JPH0433612A - 米流出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、米びつや自動炊飯器に最適な米流出装置に関
する。

（ロ）従来の技術 米びつには本体の上部に逆皿状の米収容器（ホッパー）
を設け、該米収容器の下部より流出する米を計量しそ他
の容器に受ける様にしている。また、この様な構成を基
にして自動的に米収容器の下部に設けた流出口を開口状
態とし所定量の米計量を行った後炊飯動作を実行する自
動炊飯器が提案されている。（特公平１−１６１６８号
公報）そして、前記米収容器の下部には米を所定の容器
や通路或は機構に流出するために米菓内用の筒状部材が
設けられている。

ところが、前記米収容器及び筒状部材はその大きさや形
状及び重量面での制約から合成樹脂により形成されるが
、米の流出時にこの米と合成樹脂材との接触によって合
成樹脂材に静電気を生じこの静電気によって付着した米
が本体の振動等によっていつまでも落下して本体内に飛
散する欠点があった。

特に、自動炊飯器の様に米計量を自動的に行うものにお
いては計量後の殆どの米は一度に落下するが、その一部
は計量機構の下部に付着して洗米機構等の自動機構に落
下し該機構の動作が鈍ったり落下した米にカビを生じ不
衛生であった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は、米収容器から流出筒を介して流出する米の流
れをスムーズに行うことを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は米収容器と、該米収容器の適所に設けた流出口
と、該流出口に連通した流出筒体を有し、米収容器内の
米を流出口と流出筒体を介して流出するものにおいて、
前記米収容器と流出筒体の両方或は何れか一方を合成樹
脂材により形成するとともにその合成樹脂材の内壁面に
導電部材を有した構成とする。

（ホ）作　用 本発明は、米の流出時にこの米と合成樹脂材との摩擦に
よる合成樹脂材の静電気の発生がなく米が米収容器や流
出筒体の内壁に付着することがなくなる。

（へ）実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例で
は米計量から洗米、炊飯までを自動的に行う自動炊飯器
について説明する。

（１）は炊飯器本体、（２）は該本体の上部に設けられ
合成樹脂材によって逆皿状に形成した米収容器で、下部
に流出口（３）を形成している。（４）は前記流出口（
３）に連通した状態で前記米収容器（２）に固定した米
計量機構で、筒状の取入部（５）とピン（６）によって
一部を軸支し前記取入部（５）内に交互に出入りする仕
切片（７）と計量片（８）とを備えた回動板（９）と該
回動板の仕切片（７）が常時取入部（５）内に入いり込
む様に附勢したスプリング（１０）と通電により前記回
動板（９）を引っ張り仕切片（７）を引き計量片（８）
を取入部（５）内に入れるプランジャー（１１）とから
構成する。（１２）は前記米計量機構（４）の下部に取
り付けられた取入部（５）と連通する合成樹脂製の流出
筒体で、米が後述の洗米機構（１４）に落下する様に先
細状に形成するとともに内壁面にクロムメツキよりなる
導電部材（１３）を形成している。

斯して、米計量機構（４）は流出口（３）と流出筒体（
１２）との間に配設される。

（１４）は水ノズル（１５）と洗米容器（１６）と該洗
米容器を洗米位置と米落下、未収納位置とに揺動するリ
ンク機構（１７）とからなる洗米機構である。

（１８）は前後にスライド自在に設けた炊飯器で、ヒー
タ（１９）、鍋（２０）を有している。

（２１）は前記鍋（２０）の開口を開閉する蓋開閉機構
で、蓋体（２２）と昇降部（２３）と駆動部（２４）を
有している。

次に動作について述べる。予め、米を米収容器（２）内
に収納しておき、所望炊飯量の設定を行い炊飯動作をス
タートさせると、第２図の状態からプランジャー（１１
）が附勢され仕切片（７）によって止められていた米は
流出筒体（１２）に流れ込み洗米容Ｂ（１６）内に落下
するとともに計量片（８）が取入部（５）の上部を塞ぎ
所定以上の米が取入部（５）内に流入するのを防ぐ。プ
ランジャー（１１）の附勢は瞬間的であり除勢されると
スプリング（１０）によって仕切板（７）が再び取入部
（５）の下部を塞ぎ米が取入部（５）内に流れ込む。こ
の様にして、例えばプランジャー（１１）の１回の附勢
で１合となる様に取入部（５）の大きさを設定している
。

前述の様な米の流出時には流出する米と流出筒体（１２
）の内壁面とが接触するが、導電部材（１３）によって
流出筒体（１２）が帯電されない。

洗米容器（１６）内に落下した米は該洗米容器が洗米位
置に揺動して水ノズル（１５）により洗米された後落下
位置に戻り所定量の水とともに鍋（２０）内に収容され
る。その後、駆動部（２４）及び昇降部（２３）の動作
によりＭ体（２２）が＆１（２０）を閉塞し炊飯を実行
する。

尚、本発明は導電部材を流出筒体の内壁面に設けたが同
じ合成樹脂材で成形した米収容器の内壁にも設ければ米
収容器の米の流出がよい。

（ト）発明の効果 以上の様に本発明は、米収容器と流出筒体の両方或は何
れか一方を合成樹脂材により形成し、その合成樹脂材の
内壁面に導電部材を設けたものであるから、合成樹脂材
が帯電されず該合成樹脂材に米が付着せず本来の米の流
出が終了しているにも係わらず、いつまでも米粒が落下
することがなく衛生的でもある。また、合成樹脂材の内
壁面は導電部材によって保護されることになり鏡面とな
って米の流れをより円滑にし合成樹脂材の内壁面に米が
当たらす粗面とならない。

さらに、米計量機構の下方に設けた合成樹脂材の流出筒
体の内壁面に前記導電部材を設けたために米が流出筒体
内に付着することがなく、落下した米粒が米計量機構に
侵入するようなことがなく米計量機構の動作が正確とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の米流出装置を実装した自動炊飯器の断
面図、第２図及び第３図は要部断面図である。 （２）・・・米収容器、（３）・・・流出口、（４）・
・・米計量機構、（１２）・・・流出筒体、（１３）・
・・導電部材。 出願人　三洋電機株式会社外１名 代理人　弁理士　西野卓嗣（外２名） 第　１ｒ￥Ｖ２ ２υ　　　　　　　　　ＩＩＪ 第２図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）米収容器と、該米収容器の適所に設けた流出口と
   、該流出口に連通した流出筒体を有し、米収容器内の米
   を流出口と流出筒体を介して流出するものにおいて、前
   記米収容器と流出筒体の両方或は何れか一方を合成樹脂
   材により形成するとともにその合成樹脂材の内壁面に導
   電部材を有したことを特徴とする米流出装置。
2. （２）前記流出口と流出筒体との間に米計量機構を設け
   、少なくとも該米計量機構の下方に設けた前記流出筒体
   の内壁面に前記導電部材を設けたことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の米流出装置。