JPH04330633A - 磁気記録媒体の塗布装置 - Google Patents

磁気記録媒体の塗布装置

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Publication number
JPH04330633A
JPH04330633A JP10067691A JP10067691A JPH04330633A JP H04330633 A JPH04330633 A JP H04330633A JP 10067691 A JP10067691 A JP 10067691A JP 10067691 A JP10067691 A JP 10067691A JP H04330633 A JPH04330633 A JP H04330633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying section
magnetic recording
recording medium
coating device
pure water
Prior art date
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Pending
Application number
JP10067691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Watanabe
勝 渡辺
Yasushige Shimizu
恭重 清水
Tsumoru Ohata
積 大畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10067691A priority Critical patent/JPH04330633A/ja
Publication of JPH04330633A publication Critical patent/JPH04330633A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗布型磁気記録媒体の塗
布装置に関し、特にドロップアウトの少ない磁気記録媒
体を製造するのに有効な乾燥部を備えた塗布装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】塗布型磁気記録媒体は通常、厚さ4〜7
5μm、幅100〜1000mmの長尺のポリエチレン
テレフタレート等のフイルムの上に、塗布装置により磁
性塗料などを塗布し、磁性層や必要に応じバックコート
層を形成後、乾燥して巻取る。その後、カレンダ−装置
により塗布表面の平滑化処理を施した後、スリッタ−装
置により所定の製品幅に裁断して巻取り、テープカセッ
トに納めて製品とする。
【0003】近年、磁気記録媒体の高密度化に伴って、
ドロップアウトは製品品質上重大な欠陥となっており、
ドロップアウトの発生原因の中では磁性層上あるいは磁
性層中の異物が最も大きな因子である。
【0004】そこで従来は、(図2)に示すような巻出
し部1、ダンサ−ロ−ル3、ウェブ2を走行させるため
の駆動手段であるフィ−ドロ−ル4、ウェブの蛇行エッ
ヂポジションコントロ−ラ5、塗布ヘッド6、平滑処理
バ−7、配向磁石8、乾燥部9、巻取り部10、要所に
配置されたガイドロ−ル11からなる塗布装置をクリー
ンルーム12内に設置し、製造中の磁気記録媒体への異
物の付着を抑制することでドロップアウトの対策を行っ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の手段では必ずしもドロップアウトを大幅に低減
することはできなかった。
【0006】塗布ヘッド6で磁性層などをフイルム上に
形成された磁気記録媒体が乾燥部9内を通過するとき、
フイルムのエッヂがガイドロール等でこすれて発生する
フイルムの削れ粉や、磁性層の削れ粉等が、乾燥部9内
で乾燥風により異物として飛散し、乾燥部の内壁に付着
堆積していく。この異物が、乾燥風の影響で再び乾燥部
内壁から飛散し、乾燥中の磁気記録媒体に付着し、それ
がドロップアウトの原因となる。そこで従来は、乾燥部
内に付着した異物を除去するために、作業者が自らの手
と不織布と純水により定期的に乾燥部内を掃除していた
。しかし、乾燥部内は乾燥風を吹くための乾燥風吹き出
し口13が多数配置されているために作業者の手が届か
ない部分などが存在し、前記した乾燥部内の掃除手段で
は乾燥部内壁に付着した異物を完全に除去することは極
めて困難であった。その結果、乾燥部内に残った異物が
乾燥中の磁気記録媒体に付着し、ドロップアウトが発生
していた。
【0007】本発明はこのような従来の問題点を解決し
、ドロップアウトの少ない磁気記録媒体を製造するため
の塗布装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の塗布装置は、塗布型磁気記録媒体を製造するた
めのクリーンルーム内に設置された塗布装置の乾燥部に
関し、乾燥部内に複数個のスプレーノズルと、乾燥部外
に前記スプレーノズルへ純水とコンプレストエアとを供
給する手段と、乾燥部内に前記洗浄水を排水する手段と
を有していることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】前記した構成により、スプレーノズルから吹き
出された純水により乾燥部内壁に付着した異物は全て除
去され、前記純水と異物とは乾燥部外へ排水されるので
、乾燥部内を異物のない状態にできる。
【0010】
【実施例】以下具体的に本発明の実施例について、図面
を参照しながら説明する。(図1)は本発明の塗布装置
において、乾燥部の一部の断面図と純水を給/排水する
手段の一例を示したものである。
【0011】乾燥部9のダクト22を通った乾燥風は、
乾燥部内壁の上下に設けられた乾燥風吹き出し口13か
らから吹き出されて湿潤状態の塗膜を乾燥する。乾燥部
内壁19から乾燥部内側に突き出た形で、スプレーノズ
ル14を設けてある。スプレーノズル14は隣合う乾燥
風吹き出し口13の間に配置し、乾燥部内壁19及び乾
燥風吹き出し口13を均一に洗浄できるようにしてある
。ダクト22内には、スプレーノズル14に純水を供給
するための純水供給パイプ18が設けてあり、複数個の
スプレーノズルに純水を供給する。また、乾燥部の下側
には排水口15を設けてあり、本実施例においては、排
水口15は、乾燥部内の乾燥風の排気口と兼用である。 なお、乾燥部9の下面9aには、排水パイプ17の開口
部17aに向かってテーパを設けてあり、排水がパイプ
17に流れ込むようにしてある。乾燥部9の外部には純
水用のタンク20、ポンプ21で構成される純水供給部
がある。またパイプ18から分岐する形で、バルブ23
を設け、バルブ23の他端は、コンプレストエアの供給
源に接続されている。コンプレストエアは、フィルタに
よりクラス1〜50のクリーンエアにしてある。
【0012】以下各部の動作について説明する。乾燥部
9の洗浄を開始する前に、まずタンク20に純水を満た
す。このときバルブ16は開の状態、バルブ23は閉の
状態である。洗浄の時はポンプ21を運転し、純水をタ
ンク20からパイプ18を通してスプレーノズル14に
供給し、スプレーノズル14から噴射された純水により
乾燥部内壁19を洗浄する。純水の噴射により乾燥部内
壁19に付着している異物が除去され、純水と共に排水
口15から排水され、さらに排水パイプ17を通って乾
燥部9外へ排水される。スプレーノズルから純水を噴射
する時間は約1分程度でよい。洗浄を終了すると、ポン
プ21の運転を停止し、バルブ23を開の状態にして、
コンプレストエアをパイプ18に供給し、パイプ18内
とスプレーノズル14内の純水を押し出す。その後、バ
ルブ23とバルブ16を閉にし、乾燥風吹き出し口13
から乾燥風を吹き出し、乾燥部内の純水を蒸発させ、全
ての洗浄作業を終了する。
【0013】以上のように構成された塗布装置を用いて
、20日間連続的に塗布作業を行った後、さらに上記し
た洗浄作業を行ない、(表1)に示す磁性塗布液を、フ
イルム厚さ10μmのポリエチレンフタレート上に塗布
し、カレンダー装置により塗膜表面を平滑化処理した後
、硬化装置にて一定時間硬化処理を行い、スリッター装
置により1/2インチ幅に裁断し磁気記録媒体を作成し
た。
【0014】
【表1】
【0015】作成した磁気記録媒体をテ−プカセットに
入れて、そのドロップアウトの測定を行った。ドロップ
アウトは再生出力として10μsec、−10dB以上
の大きさのものを検出した結果を(表2)に示す。
【0016】
【表2】
【0017】なお比較例として、従来の(図2)に示し
た塗布装置を用いて、20日間連続的に塗布作業を行っ
た後、作業者が自らの手と不織布と純水により乾燥部内
を掃除した後、実施例と同様に磁気記録媒体を作成し、
さらにドロップアウトを測定した結果を(表2)に示す
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明による磁気記録媒体
の塗布装置は、乾燥部内を均一に且つ確実に洗浄できる
ので、乾燥部内壁に付着している異物を全て除去できる
。その結果、磁気記録媒体のドロップアウトを大幅に低
減でき、製品品質を格段に向上させることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の磁気記録媒体の塗布装置の乾
燥部側面図である。
【図2】従来例の磁気記録媒体の塗布装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1  巻出し部 2  ウェブ 3a、3b、3c、3d  ダンサ−ロ−ル4a、4b
、4c  フィ−ドロ−ル 5a、5b  エッヂポジションコントロ−ラ6  塗
布ヘッド 7  平滑処理バ− 8  配向磁石 9  乾燥部 10  巻取り部 11  ガイドロール 12  クリ−ンル−ム 13  乾燥風吹き出し口 14  スプレーノズル 15  排水口 16  バルブ 17  排水パイプ 18  純水供給パイプ 19  乾燥部内壁 20  タンク 21  ポンプ 22  ダクト 23  バルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塗布型磁気記録媒体を製造するための
    クリーンルーム内に設置された塗布装置の乾燥部に関し
    、前記乾燥部内に複数個のスプレーノズルと、前記乾燥
    部外に前記スプレーノズルへ洗浄水とコンプレストエア
    とを供給する手段と、前記乾燥部内に前記洗浄水を排水
    する手段とを具備してなる磁気記録媒体の塗布装置。
  2. 【請求項2】  洗浄水が純水であることを特徴とする
    請求項1記載の磁気記録媒体の塗布装置。
  3. 【請求項3】  コンプレストエアがクラス1〜50の
    クリーンエアであることを特徴とする請求項1記載の磁
    気記録媒体の塗布装置。
JP10067691A 1991-05-02 1991-05-02 磁気記録媒体の塗布装置 Pending JPH04330633A (ja)

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JP10067691A JPH04330633A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 磁気記録媒体の塗布装置

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JP10067691A JPH04330633A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 磁気記録媒体の塗布装置

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JPH04330633A true JPH04330633A (ja) 1992-11-18

Family

ID=14280362

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JP10067691A Pending JPH04330633A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 磁気記録媒体の塗布装置

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