JPH04337020A - 筒体内面のレーザ焼入れ方法 - Google Patents
筒体内面のレーザ焼入れ方法Info
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- JPH04337020A JPH04337020A JP3136015A JP13601591A JPH04337020A JP H04337020 A JPH04337020 A JP H04337020A JP 3136015 A JP3136015 A JP 3136015A JP 13601591 A JP13601591 A JP 13601591A JP H04337020 A JPH04337020 A JP H04337020A
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- 238000010791 quenching Methods 0.000 title abstract description 8
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 title abstract description 8
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- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒体内面のレーザ焼入
れ方法、特にそのレーザ焼入れ幅の補正方法に関する。
れ方法、特にそのレーザ焼入れ幅の補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の方法としては、例えば図
7に示すようなものがある。
7に示すようなものがある。
【0003】この方法は、レーザ発振器1より放射され
たレーザ光2を、平面反射鏡3及び集束用(凸レンズ)
等を有する照射光学系5により、焼入れしようとする、
例えば内燃機関のシリンダ等の筒体6内に導くとともに
、筒体6内に配設した平面鏡(凹面鏡、凸面鏡又はその
他の反射鏡とすることもある)とした反射鏡7により、
筒体6の内面6aに向かって反射し、かつ反射鏡7を、
適宜の回転手段8により、筒体6の中心軸線L又はそれ
と平行な軸線まわりに回転させることにより、筒体6の
内面6aを、レーザ光2により円周方向に走査して焼入
れするものである。
たレーザ光2を、平面反射鏡3及び集束用(凸レンズ)
等を有する照射光学系5により、焼入れしようとする、
例えば内燃機関のシリンダ等の筒体6内に導くとともに
、筒体6内に配設した平面鏡(凹面鏡、凸面鏡又はその
他の反射鏡とすることもある)とした反射鏡7により、
筒体6の内面6aに向かって反射し、かつ反射鏡7を、
適宜の回転手段8により、筒体6の中心軸線L又はそれ
と平行な軸線まわりに回転させることにより、筒体6の
内面6aを、レーザ光2により円周方向に走査して焼入
れするものである。
【0004】回転手段8は、例えば筒体6内に挿入した
回転筒9の底部に反射鏡7を支持し、この回転筒9を、
その外周に形成したウォームホイール10とそれに噛合
するウォーム11とを介して、適宜の支持体(図示略)
に設けたモータ12により回転させるような構成とする
ことができる。13は、回転筒9に穿設したレーザ光2
通過用の窓孔である。
回転筒9の底部に反射鏡7を支持し、この回転筒9を、
その外周に形成したウォームホイール10とそれに噛合
するウォーム11とを介して、適宜の支持体(図示略)
に設けたモータ12により回転させるような構成とする
ことができる。13は、回転筒9に穿設したレーザ光2
通過用の窓孔である。
【0005】なお、反射鏡7を筒体6の中心軸線Lまわ
りに回転させるだけでなく、適宜の移動手段(図示略)
により、反射鏡7及び集束用レンズ4を筒体6の中心軸
線L方向にも移動させることにより、レーザ光2を筒体
6の内面6aに螺旋状に走査させることができる。また
、回転する反射鏡7の外側に、複数の透光部と遮光部と
を円周方向に交互に配設した円筒状遮光部材(図示略)
を設け、これを反射鏡7の1回転当りに、透光部(又は
遮光部)の2分の1ピッチ分だけ中心軸線Lまわりに回
動させることにより、筒体6の内面6aに、照射部と非
照射部とが螺旋方向に断続し、全体として疑似市松模様
を呈するパターンでレーザ焼入れすることができる。
りに回転させるだけでなく、適宜の移動手段(図示略)
により、反射鏡7及び集束用レンズ4を筒体6の中心軸
線L方向にも移動させることにより、レーザ光2を筒体
6の内面6aに螺旋状に走査させることができる。また
、回転する反射鏡7の外側に、複数の透光部と遮光部と
を円周方向に交互に配設した円筒状遮光部材(図示略)
を設け、これを反射鏡7の1回転当りに、透光部(又は
遮光部)の2分の1ピッチ分だけ中心軸線Lまわりに回
動させることにより、筒体6の内面6aに、照射部と非
照射部とが螺旋方向に断続し、全体として疑似市松模様
を呈するパターンでレーザ焼入れすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の方
法においては、平面反射鏡3の平面度の狂いや集束用レ
ンズの収差その他の原因により、反射鏡7に入射するレ
ーザ光2のスポット形状が真円とならず、楕円形、長円
形又はその他の形状となることがある。
法においては、平面反射鏡3の平面度の狂いや集束用レ
ンズの収差その他の原因により、反射鏡7に入射するレ
ーザ光2のスポット形状が真円とならず、楕円形、長円
形又はその他の形状となることがある。
【0007】このような状態でレーザ光2が反射鏡7に
入射し、反射鏡7により反射され、かつ反射鏡7の回転
により、筒体6の内面6aを円周方向に走査されて、レ
ーザ焼入れが行われると、焼入れ幅と焼入れ深さとが周
期的に変動し、不均一になるという問題点がある。
入射し、反射鏡7により反射され、かつ反射鏡7の回転
により、筒体6の内面6aを円周方向に走査されて、レ
ーザ焼入れが行われると、焼入れ幅と焼入れ深さとが周
期的に変動し、不均一になるという問題点がある。
【0008】例えば、図8に示すように、反射鏡7に入
射するレーザ光2が、左右方向に長い楕円形であるとす
ると、反射鏡7により0°の方向に向かって反射された
ときのレーザスポット形状S1は、筒体6の中心軸線L
と平行なX軸方向に長い楕円形となり、この状態から、
反射鏡7の回転により、レーザ光2が図8の時計方向に
振りまわされるとすると、90°のときのレーザスポッ
ト形状S2と270°のときのレーザスポット形状S4
は筒体6の円周方向であるY方向に長い楕円形となり、
180°のときのレーザスポット形状S3は、0°のと
きのレーザスポット形状S1と同様のX方向に長い楕円
形となる。
射するレーザ光2が、左右方向に長い楕円形であるとす
ると、反射鏡7により0°の方向に向かって反射された
ときのレーザスポット形状S1は、筒体6の中心軸線L
と平行なX軸方向に長い楕円形となり、この状態から、
反射鏡7の回転により、レーザ光2が図8の時計方向に
振りまわされるとすると、90°のときのレーザスポッ
ト形状S2と270°のときのレーザスポット形状S4
は筒体6の円周方向であるY方向に長い楕円形となり、
180°のときのレーザスポット形状S3は、0°のと
きのレーザスポット形状S1と同様のX方向に長い楕円
形となる。
【0009】その結果、筒体6の内面6aにおけるレー
ザ焼入部14の焼入れ幅Wは、0°のときと180°の
ときに最大となり、90°のときと270°のときに最
小となる。
ザ焼入部14の焼入れ幅Wは、0°のときと180°の
ときに最大となり、90°のときと270°のときに最
小となる。
【0010】また、焼入れ深さは、焼入れ幅Wが最大の
ときは、レーザ光2のエネルギ密度がX方向に拡散され
るので、焼入れ幅Wと反対に、0°のときと180°の
ときが最小となり、90°のときと270°のときが最
大となる。
ときは、レーザ光2のエネルギ密度がX方向に拡散され
るので、焼入れ幅Wと反対に、0°のときと180°の
ときが最小となり、90°のときと270°のときが最
大となる。
【0011】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、回転する反射鏡に入射する前のレーザ
光のスポット形状の変形を補正しつつ、筒体の内面をほ
ぼ円周方向に走査して、焼入れ幅と焼入れ深さが均一な
レーザ焼入れを行うことができる筒体内面のレーザ焼入
れ方法を提供することを目的としている。
な問題点に鑑み、回転する反射鏡に入射する前のレーザ
光のスポット形状の変形を補正しつつ、筒体の内面をほ
ぼ円周方向に走査して、焼入れ幅と焼入れ深さが均一な
レーザ焼入れを行うことができる筒体内面のレーザ焼入
れ方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、レーザ発振器より放射されたレーザ光を、
集束用レンズを有する照射光学系により、焼入れしよう
とする筒体内に導くとともに、前記筒体内に配設した反
射鏡により、筒体の内面に向かって反射し、かつ前記反
射鏡を、筒体の中心軸線と平行な軸線まわりに回転させ
ることにより、筒体の内面を、レーザ光により円周方向
に走査して焼入れする筒体内面のレーザ焼入れ方法にお
いて、前記反射鏡に入射するレーザ光の断面形状の真円
度の狂いに応じて、前記照射光学系における集束用レン
ズと反射鏡との光軸距離を、反射鏡の回転周期に同期し
て変化させることにより、筒体内面のレーザ焼入れ幅を
補正することを特徴としている。
、本発明は、レーザ発振器より放射されたレーザ光を、
集束用レンズを有する照射光学系により、焼入れしよう
とする筒体内に導くとともに、前記筒体内に配設した反
射鏡により、筒体の内面に向かって反射し、かつ前記反
射鏡を、筒体の中心軸線と平行な軸線まわりに回転させ
ることにより、筒体の内面を、レーザ光により円周方向
に走査して焼入れする筒体内面のレーザ焼入れ方法にお
いて、前記反射鏡に入射するレーザ光の断面形状の真円
度の狂いに応じて、前記照射光学系における集束用レン
ズと反射鏡との光軸距離を、反射鏡の回転周期に同期し
て変化させることにより、筒体内面のレーザ焼入れ幅を
補正することを特徴としている。
【0013】
【作用】反射鏡に入射するときのレーザ光のスポット形
状が例えば楕円形である場合は、反射鏡によりレーザ光
を前記楕円の長軸方向に反射させる際には、集束用レン
ズと反射鏡との光軸距離を、筒体の内面のスポット形状
が小となるように、また上記楕円の短軸方向に反射させ
る際には、上記光軸距離を、筒体の内面のスポット形状
が大となるように、それぞれ変化させることにより、筒
体の内面におけるレーザ焼入れ幅は円周方向に関してほ
ぼ均一になるとともに、焼入れ深さもほぼ均一となる。
状が例えば楕円形である場合は、反射鏡によりレーザ光
を前記楕円の長軸方向に反射させる際には、集束用レン
ズと反射鏡との光軸距離を、筒体の内面のスポット形状
が小となるように、また上記楕円の短軸方向に反射させ
る際には、上記光軸距離を、筒体の内面のスポット形状
が大となるように、それぞれ変化させることにより、筒
体の内面におけるレーザ焼入れ幅は円周方向に関してほ
ぼ均一になるとともに、焼入れ深さもほぼ均一となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の方法の実施要領を図1及び図
2を参照して説明する。なお、図7及び図8に示す従来
のものと同一の部材には同一の符号を付して図示し、そ
の詳細な説明は省略する。
2を参照して説明する。なお、図7及び図8に示す従来
のものと同一の部材には同一の符号を付して図示し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0015】本発明によると、図1に示す照射光学系5
における集束用レンズ4と反射鏡7との光軸距離Tを、
反射鏡7の回転周期に同期して変化させる。
における集束用レンズ4と反射鏡7との光軸距離Tを、
反射鏡7の回転周期に同期して変化させる。
【0016】例えば、反射鏡7に入射するレーザ光2が
、図8に示すものと同様の左右方向に長い楕円形である
とすると、従来の方法でレーザ焼入れすると、レーザ焼
入部14の焼入れ幅Wは、図2に想像線で示すようにな
る(図2の想像線は図8の実線と同一である)。
、図8に示すものと同様の左右方向に長い楕円形である
とすると、従来の方法でレーザ焼入れすると、レーザ焼
入部14の焼入れ幅Wは、図2に想像線で示すようにな
る(図2の想像線は図8の実線と同一である)。
【0017】それに対して、本実施例においては、図2
に実線で示すようにレーザ光2が、反射鏡7により0°
の方向と180°の方向に反射されているときは、光軸
距離Tを、図3に示すT1のように大とすることにより
、そのときのレーザスポット形状S5及びS7の長軸方
向(X方向)の寸法が、所望の焼入れ幅WOに一致する
ようにし、またレーザ光2が反射鏡7により90°の方
向と270°の方向に反射されているときは、光軸距離
Tを、図3に示すT2のように小とすることにより、そ
のときのレーザスポット形状S6及びS8の短軸方向(
X方向)の寸法が、所望の焼入れ幅WOに一致するよう
にする。このときの光軸距離Tの変化の仕方は、図3に
実線で示すようなサインカーブを描くようにするのがよ
い。
に実線で示すようにレーザ光2が、反射鏡7により0°
の方向と180°の方向に反射されているときは、光軸
距離Tを、図3に示すT1のように大とすることにより
、そのときのレーザスポット形状S5及びS7の長軸方
向(X方向)の寸法が、所望の焼入れ幅WOに一致する
ようにし、またレーザ光2が反射鏡7により90°の方
向と270°の方向に反射されているときは、光軸距離
Tを、図3に示すT2のように小とすることにより、そ
のときのレーザスポット形状S6及びS8の短軸方向(
X方向)の寸法が、所望の焼入れ幅WOに一致するよう
にする。このときの光軸距離Tの変化の仕方は、図3に
実線で示すようなサインカーブを描くようにするのがよ
い。
【0018】このように、光軸距離Tを反射鏡7の回転
周期に同期して変化させることにより、筒体6の内面6
aに形成されるレーザ焼入部15の焼入れ幅W1は、従
来方法によるレーザ焼入部14のものに対して補正され
て、常に所望の焼入れ幅WOに一致するか、又は近似す
る。
周期に同期して変化させることにより、筒体6の内面6
aに形成されるレーザ焼入部15の焼入れ幅W1は、従
来方法によるレーザ焼入部14のものに対して補正され
て、常に所望の焼入れ幅WOに一致するか、又は近似す
る。
【0019】上記の例は、図4に略示するように、レー
ザ光2が、集束用レンズ4の焦点Oに集束する以前に反
射鏡7により反射され、かつ反射後の焦点O′に集束す
る以前に筒体6の内面6aに照射されるようにした場合
であるが、図5に略示するように、レーザ光2が、集束
用レンズ4の焦点Oに集束する以前に反射鏡7により反
射され、かつ反射後の焦点O′に集束した後若干拡散さ
れてから(又は焦点Oに集束した後に拡散される途中で
反射鏡7により反射されてから)、筒体6の内面6aに
照射されるようにした場合は、図4の場合とは逆に、光
軸距離Tを大とすればするほど、レーザスポット形状は
大となるので、レーザ焼入部15を図2に示すように補
正するには、光軸距離Tを、図3に想像線で示すように
、実線のものより位相を90°ずらせたサインカーブを
描くように変化させればよい。
ザ光2が、集束用レンズ4の焦点Oに集束する以前に反
射鏡7により反射され、かつ反射後の焦点O′に集束す
る以前に筒体6の内面6aに照射されるようにした場合
であるが、図5に略示するように、レーザ光2が、集束
用レンズ4の焦点Oに集束する以前に反射鏡7により反
射され、かつ反射後の焦点O′に集束した後若干拡散さ
れてから(又は焦点Oに集束した後に拡散される途中で
反射鏡7により反射されてから)、筒体6の内面6aに
照射されるようにした場合は、図4の場合とは逆に、光
軸距離Tを大とすればするほど、レーザスポット形状は
大となるので、レーザ焼入部15を図2に示すように補
正するには、光軸距離Tを、図3に想像線で示すように
、実線のものより位相を90°ずらせたサインカーブを
描くように変化させればよい。
【0020】図3に示すサインカーブの振幅や位相は、
反射鏡7に入射するレーザ光2の断面形状に応じて定め
る。すなわち、その断面形状が真円である場合は上記の
ような補正を行う必要はないが、楕円又は長円の場合に
は、その長軸寸法と短軸寸法との差が大であるほど振幅
を大とし、かつその長軸の方向と同一方向にレーザ光2
が反射鏡7により反射されるときの反射鏡7の回転角を
0°と定めるのがよい。
反射鏡7に入射するレーザ光2の断面形状に応じて定め
る。すなわち、その断面形状が真円である場合は上記の
ような補正を行う必要はないが、楕円又は長円の場合に
は、その長軸寸法と短軸寸法との差が大であるほど振幅
を大とし、かつその長軸の方向と同一方向にレーザ光2
が反射鏡7により反射されるときの反射鏡7の回転角を
0°と定めるのがよい。
【0021】また、実際には、集束用レンズ4を固定し
た状態で、試験用の筒体6の内面6aを照射して、その
ときのレーザスポット形状を測定したり、その状態で反
射鏡7を1回転させて、そのときの筒体6の内面6aの
照射領域の変化の状態を測定したり、又は反射鏡7に入
射する前の光軸上に試験片を直角に挿入して、レーザ光
2の断面形状、特にその長軸寸法と短軸寸法等を測定し
、それらの測定値と、集束用レンズ4の焦点距離、所望
の焼入幅WO、集束用レンズ4と反射鏡7と筒体6の内
面6aとの相互の距離等に基づいて、計算により、又は
実際にレーザ光2を試験用の筒体6の内面6aに照射し
つつ、上記の図3に示すサインカーブの振幅や位相等の
補正量を定めるのがよい。
た状態で、試験用の筒体6の内面6aを照射して、その
ときのレーザスポット形状を測定したり、その状態で反
射鏡7を1回転させて、そのときの筒体6の内面6aの
照射領域の変化の状態を測定したり、又は反射鏡7に入
射する前の光軸上に試験片を直角に挿入して、レーザ光
2の断面形状、特にその長軸寸法と短軸寸法等を測定し
、それらの測定値と、集束用レンズ4の焦点距離、所望
の焼入幅WO、集束用レンズ4と反射鏡7と筒体6の内
面6aとの相互の距離等に基づいて、計算により、又は
実際にレーザ光2を試験用の筒体6の内面6aに照射し
つつ、上記の図3に示すサインカーブの振幅や位相等の
補正量を定めるのがよい。
【0022】光軸距離Tを変化させる具体的手段はどの
ようなものでもよいが、例えば図6に示すような手段を
用いることができる。
ようなものでもよいが、例えば図6に示すような手段を
用いることができる。
【0023】図6において、図1に示す部材に対応する
部材には同一の符号を付して図示し、それらについての
詳細な説明は省略する。
部材には同一の符号を付して図示し、それらについての
詳細な説明は省略する。
【0024】図6に示す装置においては、レーザ発振器
1の側面に固着した上下方向を向くガイドレール20に
、昇降ヘッド21を摺動自在に装着し、この昇降ヘッド
21を、レーザ発振器1の側面に設けたモータ22によ
り、昇降ヘッド21に穿設したねじ孔(図示略)に螺合
する上下方向を向くねじ杆23を正逆回転させることに
よって昇降させるようにし、昇降ヘッド21には、照射
光学系5における平面反射鏡3を支持する固定鏡筒24
の下向き筒部24aに摺動自在に嵌合した可動鏡筒25
を支持させるとともに、可動鏡筒25の下部に回転自在
に嵌合した回転筒9及びその回転手段8を支持させてい
る。可動鏡筒25内には、集束用レンズ4を支持するレ
ンズ支持筒26を上下方向に摺動自在に嵌合し、このレ
ンズ支持筒26を、その外側面に形成した上下方向のラ
ック27と、可動鏡筒25の要所に切設した窓孔25a
を介してラック27と噛合するピニオン28と、このピ
ニオン28を回転させるモータ29とからなるレンズ昇
降手段30により昇降させるようにしてある。
1の側面に固着した上下方向を向くガイドレール20に
、昇降ヘッド21を摺動自在に装着し、この昇降ヘッド
21を、レーザ発振器1の側面に設けたモータ22によ
り、昇降ヘッド21に穿設したねじ孔(図示略)に螺合
する上下方向を向くねじ杆23を正逆回転させることに
よって昇降させるようにし、昇降ヘッド21には、照射
光学系5における平面反射鏡3を支持する固定鏡筒24
の下向き筒部24aに摺動自在に嵌合した可動鏡筒25
を支持させるとともに、可動鏡筒25の下部に回転自在
に嵌合した回転筒9及びその回転手段8を支持させてい
る。可動鏡筒25内には、集束用レンズ4を支持するレ
ンズ支持筒26を上下方向に摺動自在に嵌合し、このレ
ンズ支持筒26を、その外側面に形成した上下方向のラ
ック27と、可動鏡筒25の要所に切設した窓孔25a
を介してラック27と噛合するピニオン28と、このピ
ニオン28を回転させるモータ29とからなるレンズ昇
降手段30により昇降させるようにしてある。
【0025】しかして、回転手段8による回転筒9及び
反射鏡7の回転周期に同期させて、レンズ昇降手段30
によりレンズ支持筒26を上記したような態様で昇降さ
せる。このときの回転手段8及びレンズ昇降手段30の
制御は公知の数値制御により行う。
反射鏡7の回転周期に同期させて、レンズ昇降手段30
によりレンズ支持筒26を上記したような態様で昇降さ
せる。このときの回転手段8及びレンズ昇降手段30の
制御は公知の数値制御により行う。
【0026】また、回転手段8による反射鏡7の回転周
期に同期させて、モータ22によりねじ杆23を正転又
は逆転させ、昇降ヘッド21を微小ピッチで上昇又は下
降させることにより、レーザ光2により、筒体6の内面
6aを螺旋状に走査して、螺旋状のレーザ焼入れを行う
ことができる。
期に同期させて、モータ22によりねじ杆23を正転又
は逆転させ、昇降ヘッド21を微小ピッチで上昇又は下
降させることにより、レーザ光2により、筒体6の内面
6aを螺旋状に走査して、螺旋状のレーザ焼入れを行う
ことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、回転する反射鏡に入射
するレーザ光の断面状の真円度の狂いに応じて、照射光
学系における集束用レンズと反射鏡との光軸距離を、反
射鏡の回転周期に同期して変化させることにより、筒体
内面のレーザ焼入れ幅を常時ほぼ均一になるように補正
することができ、それによって、焼入れ深さもほぼ均一
にすることができる。
するレーザ光の断面状の真円度の狂いに応じて、照射光
学系における集束用レンズと反射鏡との光軸距離を、反
射鏡の回転周期に同期して変化させることにより、筒体
内面のレーザ焼入れ幅を常時ほぼ均一になるように補正
することができ、それによって、焼入れ深さもほぼ均一
にすることができる。
【図1】本発明の方法の一実施状況を示すレーザ焼入装
置の要部の一部切欠概略斜視図である。
置の要部の一部切欠概略斜視図である。
【図2】本発明の方法によるレーザ焼入れ状況と従来方
法によるレーザ焼入れ状況とを比較して示す作用説明図
である。
法によるレーザ焼入れ状況とを比較して示す作用説明図
である。
【図3】図2における本発明の方法の実施時の反射鏡の
回転角度と光軸距離Tとの関係を示す図である。
回転角度と光軸距離Tとの関係を示す図である。
【図4】図1に示す装置の光学的構成を略示する概略正
面図である。
面図である。
【図5】図4に示す装置の変形例の概略正面図である。
【図6】光軸距離Tを変化させるための具体的手段の一
例を示すレーザ焼入装置の縦断正面図である。
例を示すレーザ焼入装置の縦断正面図である。
【図7】従来の方法の一実施状況を示す図1と同様の一
部切欠概略斜視図である。
部切欠概略斜視図である。
【図8】従来の方法の作用を説明するための作用説明図
である。
である。
1 レーザ発振器
2 レーザ光
3 平面反射鏡
4 集束用レンズ
5 照射光学系
6 筒体
6a 内面
7 反射鏡
8 回転手段
9 回転筒
10 ウォームホィール
11 ウォーム
12 モータ
13 窓孔
15 レーザ焼入部
T,T1,T2 光軸距離
W,WO,W1 焼入れ幅
Claims (1)
- 【請求項1】レーザ発振器より放射されたレーザ光を、
集束用レンズを有する照射光学系により、焼入れしよう
とする筒体内に導くとともに、前記筒体内に配設した反
射鏡により、筒体の内面に向かって反射し、かつ前記反
射鏡を、筒体の中心軸線と平行な軸線まわりに回転させ
ることにより、筒体の内面を、レーザ光により円周方向
に走査して焼入れする筒体内面のレーザ焼入れ方法にお
いて、前記反射鏡に入射するレーザ光の断面形状の真円
度の狂いに応じて、前記照射光学系における集束用レン
ズと反射鏡との光軸距離を、反射鏡の回転周期に同期し
て変化させることにより、筒体内面のレーザ焼入れ幅を
補正することを特徴とする筒体内面のレーザ焼入れ方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3136015A JPH04337020A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 筒体内面のレーザ焼入れ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3136015A JPH04337020A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 筒体内面のレーザ焼入れ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04337020A true JPH04337020A (ja) | 1992-11-25 |
Family
ID=15165193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3136015A Withdrawn JPH04337020A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 筒体内面のレーザ焼入れ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04337020A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100371465C (zh) * | 2005-07-29 | 2008-02-27 | 上海海事大学 | 激光淬火时光斑位姿的控制方法 |
KR20200094828A (ko) * | 2019-01-22 | 2020-08-10 | 주식회사 디이엔티 | 금속 3d 프린터의 레이저 헤드 광축 거리조절장치 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3136015A patent/JPH04337020A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100371465C (zh) * | 2005-07-29 | 2008-02-27 | 上海海事大学 | 激光淬火时光斑位姿的控制方法 |
KR20200094828A (ko) * | 2019-01-22 | 2020-08-10 | 주식회사 디이엔티 | 금속 3d 프린터의 레이저 헤드 광축 거리조절장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |