JPH04331859A - ステッピングモータ閉ループ制御機構におけるバックラッシの補正方法 - Google Patents

ステッピングモータ閉ループ制御機構におけるバックラッシの補正方法

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JPH04331859A
JPH04331859A JP13208591A JP13208591A JPH04331859A JP H04331859 A JPH04331859 A JP H04331859A JP 13208591 A JP13208591 A JP 13208591A JP 13208591 A JP13208591 A JP 13208591A JP H04331859 A JPH04331859 A JP H04331859A
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JP
Japan
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stepping motor
backlash
correction
gear
shaft
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JP13208591A
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Inventor
Masao Yaji
雅夫 矢治
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギヤ列を介してステッ
ピングモータと被駆動体とが連動し合うステッピングモ
ータ閉ループ制御機構におけるバックラッシの補正方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ギヤ列の回転を円滑にするため
、噛み合った歯と歯の間にはバックラッシ(隙間)が設
けられている。しかし、このバックラッシの存在により
、ギヤ列を正逆方向に回転させて調整を図るような機構
等では、精度誤差や応答遅れとして現れる場合がある。
【0003】図5は、従来の印字圧調整機構付のシリア
ルプリンタにおける要部構成を示す斜視図である。図に
おいて、このシリアルプリンタでは、印字圧調整用のス
テッピングモータ101と、アイドルギヤ102,10
3、偏心カム104a,104b、カムフォロア105
a,105b、シャフト106、プラテン107、ギヤ
108、回転位置センサ109、キャリッジユニット1
10に搭載された印字ヘッド111およびプロテクタ1
15等で構成されている。このうち、偏心カム104a
およびギヤ108はシャフト106の一端側に一体回転
可能に取り付けられ、偏心カム104bはシャフト10
6の他端側に一体回転可能に取り付けられている。また
、シャフト106は、両端にそれぞれ取り付けられてい
るスプリング112により、カムフォロア105a,1
05b側に寄せられ、偏心カム104aとカムフォロア
105aおよび偏心カム104bとカムフォロア105
bとが当接された状態で、図示せぬフレームに回転可能
に支持されている。さらに、このシャフト106上には
、上記キャリッジユニット110が支持されており、こ
のシャフト106に案内されて印字ヘッド111と共に
同図中の矢印L−R方向に往復移動可能になっている。 次に、回転センサ109は、スリットディスク113と
フォトインタラプタ114とでなり、スリットディスク
113がシャフト106上に一体回転可能に取り付けら
れ、フォトインタラプタ114がフレーム側の定位置に
固定されている。加えて、スリットディスク113には
、その面上の同心位置に複数のスリット孔113aが円
周に沿って点在して設けられており、このスリット孔1
13aがフォトインタラプタ115で検出されてシャフ
ト106の回転量を知ることができる状態になっている
【0004】図6は、図5に示したプリンタにおいて印
字圧を自動的に調整するための制御回路をブロック図で
示すものである。なお、図6において図5と同一符号を
付したものは図5と同一のものを示している。図におい
て、中央処理装置(μCPU)121には、アドレスバ
ス122およびデータバス123を介して受信データを
格納するためのメモリ(RAM)124と、この中央処
理装置121からメモリ124に格納されたデータに従
って動作するためのプログラムが予め書き込まれたメモ
リ(ROM)125が接続されている。また、この中央
処理装置121には、ステッピングモータ駆動回路12
6を介して上記ステッピングモータ101が接続されて
いるとともに、回転位置センサ109の出力信号127
が入力可能になっている。
【0005】次に、このシリアルプリンタにおける印字
圧の調整動作を図5および図6と共に説明する。まず、
印字圧の調整を行う場合は、中央処理装置121よりス
テッピングモータ駆動回路126にステッピングモータ
101を反時計回り方向(図5中の矢印C方向)に回転
させる指示が与えられ、ステッピングモータ101が反
時計回り方向に回転する。すると、このステッピングモ
ータ101の回転が出力軸101a上の出力ギヤ102
,103,108を順次介してシャフト106に伝達さ
れ、シャフト106が図5中の時計回り方向に回転する
。また、このシャフト106が回転すると、偏心カム1
04a,104bとカムフォロア105a,105bと
の制御で、キャリッジユニット110が図5中の矢印A
方向に移動する。同時に、シャフト106の回転は、こ
の回転と一体に回転するスリットディスク113のスリ
ット孔113aがフォトインタラプタ114内を順次横
切って行くときに、フォトインタラプタ114より出力
される信号が中央処理装置121で計数され、この出力
信号で常に監視されている。そして、最初は、プラテン
107とプロテクタ115の間隔が、印字用紙129を
セットするのに支障のない距離だけ確保できる位置にな
るまで、キャリッジユニット110を図5中の矢印A方
向に移動させる。次いで、ステッピングモータ101を
前とは逆に、時計回り方向(図5中の矢印N方向)に回
転させる指示がステッピングモータ駆動回路126に与
えられ、ステッピングモータ101が時計回り方向に回
転する。すると、シャフト106が図5中の反時計回り
方向に回転し、偏心カム104a,104bとカムフォ
ロア105a,105bとの制御により、キャリッジユ
ニット110が図5中の矢印B方向に移動する。そして
、プロテクタ115が印字用紙129を挟んでプラテン
107に当接するまで移動する。また、それ以上移動で
きなくなると、シャフト106の回転も停止する。する
と、フォトインタラプタ114からの信号(スリット信
号)の変化が得られなくなり、中央処理装置121はプ
ロテクタ115が印字用紙129を挟んでプラテン10
7に当接したことを認識し、ステッピングモータ101
を停止させる指示がステッピングモータ駆動回路126
に与えられ、ステッピングモータ101の回転が停止す
る。次いで、印字ヘッド111と印字用紙129の間に
適当な距離を得るために、ステッピングモータ101を
反時計回り方向(図5中の矢印C方向)に回転させる指
示がステッピングモータ駆動回路126に与えられ、ス
テッピングモータ101が反時計回り方向に回転する。 この場合の回転量は、ステッピングモータ101をxス
テップ回転させると印字ヘッド111と印字用紙129
との間の所望する適当な距離(L)が得られるとすれば
、これにαステップ分を加えた(x+α)ステップだけ
回転させる。また、その後、ステッピングモータ101
を時計回り方向に上記αステップ分だけ回転させる指示
がステッピングモータ駆動回路126に与えられ、ステ
ッピングモータ101がαステップ分だけ回転して停止
する。すると、これにより印字ヘッド111と印字用紙
129の間に所望する距離(L)が得られ、印字圧の調
整が終了する。このようにして印字圧の調整が終了した
後は、ステッピングモータ駆動回路126を介してステ
ッピングモータ101の停止相に保持電流を流し、その
位置を固定しておくための指令信号が中央処理装置12
1より出される。これにより、ステッピングモータ10
1の停止位置が固定され、印字ヘッド111の往復動作
やプラテン107の改行動作等の振動によって不用意に
移動しないように保持される。
【0006】なお、上記印字圧調整時にステッピングモ
ータ101を回転させる量のうち、αステップ分回転さ
せる理由は、ステッピングモータ101の出力ギヤ12
8からギヤ108に至るまでのバックラッシを見込んだ
ものである。これについて、図7と共にさらに説明する
。また、ここでは、説明を簡略化するため、ステッピン
グモータ101の出力軸101aとシャフト106との
間には、出力ギヤ128とギヤ102だけが介装されて
いるものとして説明する。まず、出力ギヤ128とギヤ
102との間には、噛み合い回転を円滑にするために、
歯128aと歯102aの間にバックラッシが設けられ
ている。そこで、プロテクタ115と印字用紙129が
当接した後、ステッピングモータ101を反時計回り方
向(矢印C方向)にxステップ分だけ回転させた時点で
回転を止めてしまうと、この後で印字を行うときに、印
字ヘッド111のヘッドピン(不図示)をプラテン10
7に打ち付ける反発力で、キャリッジユニット111が
図5中の矢印A方向に寄せる力が働く。そして、キャリ
ッジユニット111がA方向に寄せられると、偏心カム
104a,104b,カムフォロア105a,105b
により、シャフト106は時計回り方向に、出力ギヤ1
28は反時計回り方向にそれぞれ回されようとする。こ
こで、ステッピングモータ101は、印字開始直前には
反時計回り方向に回転していたため、出力ギヤ128と
ギヤ102は図7(a)に示すように片側に寄せられて
互いに当接されている。したがって、印字によってギヤ
102が出力ギヤ128を反時計回り方向に回転させる
方向に動こうとすると、ステッピングモータ101が停
止相に保持されていても、これらのギヤ列のバックラッ
シ分は容易に動いてしまい、この動きに伴ってキャリッ
ジユニット110がその分図5中の矢印A方向にずれて
しまうことになる。そこで、これを防ぐのに、ステッピ
ングモータ101を(x+α)ステップ分だけ反時計回
り方向へ余計に回転させ、この後αステップ分だけ時計
回り方向に戻し、出力ギヤ128とギヤ102を図7(
b)に示すように寄せた状態を作ると、出力ギヤ128
とギヤ102の間のバックラッシによる影響を少なくす
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリアルプリンタで行っているようなバックラッシによ
る影響を補正する方法では、ステッピングモータ101
のαステップ分の動作量は、出力ギヤ128からギヤ1
08に至るまでの実際のバックラッシ分のバラツキを見
込んで設定されている値である。したがって、この値を
十分大きく設定すれば、ギヤ間のバックラッシによるバ
ラツキを吸収することができる。ところが、この値を大
きく設定すればする程、バックラッシの小さいギヤ列に
ついては不必要な時間を多く費やし、効率が悪くなると
言う問題点があった。また、上記見込み量を少なく設定
した場合には、十分な補正ができないと言う問題点もあ
った。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はギヤ列内の必要最小限度のバック
ラッシ補正動作を効率良く、確実に行うことのできるス
テッピングモータ閉ループ制御機構におけるバックラッ
シの補正方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明に係るステッピングモータ閉ループ制御機構に
おけるバックラッシの補正方法は、ギヤ列を介してステ
ッピングモータと連動する被駆動体の動作位置を検出す
るためのセンサと、前記ステッピングモータが反転駆動
されてから前記センサの出力信号が変化するまでの間の
ステップ数を計数する手段とを備え、前記計数手段で計
数された値を前記ギヤ列のバックラッシ量として、これ
を補正するようにしたもである。
【0010】
【作用】この構成によれば、ステッピングモータと被駆
動体との間におけるバックラッシ量を、反転駆動されて
からセンサの出力信号が変化するまでの間に計数された
ステップ数をバックラッシ量として測定し、この実測値
分だけバックラッシ補正を行うので、必要最小限の補正
動作で済むことになる。また、ステッピングモータと被
駆動体との間に存在するバックラッシを包括的に測定し
、この値に基づいて補正を行うのでギヤ列内のギヤ間で
バックラッシ量がバラついていたとしても、これに影響
されることなく確実な補正を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図2は本発明に係る補正方法を適用し
た印字圧調整機構付シリアルプリンタの一実施例を示す
要部構成斜視図である。図2において、このシリアルプ
リンタでは、印字圧調整用のステッピングモータ1と、
アイドルギヤ2,3、偏心カム4a,4b、カムフォロ
ア5a,5b、シャフト6、プラテン7、ギヤ8、回転
位置センサ9、キャリッジユニット10に搭載された印
字ヘッド11およびプロテクタ15等で構成されている
。このうち、偏心カム4aおよびギヤ8はシャフト6の
一端側に一体回転可能に取り付けられ、偏心カム4bは
シャフト6の他端側に一体回転可能に取り付けられてい
る。また、シャフト6は、両端にそれぞれ取り付けられ
ているスプリング12により、カムフォロア5a,5b
側に寄せられ、偏心カム4aとカムフォロア5aおよび
偏心カム4bとカムフォロア5bとが当接された状態で
、図示せぬフレームに回転可能に支持されている。さら
に、このシャフト6上には、上記キャリッジユニット1
0が支持されており、このシャフト6に案内されて印字
ヘッド11と共に同図中の矢印L−R方向に往復移動可
能になっている。次に、回転センサ9は、スリットディ
スク13とフォトインタラプタ14とでなり、スリット
ディスク13がシャフト6上に一体回転可能に取り付け
られ、フォトインタラプタ14がフレーム側の定位置に
固定されている。加えて、スリットディスク13には、
その面上の同心位置に複数のスリット孔13aが円周に
沿って点在して設けられており、このスリット孔13a
がフォトインタラプタ15で検出されてシャフト6の回
転量を知ることができる状態になっている。
【0012】図3は、図2に示したプリンタにおいて印
字圧を自動的に調整するための制御回路をブロック図で
示すものである。なお、図3において図2と同一符号を
付したものは図2と同一のものを示している。図3にお
いて、中央処理装置(μCPU)21には、アドレスバ
ス22およびデータバス23を介して受信データを格納
するためのメモリ(RAM)24と、この中央処理装置
21からメモリ24に格納されたデータに従って動作す
るためのプログラムが予め書き込まれたメモリ(ROM
)25が接続されている。また、この中央処理装置21
には、ステッピングモータ駆動回路26を介して上記ス
テッピングモータ1が接続されているとともに、回転位
置センサ9の出力信号27が入力可能になっている。
【0013】図1は、メモリ(ROM)25内に格納さ
れた各種プログラムのうち、中央処理装置21が出力ギ
ヤ28からギヤ8に至るまでの間のバックラッシを補正
するプログラムに従う制御手順を示すフローチャートで
ある。そこで、このシリアルプリンタにおける印字圧の
調整動作を、バックラッシの補正方法も含めて図1乃至
図3と共に次に説明する。まず、プロテクタ15が印字
用紙29を挟んでプラテン7に当接するまで移動させる
前に、出力ギヤ28からギヤ8に至るまでの間のバック
ラッシ量を、図1のフローチャートに従って包括的に測
定する。この測定では、最初に相切換数の値を「0」に
リセットし(ステップST1)、次いでステッピングモ
ータ1を反時計回り方向に1ステップずつ、フォトイン
タラプタ14からスリット信号変化が現れるまで回転さ
せる(ステップST2,3)。そして、ステップST3
でスリット信号変化が現れたと判定されたらステップS
T4へ進み、ステッピングモータ1を1ステップずつ逆
に時計回り方向に反転させる。ここで、図4は、このバ
ックラッシ測定時におけるステッピングモータ相切換信
号とスリット信号変化の関係を示すものであり、もし仮
にバックラッシ量が0ならば図4中の点線の如く、ステ
ップST4でステッピングモータ1を反転した直後にシ
ャフト6の回転が行われてスリット信号変化が現れる筈
である。しかし、バックラッシ量がステッピングモータ
1のステップおよびスリット信号変化よりも十分大きい
場合は、スリット信号変化が図4中の実線の如くギヤ列
のバックラッシ分だけ遅れて現れることになる。したが
って、シャフト6に回転が伝達されてステップST6で
スリット信号変化が有ったと判定するまでの間は、ステ
ップST5で相切換数nを「1」ずつ更新しながら計数
する。また、ステップST6でスリット信号変化が検出
されたらステップST7へ進み、ステップST5で得ら
れた相切換数nから「1」を引いた値(n−1)である
ステップ数分をバックラッシ量としてメモリ(RAM)
24に登録する。そして、以後は、この実際に測定して
得た値(n−1)をバックラッシ量として補正用データ
として使用する。なお、このバックラッシ測定動作は、
一般には工場出荷時およびその後のオーバーホール時な
どに実行されるもので、通常の印字圧の調整では行われ
ない。
【0014】次に、印字圧の調整を行う場合について説
明する。まず、印字圧の調整を行う場合は、中央処理装
置21よりステッピングモータ駆動回路26に、ステッ
ピングモータ1を時計回り方向(図2中の矢印N方向)
に回転させる指示が与えられ、ステッピングモータ1が
時計回り方向に回転する。すると、シャフト6が図2中
の反時計回り方向に回転し、偏心カム4a,4bとカム
フォロア5a,5bとの制御によって、キャリッジユニ
ット10が図2中の矢印B方向に移動する。そして、プ
ロテクタ15が印字用紙29を挟んでプラテン7に当接
するまで移動する。また、それ以上移動できなくなると
、シャフト6の回転も停止する。すると、フォトインタ
ラプタ14からの信号(スリット信号)の変化が得られ
なくなり、これによって中央処理装置21はプロテクタ
15が印字用紙29を挟んでプラテン7に当接したこと
を認識し、ステッピングモータ1を停止させる指示がス
テッピングモータ駆動回路26に与えられ、ステッピン
グモータ1の回転が停止する。次いで、印字ヘッド11
と印字用紙29の間に適当な距離を得るために、ステッ
ピングモータ1を反時計回り方向(図2中の矢印C方向
)に回転させる指示がステッピングモータ駆動回路26
に与えられ、ステッピングモータ1が反時計回り方向に
回転する。この場合の回転量は、ステッピングモータ1
をxステップ回転させると印字ヘッド11と印字用紙2
9との間の所望する適当な距離(L)が得られるとすれ
ば、メモリ(RAM)24に登録してあるバックラッシ
量を基に、値(x+n−1)ステップ分だけ回転させる
。次いで、ステッピングモータ1を時計回り方向(図2
中の矢印N方向)に(n−1)ステップ分だけ回転させ
ると、バックラッシ分だけ補正され、バックラッシによ
る影響をなくした印字圧の調整が完了する。また、この
ようにして印字圧の調整が終了した後は、ステッピング
モータ駆動回路26を介してステッピングモータ1の停
止相に保持電流を流し、ステッピングモータ1の停止位
置が固定される。
【0015】したがって、上記実施例によるシリアルプ
リンタでは、印字圧を調整する機構におけるステッピン
グモータ1とシャフト6との間におけるバックラッシを
調整する場合、従来のように見込み量で補正するのでは
なく、実際のバックラッシ量を測定し、この値分のみの
バックラッシ補正を行うので、必要最小限の補正動作で
済むことになり、効率的に補正を行うことができる。ま
た、出力ギヤ28とギヤ8との間に存在するバックラッ
シを包括的に測定し、この値に基づいて補正を行うので
、ギヤ列内のギヤ間でバックラッシ量がバラついていて
も、これに影響されることなく確実なバックラッシ補正
を行うことができる。よって、この補正方法を用いた印
字圧調整機構では、精度の高い印字圧の調整を行うこと
ができ、印字品位を向上させることができる。
【0016】なお、上記実施例では、シリアルプリンタ
の印字圧調整機構に適用した場合について説明したが、
これに限ることなくギヤ列を介してステッピングモータ
と被駆動体(上記実施例ではシャフト6)とが連動し合
うステッピングモータ閉ループ制御機構におけるバック
ラッシを補正する方法として広く適用できるものである
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るステ
ッピングモータ閉ループ制御機構におけるバックラッシ
の補正方法によれば、ステッピングモータと被駆動体と
の間におけるバックラッシ量を、反転駆動されてからセ
ンサの出力信号が変化するまでの間に計数されたステッ
プ数をバックラッシ量として測定し、この実測値分のみ
バックラッシ補正を行うので、必要最小限の補正動作で
済むことになり、短時間で効率よく補正を行うことがで
きる。また、ステッピングモータと被駆動体との間に存
在するバックラッシを包括的に測定し、この値に基づい
て補正を行うのでギヤ列内のギヤ間でバックラッシ量が
バラついていたとしても、これに影響されることなく確
実な補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステッピングモータ閉ループ制御
機構におけるバックラッシの補正方法の制御手順を示す
フローチャートである。
【図2】本発明に係るステッピングモータ閉ループ制御
機構におけるバックラッシの補正方法を適用した印字圧
調整機構付シリアルプリンタの一実施例を示す要部構成
斜視図である。
【図3】図2に示した同上プリンタで印字圧を自動的に
調整するための制御回路の一例を示すブロック図である
【図4】図2に示した同上プリンタにおけるバックラッ
シ測定時のステッピングモータ相切換信号とスリット信
号との関係を示す図である。
【図5】従来のバックラッシ補正方法を適用した印字圧
調整機構付シリアルプリンタの一例を示す要部構成斜視
図である。
【図6】図5に示した同上プリンタで印字圧を自動的に
調整するための制御回路の一例を示すブロック図である
【図7】バックラッシ補正方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1  ステッピングモータ 2  ギヤ 3  ギヤ 6  シャフト(被駆動体) 8  ギヤ 9  回転位置センサ 28  ギヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ステッピングモータと被駆動体との間
    にギヤ列を介装し、前記ギヤ列を介して前記ステッピン
    グモータと前記被駆動体とが連動するステッピングモー
    タ閉ループ制御機構におけるバックラッシの補正方法に
    おいて、前記被駆動体の動作位置を検出するセンサと、
    前記ステッピングモータが反転駆動されてから前記セン
    サの出力信号が変化するまでの間のステップ数を計数す
    る手段とを備え、前記計数手段で計数された値を前記ギ
    ヤ列のバックラッシ量として補正することを特徴とする
    ステッピングモータ閉ループ制御機構におけるバックラ
    ッシの補正方法。
JP13208591A 1991-05-07 1991-05-07 ステッピングモータ閉ループ制御機構におけるバックラッシの補正方法 Pending JPH04331859A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2371634A (en) * 2001-01-30 2002-07-31 Aqualisa Products Ltd Mixing valve control apparatus

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