JPH043292Y2 - - Google Patents

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JPH043292Y2
JPH043292Y2 JP1985165808U JP16580885U JPH043292Y2 JP H043292 Y2 JPH043292 Y2 JP H043292Y2 JP 1985165808 U JP1985165808 U JP 1985165808U JP 16580885 U JP16580885 U JP 16580885U JP H043292 Y2 JPH043292 Y2 JP H043292Y2
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illumination
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は顕微鏡等に適する照明装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
実体顕微鏡は第6図に示されるように、試料台
10の端に鉛直に立てて固定された支柱11に顕
微鏡本体8に固定された図示されない支持リング
を介して懸架されて使用に供される。観察者は支
持リングを弛緩せしめるノブ12を廻すことで顕
微鏡本体を支柱に沿つて上下させ、試料台10上
に置かれた試料に対し適当な倍率で位置を保持し
て観察し作業する。試料台10上の立体的試料を
照明する照明装置は1′は、顕微鏡本体8におい
て対物レンズ鏡筒8aの先端又は周囲に固着さ
れ、光源5より光学フアイバー2によつて導かれ
た光を試料に照射する。
一般に実体顕微鏡は低倍率の対物レンズを備え
比較適広い視野で試料を観察するものであるか
ら、従来顕微鏡に使用されてきた照明装置は試料
を均一に照らすことで充分とされ、古くは簡易顕
微鏡で使われてきた如く、独立別体型の投射照明
装置も使用されてきたが、特殊な場合を除き極端
な影ができるので嫌われていた。一方対物レンズ
鏡筒の外周に固着されたフアイバー照明装置は、
例えば実開昭50−73446号公報に記載のものは、
対物レンズの周りから光束を出射し均一に試料を
照射して影はできにくいが、対物レンズ鏡筒に固
定されて照射角度は予め設定された一つの角度に
決まつているため必ずしも良好な照明を提供する
ことができなかつた。普通実体顕微鏡は高倍対物
レンズになると対物レンズと試料間の距離が近く
なつて視野は狭くなり〔第7図〕、低倍対物レ
ンズになると対物レンズと試料間の距離が遠くな
つて視野は広くなる〔第8図〕。従来の型フア
イバー照明装置を高倍対物レンズに取付けると視
野内には照明光はあまりまわりこまず、全体的に
暗い照明となり〔第7図〕、低倍対物レンズに
取付けると視野内の中心部が暗い即ちムラのある
照明となつてしまう〔第8図〕。この場合明る
く均一な照明光を得るには、照明光束をリング中
心に指向させなければならないが、そのための手
段としてはフアイバー光束自体を内向きに配置す
るか集光レンズを用いるか又は反射鏡を用いるも
のが上記引例に開示されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところがこのように対物レンズ鏡筒に固定され
たフアイバー照明装置は照射角度は予め一つに固
定されているため、所望の試料観察に適当な倍率
や視野が得られる位置で顕微鏡を保持しても、試
料への照明光は明るさと均一性の点で必ずしも良
好な照明が得られないという欠点があつた。本考
案は上記問題点に鑑み所望の試料観察に適当な倍
率や視野において良好な照明光を照射することが
可能で、且つ出射部を特徴ある構成とすることに
より少なくとも二以上の照射角度で試料を照明で
きる出射部を備えた照明装置を提供することを目
適とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案のフアイバー照明装置によれば、異なる
径の円環その他の形状に配設される各光学フアイ
バーの出射端は互いに異なる出射角を有するよう
に構成されていて、少なくとも二つの照射角度の
異なる照明光が得られるようになつている。この
ように少なくとも二以上の照射角度の異なる照明
光を照射することにより、所望の試料観察に適当
な倍率や視野において良好な照明が得られる。
〔実施例〕
以下図示した実施例に基づき本考案を詳細に説
明する。先づ第1図及び第2図において、1はリ
ング型フアイバー照明装置、2はフアイバー束2
a,2b,2cから成る光学フアイバーで照明装
置1の出射面3と各フアイバーの光軸とが角α,
β,γをなすようにリング状の形状に配列固定さ
れた出射端3a,3b,3cを有し、且つフアイ
バー束2a,2b,2cの入射端4a,4b,4
cは入射面4において一線上に配列されている。
5は光源で6は光源と共に入射面4に対し矢印の
方向に移動可能でフアイバー束2a,2b,2c
に択一的又は連続的に光を入射させ得るシヤツタ
ーである。
本案照明装置は上記のように構成されているか
らフアイバー束2a,2b,2cの入射端4a,
4b,4cに択一的に光を入射すると、出射面3
では夫々照射角度の異なる三つの照明光が択一的
に出射される。この実施例では光学フアイバー2
を三つのフアイバー束2a,2b,2cに分割し
たがさらに多分割すればより多くの照射角度の異
なる照明光が得られ、最終的には殆ど連続に近い
照射角度の選択も可能となる。
第3図に本考案の第二の実施例を示す。この実
施例では出射面3でフアイバー束2a,2b,2
cはすべて平行に束ねられているが、出射部切断
面が光学フアイバー2a,2b,2cの光軸と
夫々異なる角度を成してリング状又はそれ以外の
形状の配列で出射面3に固定される。
光源5、シヤツター6は第一実施例と同作用を
する。ここで光学フアイバーの出射部切断面の角
度がもたらす効果について説明すると、例えば光
学フアイバーの一端から光を入射し他端から出射
する場合、出射側の切断面が光学フアイバー光軸
に対して垂直であれば出射光の方向は光学フアイ
バーの光軸と一致する。しかし出射部切断面が光
学フアイバー光軸に対し垂直以外であれば、境界
面で光は屈折し、出射光と光学フアイバーの光軸
はある角度をなす。つまり光束の出射部切断面で
プリズム効果が現われ、しかも光軸に対する境界
面の傾きでその屈折方向が決定される。第4図は
本考案の第二の実施例における出射面3付近の拡
大図である。光学フアイバー2a,2b,2cは
その出射部切断面が光学フアイバー光軸となす角
度が夫々異なるため夫々の境界面で光束が屈折
し、出射端3aから出射する光の方向は光学フア
イバー2aの光軸2a′と同一方向に、出射端3b
から出射する光の方向は光学フアイバー2bの光
軸2b′に対し角δ傾斜し、入射端3cから出射す
る光の方向は光学フアイバー2cの光軸2c′に対
し角ε傾斜する。従つて出射面3で平行に束ねら
れた光学フアイバーであつても、光学フアイバー
光軸に対して出射部切断面の角度を変えることに
より、照射光角度を夫々異なる方向に変えられ
る。この場合でも第一実施例と同様に入射面4に
おいて入射端4a,4b,4cに択一的に光を入
射せしめると、出射面3で照射角度の異なる三つ
の照明光が択一的に出射され、照射角度の選択が
可能となる。
第5図に本考案の第三の実施例を示す。本例の
場合出射面3で光学フアイバーはすべて平行に束
ねられ又出射部切断面も光学フアイバー光軸に対
しすべて同方向であるが出射面3の異なる位置に
リング状又はそれ以外の形状で配列固定される。
7はプリズムで光学フアイバーの出射端3a,
3b,3cの位置によつて屈折方向が異なるよう
に加工されて出射面3に固定される。光源5、シ
ヤツタ6は第一実施例と同作用をする。入射部を
選択することにより照射角度変更可能なことも第
一及び第二実施例と同様である。
第7図は高倍対物レンズに照明装置を取付けた
場合の状態図Aと試料面での光強度分布を示すグ
ラフBであり、第8図は低倍対物レンズにフアイ
バー照明装置を取付けた場合で、A及びBの関係
は第7図と同様である。は従来型のは本考案
の照明装置を用いた場合である。尚光強度分布を
示すグラフBでx軸は状態図Aに対応する試料面
の位置、y軸は光強度である。第7図及び第8図
で8aは対物レンズ鏡筒、1はフアイバー照明装
置、3は照明光出射面、3lは出射面3からの照
明光で試料面10aの視野範囲10bを照明す
る。高倍対物レンズになると対物レンズと試料間
の距離が近くなつて視野は狭くなるし、低倍対物
レンズになると対物レンズと試料間の距離が遠く
なつて視野は広くなる。第7図では視野内に照
明光はあまりまわりこまず全体的に暗い照明で、
第8図では視野内の中心部が暗い即ちムラのあ
る照明である。しかし本願考案の如く照明光を指
向させしかも少なくとも二つ以上の照射角度で試
料を照射できる格別特徴ある照明装置を使用すれ
ば、第7図及び第8図に示す如く良好な照明
光が得られる。即ち対物レンズと試料間の距離が
変わつても少なくとも二つ以上の角度で試料を照
明できるので、角度が一つに決まつている場合の
照明光のズレによる不都合を解消できるからであ
る。
〔考案の効果〕
上述の如く本願考案による照明装置は所望の試
料観察に適当な倍率や視野が得られる位置で保持
された実体顕微鏡下の試料へ良好な照明を提供で
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案による照明装置の構成を示す
図、第2図は第一の実施例を示す図、第3図は第
二の実施例を示す図、第4図は第二の実施例の出
射面付近の拡大図、第5図は第三の実施例を示す
図、第6図は照明装置を備えた従来の実体顕微鏡
の例、第7図は高倍対物レンズに第8図は低倍対
物レンズに夫々照明装置を取付けた場合の状態図
と光強度分布を示すグラフを示す図である。 1……リング型フアイバー照明装置、1′……
フアイバー照明装置、2,2a,2b,2c……
光学フアイバー、3……出射面、3a,3b,3
c……出射端、4……入射面、4a,4b,4c
……入射端、5……光源、6……シヤツター、7
……プリズム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 実体顕微鏡のリング型フアイバー照明装置にお
    いて、多数の光フアイバーの出射端を対物レンズ
    の周辺にリング状に配列して成る複数のフアイバ
    ー束を有し、各フアイバー束の光フアイバーの光
    軸の角度をフアイバー束毎に異ならせることによ
    り各フアイバー束毎に異なる照射角度で対物レン
    ズの倍率に応じて観察視野を照射するようにした
    ことを特徴とする照明装置。
JP1985165808U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH043292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985165808U JPH043292Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985165808U JPH043292Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6274210U JPS6274210U (ja) 1987-05-12
JPH043292Y2 true JPH043292Y2 (ja) 1992-02-03

Family

ID=31096186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985165808U Expired JPH043292Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP (1) JPH043292Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4980747U (ja) * 1972-10-30 1974-07-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6274210U (ja) 1987-05-12

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