JPH04339787A - フレキシブルコンテナを装着枠に取付ける方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルコンテナ
を装着枠に取付ける方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】フレキシブルコンテナは数百乃至数千リ
ットルの粉粒体を収納する軟質のコンテナで、帆布のよ
うな丈夫なシート材を用いて形成されており、これに帯
状の吊紐が取り付けられていて、コンテナの揚げ降ろし
、その他の荷役作業をするようになっている。又、微細
な粉体を充填するフレキシブルコンテナや、異物の混入
や汚染、或いは湿気の吸収や酸化を嫌う粉粒体を充填す
るフレキシブルコンテナは、ポリエチレンフィルムや織
布等の柔軟なフィルム材によって形成された内袋を有し
ていて、内袋と外袋との二層構造になっている。このフ
レキシブルコンテナは軟質であって、粉粒体が充填され
ていないときは、萎んだ状態になっているので、その儘
ではこれを粉粒体充填装置の充填ホッパーにセットする
のが困難である。そのため従来は、内袋の袋口にリング
状の装着部材を取り付けておいて、粉粒体充填装置の充
填ホッパーの部分に予じめ形成された支持機構にこの装
着部材を装着することによって、フレキシブルコンテナ
の内袋の袋口を充填ホッパーにセットする方式がとられ
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
方式では、内袋を製袋する段階でその袋口に装着部材を
取り付けるので、内袋自体の製袋コストは低いにも拘ら
ず、内袋と同数の装着部材の製造と、それを内袋に取り
付ける作業を要するため、内袋の製造コストが著しく高
くなる。しかも、内袋に装着部材を取り付けることによ
り、内袋の見掛け上の嵩が数十倍以上になるため、輸送
その他の取り扱いの能率が格段に低下するのである。更
に、この内袋に粉粒体を充填したときは、装着部材が袋
口を密閉する妨げとなるので、内袋は密封性が損なわれ
て、充填物が汚染したり変質したりする不具合が生じる
。本発明は、粉粒体充填装置には充填ホッパーの下端部
に装着枠を取り付ける構造とし、この装着枠にフレキシ
ブルコンテナの開閉口を括り付けることにより、フレキ
シブルコンテナを粉体充填装置の充填ホッパーにセット
する方法を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、フレキシブル
コンテナの外袋が開閉口に取り付けられた締紐を締めた
り緩めたりすることによって、開閉口を開閉するように
なっている点を利用して、これを装着枠に取り付けるも
ので、粉粒体充填装置の充填ホッパーの下端部に支持機
構を形成して、これに装着枠を装着するように構成する
。装着枠は胴体部分を充填ホッパーの下縁の直径とほゞ
同一で、長さが数十ｍｍ〜数百ｍｍの筒状とし、その下
縁の外周に鍔状の突条を形成して、胴体部分に取り付け
た外袋の開閉口が、胴体部分からずり落ちることのない
ようにし、上縁には装着部材を形成して、これを上記支
持機構に係合させることにより、装着枠を支持機構に装
着するようにする。そして、フレキシブルコンテナの外
袋の開閉口を広げて、この装着枠の胴体部分を下から包
み込んだ後、締紐を締め付けてこれに留める手段によっ
て、上記課題を解決している。尚、内袋を有するフレキ
シブルコンテナにあっては、外袋の開閉口から内袋の袋
口を充分に引き出し、両者を広げて装着枠の胴体部分を
下から包み込んだ後、締紐を締めて、胴体部分に袋口を
括り付けた状態にする。装着枠は粉粒体充填装置の充填
ホッパーの下端部に一体的に形成した構造とすることも
出来る。この場合は、充填ホッパーの下端部に支持機構
を形成する必要はなく、装着枠には装着部材を形成する
必要はない。装着枠は、図５に示すように、胴体部分を
下に向かって広げて形成して、その下縁を突条とするこ
とも出来る。このようにすると、締紐を締めるときにそ
の締め付けが多少緩くても、外袋自体の重量、又はフレ
キシブルコンテナに粉粒体を充填することによって外袋
に作用する重量によりその部分が下降して、締め付けら
れた締紐の長さが、胴体部分の外周の長さに一致した位
置で締紐が胴体部分に圧接するので、その位置で締紐を
強く締め付けたと同じ状態となり、外袋の開閉口と内袋
の袋口は確実に装着枠に固定される。

【０００５】

【作用】本発明は、長さが数十〜数百ｍｍの筒状に形成
し、下縁の外周に鍔状の突条を形成した胴体部分を、外
袋の開閉口と、この開閉口から引き出した内袋の袋口と
で下から包み込んだ後、締紐を締めてこれに留めること
により、フレキシブルコンテナは外袋の開閉口と内袋の
袋口とが胴体部分に括り付けられた状態となり、確実に
装着枠に取り付けられる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明に係る方法を、内袋を有するフ
レキシブルコンテナを例にして具体的に説明する。この
実施例ではフレキシブルコンテナは、外袋と内袋とから
成る二層構造の粉粒体用容器であり、装着枠６は粉粒体
充填装置の充填ホッパーに対して着脱自在に形成されて
いる。このフレキシブルコンテナに粉粒体を充填すると
きは、先ず、これを装着枠６に取り付けて、この装着枠
６を粉粒体充填装置の充填ホッパーの下部に形成されて
いる支持機構に装着することによって、充填ホッパーに
セットする。フレキシブルコンテナの外袋は、容器本体
１と、この容器本体１に取り付けられた吊り紐２とによ
って構成されている。容器本体１は上面１１と胴面１２
、及び底面１３とから成る袋であって、帆布等の丈夫な
シート材を用いて形成されていて、粉粒体を充填した状
態で、これを移送したり積み重ねたりする事が出来るよ
うになっている。また、容器本体１の上面１１には開閉
口３が形成されていて、ここから本体１内に内袋を装填
したり、その内袋に粉粒体を投入して充填したりするよ
うになっている。更に、図示はしないが外袋によっては
、底面に取出口が形成されていて、外袋を吊り上げた状
態にしてここから内容物を落とし出すことが出来るよう
になっている。又、開閉口３の近くには括り紐が取り付
けられていて、内袋の袋口５１をこれで括って、袋口５
１を閉めると共に、取出口から内容物を落とし出すとき
に、内袋がここから抜け落ちることのないようになって
いる。開閉口３は容器本体１の上面１１を切り開くこと
によって形成されている。切り開かれた部分のシート片
には上縁に紐通し孔が形成されてており、これに締紐３
１が通されていて、この締紐３１を締めたり緩めたりす
ることによって開閉口３を開閉するようになっている。

【０００７】内袋はポリエチレン、その他の合成樹脂や
織布等の柔軟なフィルム材を用いて形成されていて、外
袋に内装するようになっている。内袋の胴部５は外袋の
容器本体１とほゞ同一の形状で、それよりも若干大きく
形成されていて、これに粉粒体を充填すると容器本体１
に圧着して、これ自体に張力が作用して破断することの
ないように形成されている。そして、その袋口５１は、
長さが数百ｍｍ程度の筒状に形成されていて、内袋に粉
粒体を充填するときは、これが投入ダクトとして機能し
て粉粒体が飛散したり、　不純物が入り込んだりする虞
れを無くし、　粉粒体を充填し終わったときは、これを
括ることによって袋口を閉鎖することが出来るようにな
っている。

【０００８】装着枠６は、胴体部分６１が充填ホッパー
の下縁の直径とほゞ同一で、長さが数十ｍｍ〜数百ｍｍ
の筒状を成していて、この部分にフレキシブルコンテナ
の内袋の袋口５１を取り付けるようになっている。胴体
部分６１の上縁には装着部材６２が形成されていて、こ
の装着部材６２によって装着枠６を上記粉粒体充填装置
の支持機構に装着するようになっている。又、胴体部分
６１の下縁の外周には鍔状の突条６３が形成されていて
、これに取り付けた外袋の開閉口３と内袋の袋口５１が
、胴体部分６１からずり落ちることのないようになって
いる。

【０００９】装着枠６にフレキシブルコンテナを取り付
けるには、先ず、外袋の開閉口３から内袋の袋口５１を
充分に引き出す。そして外袋の開閉口３と内袋の袋口５
１を広げて、装着枠６の胴体部分６１を下から包み込み
、次いで、締紐３１を締めてこれに留める。すると、外
袋は開閉口３が締紐３１によって胴体部分６１に括り付
けられた状態になって、装着枠６に取り付けられ、同時
に内袋の袋口５１が締紐３１によって胴体部分６１に縛
り付けられた状態になって、装着枠６に取り付けられる
。

【０００１０】

【発明の効果】以上詳述したように本発明は、粉粒体充
填装置の充填ホッパーに内袋を取り付ける仲立ちをする
装着枠の胴体部分を、長さが数十〜数百ｍｍの筒状に形
成して、その下縁の外周に鍔状の突条を形成し、この胴
体部分を外袋の開閉口から充分に引き出した内袋の袋口
と外袋の開閉口とで下から包み込んだ後、締紐を締めて
これに留める方法であって、極めて簡単な操作で袋口を
充填ホッパーに取り付けることが出来る上、粉粒体を充
填した後は装着枠から取り外して袋口を密封することが
出来るので、粉粒体が汚染したり、級湿したりする不具
合が解消される。しかも、内袋を製袋する段階でその袋
口に装着枠を取り付ける必要がないので、フレキシブル
コンテナの製造コストが著しく低くなり、輸送その他の
取り扱いの能率が向上する利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】フレキシブルコンテナの外袋の一例を示す斜視
図である。

【図２】フレキシブルコンテナの内袋の一例を示す斜視
図である。

【図３】内袋を粉粒体充填装置の充填ホッパーに取り付
ける方法を示す説明図である。

【図４】内袋を粉粒体充填装置の充填ホッパーに取り付
ける方法を示す説明図である。

【図５】装着枠の他の一例を示す縦断面図である。

【符号の説明】 １　　容器本体 ２　　吊り紐 ３　　開閉口 ５　　胴部 ６　　装着枠 １１　　上面 １２　　胴面 １３　　底面 ３１　　締紐 ５１　　袋口 ６１　　胴体部分 ６２　　装着部材 ６３　　突条

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　フレキシブルコンテナの外袋の開閉口
   を広げて、装着枠の胴体部分を下から包み込んだ後、外
   袋の締紐を締めてこれに留めるもので、装着枠は充填ホ
   ッパーの下縁の直径よりも若干大きく、長さが数十〜数
   百ｍｍの筒状に形成した胴体部分の下縁の外周に鍔状の
   突条を形成したものであることを特徴とするフレキシブ
   ルコンテナを装着枠に取付ける方法。
2. 【請求項２】　　装着枠の胴体部分を下に向かって広げ
   て形成して、その下縁を突条としたことを特徴とする請
   求項１のフレキシブルコンテナを装着枠に取付ける方法
   。
3. 【請求項３】　　装着枠は粉粒体充填装置の充填ホッパ
   ーの下端部に一体的に形成されたものであることを特徴
   とする請求項１又は２のフレキシブルコンテナを装着枠
   に取付ける方法。
4. 【請求項４】　　装着枠は胴体部分の上縁に装着部材が
   形成されていて、粉粒体充填装置の充填ホッパーの下端
   部に形成された支持機構に装着部材を係合させることに
   より、充填ホッパーの下端に装着するように構成されて
   いることを特徴とする請求項１、２又は３のフレキシブ
   ルコンテナを装着枠に取付ける方法。
5. 【請求項５】　　フレキシブルコンテナは胴部が外袋と
   ほゞ同形で、袋口が筒状に形成された内袋を有するもの
   であることを特徴とする請求項１、２、３又は４のフレ
   キシブルコンテナを装着枠に取付ける方法。