JPH04334886A - 高圧ガス放電ランプ用のランプホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は第１接点部材と第２接点
部材を包囲する電気絶縁材料からなるハウジングを備え
、前記ハウジングは取付け面をもつ基底部とカバー部を
備え、前記取付け面は担持台と接触させられ、前記カバ
ー部は前記ランプの夫々の接点ピンを受入れるためかつ
夫々の接点部材への接近を可能ならしめるための接点開
口を備え、基底部は電気ケーブルを夫々の接点部材へ案
内するためのケーブル開口をもち、前記ハウジングは隔
壁をもち、前記隔壁は接点開口間でハウジングの内部と
外部に延在すると共に、ハウジング中のスペースを夫々
の接点部材のためのチャンバに分割して成る高圧ガス放
電ランプ用のランプホルダーに関する。

【０００２】かかる高圧ガス放電ランプ用のランプホル
ダーは市販されていて入手可能である。同様のランプホ
ルダーはＧＢ２，１００，４０４　Ａ号から既知である
。高圧ガス放電ランプは高い色温度、高い演色性指標及
び高輝度をもつことができるので、これらのランプは例
えばスタディオ用に又は投影目的に反射器と共同してビ
ームを形成するためにコンパクトな光源を必要とする用
途には極めて適している。

【０００３】高圧ガス放電ランプの欠点は非常に高い電
圧例えば数十キロボルト程度の電圧が高温状態でのラン
プの再点火に必要であることにある。このような環境下
では、もし活部分が互いに十分に絶縁されていないなら
ば絶縁破壊の結果として、ランプ又はランプキャップに
大きな損傷が生じる。電流導体間の絶縁破壊、又はかか
る環境下におけるで電流導体から照明器具集合体に対す
る絶縁破壊を防止するためには、ランプホルダーの表面
に沿うクリープ経路を十分に長くする必要がある。この
要件はかかるランプホルダーの寸法が低電圧用の同様の
ランプホルダーのそれよりも大きいことを意味する。こ
のことは、例えば寸法を従って重量をできるだけ制限す
ることが望ましい可搬式の照明器具としての用途には不
利である。この不利を克服するために、しばしば電気的
性質に関して譲歩がなされる。この不利はランプホルダ
ーはもし追加の据え付けに関する指示や絶縁に関する指
示に従うならば使用が可能になるということにある。既
知のランプホルダーには絶縁された担持台に据え付ける
ことが推奨される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は特に、
高点火電圧で絶縁破壊を防止し、使用者が触れても安全
であり、しかもコンパクトな構造の、本文冒頭に記載し
た型式のランプホルダーを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、カバー部と基底部が夫々の接点部材に至る各
ケーブルのための湾曲チャンネルを形成し、カバー部は
隔壁と一体をなすと共に、基底部は凹所をもち、前記凹
所はカバー部の反対側にあり、前記凹所内に隔壁が突き
出ることを特徴とする。

【０００６】接点部材と担持台間の絶縁破壊の危険性は
電気ケーブルが湾曲みぞを通って外部へ出るため減少す
る。各みぞは湾曲しているので、長いクリープ経路はク
リープ経路が生じるコンパクトなスペースをもたらす。 隔壁はカバー部と一体であるので、ランプホルダー内に
おけるよりも少ない隙間がカバー部に存在することがで
き、前記隙間において隔壁は基底部に連結される。従っ
てカバー部と外部との間の絶縁破壊が起こる危険性は更
に制限される。

【０００７】好適には、隔壁が延長片をもち、この延長
片がハウジング内でこの隔壁を横切るようになす。これ
らの延長片は、延長片をもたずに真っ直ぐな隔壁をもつ
スペース内で得られるよりも長いクリープ経路を形成し
、ランプホルダー内で絶縁破壊が起こる危険性を更に減
少させる。延長片は隔壁に対して横に配置されるので、
前記壁の長さは制限することができ、ランプホルダーは
小さい寸法とし、コンパクトになすことができる。

【０００８】好適には、隔壁はハウジング外で各接点開
口の回りに隆起縁を形成する。カバー部の外面を経て起
こる充電部例えばえばランプの接点ピン間の絶縁破壊が
これによって大幅に減少するのみでなく、使用者がラン
プホルダーに偶発的に触れたときに或る電圧と接触する
可能性も防止する。

【０００９】好適には、基底部は少なくとも実質的にカ
バー部を取り囲む直立リムをもつ。この直立リムは電流
供給導体からランプホルダーの外部に至るクリープ経路
を長くする。この方法は使用者の大きな安全性に寄与し
、周囲に対して絶縁破壊が起こる危険性を大幅に減少す
る。

【００１０】好適実施例では、基底部のケーブル開口は
ケーブルを取付け面に平行な方向と前記取付け面を横切
る方向の間の方向にハウジングから出すことを可能にす
る。かかる構造では非常に多くの据え付け方法が可能で
ある。ケーブルは例えばランプホルダーから側方へ出す
ことができるが、別法としてケーブルはランプホルダー
を据え付ける表面にある開口を直接通過することができ
る。

【００１１】好適には、３つの分散した高所が基底部の
取付け面に設けられる。ランプホルダーを据え付ける担
持台が完全に平らでないときでも、ランプホルダーは前
記高所のおかげで安定位置を占めることができる。

【００１２】

【実施例】図１に示すランプホルダーは電気絶縁材料例
えばステアタイト又はガラス／雲母の如きセラミック材
料からなるハウジング１を含み、ハウジング内には第１
と第２の接点部材（図３で夫々２、３）を包囲する。

【００１３】ハウジングは更に、取付け面１１をもつ基
底部１０とカバー部３０を含み、取付け面は取付けると
き担持台と接触し、カバー部は接点開口（図２で３１、
３２）を含む。接点開口３１、３２は高圧ガス放電ラン
プの夫々の接点ピンを受入れ、夫々の接点部材２、３へ
の接近を可能ならしめる。ケーブル開口（図４で１３、
１４）は電気ケーブル１５、１６を夫々の接点部材２、
３に案内するために基底部に設ける。

【００１４】ハウジング１は隔壁４０（図２）をもち、
この隔壁はケーブル開口間でハウジング１の内部と外部
に延在しハウジング１内のスペースを夫々の接点部材２
、３のためのチャンバ４１、４２（図３）に分割する。

【００１５】凹所（図４中の２０ａ、２０ｂ；２１ａ、
２１ｂ）と（図３中の３３、３４）はカバー部３０と基
底部１０に夫々備え、カバー部３０と基底部１０が各ケ
ーブル１５、１６のための夫々の接点部材２、３に至る
湾曲みぞ１７、１８を形成する。

【００１６】カバー部３０は隔壁４０と一体をなす。カ
バー部３０の反対側に基底部１０は凹所２２をもち、こ
の凹所内に隔壁４０が突き出る（図４参照）。

【００１７】ケーブル開口１３、１４は基底部１０内に
備え、これはケーブル１５、１６が取付け面（破線で示
す）と平行な方向とそれと直角をなす方向の間の方向に
ハウジング１から出ることを可能ならしめる。

【００１８】図示の実施例では、ランプホルダーは２つ
の保持ばね３５をもち、高圧ガス放電ランプは前記保持
ばねによってランプホルダーにしっかり締着される。基
底部１０とカバー部３０は取付け開口２４をもち、これ
らの取付け開口は互いに整列して延長し、従って基底部
１０、カバー部１３、保持ばね３５は１対の緊締具例え
ば中空リベットによって担持台に締め付けることができ
る。

【００１９】図２に示すように、隔壁４０は各接点開口
３１、３２の回りに隆起縁４５を形成する。従って充電
部は相互にかつ外界に対して遮蔽される。

【００２０】基底部１０は直立リム１９をもち、直立リ
ムは主部分のためにカバー部３０を包囲する。ランプホ
ルダーをコンパクトな形状にするために、直立リム１９
は局部的な中断部をもち、従って取付け開口２４をもつ
カバー部３０の側面の拡大部を受入れるスペースを形成
する。中断部の位置は適切に選択して、取付け開口２４
から接点部材３までの距離をできるだけ大きくする。

【００２１】図３に示す実施例では、隔壁４０はこの壁
を横切る基底部１０とは反対側のカバー部３０の側に延
長片４３、４４をもつ。隔壁４０のコンパクトな構造が
これらの横向きの延長片４３、４４の存在のためである
と共に、接点部材２、３から取付け孔２４までのクリー
プ経路が延長されるばかりでなく、ランプホルダーの周
囲は直立リム１９が中断部をもつ領域で接点部材２、３
から遮蔽される。隔壁から形成されたチャンバ４１、４
２内には夫々の接点部材２、３がある。図示の実施例で
は接点部材２、３は接点開口３１、３２の正面でばね圧
印加状態にある。従って高圧ガス放電ランプの接点ピン
を開口３１、３２に挿入したとき、良好な電気接続が得
られる。接点部材２、３は接続の確実性を改善するため
にばね３８、３９によって十分に加圧される。

【００２２】図４では、基底部１０は凹所２２をもち、
隔壁４０はカバー部３０の反対側で前記凹所内に突き出
る。更に、凹所２０ａ、２０ｂ；２１ａ、２１ｂを備え
、これらはカバー部３０（図３）に凹所３３、３４と共
同して湾曲みぞ１７、１８を形成する。前記みぞは電気
ケーブル１５、１６の接点部材２、３への接近を可能に
する。みぞ１７、１８は例えば部分２０ａ、２１ａをも
ち、前記部分は取付け面と部分２０ｂ、２１ｂに平行に
延び、前記部分は取付け面１１と直角な方向をもつと共
にケーブル開口１３、１４内に出る。

【００２３】接点開口（図２で３１、３２）の延長部に
、基底部１０は２つの窪み２５、２６をもち、この中に
高圧ガス放電ランプの接点ピンの端部を収容することが
できる。

【００２４】図中、取付け面１１を担持台上に載せるた
めの高所１２は破線で示す。担持台が平らでないときで
も、ランプホルダーは高所のあるおかげで安定した位置
を占めることができる。

【００２５】図５には、湾曲みぞ１８がカバー部３０と
基底部１０の凹所（図３の３４、図４の２１ａ、２１ｂ
）によって形成され、前記みぞは電気ケーブルを接点部
材（図３の３）に接近可能となす。

【図面の簡単な説明】

【図１】ランプホルダーの側面図である。

【図２】図１のＩＩ方向から見たランプホルダーを示す
平面図である。

【図３】図１のＩＩＩ　方向から見たランプホルダーの
カバー部を示す平面図である。

【図４】図１のＩＶ方向から見たランプホルダーの基底
部を示す平面図である。

【図５】図３、４のＶ　方向から見たランプホルダーの
一部を示す図である。

【符号の説明】

１　　ハウジング ２　　接点部材 ３　　接点部材 １０　　基底部 １１　　取付け面 １３　　ケーブル開口 １５　　電気ケーブル １７　　みぞ ２０ａ　　凹所 ２４　　取付け開口 ２５　　窪み ３０　　カバー部 ３１　　接点開口 ３５　　保持ばね ４０　　隔壁 ４１　　チャンバ ４３　　延長片

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　第１接点部材（２）と第２接点部材（
   ３）を包囲する電気絶縁材料からなるハウジング（１）
   を備え、前記ハウジング（１）は取付け面（１１）をも
   つ基底部（１０）とカバー部（３０）を備え、前記取付
   け面は担持台と接触させられ、前記カバー部は前記ラン
   プの夫々の接点ピンを受入れるためかつ夫々の接点部材
   （２、３）への接近を可能ならしめるための接点開口（
   ３１、３２）を備え、基底部（１０）は電気ケーブル（
   １５、１６）を夫々の接点部材（２、３）へ案内するた
   めのケーブル開口（１３、１４）をもち、前記ハウジン
   グ（１）は隔壁（４０）をもち、前記隔壁は接点開口（
   ３１、３２）間でハウジングの内部と外部に延在すると
   共に、ハウジング（１）中のスペースを夫々の接点部材
   （２、３）のためのチャンバ（４１、４２）に分割して
   成る高圧ガス放電ランプ用のランプホルダーにおいて、
   カバー部（３０）と基底部（１０）が夫々の接点部材（
   ２，３）に至る各ケーブル（１５、１６）のための湾曲
   チャンネル（１７、１８）を形成し、カバー部（３０）
   は隔壁（４０）と一体をなすと共に、基底部（１０）は
   凹所（２２）をもち、前記凹所はカバー部（３０）の反
   対側にあり、前記凹所内に隔壁（４０）が突き出ること
   を特徴とするランプホルダー。
2. 【請求項２】　　隔壁（４０）はハウジング（１）内の
   延長片（４３、４４）をもち、前記延長片は隔壁（４０
   ）を横切ることを特徴とする請求項１に記載のランプホ
   ルダー。
3. 【請求項３】　　隔壁（４０）はハウジング（１）の外
   部で各接点開口（３１、３２）の回りに隆起縁（４５）
   を形成することを特徴とする請求項１又は２に記載のラ
   ンプホルダー。
4. 【請求項４】　　基底部（１０）は少なくとも実質的に
   カバー部（３０）を取り囲む直立リム（１９）をもつこ
   とを特徴とする請求項１から３の何れか１項に記載のラ
   ンプホルダー。
5. 【請求項５】　　基底部（１０）のケーブル開口（１３
   、１４）はケーブル（１５、１６）が取付け面（１１）
   に平行な方向と前記取付け面を横切る方向の間の方向に
   ハウジング（１）から出ることを可能にすることを特徴
   とする請求項１から４の何れか１項に記載のランプホル
   ダー。
6. 【請求項６】　　３つの分散した高所（１２）を基底部
   （１０）の取付け面（１１）に備えたことを特徴とする
   請求項１から５の何れか１項に記載のランプホルダー。