JPH04329120A - フィラメントワインディング方法 - Google Patents

フィラメントワインディング方法

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JPH04329120A
JPH04329120A JP3098729A JP9872991A JPH04329120A JP H04329120 A JPH04329120 A JP H04329120A JP 3098729 A JP3098729 A JP 3098729A JP 9872991 A JP9872991 A JP 9872991A JP H04329120 A JPH04329120 A JP H04329120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
resin
heating
fiber
mandrel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3098729A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mizuno
宏 水野
Kazuhisa Hanaura
花浦 和久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04329120A publication Critical patent/JPH04329120A/ja
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,耐熱樹脂系複合材料製
品の製造に用いられるフィラメントワインディング方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】フィラメントワインディングによる成形
方法は,使用する繊維と同繊維を含浸する樹脂,及び使
用される装置によって多種多様にわたっているが,耐熱
樹脂系材料を従来一般的に行われている手法で実施した
場合について以下説明する。
【0003】耐熱性樹脂(耐熱エポキシ樹脂,ビスマレ
イミド樹脂など)は常温付近では固体のため,フィラメ
ントワインディング成形時に以下に示すような方法で樹
脂の低粘度化を図り,積層間のち密化を図る必要がある
【0004】(1)   加熱融解含浸方法(図6参照
)マンドレル01に繊維010を巻き取る直前に,樹脂
を加熱融解した槽09に繊維010を通して樹脂を繊維
に含浸させ,樹脂の低粘度状態でワインディングヘッド
03を通してワインディングを行なう。
【0005】(2)   溶剤溶解含浸方法(図6参照
)樹脂の低粘度化に有機溶剤を用いて,前記 (1) 
の方法におけると同様の方法でワインディングを行なう
【0006】(3)   加熱マンドル方式(図7参照
)前記 (1) と (2) の方法は、繊維と樹脂を
個別に用いる方法であるが、この方式はあらかじめ繊維
に樹脂を含浸させた成形素材(以下トウプレグという)
02を用いるもので,トウプレグの樹脂の低粘度化のた
め,加熱機能を備えたマンドレル011にトウプレグ0
2を巻いて樹脂の低粘度状態を保持しながらワインディ
ングヘッド03を適してワインディングを行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の代表的な従来の
方法で,フィラメントワインディングを実施した場合,
それぞれ次に示すような欠点があった。
【0008】(1)   加熱融解含浸方法繊維の中ま
で十分な樹脂含浸状態を得るためには,樹脂を十分低粘
度化状態に置き,かつワインディング中はその状態を維
持する必要がある。従って,樹脂のポットライフの制約
などがあり,効率良く作業を継続できないなどの欠点が
ある。
【0009】(2)   溶剤溶解方法この方法は、樹
脂を有機溶剤で希釈して低粘度化を図るため,ワインデ
ィング後確実に有機溶剤を除去しないとボイド等の不具
合発生要因となり,特に厚肉成形品の場合,その不具合
要因排除のための工程追加が必要となるなどの欠点があ
る。
【0010】(3)   加熱マンドル方式マンドレル
加熱方式としては,加熱空気送風方式,蒸気加熱方式,
電熱ヒータ加熱方式及び誘導加熱方式などの種々方式が
考えられるが,マンドレル自身の構造が複雑になると共
に,マンドレル自身のみならず外部加熱制御系が必要と
なる。また,このようなマンドレルを装着するためには
,ワインディング装置の構造にも制約がでてくる。以上
の理由で,この方式は取扱い性,高価格などの欠点があ
る。
【0011】本発明は,従来のものがもつ以上のような
問題点を解消させ,常温で固体状態である樹脂をマトリ
ックスとするフィラメントワインディング成形を容易か
つ簡単に実施できるフィラメントワインディング方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は,マンドレルに
強化繊維を巻付け,常温で固形状態となる樹脂をマトリ
ックスとするフィラメントワインディング方法おいて,
素材として常温で固形状態となる樹脂を含浸させた繊維
を用い,前記繊維に含浸された樹脂を巻付け時に加熱し
て軟化させる加熱源の角度を繊維の巻き角に応じて変化
させて加熱源を巻付けられる繊維に正対させるようにし
た。
【0013】
【作用】本発明では,巻付けられる繊維の巻き角に応じ
て加熱源の角度を変化させることによって,加熱源が巻
付けられる繊維に正対する。これによって、マンドレル
に巻付けられる繊維に含浸された樹脂は確実に加熱され
て軟化され,ち密なワインディングを行なうことができ
る。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を,図1ないし図5によって
説明する。
【0015】図1は本実施例に用いられる装置の全体構
成図であって,マンドレル1,常温で固形状態となるエ
ポキシ,ビスマレイミドなどの樹脂を含浸させたガラス
,芳香族ポリアミド・炭素などの繊維であるトウプレグ
2,ワインディングヘッド3,デリバリーアイ取付部4
,自在回転継手5,加熱送風器6及び角度調節機構7,
及び温度センサ8より成っている。
【0016】加熱送風器6は,ワインディングヘッド3
のマンドレル1側の面に自在回転継手5を介して装着さ
れ,電熱ヒータ,シースヒータ等を熱源とするものであ
り,トウプレグ2を軟化させるのに充分な熱風を送風す
ることが可能なように構成される。トウプレグ2の種類
により熱風の温度コントロールが必要となるが,加熱送
風器6の先に温度センサ8を取り付け,この温度センサ
8でトウプレグ2に送風されている熱風の温度を検出し
,加熱送風器6の調節を行うことで各樹脂に適した熱風
の供給を可能としている。
【0017】図2は,加熱送風器6の吹出口形状につい
て示したものである。吹出口形状は,使用するトウプレ
グ2の幅,本数及び使用する樹脂の軟化具合により主に
図2(a)〜(d)に示される3形状が用いられる。図
2(a)に示されるものは最も単純な場合であり,加熱
範囲が狭く,短時間の加熱でトウプレグ2の軟化が可能
な際に使用する。図2(b),(c)に示されるものは
,同じ形状を有し1本1本のトウプレグ2の幅が広い場
合,または使用本数が多い場合等,加熱範囲を広く要す
る際に用いられる。図2(d)に示されるものは,トウ
プレグ2に使用されている樹脂が高粘度タイプで,軟化
に時間を要する際に用いられる。また,図2では加熱送
風器6と吹出口を1個のものとして示しているが,複数
とするようにしてもよい。
【0018】ワインディングヘッド3には,マンドレル
に巻付けられるトウプレグ2が通過するデリバリーアイ
10とその取付部4が設けられ,前記デリバリーアイ取
付部4は,ワインディングヘッド3に回転できるように
取付けられ,図示しないフィラメントワインディングの
制御用コンピュータの指令によって所定角度回転するよ
うになっている。同デリバリーアイ取付部の外周には,
U字状の角度調整機構7が装着され,同角度調整機構7
のU字状の先端からは加熱送風器6の両側方まで延びる
2個の突出部7a,7aが設けられている。また,ワイ
ンディングヘッド3は,前記のフィラメントワインディ
ング制御用コンピュータの指令によって,マンドレル1
の軸方向に水平に移動できるようになっている。
【0019】本発明の第1の実施例(フープ巻き)を,
図3によって説明する。このフープ巻きでは,トウプレ
グ2はデリバリーアイ10を通って回転するマンドレル
1の軸に直角に近い角度で巻付けられる。ワインディン
グヘッド3に自在回転継手5を介して装着された加熱送
風器6は,マンドレル1の軸に直交する方向を向くよう
に配置され,矢印で示すワインディングヘッド3のマン
ドレル1軸方向への水平移動に伴なって移動し,マンド
レル1に巻付けられるトウプレグ2に正対した位置で動
作してトウプレグ2に含浸された樹脂を軟化させながら
ワインディングを行なう。
【0020】このように,巻付けられるトウプレグ2に
含浸された樹脂が軟化されることによって,ち密なワイ
ンディングを行なうことができる。
【0021】本発明の第2の実施例(ヘリカル巻き)を
,図4によって説明する。本実施例では,トウプレグ2
はデリバリーアイ10を通ってマンドレル1の軸に傾め
に等角度をもって巻付けられる。ワインディングヘッド
3が矢印に示すようにマンドレル1軸方向に水平移動す
るのに伴って,デリバリーアイ取付部4がフィラメント
ワインディング制御用のコンピュータによって回転し,
同取付部4に装着された角度調節機構7が矢印方向に回
転し,角度調節機構7の一方の突出部7aが加熱送風器
6に接触して加熱送風器6をワインディングヘッド3の
移動方向とは逆方向に回転させて,加熱送風器6に巻付
けられるトウプレグ2と同一の傾きを与える。
【0022】従って,加熱送風器6はマンドレル1上に
巻付けられるトウプレグ2と正対する位置が与えられ,
フープ巻きの場合と同様に加熱送風器6によってトウプ
レグ2の樹脂を軟化させながらワインディングが行なわ
れる。
【0023】本発明の第3の実施例(インプレーン巻き
)を,図5によって説明する。本実施例において、円筒
部のワインディングを行う時には,前記第2の実施例の
ヘリカル巻きと同様にしてワインディングが行なわれる
。端部曲面部のワインディングを行う時には,トウプレ
グ2と加熱送風器6の距離が,図5に示すように,離れ
るために,加熱が充分に行なわれないという不具合を生
じる。本実施例では,これに対処するために,加熱送風
器6で温度調節を行なう方法か,フィラメントワインデ
ィング制御用のコンピュータによって端部曲面にワイン
ディングを行う時のみトウプレグ2の送り速度を遅くす
ることで加熱時間を長くする方法等が採用される。これ
らの方法を用いてトウプレグ2の樹脂を軟化させながら
トウプレグ2の巻付けを行ない,ち密なワインディング
を行なうことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように,本発明では,常温
で固形状態となる樹脂を含浸させた繊維の樹脂を巻付け
時に加熱して軟化させる加熱源の角度を,繊維の巻き角
度に応じて変化させて加熱源を繊維に正対させることに
よって,巻付けられる樹脂に含浸された樹脂を確実に軟
化させることができ,ち密なワインディングを行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いられる装置の全体構成図
である。
【図2】図2(a)〜(d)は本発明の実施例に用いら
れる加熱送風器吹出口の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の正面図である。
【図5】本発明の第3の実施例の正面図である。
【図6】従来のフィラメントワインディング方法の1例
の全体を示す側面図である。
【図7】従来のフィラメントワインディング方法の他の
例の全体を示す側面図である。
【符号の説明】
1    マンドレル 2    トウプレグ 3    ワインディングヘッド 4    デリバリーアイ取付部 5    自在回転継手 6    加熱送風器 6a  加熱送風器の吹出口 7    角度調整機構 8    温度センサ 10  デリバリーアイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  マンドレルに強化繊維を巻付け,常温
    で固形状態となる樹脂をマトリックスとするフィラメン
    トワインディング方法において,素材として常温で固形
    状態となる樹脂を含浸させた繊維を用い,前記繊維に含
    浸された樹脂を巻付け時に加熱して軟化させる加熱源の
    角度を繊維の巻き角度に応じて変化させて加熱源を巻付
    けられる繊維に正対させるようにしたことを特徴とする
    フィラメントワインディング方法。
JP3098729A 1991-04-30 1991-04-30 フィラメントワインディング方法 Withdrawn JPH04329120A (ja)

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JP3098729A JPH04329120A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 フィラメントワインディング方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001115A1 (en) 2002-06-20 2003-12-31 Rocky Mountain Composites, Inc. Resin impregnated multi orientation composite material
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