JPH04332Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH04332Y2
JPH04332Y2 JP1983076999U JP7699983U JPH04332Y2 JP H04332 Y2 JPH04332 Y2 JP H04332Y2 JP 1983076999 U JP1983076999 U JP 1983076999U JP 7699983 U JP7699983 U JP 7699983U JP H04332 Y2 JPH04332 Y2 JP H04332Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
contrast
circuit
gate
photoelectric element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983076999U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59184110U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7699983U priority Critical patent/JPS59184110U/ja
Publication of JPS59184110U publication Critical patent/JPS59184110U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH04332Y2 publication Critical patent/JPH04332Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、被写体像のコントラストの変化を
利用して自動的に焦点検出を行なう自動焦点検出
回路の改良に関するものである。 従来のこの種回路は、一般に複数個の微小光電
素子を被写体像の予定焦点面に沿つて配列した光
電素子列が用いられ、またこの光電素子列は受光
される光強度に応じて電荷を蓄積するいわゆる電
荷蓄積形で構成されている。そして、光電素子列
にはその配列方向に沿つてモニターセンサを配置
し、このモニターセンサにおける被写体像の平均
的光強度に反比例して光電素子列の電荷蓄積時間
を変化させるようにしている。したがつて、この
場合光電素子列からは常時一定の出力が得られる
ことから、光強度の強弱に応じて電荷蓄積時間を
適当に変化させれば広範囲の電荷蓄積を行ない得
るようになる。 ところが、モニターセンサは被写体像の平均的
光強度に反応するものであるため、被写体が同一
であつてもモニターセンサで受光される被写体像
の位置によりその平均的光強度が変わるので、電
荷蓄積時間および光電素子列の出力は大幅に変動
する。このような現象は特に被写体のコントラス
トが大きくなる程顕著なものとなる。 このため、コントラストが比較的大きい被写体
であつた場合モニターセンサにて受光される平均
的光強度が著しく小さい場合にはコントラストの
非常に大きく被写体であるとして検出され、逆に
コントラストが低い被写体の場合モニターセンサ
で受光される平均的光強度が大きいときにはコン
トラストの極端に小さい被写体として検出され結
果的に焦点検出が不能となることがあつた。ま
た、従来の回路構成では検出するコントラストの
変化の範囲が極めて広くなるから、それに応じて
回路のダイナミツクレンジを大きくする必要があ
りその分回路も複雑にならざるを得なかつた。 この考案は、このような従来の欠点を解消する
ためになされたものであり、光電素子列から得ら
れる被写体像の最大コントラスト値に基づきモニ
ターセンサの出力レベルを規制すると共に、モニ
ターセンサの閾値レベルに応じて光電素子列の電
荷蓄積時間を設定することにより被写体像の焦点
位置を検出する自動焦点検出装置を提供すること
を目的とする。 以下、この考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。 第1図はカメラの撮影レンズにより形成される
被写体像のコントラスト分布を説明するものであ
り、同図において符号1は撮影レンズであつて、
この撮影レンズ1により被写体P0は撮影レンズ
1の光軸2上の点P1において結像する。ここで、
点P1の前後における被写体像のコントラスト分
布は左右対称の単峰状の曲線をなし、点P1の前
後等距離位置の点P2,P3のコントラスト値は等
しくなる。この結果、点P1の位置に撮像面を配
し、その前後等距離位置の点P2,P3に後述する
光電素子列S1,S2を配設することによりコントラ
スト値を比較しながら焦点位置の検出が図られ得
るようになる。 また、第2図は光電素子列の配置を具体的に示
したものであり、撮影レンズ1からの光束を図示
省略の半透過ミラーを介して全反射ミラー3に入
射させ、この全反射ミラー3で反射した光束を光
束分割器4に入射させる。なお、半透過ミラーを
通過した光束は撮像面1に到達する。一方、光
束分割器4に入射する光束は赤外遮断フイルタ5
を通過した後、半透過ミラー6aにより2方向に
分割され、分割された一方は光電素子列S1に到達
し、他方は全反射ミラー6bを介して光電素子列
S2に到達する。ここで、光電素子列S1およびS2
それぞれ前述した点P2,P3の位置に相当する前
後撮影面23と等価な位置P′2,P′3に配置され
ている。なお、第2図においてP′1は撮像面1
等価な位置を示すものである。 次に、第3図は上述のように配置された光電素
子列S1,S2から得られる出力を処理する回路のブ
ロツク図であり、同図において符号7は光電変換
回路であつて、この光電変換回路7は光電素子列
S1、この光電素子列S1の配列方向に沿つて配置さ
れるモニターセンサM1、および光電素子列S1
走査する走査回路SR1から大略構成されている。
なお、第3図においては2組の光電素子列、モニ
ターセンサ、および走査回路のうち説明を簡単に
するため1組だけを図示している。 光電変換回路7におけるモニターセンサM1
上述したように被写体像の平均的光強度を出力す
るもので一般には細長のフオトダイオードで構成
される。また、走査回路SR1は光電素子列を順次
走査して駆動するシフトレジスタで構成される。
そして、この光電変換回路7の駆動は駆動回路8
から出力されるタイミングパルスφA,ASおよび
φRにより行なわれ、これらのタイミングパルス
φA,AS,φRはクロツク発生回路9のクロツク出
力によりつくり出される。ここで、タイミングパ
ルスφAは光電素子列S1走査する走査パルスであ
り、タイミングパルスASは光電素子列S1の走査
回路SR1をスタートさせるスタートパルスと称す
るもの、そしてタイミングパルスφRは光電素子
列S1の各素子の出力を初期状態に戻すためのリセ
ツトパルスである。 こうして、光電変換回路7はモニターセンサ
M1に蓄積され被写体像の平均的光強度に応じた
電圧VMおよび光電素子列S1からの時系列信号を
それぞれ出力する。そして、この時系列信号はビ
デオ増幅器10に入力されるわけであるが、時系
列信号にはコントラスト成分を取出すに必要なビ
デオ信号とこれに重畳されたノイズ信号とが含ま
れているので、ビデオ増幅器10はノイズ信号を
除去してビデオ信号のみを増幅する差動増幅器で
構成されている。 ビデオ増幅器10の出力はコントラスト検出回
路11へ供給されており、ビデオ信号から被写体
像のコントラスト信号が抽出される。なお、コン
トラスト信号は被写体像のコントラスト分布を微
分することにより得られるが、ビデオ信号の隣接
する信号分同士の差分をとつて得たものでも実際
上何ら差支えない。そして、この操作をビデオ信
号一周期分にわたつて行なう。このようにして得
られたコントラスト信号は最大コントラスト値検
出回路12に入力され、この回路12では光電素
子列S1の一回の電荷蓄積時間における最大コント
ラスト値が検出される。そして、この最大コント
ラスト値出力は光電変換回路7の出力電圧VM
共に輝度変調選択回路13に供給され、この回路
13においてコントラスト値に応じたモニターセ
ンサM1の出力レベルを規制するいわゆる輝度変
調レベルが設定される。すなわち、最大コントラ
スト値検出回路12で得られたコントラスト値が
後述する演算回路の所要入力に達しないときには
輝度変調レベルを上昇させて電荷蓄積時間を延長
し、またコントラスト値が著しく大きいときは輝
度変調レベルを低下させて電荷蓄積時間を短縮す
る。つまり、輝度変調選択回路13は被写体像の
コントラストの大小により設定される輝度変調レ
ベルに応じて駆動回路8を制御し、光電変換回路
7のビデオ信号の大きさおよび電荷蓄積時間を変
化させるようになつている。 さらに、最大コントラスト値検出回路12の出
力がコントラスト比較・演算回路14に供給され
ることにより、両光電素子列S1,S2の出力に基づ
いて撮影レンズ1の合焦位置、前ピン状態、後ピ
ン状態、および合焦検出不可を指示する焦点指示
信号が得られるようになる。この焦点指示信号に
より発光タイオードなどで構成される焦点表示素
子15が作動する一方、撮影レンズ1の移動を図
るモータ駆動回路16を作動させる。 第4図は輝度変調選択回路13の一例を示すも
のであり、電源VDDに接続された定電流源17は
直列に接続された抵抗R1,R2,R3を介して電源
VSに連なつている。また、各抵抗R1,R2,R3
接続点にはアナログスイツチSW1,SW2,SW3
各一端が接続されており、各アナログスイツチ
SW1,SW2,SW3の他端は共通に接続されてコン
パレータ18のマイナス入力端に接続されてい
る。さらに、コンパレータ18のプラス入力端に
はモニターセンサM1の出力電圧VMが供給される
ようになつており、このプラス入力端はアナログ
スイツチSW4を介して電源VSに接続されている。
また、コンパレータ18の出力M0はアンドゲー
ト19の一方の入力端に供給され、その他方の入
力端にはフリツプフロツプ20の出力端Qが接続
されている。そして、アンドゲート19の出力は
フリツプフロツプ20のリセツト端Rに供給さ
れ、このフリツプフロツプ20の入力端Dには電
源VDDが接続されていると共にそのクロツク端CK
には駆動回路8の最終出力eodが供給されてい
る。なお、フリツプフロツプ20の出力端Qは駆
動回路8のリセツト端Rが接続されており、駆動
回路8から得られるコントロール信号MSはアナ
ログスイツチSW4のコントロールゲートに供給さ
れると共にコントラスト選択回路21に供給され
ている。また、コントラスト選択回路21の出力
により各アナログスイツチSW1,SW2,SW3の選
択が行なわれるようになつている。 次に、輝度変調選択回路13の作動を第5図の
タイミングチヤートを参照しながら説明すると、
例えばアナログスイツチSW2の選択が行なわれて
いる場合、モニターセンサM1の出力電圧VMとア
ナログスイツチSW2を介して得られる電圧MT
がコンパレータ18にて比較されるが、このとき
アナログスイツチSW4は初期状態でリセツトされ
ているので出力電圧VMは電源VSのレベルまで降
下しており、コンパレータ18の出力M0はロー
レベルとなる。そして、この状態になつたとき光
電素子列S1およびモニターセンサM1が電荷蓄積
を開始する。 この結果、モニターセンサM1に入射する平均
的光強度に応じた電圧VMが電圧MTを超えたとき
コンパレータ18の出力はローレベルからハイレ
ベルへ変化する。ここで、フリツプフロツプ20
の出力端Qがハイレベルであると仮定するとアン
ドゲート19の各入力端が共にハイレベルとなつ
てその出力もハイレベルとなり、フリツプフロツ
プ20をリセツトして出力端Qをローレベルにす
る。同時に、駆動回路8のリセツト端Rがローレ
ベルになつてクロツク発生回路9からのクロツク
により駆動回路8から光電変換回路7に向けてタ
イミングパルスφA,AS,φRを出力する。また、
MS信号は駆動回路8がリセツト解除直後にハイ
レベルになり、アナログスイツチSW4をオンに
し、モニターセンサM1の電圧をVSにリセツトし
て新たな積分を開始させる。 一方、アンドゲート19はフリツプフロツプ2
0の出力端Qがハイレベルからローレベルへ変化
することにより、出力がローレベルとなりフリツ
プフロツプ20のリセツト状態を解除し、次にア
ンドゲート19の出力がハイレベルとなるまでフ
リツプフロツプ20はリセツトを阻止される。 こうして、一連のタイミングパルスφA,AS
φRの出力が終ると駆動回路8による最終出力eod
の立上り信号によりフリツプフロツプ20のクロ
ツク端CKがローレベルからハイレベルへ変化し、
フリツプフロツプ20の出力端Qもハイレベルと
なる。このとき、駆動回路8のリセツト端Rはハ
イレベルとなつて駆動回路8はいわゆる待機状態
となる。このため、タイミングパルスφA,AS
φRは駆動回路8により設定された期間のみ出力
され、その期間内に蓄積されたビデオ信号Video
のみが光電変換回路7から出力される。また、ア
ンドゲート19はフリツプフロツプ20の出力端
Qおよびコンパレータ18の出力M0が共にハイ
レベルとなるまで待機状態となる。そして、再び
モニターセンサM1の出力電圧VMが電圧MTを超
えるとコンパレータ18の出力M0がハイレベル
となつて前述した一連の動作を繰り返すこととな
る。このように、光電素子列S1の電荷蓄積時間は
駆動回路8にて設定される時間より長くなる場合
には、モニターセンサM1の電圧VMがアナログス
イツチSW4によりVSに落ちたときから電圧MT
して設定される閾値レベルをモニターセンサM1
の出力電圧VMが超えるまでの時間となる。つま
り、閾値レベルである電圧MTをアナログスイツ
チSW1,SW2,SW3の選択により切換え、これに
より光電素子列S1の出力レベルおよび電荷蓄積時
間を変化させ得るようになる。 次に、コントラスト選択回路21につき説明す
る。第6図はこの回路21の一例を示すものであ
り、電源VDDに接続された調整抵抗R4,R5はそれ
ぞれ定電流源22,23を介して電源VSに連な
つており、各抵抗R4,R5と各定電流源22,2
3との接続点にはそれぞれコンパレータ24のプ
ラス入力端、コンパレータ25のマイナス入力端
が接続されている。また、コンパレータ24のマ
イナス入力端とコンパレータ25のプラス入力端
は共通に接続されて最大コントラスト値検出回路
12の出力Cnaxが供給されるようになついる。そ
して、コンパレータ24の出力端はD型フリツプ
フロツプ26の入力端Dに接続され、コンパレー
タ25の出力端はD型フリツプフロツプ27の入
力端Dに接続されている。また、フリツプフロツ
プ26の出力端Qはアンドゲート28の一方の入
力端に接続され、フリツプフロツプ27の出力端
Qはアンドゲート30の一方の入力端に接続され
ている。さらに、アンドゲート28の他方の入力
端はインバータ32を介してアンドゲート30の
一方の入力端に接続され、アンドゲート30の他
方の入力端はインバータ31を介してアンドゲー
ト28の一方の入力端に接続されている。また、
アンドゲート28の一方の入力端はアンドゲート
29の一方の入力端に接続され、このアンドゲー
ト29の他方の入力端はアンドゲート30の一方
の入力端に接続されている。 さらに、アンドゲート28,29,30の各出
力端はアンドゲート31,32,33;34,3
5,36、および37,38,39の各一方の入
力端に接続されており、アンドゲート31,3
4,37;32,35,38および33,36,
39の各出力端はオアゲート40,41,42の
3入力端にそれぞれ接続されている。また、オア
ゲート40,41,42の出力端にはそれぞれア
ナログスイツチSW1,SW2,SW3が接続されてい
ると共に、D型フリツプフロツプ43,44,4
5の入力端Dがそれぞれ接続されている。そし
て、フリツプフロツプ43の出力端Qはオアゲー
ト46の一方の入力端に接続されており、その他
方の入力端にはフリツプフロツプ44の出力端Q
が接続され、オアゲート46の出力端はアンドゲ
ート31の他方の入力端に接続されている。ま
た、フリツプフロツプ43の出力端Qはアンドゲ
ート35,37の他方の入力端に接続され、フリ
ツプフロツプ44の出力端Qはアンドゲート38
の入力端およびオアゲート47の一方の入力端に
接続されている。さらに、フリツプフロツプ45
の出力端Qはアンドゲート32,39およびオア
ゲート47の他方の入力端に接続され、オアゲー
ト47の出力端はアンドゲート36の他方の入力
端に接続されている。なお、アンドゲート33,
34の他方の入力端はそれぞれ接地されており、
フリツプフロツプ43,44,45およびフリツ
プフロツプ26,27の各クロツク端CKには駆
動回路8のコントロール信号MSが供給されるよ
うになつている。 このように構成されたコントラスト選択回路2
1の作動につき説明すると、調整抵抗R4,R5
より設定される設定電圧VU,VLと最大コントラ
スト値検出回路12の出力Cnaxとがコンパレータ
24,25により比較される。この場合、Cnax
VL<VUの関係が成立しているときにはコンパレ
ータ24の出力はハイレベルとなつている一方、
コンパレータ25の出力はローレベルとなつてい
る。また、VL<Cnax<VUの関係が成立している
ときにはコンパレータ24,25の各出力は共に
ハイレベルとなり、VL<VU<Cnaxの関係が成立
しているときにはコンパレータ24の出力はロー
レベルとなる一方、コンパレータ25の出力はハ
イレベルとなる。 このようなコンパレータ24,25の出力状態
はフリツプフロツプ26,27により記憶される
と共に、各出力端Qの論理状態に応じてアンドゲ
ート28,29,30の出力のうち1つの出力の
みがハイレベルとなる。例えばフリツプフロツプ
26の出力端Qがハイレベルでフリツプフロツプ
27の出力端Qがローレベルであるときには、ア
ンドゲート28の出力のみがハイレベルとなり、
他のアンドゲート29,30の出力はローレベル
となる。 すなわち、設定電圧VU,VLと最大コントラス
ト値CMAXとの大小関係によるアンドゲート28,
29,30の出力は、下表のとおりに変化する。
【表】 一方、アンドゲート31,32…39およびオ
アゲート40,41,42はいわゆるアンド・オ
ア選択ゲートを構成しており、各オアゲート4
0,41,42に接続されている3つのアンドゲ
ートにそれぞれアンドゲート28,29,30の
出力が供給されているため、アンドゲート28,
29,30の出力状態によりオアゲート40,4
1,42の入力の選択を行ない得るようになつて
いる。 また、オアゲート40,41,42の各出力は
フリツプフロツプ43,44,45の入力端Dに
それぞれ供給されていることから、フリツプフロ
ツプ43,44,45およびオアゲート46,4
7により次表に示すような論理状態が決まる。
【表】 この表においてX,Y,Zはそれぞれアンドゲ
ート30,29,28の出力状態を示し、SW1o
SW2o,SW3oはアナログスイツチSW1,SW2
SW3のn番目の状態、SW1o+1,SW2o+1,SW3o+1
はアナログスイツチSW1,SW2,SW3のn+1番
目の状態をそれぞれ示している。つまり、SWo
状態にあるときには、次のMSのクロツクにより
SWo+1の状態へ遷移する。これらのスイツチは、
モニターセンサのしきい値レベルとしての電圧
MTを設定しており、SW1がONしている場合に
電圧MTが最も高く、SW3がONしている場合が
最も低くなる。また、同表中1はハイレベルまた
はオン状態を示し、0はローレベルまたはオフ状
態を示している。すなわち、同表の論理変数は正
論理に基づいて示されている。 例えば、Xが1である場合、すなわちアンドゲ
ート30の出力のみがハイレベルである場合には
アンドゲート34,35,36の各一方の入力端
がハイレベルになるため各他方の入力端のレベル
に応じてアンドゲート34,35,36の出力レ
ベル、ひいてはアナログスイツチSW1,SW2
SW3のオン・オフ状態が定まることとなる。この
場合の論理状態についてさらに詳細に説明する
と、アンドゲート34の他方の入力端は接地され
ているためその出力端は常にローレベルであり、
したがつてオアゲート40の出力端も常にローレ
ベルである。また、アンドゲート35の一方の入
力端にはフリツプフロツプ43の出力端Qが接続
されているので、オアゲート40の出力がハイレ
ベルとなつた次の状態でオアゲート41の出力が
ハイレベルとなる。さらに、アンドゲート36の
一方の入力端にはオアゲート47の出力端が接続
されており、オアゲート47の各入力端にはフリ
ツプフロツプ44,45の出力が供給されている
から、従前の状態においてオアゲート41または
42の出力がハイレベルであるとその後の状態で
オアゲート42の出力がハイレベルとなる。 従つて、CMAXが大きい場合には、前記の対応
表に示されるようにX(アンドゲート30)が1
となるため、SW1がONであれば次のパルス入力
においてSW2がONし、SW2がONであればSW3
がONし、しきい値電圧MTを漸次下降させる。
逆に、CMAXが小さい場合には、Z(アンドゲート
28)が1となるため、SW3がONであれば次の
パルス入力においてSW2がON、SW2がONであ
ればSW1がONし、電圧MTが漸次上昇する。
CMAXが設定電圧VU,VLの間にあるときには、Y
(アンドゲート29)が1となるために、スイツ
チの状態は変化しない。 次に、上表の論理状態の成立に基づいて得られ
るコントラスト分布の強制的調整につき第7図を
参照しながら説明する。同図において破線で示さ
れた曲線はモニターセンサM1の閾値レベルとし
ての電圧MTを一定にした場合に得られるもので
あり、実線で示される曲線は電圧MTを変えた場
合に得られるもの、そして一点鎖線で示される曲
線は実線の曲線の場合における撮影レンズの繰り
出し方向を逆にしたときに得られるものである。
例えば、検出されたコントラスト値が設定電圧
VLにより定まる下限値Lに達しない場合には電
圧MTを最大に設定し、電荷蓄積時間を長くする
ことによりコントラスト値を強制的に大きくす
る。また、検出されたコントラスト値が設定電圧
VUにより定まる上限値Uを超える場合には電圧
MTを中間の値に下げる。それでもなおコントラ
スト値が上限値Uを超える場合には電圧MTを最
小の値に設定し、さらにまた上限値VU を超える
場合にはそのままの状態を保持する。 次いで、電圧MTが最小の状態で、検出された
コントラスト値が低下して下限値Lに達した場
合には電圧MTを中間の値に設定し、これにより
コントラスト値を強制的に大きくする。そして、
さらにコントラスト値が低下して下限値Lに再
び達したときは電圧MTを最大に設定し、さらに
また下限値Lに達したときはその状態を保持す
る。 このように、コントラスト分布の強制的調整を
行なつた場合は第7図に示すようにヒステリシス
特性を示すこととなる。 以上の作動をアナログスイツチSW1,SW2
SW3のオン・オフ状態を対応させると、コントラ
スト値が上限値VUを超えた領域にある場合に
アナログスイツチSW1がオン状態であるときは、
次の状態でアナログスイツチSW2をオン状態にし
て電荷蓄積時間を短かくすることによりコントラ
スト値を強制的に低下させる。また、この場合ア
ナログスイツチSW2がオン状態にあるときは、次
の状態でアナログスイツチSW3をオン状態にし、
アナログスイツチSW3がオン状態にあるときはそ
のオン状態を保持し続けるようにする。 以下説明したように、この考案によれば被写体
像が結像され光電素子列の電荷蓄積時間を定める
モニターセンサの出力レベルを規制するための閾
値レベルを、被写体像の最大コントラスト値に応
じて設定するようにしたので、コントラスト値の
変化を一定範囲に抑えることができ信号処理がす
こぶる容易となり回路構成の簡略化が図れる。こ
の結果、被写体像のコントラスト値が大き過ぎる
場合には閾値レベルを下げて電荷蓄積時間を短縮
し得るので、最大コントラスト値を検出可能な小
さい値に抑え得る一方、撮影レンズの移動を電荷
蓄積時間に応じて行なうようにした場合、速かな
移動が図れる。また、被写体像のコントラスト値
が小さ過ぎる場合でも閾値レベルを上げて電荷蓄
積時間を長くすることにより、容易に焦点位置の
検出が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は撮影レンズによるコントラスト分布を
示す光学系説明図、第2図はコントラスト値を検
出するための光電素子列の配置状態を示す光学系
説明図、第3図はこの考案に係る自動焦点検出装
置の構成を説明するブロツク図、第4図は輝度変
調選択回路の一実施例を説明する回路図、第5図
は第4図の各部位における信号波形を説明するタ
イミングチヤート、第6図はコントラスト選択回
路の一実施例を説明する回路図、第7図はこの考
案に係る装置を用いた場合に得られるコントラス
ト分布の変化を示す説明図である。 7……光電変換回路、8……駆動回路、11…
…コントラスト検出回路、12……最大コントラ
スト値検出回路、13……輝度変調選択回路、
M1……モニターセンサ、S1……光電素子列、
SR1……走査回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被写体像の光強度に応じた電荷の蓄積を図る複
    数個の微小光電素子を配列して成る光電素子列、
    被写体像の平均的光強度を検出するモニターセン
    サ、および前記光電素子列を走査して被写体像の
    光強度の時系列信号を取り出す走査回路をそれぞ
    れ有する光電変換回路と、 該光電変換回路の光電素子列から得られる時系
    列信号を入力して被写体像のコントラスト信号を
    検出するコントラスト検出回路と、 前記コントラスト検出回路の出力を受けてコン
    トラスト信号の最大値を検出する最大コントラス
    ト値検出回路と、 該最大コントラスト検出回路の出力を受けて撮
    影レンズの合焦状態を判定する演算回路と、 前記光電素子列の蓄積時間を定めるために予め
    設定されたモニター信号のしきい値を、前記最大
    コントラスト値が前記演算回路が必要とする入力
    より小さい場合に上昇させ、前記最大コントラス
    ト値が大きい場合に下降させ、前記モニター信号
    の出力が該しきい値に達するまでの時間を蓄積時
    間として設定する輝度変調選択回路とを備えたこ
    とを特徴とする自動焦点検出装置。
JP7699983U 1983-05-24 1983-05-24 自動焦点検出装置 Granted JPS59184110U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7699983U JPS59184110U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 自動焦点検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7699983U JPS59184110U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 自動焦点検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59184110U JPS59184110U (ja) 1984-12-07
JPH04332Y2 true JPH04332Y2 (ja) 1992-01-08

Family

ID=30207046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7699983U Granted JPS59184110U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 自動焦点検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59184110U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51140510A (en) * 1975-05-30 1976-12-03 Kyocera Corp Photoelectric converter device
JPS53141030A (en) * 1977-05-14 1978-12-08 Ricoh Co Ltd Camera provided with focused point detector
JPS54121689A (en) * 1978-03-15 1979-09-20 Canon Inc Adjustment method of charge storage time for photo sensor device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51140510A (en) * 1975-05-30 1976-12-03 Kyocera Corp Photoelectric converter device
JPS53141030A (en) * 1977-05-14 1978-12-08 Ricoh Co Ltd Camera provided with focused point detector
JPS54121689A (en) * 1978-03-15 1979-09-20 Canon Inc Adjustment method of charge storage time for photo sensor device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59184110U (ja) 1984-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4623237A (en) Automatic focusing device
US4422097A (en) Automatic focus controlling method
JPS59165012A (ja) オ−トフオ−カス検出装置
USRE44499E1 (en) Focus detection apparatus, method of driving the same and camera system
US4527053A (en) Focus detecting device with relative movement detection
JPS60168111A (ja) カメラの焦点調節装置
JPS63246709A (ja) 焦点検出装置
EP0401859A2 (en) Automatic focus adjustment system
JPH0230632B2 (ja)
US4716282A (en) Focus state detection method and apparatus with selective statistical processing
US4633075A (en) Signal accumulating time control method and apparatus for a signal accumulating type radiation sensing device
US4297014A (en) Camera focus detecting device
US4298259A (en) Focus detecting device for photographic camera
JPH04332Y2 (ja)
US4723073A (en) Light emission quantity control device for focus detection
JP2634409B2 (ja) 焦点検出用光電変換装置および焦点検出用光電変換装置の制御方法
JP3881395B2 (ja) 焦点検出用センサ制御装置
US5028948A (en) Photoelectric transducer apparatus for focus detection
JPS6251442B2 (ja)
JPH0233125B2 (ja) Jidoshotenkenshutsusochi
US4673806A (en) Automatic focus adjusting device
JP3163658B2 (ja) ビデオカメラ装置
JPH0554305B2 (ja)
JP2634055B2 (ja) 合焦位置検出装置
JP2832012B2 (ja) カメラの自動焦点調節装置