JPH04336133A - 便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、特に男性の小用の際に
使用され、小便の、周囲への飛散を防止する便器に関す
る。

【０００２】

【背景技術】特に男性の小用の際に使用される小便器と
しては、例えば、デパートや駅等の公衆の場所では、そ
の便所内に設けられた壁掛ストール小便器や、大型袖付
ストール小便器、あるいは台付小便器等が知られている
。また、一般の家庭でも、大便器と壁掛ストール型等の
小便器とが取付けられていることも多い。このような専
用の小便器を使用する際は、小便が飛散して便器の周囲
を汚したりしないように、各種の便器に袖部が設けられ
ていたり、便器の取付け位置が、男性が小用を足す際の
平均的な高さに設置されているので、小便が便器に掛か
ったり、便器の周囲に飛散したりすることは少ない。 ところが、洋風大便器を取付けてこの大便器を男性の小
便器として使用したり、大小便を兼ねる両用便器を取付
けてある家庭等も多く、このような家庭では、男性が小
用を足す際は、洋風大便器や、両用便器を使用している
。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洋風大
便器を男性の小用の際に使用する場合、小用の位置と洋
風大便器の位置とが大きく離れているので、小便が飛散
して便器に掛かったり、便器の周囲に飛散したりして、
便器やその周囲を汚したりすることが多い。このような
問題は、両用便器を使用する場合でも同じように生じて
いる。すなわち、両用便器はその設置に際して、便器を
段差を付けた場所に設け、大小便の際の高さの位置を変
えた構造であるが、構造上それほど段差を付けることは
できず、依然として小用の位置と両用便器の位置とが大
きく離れており、小便が飛散して便器に掛かったり、便
器の周囲に飛散したりして、便器やその周囲を汚したり
する。特に、急いで用足しする場合等、このようなこと
が多い。

【０００４】また、前記洋風大便器や両用便器には、壁
掛ストール小便器等のように小便の飛散を防止する袖部
もないので、なおさら、上記の問題は生じている。その
結果、便器やその周囲が汚くなり、便所内に悪臭が漂っ
たり、便所の床面が変色したりして、便所の掃除等が大
変である。ここに、本発明の目的は、座って用を足す便
器本体において、男性の小用の際に便器やその周囲への
小便の飛散を防止できる便器を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、座って使用す
る便器本体に、上下方向に伸縮自在な略筒型形状の補助
具を設けて便器を構成したものである。

【０００６】

【作用】このような本発明によれば、男性の小用の際に
は、伸縮自在な略筒型形状の補助具を伸ばして使用する
。このように使用すれば、小用の位置と便器の位置とが
近くなって、小便が飛散して便器に掛かったり、便器の
周囲を汚したりすることが少なくなり、前記目的が達成
される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１には、本実施例に係る便器１を男性が小用
の際に使用する状態が、図２には、便器１を男性または
女性が使用する際の状態が、図３には、便器１が使用さ
れていない時の状態図が、それぞれ示されている。これ
らの図に示されるように、本実施例の便器１は、座って
使用する便器本体である洋風大便器２に補助具３を取付
けて構成されている。

【０００８】この補助具３は、略筒型形状の例えば、プ
ラスチック等を蛇腹状に形成した補助具本体４と、この
補助具本体４の上端部に取付けられた便座５と、この便
座５にヒンジ６を介して開閉自在に設けられた蓋７を備
えて構成されている。そして、この補助具３は、図４に
その詳細が示されているように補助具本体４の下端部に
形成された係合部３Ａにより、洋風大便器２の上部端縁
２Ａに着脱可能に取付けられる。

【０００９】このような本実施例の便器１を使用するに
は、男性が小用を足す際には、図１に示すように蓋７を
開いて使用すればよい。つまり、蛇腹が延びて略筒型形
状の補助具本体４の高さが高くなった状態で使用すれば
よい。また、男性と女性とが使用する際は、図２に示す
ように補助具３の便座５上に座ればよい。そうすると、
人の重みで蛇腹が縮まり、補助具３をつけない通常の便
器と同様の使用方法とすることができる。

【００１０】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、便器１を使用するには、男性が
小用を足す際には、蓋７を開いて使用すればよく、この
場合、蛇腹が延びて補助具３の高さが高くなっているの
で、小用の位置と補助具３の位置とが近くなり、小便が
便器等に掛かったり、便器の周囲に飛散したりすること
が少なくなる。その結果、便所の汚れ等が少なくなって
、掃除等も楽になるという効果がある。

【００１１】また、本発明の便器１は、蛇腹状の補助具
本体４等からなる補助具３を便器本体２に取付けるだけ
でよく、その補助具３も構造が簡単であり、さらに、こ
の補助具３を、例えば、黄色や水色等各種のカラーで構
成すれば、見栄えもよくなり、便所が汚いというイメー
ジを払拭することができる。

【００１２】さらに、補助具３は着脱自在とされている
ので、補助具３を取り外せば、便器本体２も補助具３も
掃除等がし易いという効果もある。また、補助具３の補
助具本体４は蛇腹の寸法を自在に変えることができるの
で、高さ調整が簡単となり、家族構成に対応した便器を
構成することができる。また、補助具本体４は蛇腹状に
形成されているので、使用する際、この蛇腹がクッショ
ンの役目をし、使用感がよいという効果がある。

【００１３】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形等を含むものである
。すなわち、前記実施例では、補助具３を洋風大便器２
に取付けているが、これに限らず、両用便器にも取付け
ることができるし、和風の大便器にも使用することがで
きる。

【００１４】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。

【００１５】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明の便器に
よれば、座って用を足す便器本体において、男性の小用
の際に便器やその周囲への小便の飛散を防止できるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る便器の使用状態図である。

【図２】本発明に係る便器の使用状態図である。

【図３】本発明に係る便器の未使用状態図である。

【図４】補助具３の取付け状態図である。

【符号の説明】

１　　便器 ２　　便器本体 ２Ａ　　上部端縁 ３　　補助具 ４　　補助具本体 ５　　便座 ６　　ヒンジ ７　　蓋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　座って使用する便器本体に、上下方向
   に伸縮自在な略筒型形状の補助具を設けたことを特徴と
   する便器。