JPH04333374A - 溶接補助材 - Google Patents

溶接補助材

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JPH04333374A
JPH04333374A JP10607791A JP10607791A JPH04333374A JP H04333374 A JPH04333374 A JP H04333374A JP 10607791 A JP10607791 A JP 10607791A JP 10607791 A JP10607791 A JP 10607791A JP H04333374 A JPH04333374 A JP H04333374A
Authority
JP
Japan
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welding
arc shield
silicon carbide
arc
stud
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10607791A
Other languages
English (en)
Inventor
本多照政
Terumasa Honda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okabe Co Ltd
Original Assignee
Okabe Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接補助材であって、
主として、溶接時に溶接部を覆い、溶融金属の流出を堰
止めて溶融金属を一定の形にする型込め用として用いら
れたりあるいは溶接部を外気から遮断するために用いら
れる溶接補助材に関する。
【0002】
【従来の技術】アークスタッド溶接においては、従来か
ら、図9に示す様に、筒状のアークシールド(フェルー
ル)と称される溶接補助材2が用いられている。このア
ークシールド2は、スタッド4を被溶接材6に溶接する
際に図示の如くスタッド4に嵌装されて該スタッド4の
溶接部(スタッド4の下端部)を覆い、溶融金属の型込
めや溶接部の外気からの遮断等を行なう。
【0003】従来のアークシールドは、筒状をなし、各
スタッド毎に1個づつ装着して使用し、溶接後はハンマ
等で粉砕して溶接部から除去するのが一般的であり、従
って再使用不可能な消耗品であった。
【0004】これに対し、例えば実開昭60−1812
69 号公報や特開昭59−141379 号公報に開
示されている様に、筒状のアークシールドを複数個例え
ば2個に分割し、それらの2個のアークシールド分割体
を溶接機に接離可能に保持させ、両アークシールド分割
体を互いに当接させ突き合せて筒状のアークシールドを
形成し、該筒状のアークシールドで上記図9に示す様に
スタッドの溶接部を覆ってアークスタッド溶接を行ない
、溶接終了後は上記両アークシールド分割体を離隔させ
て溶接されたスタッドから取り外す方法が提案されてい
る。かかる方法によれば、同一のアークシールドにより
アークスタッド溶接を多数回繰り返して行なうことがで
きる。
【0005】上記の様にアークシールドを繰り返し使用
する場合、アークシールドは溶接時に極めて高温となり
割れやすいので、耐熱衝撃性に優れた材料で形成する必
要があり、その様な材料として、上記実開昭60−18
1269 号公報ではセラミックス(具体的なセラミッ
クス名は記載されていない)が挙げられ、また特開昭5
9−141379号公報には窒化珪素セラミックスが挙
げられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セラミック
スの中にはいくつもの種類があり、それぞれが異なる特
性を有している。従って、セラミックスでアークシール
ドを形成する場合、単にいずれかのセラミックスで形成
するというのではなく、種々のセラミックス中からアー
クシールドに要求される性質により合致したセラミック
スを選択して形成することが望ましい。
【0007】しかして、上記アークシールドは、上述の
様に溶接時に極めて高温(1300℃以上)となり劣化
や割れが生じ易く、また内面が高温の溶融金属に接する
ので該高温の溶融金属によって侵蝕されやすい。従って
、特に多数回くり返して使用するアークシールドの場合
、耐熱性と耐蝕性の双方に優れていることが要求される
が、溶接条件等によっては溶接時に特に高温となり従っ
て特に耐熱性に十分優れていることが要求される場合が
ある。
【0008】本発明の目的は、上記事情に鑑み、耐蝕性
に優れていると共に特に耐熱性に十分優れたアークシー
ルド等の溶接補助材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接補助材
は、上記目的を達成するため、炭化ケイ素(SiC)を
含有するセラミックスから成ることを特徴とする。
【0010】上記炭化ケイ素を含有するにあったては、
30重量%以上含有していることが好ましく、50重量
%以上含有していればさらに好ましい。また、主要成分
としてつまり最も含有量の多い成分として含有していれ
ばより好ましい。
【0011】
【作用】炭化ケイ素は強固な共有結合であって物理的に
も化学的にも安定であり、耐蝕性を有すると共に、約2
700℃という高分解点を有し、また熱伝導率も0.1
 〜0.4cal/cm・s ・K と高く、さらに熱
膨張係数も4×10−6/K と低いので、特に耐熱性
に優れている。
【0012】上記炭化ケイ素を含有するセラミックスか
ら成る溶接補助材は、上記炭化ケイ素の特性を具備し、
よって溶融金属に対して耐蝕性を有し、また、特に分解
点が約2700℃であり一般の溶接温度である1300
℃以上よりもさらに高い溶接温度に対しても十分余猶が
あると共に熱伝導率も極めて高いので熱放散が十分に行
なわれて蓄熱による高温化が防止され、よって溶接時の
高温による材質劣化が非常に少なく、さらに熱膨張係数
が非常に低いので耐熱衝撃性に優れており、これらの意
味で極めて優れた耐熱性を有している。
【0013】従って、上記炭化ケイ素を含有するセラミ
ックスから成る溶接補助材は、耐蝕性を有すると共に特
に優れた耐熱性を有し、繰り返し使用されると共に特に
高い耐熱性が要求される場合に好適に使用することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明に係る溶接補助材
の一実施例を示す斜視図である。この実施例に示す溶接
補助材は、円筒状のアークシールドを2分割して成る略
半円筒形状のアークシールド分割体30である。
【0015】上記アークシールド分割体30の下面には
、溶接時にアークシールドの内外を連通させてガス抜き
を行なうための所定開口面積の連通溝32が複数形成さ
れ、内側面34は以下に説明する図5に示す様にスタッ
ド80の外径よりわずかに大きいスタッド挿通孔を形成
し、外側面36にはこのアークシールド分割体30を以
下に述べるアークシールド保持部に保持させるための凹
部38が形成されている。
【0016】図2は上記アークシールド分割体30を用
いてアークスタッド溶接を行なうアークスタッド溶接機
を示す正面図、図3は図2に示す溶接機の右側面図、図
4は図2中のIV−IV 線矢視拡大図、図5は図4の
V−V線断面図である。
【0017】図示の溶接機42は、基部44と、基部4
4に固設された2本の脚部46にそれぞれ支点ピン48
を介して回動可能に支持された1対のレバー50と、各
レバー50の上端にジョイントピン52を介して一端が
回動可能に連結され、他端同志がジョイントピン54を
介して回動可能に連結された1対のリンク56と、一方
のリンク56の上記一端に固着され左右横方向(図2の
矢印B方向)に延びるハンドル58と、上記両リンク5
6の他端同志を連結するジョイントピン54が挿通され
上下方向(図2の矢印C方向)に延びる長孔60を有し
上記基部44に固着された長孔部材62と、上記基部4
4に立設された1対のロッド64に取り付けられた溶接
銃66と、該溶接銃66の下端部に設けられたスタッド
80の頭部を保持するためのチャック68と、同じく上
記溶接銃66に設けられた溶接スイッチ69を有する把
手70とを備えて成る。また、上記各レバー50の下端
部にはアークシールド保持部72が着脱可能に取り付け
られ、各アークシールド保持部72には上記アークシー
ルド分割体30がそれぞれ保持されている。
【0018】上記アークシールド保持部72は、図4,
5に示す様に、保持部本体74と挾持体76とを備えて
成る。 保持部本体74は、レバー50の段差部50a とレバ
ー50の下端部に螺着したナット50b とによって、
レバー50に取り付けられている。また、上記アークシ
ールド分割体の凹部38には上記アークシールド保持部
本体の内側面74aに形成された凸部74c  が嵌入
され、アークシールド分割体の上端面30a 上にはネ
ジ76a により保持部本体74に固着された挾持体7
6が配設されており、上記アークシールド分割体30は
、上記凸部74c と挾持体76とで上記凹部の上面3
8a と上端面30a とを上下方向に挾持してアーク
シールド保持部72に保持されている。
【0019】上記溶接機42によるアークスタッド溶接
は次の様にして行なわれる。まず上記ハンドル58を図
2中実線で示す位置から破線で示す位置まで上方に回動
させる。そうすると、上記リンク56が傾動して上記ジ
ョイントピン54が上記長孔60中を下方に移動し、ジ
ョイントピン52が支点ピン48を中心に回動して2本
のレバー50が開き、破線で示す開状態となる。しかる
後上記チャック68にスタッド80の頭部を把持させ、
上記ハンドル58を下方に回動させて両レバー50を閉
じ、実線で示す閉状態とする。この閉状態においては、
各レバー50に設けられているアークシールド保持部7
2が互いに当接し、アークシールド分割体30同志も互
いに向い合って当接して円筒状のアークシールドが形成
され、このアークシールドの中にスタッド80が嵌挿さ
れた状態となっている。続いて、この状態から、溶接機
42を下降させて被溶接材82の所定位置上にスタッド
80の下端部およびアークシールド分割体30の下端面
を当接させ、上記スイッチ69を押して溶接を行なう。 溶接終了後は、上記ハンドル58を上方に回動させてレ
バー50を開き、以後同様にしてアークスタッド溶接を
繰り返し行なう。
【0020】ところで、上記アークシールド分割体30
は、炭化ケイ素を含有するセラミックスにより形成され
ている。炭化ケイ素は強固な共有結合であって物理的に
も化学的にも安定であり、耐蝕性に優れると共に、約2
700℃という高分解点を有し、また熱伝導率も0.1
 〜0.4cal/cm・s ・K と高く、さらに熱
膨張係数も4×10−6/K と低いので、特に耐熱性
に優れている。
【0021】上記炭化ケイ素を含有するセラミックスか
ら成るアークシールド分割体30は、上記炭化ケイ素の
特性を具備し、よって溶融金属に対して耐蝕性を有し、
また、特に分解点が約2700℃であり一般の溶接温度
1300℃以上よりもさらに高い溶接温度に対しても未
だ十分余猶があると共に熱伝導率も極めて高いので熱放
散が十分に行なわれて蓄熱による高温化が防止され、よ
って溶接時の高温による材質劣化が非常に少なく、さら
に熱膨張係数が非常に低いので耐熱衝撃性に優れており
、これらの意味で極めて優れた耐熱性を有している。
【0022】従って、上記アークシールド分割体30は
、耐蝕性を有すると共に特に優れた耐熱性を有し、多数
回繰り返して使用しても溶融金属によるアークシールド
分割体内面の侵蝕が少ないと共に高温による材質劣化が
非常に少なく、繰り返し使用されると共に特に高い耐熱
性が要求される場合に好適に用いることができる。
【0023】なお、上記炭化ケイ素は30重量%以上含
有されていることが好ましい。30重量%以上含有され
ていると当該セラミックスにおいて炭化ケイ素の特性が
ある程度発揮され得るからであり、30重量%未満であ
ると炭化ケイ素の特性があまり発揮されないからである
。かかる意味から、上記炭化ケイ素は50重量%以上含
有されていることがさらに好ましく、また主要成分(最
も含有量の多い成分)として含有されていればより好ま
しい。
【0024】本発明に係る炭化ケイ素を含有するセラミ
ックスから成る溶接補助材は、上記アークシールドのみ
ではなく、他の種々の溶接補助材、例えば板と板との継
ぎ手アーク溶接における溶接補助材(タブ)や棒鋼と棒
鋼の継ぎ手溶接における溶接補助材(当て材)等に適用
可能である。
【0025】図6は上記タブに本発明を適用した場合の
板と板との継ぎ手アーク溶接を示す斜視図であり、板9
0と板92とは溶接部94においてアーク溶接され、該
溶接部94の両端には炭化ケイ素を含有するセラミック
スから成るタブ96が配設されている。上記タブ96の
配設は、強力な永久磁石例えばレア・アース系永久磁石
や機械的なネジ止め等によって行なえば良い。
【0026】図7は上記当て材に本発明を適用した場合
の棒鋼と棒鋼の継ぎ手溶接(エンクローズ溶接)を示す
正面図、図8は図7のVIII−VIII 線断面図で
あり、棒鋼98と棒鋼100 とは端面を対向させて配
置され、両端面対向部には上記炭化ケイ素を含有するセ
ラミックスで作製した断面U字状の当て材102 が配
され、該当て材102の外側は金属製押え治具104 
が配され、かかる状態の下で溶接棒106 を用いたガ
ス溶接により上記棒鋼の両端面が溶接される。
【0027】上記タブ90や当て材102 の場合も、
炭化ケイ素を含有するセラミックスから成るので、上記
アークシールド分割体30の場合と同様に、耐蝕性を有
すると共に特に優れた耐熱性を有している。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る溶接補助材は、上述の様に
炭化ケイ素を含有するセラミックスにより形成されてお
り、従って炭化ケイ素の有する特性即ち溶融金属に対す
る耐蝕性を有すると共に特に優れた耐熱性を有し、よっ
て繰り返し使用されると共に特に高い耐熱性が要求され
る場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図
【図2】図1に示す実施例を用いるアークスタッド溶接
機の正面図
【図3】図2に示すアークスタッド溶接機の右側面図

図4】図2のIV−IV 線矢視図
【図5】図4のV−V 線断面図
【図6】他の実施例を示す斜視図
【図7】さらに他の実施例を示す正面図
【図8】図7の
VIII−VIII 線断面図
【図9】アークシールド
を用いたアークスタッド溶接を説明する図
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  炭化ケイ素を含有するセラミックスか
    ら成ることを特徴とする溶接補助材。
JP10607791A 1991-05-10 1991-05-10 溶接補助材 Withdrawn JPH04333374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10607791A JPH04333374A (ja) 1991-05-10 1991-05-10 溶接補助材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10607791A JPH04333374A (ja) 1991-05-10 1991-05-10 溶接補助材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04333374A true JPH04333374A (ja) 1992-11-20

Family

ID=14424529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10607791A Withdrawn JPH04333374A (ja) 1991-05-10 1991-05-10 溶接補助材

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JP (1) JPH04333374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017011485B4 (de) 2017-12-13 2024-01-04 Köster & Co. GmbH Schweißvorrichtung zum Aufschweißen von Bolzen auf ein Werkstück

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017011485B4 (de) 2017-12-13 2024-01-04 Köster & Co. GmbH Schweißvorrichtung zum Aufschweißen von Bolzen auf ein Werkstück

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980806