JPH04340344A - 固定子巻線端部支持装置 - Google Patents
固定子巻線端部支持装置Info
- Publication number
- JPH04340344A JPH04340344A JP10996391A JP10996391A JPH04340344A JP H04340344 A JPH04340344 A JP H04340344A JP 10996391 A JP10996391 A JP 10996391A JP 10996391 A JP10996391 A JP 10996391A JP H04340344 A JPH04340344 A JP H04340344A
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- JP
- Japan
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- phase ring
- ring
- stator winding
- insulating
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機、特にター
ビン発電機の固定子巻線の端部を支持する固定子巻線端
部支持装置に関するものである。
ビン発電機の固定子巻線の端部を支持する固定子巻線端
部支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に発電機の端部では、回転子巻線端
部、固定子巻線端部から発生する漏洩磁束が存在し、こ
れが固定子巻線端部と鎖交するため、固定子巻線端部に
は電磁力が作用し、振動発生の原因になっている。
部、固定子巻線端部から発生する漏洩磁束が存在し、こ
れが固定子巻線端部と鎖交するため、固定子巻線端部に
は電磁力が作用し、振動発生の原因になっている。
【0003】電磁力には、通常の運転時に作用する定常
的な電磁力の他に発電所内あるいは系統で発生した短絡
事故による過渡的な電磁力がある。特にこの過渡的な電
磁力は、主として半径方向に作用して定常的な電磁力の
10〜15倍にも達することがある。従って、固定子巻
線端部は定常的な電磁力、過渡的な電磁力によって損傷
されることのないように半径方向に対し強固に固定、か
つ、支持される必要があり、従来から種々の支持方式が
考えられてきた。即ち、小容量の発電機に対しては、固
定子巻線端部を縛り紐等で一体化することによって、ほ
ぼコイルの剛性のみで電磁力を支持する方式がとられて
きた。
的な電磁力の他に発電所内あるいは系統で発生した短絡
事故による過渡的な電磁力がある。特にこの過渡的な電
磁力は、主として半径方向に作用して定常的な電磁力の
10〜15倍にも達することがある。従って、固定子巻
線端部は定常的な電磁力、過渡的な電磁力によって損傷
されることのないように半径方向に対し強固に固定、か
つ、支持される必要があり、従来から種々の支持方式が
考えられてきた。即ち、小容量の発電機に対しては、固
定子巻線端部を縛り紐等で一体化することによって、ほ
ぼコイルの剛性のみで電磁力を支持する方式がとられて
きた。
【0004】一方、大容量の発電機では、発電機効率等
の観点から固定子巻線に冷却能率の良い水冷却コイルが
採用されるため、コイルの断面積は小容量機よりも小さ
くなり、コイルの剛性のみで支持する方式では支持でき
なくなった。そこでコイルの外周側に大形の絶縁リング
を設け、剛性を補強する構造が採用されている。
の観点から固定子巻線に冷却能率の良い水冷却コイルが
採用されるため、コイルの断面積は小容量機よりも小さ
くなり、コイルの剛性のみで支持する方式では支持でき
なくなった。そこでコイルの外周側に大形の絶縁リング
を設け、剛性を補強する構造が採用されている。
【0005】図3は、例えば実開昭60−128453
号公報に示された従来の水冷却コイルを有するタービン
発電機の固定子巻線端部支持装置を示し、図において、
1は固定子巻線端部、2は固定子巻線端部1の外周側に
配設されている絶縁リング、3は固定子巻線端部1の内
周側に配設されている押え板、4は上口,下口巻線間に
配線された間隔片であり、これらはボルトあるいは縛り
紐(図示せず)によって強固に一体化し固定されている
。5は固定子鉄心、6は固定子鉄心6に取り付けられた
支えで、一体化された固定子巻線端部全体を支持してい
る。7は固定子巻線の半径方向外向きのリード部、8は
円周方向につらなる丸形位相リング、9は発電機の端子
部、10は固定子枠である。
号公報に示された従来の水冷却コイルを有するタービン
発電機の固定子巻線端部支持装置を示し、図において、
1は固定子巻線端部、2は固定子巻線端部1の外周側に
配設されている絶縁リング、3は固定子巻線端部1の内
周側に配設されている押え板、4は上口,下口巻線間に
配線された間隔片であり、これらはボルトあるいは縛り
紐(図示せず)によって強固に一体化し固定されている
。5は固定子鉄心、6は固定子鉄心6に取り付けられた
支えで、一体化された固定子巻線端部全体を支持してい
る。7は固定子巻線の半径方向外向きのリード部、8は
円周方向につらなる丸形位相リング、9は発電機の端子
部、10は固定子枠である。
【0006】固定子巻線の口出しは、リード部7、丸形
位相リング8を経て端子部9へと導かれる。丸形位相リ
ング8は固定子枠10には固定されず、絶縁リング2を
介して固定子巻線端部1に固定される。これは、固定子
巻線端部1を支持している固定子鉄心5は固定子枠10
に弾性支持されているため、固定子巻線端部1と固定子
枠10との間には相対的な振動が発生しており、丸形位
相リング8を固定子枠10に固定した場合、リード部7
あるいは丸形位相リング8にこの相対振動が作用するた
めである。
位相リング8を経て端子部9へと導かれる。丸形位相リ
ング8は固定子枠10には固定されず、絶縁リング2を
介して固定子巻線端部1に固定される。これは、固定子
巻線端部1を支持している固定子鉄心5は固定子枠10
に弾性支持されているため、固定子巻線端部1と固定子
枠10との間には相対的な振動が発生しており、丸形位
相リング8を固定子枠10に固定した場合、リード部7
あるいは丸形位相リング8にこの相対振動が作用するた
めである。
【0007】丸形位相リング8の絶縁リング2への固定
例を図4に示す。図において、11,12は丸形位相リ
ング8の形状に対応する凹部を持つ絶縁板、13は丸形
位相リング8を内径側および外径側から挟みこんだ絶縁
板11,12は絶縁リング2に取付けるためのボルト、
14は丸形位相リング8と絶縁板11,12との間のす
き間、15はすき間14を調整するためにすき間14に
挿入した、硬化性樹脂を含浸したフエルトである。なお
、丸形位相リング8を支持する絶縁板11,12は絶縁
リング2の外周にほぼ等間隔に複数箇所配設されている
。
例を図4に示す。図において、11,12は丸形位相リ
ング8の形状に対応する凹部を持つ絶縁板、13は丸形
位相リング8を内径側および外径側から挟みこんだ絶縁
板11,12は絶縁リング2に取付けるためのボルト、
14は丸形位相リング8と絶縁板11,12との間のす
き間、15はすき間14を調整するためにすき間14に
挿入した、硬化性樹脂を含浸したフエルトである。なお
、丸形位相リング8を支持する絶縁板11,12は絶縁
リング2の外周にほぼ等間隔に複数箇所配設されている
。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の固定子巻線端部
支持装置は以上のように構成されているので丸形位相リ
ング8と絶縁板11,12との間のすき間14は、工作
誤差により丸形位相リング8に対して一定とならず、図
4に示す如く、不均一になる。この不均一なすき間14
に硬化性樹脂を含浸したフエルト15を挿入する作業は
非常に作業性が悪いという問題点があった。また、作業
性が悪いため硬化性樹脂を含浸したフェルト15の確実
な挿入ができず、丸形位相リング8と絶縁板11,12
の固定が確実にできないという問題点があった。
支持装置は以上のように構成されているので丸形位相リ
ング8と絶縁板11,12との間のすき間14は、工作
誤差により丸形位相リング8に対して一定とならず、図
4に示す如く、不均一になる。この不均一なすき間14
に硬化性樹脂を含浸したフエルト15を挿入する作業は
非常に作業性が悪いという問題点があった。また、作業
性が悪いため硬化性樹脂を含浸したフェルト15の確実
な挿入ができず、丸形位相リング8と絶縁板11,12
の固定が確実にできないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、確実に位相リングが支持でき、
固定子巻線端部の強度低下のおそれのない固定子巻線端
部支持装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、確実に位相リングが支持でき、
固定子巻線端部の強度低下のおそれのない固定子巻線端
部支持装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る固定子巻
線端部支持装置は位相リングを角形とし、位相リングと
絶縁板とのすき間にライナを挿入したものである。
線端部支持装置は位相リングを角形とし、位相リングと
絶縁板とのすき間にライナを挿入したものである。
【0011】または硬化性樹脂を含浸させたフエルトを
巻き付けたライナを挿入したものである。
巻き付けたライナを挿入したものである。
【0012】
【作用】この発明においては、角形の位相リングと絶縁
板のすき間にライナを挿入することにより位相リングを
確実に支持できるので固定子巻線端部の強度が向上する
。
板のすき間にライナを挿入することにより位相リングを
確実に支持できるので固定子巻線端部の強度が向上する
。
【0013】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、2は絶縁リング、16は角形位相
リング、17,18は角形位相リング16の形状に対応
する凹部を持つ絶縁板で、凹部は角形位相リング16と
絶縁板17,18のすき間19にライナ20を挿入する
ことが可能な大きさとしている。13は角形位相リング
16を内径側および外径側からはさみ込んだ絶縁板17
,18を絶縁リング2に取付けるためのボルトである。 なお、角形位相リング16を支持する絶縁板17,18
は絶縁リング2の外周にほぼ等間隔に複数箇所配設され
ている。その他の構成は図3と同様である。
する。図1において、2は絶縁リング、16は角形位相
リング、17,18は角形位相リング16の形状に対応
する凹部を持つ絶縁板で、凹部は角形位相リング16と
絶縁板17,18のすき間19にライナ20を挿入する
ことが可能な大きさとしている。13は角形位相リング
16を内径側および外径側からはさみ込んだ絶縁板17
,18を絶縁リング2に取付けるためのボルトである。 なお、角形位相リング16を支持する絶縁板17,18
は絶縁リング2の外周にほぼ等間隔に複数箇所配設され
ている。その他の構成は図3と同様である。
【0014】上記のように構成された固定子巻線端部支
持装置においては、角形位相リング16の全周を均一に
固定することができ、固定子巻線端部の強度が向上する
。
持装置においては、角形位相リング16の全周を均一に
固定することができ、固定子巻線端部の強度が向上する
。
【0015】実施例2.図2において、図1と同一の部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。21は硬
化性樹脂を含浸したフエルトで、ライナ20に巻き付け
、角形位相リング16と絶縁板17,18のすき間19
に挿入した後、硬化させる。かような構成により、角形
位相リング16をさらに確実に固定することができる。
分には同一符号を付し、その説明を省略する。21は硬
化性樹脂を含浸したフエルトで、ライナ20に巻き付け
、角形位相リング16と絶縁板17,18のすき間19
に挿入した後、硬化させる。かような構成により、角形
位相リング16をさらに確実に固定することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば位相リ
ングを角形にし、位相リングと絶縁板のすきまにライナ
が挿入できるすき間を設け、そのすき間にライナを挿入
したので、位相リングが確実に支持でき固定子巻線端部
の強度が向上する。
ングを角形にし、位相リングと絶縁板のすきまにライナ
が挿入できるすき間を設け、そのすき間にライナを挿入
したので、位相リングが確実に支持でき固定子巻線端部
の強度が向上する。
【0017】また、硬化性樹脂を含浸させたフエルトを
ライナに巻き付けて、すき間に挿入後、硬化させると、
一層、支持強度を向上させることができる。
ライナに巻き付けて、すき間に挿入後、硬化させると、
一層、支持強度を向上させることができる。
【図1】この発明の実施例1の要部断面図である。
【図2】この発明の実施例2の要部断面図である。
【図3】従来の固定子巻線端部支持装置の断面図である
。
。
【図4】図3のものの要部断面図である。
1 固定子巻線端部
2 絶縁リング
5 固定子鉄心
16 角形位相リング
17 絶縁板
18 絶縁板
20 ライナ
21 フエルト
Claims (2)
- 【請求項1】 固定子巻線端部を支持する絶縁リング
と、この絶縁リングの外径側に配置された位相リングと
、この位相リングをそれぞれ内径側および外径側から支
持する絶縁板とを備えた固定子巻線端部支持装置におい
て、角形の前記位相リングと、この位相リングと前記絶
縁板との隙間に挿入されたライナとを備えてなることを
特徴とする固定子巻線端部支持装置。 - 【請求項2】 硬化性樹脂を含浸させたフェルトを巻
付けたライナを備えた請求項1記載の固定子巻線端部支
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10996391A JPH04340344A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 固定子巻線端部支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10996391A JPH04340344A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 固定子巻線端部支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04340344A true JPH04340344A (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=14523588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10996391A Pending JPH04340344A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 固定子巻線端部支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04340344A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022239219A1 (ja) * | 2021-05-14 | 2022-11-17 | 三菱電機株式会社 | 位相リング支持構造および回転電機 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP10996391A patent/JPH04340344A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022239219A1 (ja) * | 2021-05-14 | 2022-11-17 | 三菱電機株式会社 | 位相リング支持構造および回転電機 |
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