JPH0433497Y2 - - Google Patents

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JPH0433497Y2
JPH0433497Y2 JP5611686U JP5611686U JPH0433497Y2 JP H0433497 Y2 JPH0433497 Y2 JP H0433497Y2 JP 5611686 U JP5611686 U JP 5611686U JP 5611686 U JP5611686 U JP 5611686U JP H0433497 Y2 JPH0433497 Y2 JP H0433497Y2
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は水や溶液等の液体を複数の試験管等に
分注する装置に関し、特に血液を検査・分析する
ときに試薬と反応した成分とそれ以外の成分とを
自動的に分けることのできる分離機に用いられて
好適な分注装置に関するものである。
〔従来の技術〕
血液もしくはその生成成分を検査・分析するの
に、試験管などの受容器内で血液と例えば微粒子
状の試薬とを反応させ、反応した成分を遠心分離
機によつて沈澱させて上層の上澄液を排除し、こ
の沈澱した部分を検査・分析する方法がある。こ
のような方法において、精度の高い分析結果を得
るためには、試薬と反応した被検物(沈澱したも
の)の純度を良くする必要から、通常、被検物を
不純物の含まない水で洗浄して遠心分離する工程
が繰り返し行なわれている。
しかしながら、従来においてこの洗浄・遠心分
離後の上澄液の排除等の細かな作業は、全くの手
作業か或は簡単な器具を使用して人手に頼るもの
であり、特に、上記のごとき微粒子状の試薬を用
いた場合には、上澄液の排除作業に熟練を要し作
業性が悪かつた。
そこで、この種の検査・分析においては、複数
の試験管内に、例えば異なる人体より採取した血
液を定量入れて化学反応させるような場合、これ
に微量の水又は溶液を定量入れないと反応結果に
バラツキを生じ、適正な試験結果を得られない場
合がある。また、反応物質を洗浄する場合にも希
釈液を一定にし、洗浄後の各試験管内を同一の条
件となることを要する場合がある。このような場
合に、水の定量分注装置が用いられるようになつ
てきた。
従来のこの種装置は、水を収納するタンクの底
面に常時開口している針を複数本取り付け、必要
量のみをその都度供給するものであつた。そし
て、水の入口に近い針と遠い針とでは、水に没す
る時間が異なり、滴下量が針の位置によつて異な
るばかりでなく、装置によつては、この針が希釈
液の吸上げノズル内に装備されている場合がある
が、針が開口していると吸上げノズル内を上昇す
る希釈液が針内をも逆流してタンクに赴き、タン
クを汚染することもあつた。
このような問題を解消しべく、すなわち、針よ
り滴下される水又は溶液が針の位置にかかわらず
一定であることと、針が吸上げノズル内に装備さ
れる場合でも、針内に希釈液が逆流しないことを
目的とする水の定量分注装置が、実開昭59−
41741号公報に示されている。
この装置は、密閉型のタンク内に上開口を一定
の高さで臨ませタンクの底を貫通して下方に垂設
した複数の針と、タンク内で上記針の上開口を同
時に開閉するゴム板と、このゴム板を保持する保
持板を弾圧的に上下に動かすと共にタンク天板を
貫通するピストンロツドと、このピストンロツド
を上下に駆動する手段と、タンク内の水を注排水
する注水口及び排水口とから成り、タンク注水口
からタンク内に水を圧送し、水位がタンク内に臨
む針の上開口を越えてある高さになつたとき、上
開口を閉じたゴム板をピストンロツドを介して引
き上げて、タンク内の圧縮空気エネルギーによつ
て水が、針から外部に一斉に流出するような構成
である。さらに、ゴム板に固着した保持板とピス
トンロツドは、針の開口を圧する力を分散すると
共に円滑な開閉動作を行うために、保持板上に複
数の立杆を植えたて、各立杆にコイルスプリング
を装荷し、その上に、この各立杆に案内される加
圧板を載せ、その中心にピストンロツドの下端を
取り付け、ピストンロツドを上下動させる構造で
ある。
〔解決しようとする課題〕
上述のように構成された分注装置においては、
多数の注水針を同時に開閉するとき、1枚のゴム
板で正確に同時開閉することは非常にむずかしか
つた。すなわち、注水針の本数が多くなればなる
ほど、上記ゴム板は大きくなり、このゴム板を各
注水針の上端の開口部分に同時にかつ正確に当接
させることがむずかしくなる。このため、上記公
報の図に示されているように、ピストンロツド1
4の設けられた弁の構造が、加圧板13、複数の
コイルスプリング12、立杆11、保持板10、
ゴム板9等からなる複雑な構造となつていた。ま
た、このような構成を採用しても、ピストンロツ
ド14のガタ付きを無くしたり、加圧板13の平
坦性を高めないと、注水針の同時開閉の点で問題
をかかえていた。このような問題を解決するため
の精度の高い構造とするのは、同時開閉でき分注
量を均一化して、上記検査を正確にするのに極め
て重要なことであるが、分注装置の大きなコスト
アツプになる問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、上記処理工程を自動的に行うことのできる分
離機等に適用して好適な分注装置において、多数
の分注であつても、その構造を複雑化することな
く正確な分注を可能とする分注装置を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の上記目的は、吸水管及び注水管を有す
るケーシング部の底部に多数の細管に連通した細
孔を設けると共に、該底部に対して直立する少な
くとも2つのピンを設け、前記底部に対して垂直
方向に移動して前記細孔を開閉自在にする蓋部
は、該蓋部を前記垂直方向に移動させる作動シヤ
フトに巻装された圧縮ばねにより底部方向に付勢
され、かつ前記ピンに嵌合し該蓋部をスライド可
能に受容する受部が設けられており、前記蓋体が
前記ピンに沿つてスライドすることにより、前記
細孔を同時に開閉することを特徴とする分注装置
により達成することができる。
〔実施例〕
以下、図面に例示する本考案の一実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は、本考案の分注装置を用いた分離機を
示す概略正面図、第2図は本考案の分注装置の一
実施例の分解斜視図である。
第1図に示すように、分離機21は少なくとも
架台22上にヘツド24と操作用のコントロール
パネル27とラツク28の移送手段(図示しな
い)等が設けられている。ヘツド24はその上方
側に例えば50個ほどの吸水並びに注水兼用パイプ
25(以下、単に「パイプ」と称する)が下向き
に適宜間隔に規制正しく配列されていると共に、
このパイプ25に連通した分注装置1(第2図参
照)が配置され、下方側には、ラツク28を保持
するステーシヨンリフタ26が設けられている。
そして、ヘツド24は保持部23により架台22
上に支持され、例えば、該保持部23内に設けら
れた高精度なパルスモータやウオームギアを用い
た駆動機構によつてヘツドの傾斜角度・速度が確
実に制御される。
又、被検物の入つた受容器29(試験管など)
を多数個(例えば50本)保持したラツク28の移
送手段は、例えばトランジロベルトコンベアが用
いられ、スピードコントロール可能なモータによ
り任意の速度に制御することができる。
ステーシヨンリフタ26は、例えばボールネジ
やステツピングモータ等を用いた機構によつて、
ヘツド上方側への上昇あるいは下方側へ下降が自
在に行われる。また、上記の架台22内には、例
えば、給水タンク、排水タンク、ブロワーモー
タ、ポンプやその他各駆動系の部分などが収納さ
れている。
概ね上述のように構成された分離機21の動作
を以下説明する。
まず、複数の受容器29に入つた血液内に微粒
子状の試薬を注いで所望の検査・分析を行うため
の反応をさせて被検物を生成する。しかる後、遠
心分離機にかけることによつて被検物を沈澱させ
る。一方、分離機21の電源は入れておき、自動
動作のスイツチを入れると共に、モード設定、洗
浄設定、サイクル設定を行つておく。その後、遠
心分離機から受容器29を取り出して一定の数
(50検体)をラツク28により収容し、該ラツク
28を分離機21のベルトコンベア上(第1図で
示す位置)に載せる。その後、コンベアスイツチ
を入れてベルトコンベアによりラツク28をステ
ーシヨンリフタ26上にセツトするが、このとき
ステーシヨンリフタ26はレストスイツチを押し
て原点復帰動作が行われている。
従つて、ベルトコンベアによつて移送されて来
たラツク28は、該コンベアからステーシヨンリ
フタ26にスライドして載せられる。なお、この
スライドは極めて円滑に行われるように構成され
ているので、ラツク28のがたつきは回避され、
遠心分離によつて出来た上澄液と沈澱層(被検
物)との混合などのトラブルが防止される。
ステーシヨンリフタ26上に移動したラツク2
8はクランプにより固定される。ひきつづいてス
テーシヨンリフタ26が上昇すると共に、ヘツド
全体が第1図の一点鎖線で示す如く傾斜しながら
パイプ25により上澄液の吸水が行われ、該吸水
が完了してから、ヘツド傾斜角度を戻すと共に洗
浄水の注水が適宜タイミングで迅速に行われる。
分注装置1の構造および動作を第2図を参照し
て詳細に説明する。
第2図に示すように、分注装置1は円筒状のケ
ーシング部2内に、作動シヤフト11を備えた蓋
部8、該蓋部8をケーシング部下方へ付勢する圧
縮ばね13を備えており、ケーシング部2の底部
3はケーシング部2に螺着できるように構成され
ている。ケーシング部2はその頭部に作動シヤフ
ト11の軸受4を備え、側面胴部には吸水あるい
は注水の動作手段に繋がつたL字形の吸水及び注
水管15(この場合図示のように同心型の管であ
るので、以下「吸・注水管」という)が設けられ
ている。そして吸・注水管15は吸水と注水とを
別々に行えるように二重構造になされている。
底部3はケーシング部2の内面である下面3a
に多数の細孔4と、該下面3aに垂直な2つのピ
ストン6が設けられている。そして、細孔4のそ
れぞれには、パイプ25(第1図参照)に連結可
能な細管5が連通している。又、底部3の螺着部
分の終端の所には機密を保つために例えばOリン
グ7が設けられている。
上記の細孔4を開閉自在にする蓋部8は、その
下方側(細孔4に対向する側)にゴム等の弾性部
材9が設けられており、細孔全部を覆うことがで
きる大きさに構成されており、又、蓋部8の移動
方向に沿つて、前記ピン6をスライド可能に受容
する穴である受部10が設けられている。さらに
蓋部8の上方側には、ケーシング部2の上方に出
る作動シヤフト11が取り付けられている。この
作動シヤフト11は蓋部8に対してある程度首振
りできるように取り付けられている。すなわち、
作動シヤフト11と蓋部8とはしつかりした固定
でなく、ガタ付くような連結でよく、その方がピ
ン6と受部10との嵌合による蓋部8の動作案内
作用を効果的に持たせることができる。又、その
中段よりやや上方には機密を保つためのOリング
17が設けられている。
そして、作動シヤフト11の先端12には例え
ば、電磁ソレノイドが連結されており、該ソレノ
イドによつて、蓋部8は細孔4を開閉するように
移動する。
このように構成された分注装置1は、上澄液の
吸水時には蓋部8が上方に引張られており、例え
ばブロアモータによりパイプ25から吸い上げら
れた上澄液を排水タンクに送り込むことができ
る。そして、吸水が完了した時点で一旦、細孔4
を閉じ、その後洗浄水が例えば注水ポンプにより
分注装置1に送り込まれ、蓋部8の適宜な動きに
より設定量の水を受容器29に注水することがで
きる。なお、注水量は蓋部8の時間制御によつて
設定されている。
又、蓋部8は、受部10に入り込んだピン6に
より下面3aに対して垂直で確実に動くように規
制されているので、細孔4全部の開閉は極めて正
確に同時に行われる。
吸・注水工程の完了後、ステーシヨンリフタ2
6がヘツド下方側へ下降するなど所定動作を行つ
て、ラツク28をヘツド24から取り出す。そし
て、受容器29を再び遠心分離機にかけて、被検
物を沈澱させる。
上記した工程を設定回数繰り返すことにより被
検物の純度は高くなり、精度の高い検査・分析を
行うことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の分注装置は、蓋
部がケーシング部の底部に設けられた複数のピン
により保持されて動作するように構成されている
ので、この装置の構造は従来に比べて複雑化する
ことなく、作動シヤフトがガタ付くような構成や
蓋部が大きい構成であつてよく、しかも下面と蓋
部との安定した接触を保証できる。
したがつて、本考案の分注装置によれば、多数
の細管の開閉が正確に同時に行うことができ、吸
水ならびに注入液量が全体の細管にわたつて均一
化できるので、高精度の検査・分析を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である分注装置を用
いた分離機の概略正面図、第2図は本考案の分注
装置の一実施例を示す分解斜視図である。 図中符号、1……分注装置、2……ケーシング
部、3……底部、3a……下面、4……細孔、5
……細管、6……ピン、7,17……Oリング、
8……蓋部、9……弾性部材、10……受部、1
1……作動シヤフト、12……先端、13……圧
縮ばね、14……軸受、15……吸・注水管、2
1……分離機、22……架台、23……保持部、
24……ヘツド、25……吸・注水兼用パイプ、
26……コントロールパネル、28……ラツク、
29……受容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸水管及び注水管を有するケーシング部の底部
    に多数の細管に連通した細孔を設けると共に、該
    底部に対して直立する少なくとも2つのピンを設
    け、前記底部に対して垂直方向に移動して前記細
    孔を開閉自在にする蓋部は、該蓋部を前記垂直方
    向に移動させる作動シヤフトに巻装された圧縮ば
    ねにより底部方向に付勢され、かつ前記ピンに嵌
    合し該蓋部をスライド可能に受容する受部が設け
    られており、前記蓋体が前記ピンに沿つてスライ
    ドすることにより、前記細孔を同時に開閉するこ
    とを特徴とする分注装置。
JP5611686U 1986-04-16 1986-04-16 Expired JPH0433497Y2 (ja)

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JPS62188666U JPS62188666U (ja) 1987-12-01
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