は入れ替
り、後側ヘツド部は常にきれいな状態で直ちに次
の除去作業への準備を完了する。
而して、この180°回転の時には第5図に示す通
り汚れたヘツド部19,19′のインキやゴミは
同ヘツド部19,19′が清掃装置21に設けら
れた予めインキの容器液を含んでいる繊維状の2
枚の清掃具22の間を一定のスピードで通過する
ことによりふきとられてきれいになる。更に清掃
装置21にはインキ溶解液を貯蔵するためのスポ
ンジ製インキ溶解液吸蔵用中綿52入りツボ23
とこのツボ23からインキ溶解液を絶えず清掃具
22にしみこませる補給孔24があり、また清掃
具22の外面で除去ヘツド部材を挾まない部分は
薬剤処理等で表面不揮発性としこれにより長期間
にわたり清掃機能を保持するようにされてある。
更に、第6図に示すように清掃具22の側面に
は鋼製のスクレーパ25があり、このスクレーパ
25は清掃具22の清掃面に付着しているゴミお
よびインキを掻き取つて同面をきれいにするよう
にされており、また掻き落されたゴミやインキカ
スを一時的に貯蔵して清掃具22の長期間の清掃
機能を保持する手段としてゴミ受け溝25を設け
られている。この様にゴミ除去装置4はゴミを除
去した直後にゴミ除去ヘツド部材のきれいな側が
入れ替つて次の作動準備を完了すると共にゴミ除
去ヘツド部材の汚れた側は清掃具22によつてイ
ンキの溶解及びゴミの掻き落し等が行われ清掃機
能は長期間保たれる。また清掃具22を取り替え
たい時は4本の止めネジを外すことでキヤツプ2
7が外れるので簡単・容易に取替えることができ
る。
尚、図中29はスプライン軸、30はスクリユ
ーネジ、31はチエーン、32はエアシリンダー
装置(図示せず)により正逆回転するピニオン、
33はラツク、34はジヨイント爪、35はスロ
ツト、36は左右移動サドル、37は前後移動サ
ドル、38は180度反転用ラチエツト、39は送
り爪、40は戻しバネ、41はストツパーラチエ
ツト、42はストツパー爪、43は大径ギヤ、4
4は中間ギヤ、45は小径ギヤ、46は軸受ブラ
ケツト、47は前後退調整ボルト、48は固定ナ
ツト、49はメモリー、50は移動車輪、51…
…カバーを示す。
(考案の効果) 本考案は上記のような構成であるので、デイス
ク状ゴミ除去ヘツド部材の外周縁を版面に接触さ
せることで版面上のゴミ、インキカスを除去する
ことができ、デイスク状ゴミ除去ヘツド部材の回
転角を変えることで版面への接触個所を替えるこ
とができ、デイスク状ゴミ除去ヘツド部材の回転
力で上下両側清掃具に版面に対して接触した個所
を擦り付けて同個所を清掃することができるもの
であつて、当該デイスク状ゴミ除去ヘツド部材は
長期間に亘つて使用できるものであり、しかも上
下両側清掃具はそのデイスク状ゴミ除去ヘツド部
材との接触面に付着したゴミおよびインキカスが
スクレーパによつて掻き落されるのでこれも長期
間に亘つて使用できるものであり、メンテナンス
が楽である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は全体の側面略図、第2図は色見台の斜視図、
第3図はゴミ除去位置入力および信号発生装置の
ブロツク線図、第4図はゴミ除去装置部分の斜視
図、第5図はゴミ除去装置部に於ける要部の側面
図、第6図は同要部の平面図である。 1……版胴、2……インキローラ、3……湿し
水装置、4……ゴミ除去装置、5……色見台、6
……台、7……区域、8……LED表示板、9,
10……スイツチ、11……切換スイツチ、12
……入力変換部、13……制御部、14……
CPU、15……モータ、ソレノイド等、16…
…モータ、17……ガイドレール、18……ボツ
クス、19,19′……ヘツド部、20……ゴミ
除去ヘツド部材、21……清掃装置、22……清
掃具、23……ツボ、24……補給孔、25……
スクレーパ、26……受け溝、27……キヤツ
プ、29……スプライン軸、30……スクリユー
ネジ、31……チエーン、32……ピニオン、3
3……ラツク、34……ジヨイント爪、35……
スロツト、36……移動ベース、37……前後退
プレート、38……反転用ラチエツト、39……
送り爪、40……戻しバネ、41……ストツパー
ラチエツト、42……ストツパー爪、43……大
径ギヤ、44……中間ギヤ、45……小径ギヤ、
46……軸受ブラケツト、47……調整ボルト、
48……ナツト、49……メモリー、50……移
動車輪、51……カバー、52……中綿。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 版胴と平行に変位自在な左右移動装置と、左
    右移動装置に装備された版面に向つて遠近自在
    な前後移動装置と、前後移動装置に当該前後移
    動装置の前進時に外周縁が版面に接し後退時に
    所定の角度ずつ回転する状態で設けられた硬質
    ゴム状弾性材料製デイスク状ゴミ除去ヘツド部
    材と、前後移動装置にデイスク状ゴミ除去ヘツ
    ド部材における版面接触部の上面が接して回転
    する状態で設けられたインキ溶解液含蔵の上側
    清掃具と、前後移動装置にデイスク状ゴミ除去
    ヘツド部材に於ける版面接触部の下面が接して
    回転する状態で設けられたインキ溶解液含蔵の
    下側清掃具と、上側清掃具および下側清掃具に
    於けるデイスク状ゴミ除去ヘツド部材との接触
    面に付着しているゴミおよびインキカスを掻き
    落す状態で前後移動装置に設けられたスクレー
    パとをもつことを特徴とする版胴のゴミ除去装
    置。 2 上側清掃具と下側清掃具との間にスクレーパ
    により掻き取られたゴミやインキカスの貯溜用
    ゴミ受け溝を設けられたことを特徴とする特許
    請求の範囲の記載1の版胴のゴミ除去装置。
JP1986172900U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0434036Y2 (ja)

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JP1986172900U JPH0434036Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JPS6377739U JPS6377739U (ja) 1988-05-23
JPH0434036Y2 true JPH0434036Y2 (ja) 1992-08-13

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ID=31109860

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS548807Y2 (ja) * 1971-03-10 1979-04-23

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JPS6377739U (ja) 1988-05-23

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