JPH04330238A - ニワトリ受精卵（胚）の体外培養法 - Google Patents
ニワトリ受精卵（胚）の体外培養法Info
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- JPH04330238A JPH04330238A JP3126657A JP12665791A JPH04330238A JP H04330238 A JPH04330238 A JP H04330238A JP 3126657 A JP3126657 A JP 3126657A JP 12665791 A JP12665791 A JP 12665791A JP H04330238 A JPH04330238 A JP H04330238A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M21/00—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses
- C12M21/10—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses adapted for the cultivation of avian eggs or in avian eggs, e.g. for vaccine production
-
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ニワトリの受精卵（胚
）を体外で胚盤葉期まで発生させるようにした培養法に
関するものである。
）を体外で胚盤葉期まで発生させるようにした培養法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、受精直後のニワトリの受精卵（胚
）の培養法としては、卵白に胚を沈めて４１℃で培養す
る方法が知られている。この方法においては、細胞分割
の初期までの発生が限度で、胚盤葉期（ステージＸ）ま
で発生を進めることは出来なかった。また、未分割のニ
ワトリ受精卵（胚）の培養法としては、受精卵（胚）を
培養液（水様性卵白と塩類溶液を３：２に混合したもの
）と共にガラス瓶に入れ、ラップでガラス瓶の口を密封
して４１〜４２℃で培養する方法がある。この方法では
、未分割の受精卵（胚）を胚盤葉期（ステージＸ）まで
発生させることが出来る。しかし、この場合には、放卵
後２時間４５分（排卵後およそ２時間１５分）経過して
、受精卵（胚）が卵管膨大部の下部まで下降してきて、
卵黄のまわりに濃厚卵白が十分に形成されていることが
必要であり、受精直後の場合のように、濃厚卵白がほと
んど形成されていないステージの受精卵（胚）の培養に
は適用することは出来なかった。
）の培養法としては、卵白に胚を沈めて４１℃で培養す
る方法が知られている。この方法においては、細胞分割
の初期までの発生が限度で、胚盤葉期（ステージＸ）ま
で発生を進めることは出来なかった。また、未分割のニ
ワトリ受精卵（胚）の培養法としては、受精卵（胚）を
培養液（水様性卵白と塩類溶液を３：２に混合したもの
）と共にガラス瓶に入れ、ラップでガラス瓶の口を密封
して４１〜４２℃で培養する方法がある。この方法では
、未分割の受精卵（胚）を胚盤葉期（ステージＸ）まで
発生させることが出来る。しかし、この場合には、放卵
後２時間４５分（排卵後およそ２時間１５分）経過して
、受精卵（胚）が卵管膨大部の下部まで下降してきて、
卵黄のまわりに濃厚卵白が十分に形成されていることが
必要であり、受精直後の場合のように、濃厚卵白がほと
んど形成されていないステージの受精卵（胚）の培養に
は適用することは出来なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】受精直後のニワトリ受
精卵（胚）は卵管膨大部の上部にあり、卵黄のまわりに
ムチン性の卵白と一部濃厚卵白が形成された段階にある
。従来の培養技術では、上述のようにこのステージの受
精卵（胚）を、胚盤葉期（ステージＸ）まで正常に発生
させることは出来なかった。本発明では、受精直後のニ
ワトリ受精卵（胚）を、体外で胚盤葉期（ステージＸ）
まで発生させる培養法を開発し、胚盤葉期（ステージＸ
）以降の胚の培養法（胚盤葉期〜３日目胚まで、３日目
胚〜孵化まで）と組み合わせることにより、孵化させる
ことを目的とする。
精卵（胚）は卵管膨大部の上部にあり、卵黄のまわりに
ムチン性の卵白と一部濃厚卵白が形成された段階にある
。従来の培養技術では、上述のようにこのステージの受
精卵（胚）を、胚盤葉期（ステージＸ）まで正常に発生
させることは出来なかった。本発明では、受精直後のニ
ワトリ受精卵（胚）を、体外で胚盤葉期（ステージＸ）
まで発生させる培養法を開発し、胚盤葉期（ステージＸ
）以降の胚の培養法（胚盤葉期〜３日目胚まで、３日目
胚〜孵化まで）と組み合わせることにより、孵化させる
ことを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、受精直後のニワトリ受精卵（胚）を、水
様性卵白を入れた容器に入れ、胚盤部分を含む卵黄上に
ガーゼを被せて受精卵（胚）を胚盤葉期まで発生させる
ようにしたことを特徴とする。
めに本発明は、受精直後のニワトリ受精卵（胚）を、水
様性卵白を入れた容器に入れ、胚盤部分を含む卵黄上に
ガーゼを被せて受精卵（胚）を胚盤葉期まで発生させる
ようにしたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記の方法によって、本発明のニワトリ受精卵
（胚）の体外培養法は、受精直後の受精卵（胚）を、体
外で培養することにより胚盤葉期（ステージＸ）まで発
生させることが出来る。さらに、胚盤葉期以降の培養法
と組み合わせることにより、雛を孵化させることが出来
る。
（胚）の体外培養法は、受精直後の受精卵（胚）を、体
外で培養することにより胚盤葉期（ステージＸ）まで発
生させることが出来る。さらに、胚盤葉期以降の培養法
と組み合わせることにより、雛を孵化させることが出来
る。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面及び表を参
照して説明する。受精直後のニワトリ受精卵（胚）は、
放卵後６０〜８０分（排卵後およそ３０〜４０分）にニ
ワトリの卵管膨大部の上部より取出し、この受精卵（胚
）１を、内径４５ｍｍ、高さ５０ｍｍのガラス瓶２に入
れ、さらに水様性卵白３を５ｍｌ加える。次に、受精卵
（胚）１の卵黄１ｂを回転させて、胚盤１ａを卵黄１ｂ
の真上に位置させた後、３ｃｍ四方のガーゼ１枚を、胚
盤１ａを含む卵黄１ｂの上に被せる。このとき、ガーゼ
４の四隅が水様性卵白３に浸るようにする。そして、ラ
ップ５でガラス瓶２の口を密封し、輪ゴム６で固定する
。この状態で４１．５℃で２６時間培養する。
照して説明する。受精直後のニワトリ受精卵（胚）は、
放卵後６０〜８０分（排卵後およそ３０〜４０分）にニ
ワトリの卵管膨大部の上部より取出し、この受精卵（胚
）１を、内径４５ｍｍ、高さ５０ｍｍのガラス瓶２に入
れ、さらに水様性卵白３を５ｍｌ加える。次に、受精卵
（胚）１の卵黄１ｂを回転させて、胚盤１ａを卵黄１ｂ
の真上に位置させた後、３ｃｍ四方のガーゼ１枚を、胚
盤１ａを含む卵黄１ｂの上に被せる。このとき、ガーゼ
４の四隅が水様性卵白３に浸るようにする。そして、ラ
ップ５でガラス瓶２の口を密封し、輪ゴム６で固定する
。この状態で４１．５℃で２６時間培養する。
【０００７】上記のように、受精直後のニワトリ受精卵
（胚）１を体外で培養することにより、胚盤葉期（ステ
ージＸ）まで発生させることが出来る。さらに、胚盤葉
期以降の培養法と組み合わせることにより、雛を孵化さ
せることが出来る。表１に、本発明による受精卵（胚）
の体外培養法と胚盤葉期以降の培養法とを組み合わせて
、受精直後のニワトリ受精卵（胚）を培養したときの生
存率と孵化率を示した。また、比較のために、産卵後の
受精卵（胚）（胚盤葉期、ステージＸ）を、胚盤葉期以
降の培養法で培養した成績についても示した。
（胚）１を体外で培養することにより、胚盤葉期（ステ
ージＸ）まで発生させることが出来る。さらに、胚盤葉
期以降の培養法と組み合わせることにより、雛を孵化さ
せることが出来る。表１に、本発明による受精卵（胚）
の体外培養法と胚盤葉期以降の培養法とを組み合わせて
、受精直後のニワトリ受精卵（胚）を培養したときの生
存率と孵化率を示した。また、比較のために、産卵後の
受精卵（胚）（胚盤葉期、ステージＸ）を、胚盤葉期以
降の培養法で培養した成績についても示した。
【０００８】本発明の受精卵（胚）の体外培養法により
、受精直後のニワトリ受精卵（胚）を培養することによ
って、少なくとも４６．３％が胚盤葉期（ステージＸ）
まで発生し、さらに、１９．５％が孵化した。以上のよ
うに、本発明は、これまで不可能であった受精直後のニ
ワトリ受精卵（胚）を体外培養し、さらに、胚盤葉期以
降の培養法により培養することにより、雛を孵化させる
ことが可能となった。従って、本発明による受精卵（胚
）の体外培養法は、ニワトリ受精卵（胚）の培養におい
て有用な技術となるものである。
、受精直後のニワトリ受精卵（胚）を培養することによ
って、少なくとも４６．３％が胚盤葉期（ステージＸ）
まで発生し、さらに、１９．５％が孵化した。以上のよ
うに、本発明は、これまで不可能であった受精直後のニ
ワトリ受精卵（胚）を体外培養し、さらに、胚盤葉期以
降の培養法により培養することにより、雛を孵化させる
ことが可能となった。従って、本発明による受精卵（胚
）の体外培養法は、ニワトリ受精卵（胚）の培養におい
て有用な技術となるものである。
【０００９】
【表１】
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明のニワトリ受
精卵（胚）の体外培養法によれば、受精直後のニワトリ
受精卵（胚）を、水様性卵白を入れた容器に入れ、胚盤
部分を含む卵黄上にガーゼを被せて受精卵（胚）を胚盤
葉期まで発生させるようにしたので、これまで不可能で
あった受精直後のニワトリ受精卵（胚）を体外培養する
ことが出来る。また、胚盤葉期以降の培養法により培養
することにより、雛を孵化させることが可能となった。 。
精卵（胚）の体外培養法によれば、受精直後のニワトリ
受精卵（胚）を、水様性卵白を入れた容器に入れ、胚盤
部分を含む卵黄上にガーゼを被せて受精卵（胚）を胚盤
葉期まで発生させるようにしたので、これまで不可能で
あった受精直後のニワトリ受精卵（胚）を体外培養する
ことが出来る。また、胚盤葉期以降の培養法により培養
することにより、雛を孵化させることが可能となった。 。
【図面の簡単な説明】
【図１】受精直後から胚盤葉期までのニワトリ受精卵（
胚）の体外培養法の模式図を示す側面図である。
胚）の体外培養法の模式図を示す側面図である。
【図２】同平面図である。
１ ニワトリ受精卵（胚）
１ａ 胚盤
１ｂ 卵黄
２ ガラス瓶
３ 水様性卵白
４ ガーゼ
５ ラップ
６ 輪ゴム
Claims (1)
- 【請求項１】 受精直後のニワトリ受精卵（胚）を、
水様性卵白を入れた容器に入れ、胚盤部分を含む卵黄上
にガーゼを被せて受精卵（胚）を胚盤葉期まで発生させ
るようにしたことを特徴とするニワトリ受精卵（胚）の
体外培養法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12665791A JPH0669336B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ニワトリ受精卵（胚）の体外培養法 |
| US07/761,547 US5286641A (en) | 1991-04-30 | 1991-09-18 | In vitro culture method for a fertilized ovum of a hen |
| DK91116159.4T DK0511431T3 (da) | 1991-04-30 | 1991-09-23 | In Vitro fremgangsmåde til dyrkning af et befrugtet hønseæg |
| EP91116159A EP0511431B1 (en) | 1991-04-30 | 1991-09-23 | In vitro culture method for a fertilized ovum of a hen |
| DE69123444T DE69123444T2 (de) | 1991-04-30 | 1991-09-23 | Verfahren zur Züchtung von befruchteten Hühnereiern in vitro |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12665791A JPH0669336B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ニワトリ受精卵（胚）の体外培養法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04330238A true JPH04330238A (ja) | 1992-11-18 |
| JPH0669336B2 JPH0669336B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=14940647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12665791A Expired - Lifetime JPH0669336B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ニワトリ受精卵（胚）の体外培養法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5286641A (ja) |
| EP (1) | EP0511431B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0669336B2 (ja) |
| DE (1) | DE69123444T2 (ja) |
| DK (1) | DK0511431T3 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1297745B1 (en) * | 2001-09-26 | 2007-11-14 | Ovagen International Ltd. | A method of producing avian eggs and birds of specified contamination free status |
| US7117814B2 (en) * | 2001-09-26 | 2006-10-10 | Ovagen International Limited | Method of producing avian eggs and birds of germ-free status |
| ATE311099T1 (de) | 2002-03-14 | 2005-12-15 | Namaxx Genomics Gmbh | Verfahren zur retortenaufzucht von geflügelembryonen |
| WO2007096418A1 (en) | 2006-02-23 | 2007-08-30 | Ovagen International Limited | Improved methods of producing avian eggs and birds of specified germ-free status |
| AU2007217449A1 (en) | 2006-02-23 | 2007-08-30 | Ovagen International Limited | Method for incubation and hatching of eggs |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| HU193607B (en) * | 1985-07-18 | 1987-11-30 | Innofinance Altalanos Innovaci | Process for production of sexual products applyable for natural or artificial insemination for mammates |
| GB8714426D0 (en) * | 1987-06-19 | 1987-07-22 | Agricultural & Food Res | Culture technique |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP12665791A patent/JPH0669336B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-09-18 US US07/761,547 patent/US5286641A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-09-23 DK DK91116159.4T patent/DK0511431T3/da active
- 1991-09-23 DE DE69123444T patent/DE69123444T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-09-23 EP EP91116159A patent/EP0511431B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5286641A (en) | 1994-02-15 |
| JPH0669336B2 (ja) | 1994-09-07 |
| EP0511431B1 (en) | 1996-12-04 |
| EP0511431A2 (en) | 1992-11-04 |
| DE69123444D1 (de) | 1997-01-16 |
| EP0511431A3 (en) | 1993-03-03 |
| DE69123444T2 (de) | 1997-07-03 |
| DK0511431T3 (da) | 1996-12-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |