JPH04328655A - キャッシュメモリ - Google Patents

キャッシュメモリ

Info

Publication number
JPH04328655A
JPH04328655A JP3098744A JP9874491A JPH04328655A JP H04328655 A JPH04328655 A JP H04328655A JP 3098744 A JP3098744 A JP 3098744A JP 9874491 A JP9874491 A JP 9874491A JP H04328655 A JPH04328655 A JP H04328655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cache
data
tag
address
cache memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3098744A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Nogami
一孝 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3098744A priority Critical patent/JPH04328655A/ja
Publication of JPH04328655A publication Critical patent/JPH04328655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キャッシュメモリに
係わるものであり、特に、CPUバスとシステムバスの
2つのインタフェースを持つキャッシュメモリに使用さ
れるキャッシュメモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャッシュメモリには、論理アドレスに
よってアクセスされるキャッシュメモリ(以下、論理ア
ドレスキャッシュと称す)と、物理アドレスによってア
クセスされる物理アドレスキャッシュメモリ(以下、物
理アドレスキャッシュと称す)の2通りがある。図6は
、論理アドレスキャッシュの構成を示すものである。 この論理アドレスキャッシュは、論理アドレス・タグと
、バリッド・ビットおよびデータとからなる複数のセッ
ト0,1〜nによって構成されている。図7は、論理ア
ドレスキャッシュを用いたマルチCPUシステムを概略
的に示すものである。
【0003】このマルチCPUシステムは、複数のCP
U11a、11b、これらCPU11a、11bに接続
された論理アドレスキャッシュ12a、12b、これら
論理アドレスキャッシュ12a、12bとシステムバス
13の相互間にそれぞれ接続され、物理アドレスを論理
アドレスに変換するアドレス変換回路14a、14b、
CPU11a、11bとシステムバス13の相互間にそ
れぞれ接続され、アドレス変換等を行うMMU(メモリ
・マネイジメント・ユニット)15a、15b、システ
ムバス13に接続された主記憶装置16とによって構成
されている。
【0004】上記構成において、データを読み出す場合
、論理アドレスキャッシュ12a、12bはCPU11
a、11bから出力された論理アドレスを直接受け、こ
の論理アドレスがある場合、すなわち、ヒットした場合
、キャッシュ12a、12bからCPU11a、11b
にデータを出力する。また、キャッシュ12a、12b
にCPU11a、11bから出力された論理アドレスが
ない場合、すなわち、ミスした場合、MMU15a、1
5bで論理アドレスを物理アドレスに変換し、システム
バス13上の主記憶装置16をアクセスし、CPU11
a、11bにデータを供給すると同時に、論理アドレス
キャッシュ12a、12bのキャッシュメモリにデータ
を書込む。
【0005】一方、論理アドレスキャッシュ12aが接
続されているCPU11aとは異なるCPU11bから
主記憶装置16にデータが書き込まれた場合、主記憶装
置16に記憶されたデータと論理アドレスキャッシュ1
2a、12bに記憶されたデータを一致させる必要があ
る。この場合、アドレス変換回路14a、14bにより
、物理アドレスを論理アドレスに変換してインバリデー
ト動作、あるいはアップデート動作を行わなければなら
ず、複雑な制御が必要である。さらに、複数の論理アド
レスが一つの物理アドレスに対応している場合には、対
応する論理アドレスの数だけインバリデート動作やアッ
プデート動作を行わなければならず、制御は一層複雑に
なる。尚、以下、図面において、実線は論理アドレスを
示し、点線は物理アドレスを示し、一点破線はデータを
示すものとする。図8は、物理アドレスキャッシュを概
略的に示すものである。この物理アドレスキャッシュは
、物理アドレス・タグ、バリッド・ビットとデータとか
らなる複数のセット0,1〜nによって構成されている
。図9は、物理アドレスキャッシュを用いたマルチCP
Uシステムを概略的に示すものである。
【0006】このマルチCPUシステムは、複数のCP
U21a、21b、これらCPU21a、21bに接続
されたMMU22a、22b、これらMMU22a、2
2bとシステムバス23の相互間に接続されたキャッシ
ュメモリを含む物理アドレスキャッシュ24a、24b
、システムバス23に接続された主記憶装置25とによ
って構成されている。
【0007】上記構成において、データを読み出す場合
、物理アドレスキャッシュ24a、24bでは、CPU
21a、21bが出力する論理アドレスをMMU22a
、22bで物理アドレスに変換した後、物理アドレスキ
ャッシュ24a、24bのキャッシュメモリにアクセス
する。キャッシュがヒットした場合にはキャッシュメモ
リからデータをCPU21a、21bに供給し、キャッ
シュがミスした場合は、物理アドレスでシステムバス2
3上の主記憶装置25をアクセスし、データをCPU2
1a、21bに供給すると同時に、物理アドレスキャッ
シュ24a、24bのキャッシュメモリにデータを書込
む。
【0008】一方、例えば物理アドレスキャッシュ24
aに接続されているCPU21aとは異なるCPU21
bから主記憶装置25にデータの書き込みが行われた場
合、主記憶装置16に記憶されたデータと物理アドレス
キャッシュ24a、24bに記憶されたデータを一致さ
せる必要がある。物理アドレスキャッシュの場合、物理
アドレスによって直接インバリデート動作、あるいはア
ップデート動作を行うことができる。このため、制御は
論理アドレスキャッシュよりも簡単である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、論理ア
ドレスキャッシュは、CPUからキャッシュメモリをア
クセス場合、MMUを介す必要がないため、物理アドレ
スキャッシュより高速なアクセスを実現できる。しかし
、インバリデート動作やアップデート動作を行う場合、
複雑な制御を必要とするのでマルチCPUシステムには
適さない。
【0010】一方、物理アドレスキャッシュは、インバ
リデート動作やアップデート動作は論理アドレスキャッ
シュよりも制御が簡単である。しかし、CPUからキャ
ッシュメモリをアクセスする場合は、MMUによってア
ドレスを変換する必要があるため、論理アドレスキャッ
シュよりも低速である。このため、オン・チップ・キャ
ッシュのように、高速性を要求される装置では、システ
ムの性能を低下させてしまう問題を有していた。。
【0011】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、論理アド
レスキャッシュと同等に高速で、且つ、インバリデード
動作やアップデート動作が物理アドレスキャッシュと同
様に容易に行うことが可能なキャッシュメモリを提供し
ようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のキャッシュメ
モリは、上記課題を解決するため、主記憶装置の記憶領
域に対応した複数のセットを有し、各セットはデータと
、このデータの有効/無効を示すフラッグと、前記デー
タに対応する第1のアドレス情報を保持するタグと、第
2のアドレス情報を保持するタグとから構成されている
。また、各セットは、さらにプロセスを識別するための
プロセスID情報を有している。さらに、第1のアドレ
ス情報は、論理アドレスの一部であり、第2のアドレス
情報は物理アドレスの一部によって構成されている。 また、データの有効/無効を示すフラッグを記憶するメ
モリ部分は、少なくとも2ポート以上のポートを持つメ
モリによって構成されている。さらに、データを記憶す
るメモリ部分は、少なくとも2ポート以上のポートを持
つメモリによって構成されている。
【0013】
【作用】この発明のキャッシュメモリは、各セットに第
1のアドレス情報を保持するタグと、第2のアドレス情
報を保持するタグを有し、この第1のアドレス情報は、
論理アドレスの一部によって構成され、第2のアドレス
情報は物理アドレスの一部によって構成されている。し
たがって、第1のアドレス情報を使用することによって
、論理アドレスキャッシュと同等の高速動作が可能であ
り、第2のアドレス情報を使用することにより、インバ
リデード動作やアップデート動作が物理アドレスキャッ
シュと同様に容易に行うことができる。
【0014】また、各セットに、プロセスを識別するた
めのプロセスID情報を設けることにより、複数のプロ
セス(タスク)によってキャッシュメモリを共有するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0016】図1は、この発明のキャッシュメモリの構
成を示すものである。このキャッシュメモリは主記憶装
置の記憶領域に対応した複数のセット0,1〜nによっ
て構成され、各セットは論理アドレス・タグ(VTAG
)、物理アドレス・タグ(PTAG)、バリッド・ビッ
ト(V) 、およびデータ(DATA)によって構成さ
れている。前記論理アドレス・タグはデータの論理アド
レス情報を保持するメモリ、物理アドレス・タグはデー
タの物理アドレス情報を保持するメモリ、バリッド・ビ
ットはデータの有効/無効を示すフラッグが設けられる
メモリである。
【0017】この発明のキャッシュメモリ(以下、マル
チ・タグ・キャッシュと呼ぶ)は、データに対して論理
アドレス・タグと物理アドレス・タグの2つのアドレス
・タグを有している。したがって、このマルチ・タグ・
キャッシュは、論理アドレスでも、物理アドレスでも直
接アクセスできる特徴を有している。。図2は、上記マ
ルチ・タグ・キャッシュを用いて構成したマルチCPU
システムを概略的に示すものである。
【0018】CPU31a、31bには、MMU32a
、32bが接続されるとともに、マルチ・タグ・キャッ
シュ33a、33bが接続されている。これらMMU3
2a、32b、およびマルチ・タグ・キャッシュ33a
、33bはそれぞれシステムバス34に接続されている
。このシステムバス34には主記憶装置35が接続され
ている。
【0019】上記構成において、データを読み出す場合
、マルチ・タグ・キャッシュ33a、33bはCPU3
1a、31bから出力される論理アドレスを直接受け、
ヒットした場合、マルチ・タグ・キャッシュ33a、3
3bからCPU31a、31bにデータを出力する。マ
ルチ・タグ・キャッシュ33a、33bがミスした場合
、MMU32a、32bで論理アドレスを物理アドレス
に変換し、システムバス34上の主記憶装置35をアク
セスしてCPU31a、31bにマルチ・タグ・キャッ
シュ33a、33bを介してデータを出力し、同時にマ
ルチ・タグ・キャッシュ33a、33bにデータが取り
込まれる。
【0020】一方、例えばマルチ・タグ・キャッシュ3
3aが接続されているCPU31aとは異なるCPU3
1bから主記憶装置35にデータの書き込みが行われた
場合、主記憶装置35に記憶されたデータとマルチ・タ
グ・キャッシュ33a、33bに記憶されたデータとを
一致させる必要がある。この実施例の場合、システムバ
ス34に供給される物理アドレスによって直接インバリ
デート動作、あるいはアップデート動作を行うことがで
きる。
【0021】したがって、マルチ・タグ・キャッシュを
用いることにより、CPUからは論理アドレスによって
マルチ・タグ・キャッシュをアクセスできるため、論理
アドレスキャッシュと同等のスピードを実現でき、シス
テムバス側からは物理アドレスによってマルチ・タグ・
キャッシュをアクセスできるため、物理アドレスキャッ
シュと同様に、簡単な制御によりインバリデート動作や
アップデート動作を実行できる。
【0022】図3は、インバリデート動作によって主記
憶装置35に記憶されたデータとキャッシュメモリに記
憶されたデータとを一致させるようにしたキャッシュメ
モリを概略的に示すものである。
【0023】CPU41のアドレスバス41aには、M
MU42が接続され、このMMU42はシステムバス4
3に接続されている。前記CPU41のアドレスバス4
1aは、さらにマルチ・タグ・キャッシュ44に接続さ
れるとともに、比較器45の一方入力端に接続されてい
る。この比較器45の他方入力端はマルチ・タグ・キャ
ッシュ44の論理アドレス・タグ(VTAG)に接続さ
れ、出力端はアンド回路46の一方入力端に接続されて
いる。 このアンド回路46の他方入力端はマルチ・タグ・キャ
ッシュ44のバリッド・ビット(V) に接続され、出
力端はバッファ47の制御信号入力端に接続されている
。このバッファ47はマルチ・タグ・キャッシュ44か
ら出力されるデータをCPU41に供給するものであり
、その入力端はマルチ・タグ・キャッシュ44に接続さ
れ、出力端はCPU41に接続されている。また、CP
U41には、バッファ48の入力端が接続され、このバ
ッファ48の出力端はマルチ・タグ・キャッシュ44に
接続されている。このバッファ48はCPU41から出
力されるデータをマルチ・タグ・キャッシュ44に供給
するものである。
【0024】一方、前記システムバス43には、主記憶
装置49が接続されている。システムバス43のアドレ
スバス43aとデータバス43bは、直接マルチ・タグ
・キャッシュ44に接続されている。さらに、システム
バス43のアドレスバス43aは、比較器50の一方入
力端に接続されている。この比較器50の他方入力端は
マルチ・タグ・キャッシュ44の物理アドレス・タグ(
PTAG)に接続され、出力端はクリア回路51を介し
てマルチ・タグ・キャッシュ44のバリッド・ビット(
V) に接続されている。
【0025】上記構成において、CPU41によるデー
タ読み出しは次のように行われる。CPU41から出力
される論理アドレスの下位アドレスは、マルチ・タグ・
キャッシュ44に供給され、これによって論理アドレス
・タグ(VTAG)とバリッド・ビット(V) が読み
出される。前記論理アドレスの上位アドレスと読出され
た論理アドレス・タグは比較器45によって比較され、
これらが一致した場合、比較器45からハイレベルの一
致信号が出力される。この一致信号とマルチ・タグ・キ
ャッシュ44から読出されたバリッド・ビットとが、ア
ンド回路46の論理を満足した場合(ヒットした場合)
、マルチ・タグ・キャッシュ44からデータが出力され
る。
【0026】また、マルチ・タグ・キャッシュ44がミ
スした場合には、MMU42によって論理アドレスが物
理アドレスに変換され、この物理アドレスに基づき主記
憶装置16がアクセスされる。
【0027】一方、マルチ・タグ・キャッシュ44が接
続されているCPU41とは異なるCPUから主記憶装
置49にデータが書き込まれた場合、システムバス43
を介してマルチ・タグ・キャッシュ44に物理アドレス
の下位アドレスが供給され、このアドレスによってマル
チ・タグ・キャッシュ44の物理アドレス・タグ(PT
AG)とバリッド・ビット(V) が読み出される。前
記物理アドレスの上位アドレスと読出された物理アドレ
ス・タグは比較器50によって比較され、これらが一致
した場合、比較器45からハイレベルの一致信号が出力
される。この一致信号はクリア回路51に供給され、こ
のクリア回路51によって対応するバリッド・ビットが
無効とされる。
【0028】上記システムの性能を最大限に引き出すた
めには、CPUからのアクセスとシステムバスからのイ
ンバリデート動作を並行して行う事が望ましい。このた
めには、バリッド・ビットはCPUからの論理アドレス
でもシステムバスの物理アドレスでもアクセス可能にす
る必要がある。したがって、バリッド・ビットが記憶さ
れるメモリ部分は、少なくとも2以上のポートを有する
メモリで構成しなければならない。
【0029】図4は、アップデート動作によって主記憶
装置に記憶されたデータとマルチ・タグ・キャッシュ4
4に記憶されたデータの一致を保つようにしたキャッシ
ュメモリを概略的に示すものである。同図において、図
4と同一部分には、同一符号を付し、異なる部分につい
てのみ説明する。
【0030】前記前記物理アドレスの上位アドレスと読
出された物理アドレス・タグが供給される比較器50の
出力端は、アンド回路52の一方入力端に接続されてい
る。このアンド回路52の他方入力端には、マルチ・タ
グ・キャッシュ44から出力されるバリッド・ビット(
V) が供給されている。このアンド回路52の出力端
は、バッファ53の制御信号入力端に接続されている。 このバッファ53はマルチ・タグ・キャッシュ44から
出力されるデータをシステムバス43に供給するもので
あり、その入力端はマルチ・タグ・キャッシュ44に接
続され、出力端はシステムバス43に接続されている。 また、システムバス43には、バッファ54の入力端が
接続され、このバッファ54の出力端はマルチ・タグ・
キャッシュ44に接続されている。このバッファ54は
システムバス43から供給されるデータをマルチ・タグ
・キャッシュ44に供給するものである。上記構成にお
いて、CPU41によるデータ読み出しは、図3に示す
インバリデート動作の場合と同様である。
【0031】一方、マルチ・タグ・キャッシュ44が接
続されているCPU41と異なるCPUから主記憶装置
49にデータが書き込まれた場合、システムバス43を
介してマルチ・タグ・キャッシュ44に物理アドレスの
下位アドレスが供給され、このアドレスによってマルチ
・タグ・キャッシュ44の物理アドレス・タグ(PTA
G)とバリッド・ビット(V) が読み出される。前記
物理アドレスの上位アドレスと読出された物理アドレス
・タグは比較器50によって比較され、これらが一致し
た場合、比較器45からハイレベルの一致信号が出力さ
れる。この一致信号とマルチ・タグ・キャッシュ44か
ら読出されたバリッド・ビットとが、アンド回路52の
論理を満足した場合(ヒットした場合)、マルチ・タグ
・キャッシュ44のデータが更新される。
【0032】上記システムの性能を最大限に引き出すた
めには、CPUからのアクセスとシステムバスからのア
ップデート動作を並行して行う事が望ましい。このため
には、バリッド・ビット、およびデータがCPUからの
論理アドレスでもシステムバスの物理アドレスでもアク
セス可能にする必要がある。したがって、バリッド・ビ
ット、およびデータが記憶されるメモリ部分は、少なく
とも2以上のポートを有するメモリで構成しなければな
らない。図5は、この発明の第2の実施例を示すもので
ある。
【0033】この実施例では、図1に示すマルチ・タグ
・キャッシュの各セットにプロセスIDを追加している
。このプロセスIDは、マルチタスクを実行する場合、
セットがどのプロセス(タスク)に属するものかを示す
ものである。
【0034】図1に示す実施例は、プロセスIDが無い
ため、マルチタスクを実行する場合、プロセスが変わっ
た時に、キャッシュメモリ内の全データを無効にしなけ
ればならない。したがって、ヒット率が低下してしまう
。しかし、この実施例のマルチ・タグ・キャッシュでは
各セットにプロセスIDを持っているため、プロセスが
変わってもキャッシュ内のデータを無効にする必要がな
い。したがって、この実施例のマルチ・タグ・キャッシ
ュは、第1の実施例に示すマルチ・タグ・キャッシュよ
りヒット率が高く、システムの性能が高くなる。しかも
、この実施例の場合、複数のプロセスによってキャッシ
ュを共有できる利点を有している。
【0035】また、図3、図4に示す例は、ダイレクト
・マップ構成になっているが、セット・アソシアティブ
構成や、フル・アソシアティブ構成の場合も同様に、バ
リッド・ビット、あるいはデータをCPUバスおよびシ
ステムバスの両方からアクセス可能にする事により同様
の効果が得られる。
【0036】さらに、図3、図4に示す例は、図1の構
成のキャッシュメモリを用いた場合を示したが、図5に
示す構成のキャッシュメモリを用いることも可能であり
、マルチタスクシステムでは、図1に示す構成のキャッ
シュメモリよりも高い性能が期待できる。その他、この
発明の要旨を変えない範囲において、種々変形可能なこ
とは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれば
、論理アドレスキャッシュと同等に高速で、且つ、イン
バリデート動作やアップデート動作が物理アドレスキャ
ッシュと同様に容易に行うことが可能なキャッシュメモ
リを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のキャッシュメモリの第1の実施例を
示す構成図。
【図2】この発明のキャッシュメモリを用いたマルチC
PUシステムを概略的に示す構成図。
【図3】この発明のキャッシュメモリを用いたシステム
の一例を示す構成図。
【図4】この発明のキャッシュメモリを用いたシステム
の一例を示す構成図。
【図5】この発明のキャッシュメモリの第2の実施例を
示す構成図。
【図6】従来のキャッシュメモリの一例を示す構成図。
【図7】従来のキャッシュメモリを用いたマルチCPU
システムの一例を概略的に示す構成図。
【図8】従来のキャッシュメモリの他の例を示す構成図
【図9】従来のキャッシュメモリを用いたマルチCPU
システムの他の例を概略的に示す構成図。
【符号の説明】
33a、33b、44…マルチ・タグ・キャッシュ(キ
ャッシュメモリ)、VTAG…論理アドレス・タグ、P
TAG…物理アドレス・タグ、V …バリッド・ビット
、DATA…データ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  主記憶装置の記憶領域に対応した複数
    のセットを有し、各セットはデータと、このデータの有
    効/無効を示すフラッグと、前記データに対応する第1
    のアドレス情報を保持するタグと、第2のアドレス情報
    を保持するタグとから構成されていることを特徴とする
    キャッシュメモリ。
  2. 【請求項2】  前記各セットは、さらにプロセスを識
    別するためのプロセスID情報を有することを特徴とす
    る請求項1記載のキャッシュメモリ。
  3. 【請求項3】  前記第1のアドレス情報は、論理アド
    レスの一部であり、第2のアドレス情報は物理アドレス
    の一部であることを特徴とする請求項1記載のキャッシ
    ュメモリ。
  4. 【請求項4】  前記データの有効/無効を示すフラッ
    グを記憶するメモリ部分は、少なくとも2ポート以上の
    ポートを持つメモリによって構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のキャッシュメモリ。
  5. 【請求項5】  前記データを記憶するメモリ部分は、
    少なくとも2ポート以上のポートを持つメモリによって
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のキャッ
    シュメモリ。
JP3098744A 1991-04-30 1991-04-30 キャッシュメモリ Pending JPH04328655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3098744A JPH04328655A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 キャッシュメモリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3098744A JPH04328655A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 キャッシュメモリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04328655A true JPH04328655A (ja) 1992-11-17

Family

ID=14227989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3098744A Pending JPH04328655A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 キャッシュメモリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04328655A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097558A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Toshiba Corp 仮想アドレスキャッシュメモリ及び仮想アドレスキャッシュ方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097558A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Toshiba Corp 仮想アドレスキャッシュメモリ及び仮想アドレスキャッシュ方法
US8949572B2 (en) 2008-10-20 2015-02-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Effective address cache memory, processor and effective address caching method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920005280B1 (ko) 고속 캐쉬 시스템
JP4447580B2 (ja) 分散共有メモリマルチプロセッサシステムのための分割疎ディレクトリ
US8866831B2 (en) Shared virtual memory between a host and discrete graphics device in a computing system
US7032074B2 (en) Method and mechanism to use a cache to translate from a virtual bus to a physical bus
US5787478A (en) Method and system for implementing a cache coherency mechanism for utilization within a non-inclusive cache memory hierarchy
US5379394A (en) Microprocessor with two groups of internal buses
JPH06110781A (ja) キャッシュメモリ装置
US20040117587A1 (en) Hardware managed virtual-to-physical address translation mechanism
JPH09259036A (ja) ライトバックキャッシュおよびライトバックキャッシュ内で整合性を維持する方法
JPH03142644A (ja) キャッシュメモリ制御方法とこのキャッシュメモリ制御方法を用いたプロセッサおよび情報処理装置
US20040117588A1 (en) Access request for a data processing system having no system memory
JP2000010860A (ja) キャッシュメモリ制御回路及びプロセッサ及びプロセッサシステム及び並列プロセッサシステム
JPH08235052A (ja) ディレクトリ内にアドレス・タグを記憶するためのシステムおよび方法
CN112631961A (zh) 一种内存管理单元、地址转译方法以及处理器
CN112540939A (zh) 存储管理装置、存储管理方法、处理器和计算机系统
US20040117591A1 (en) Data processing system having no system memory
US20040117590A1 (en) Aliasing support for a data processing system having no system memory
US6976130B2 (en) Cache controller unit architecture and applied method
GB2307319A (en) Dual-directory virtual cache
JPH04328655A (ja) キャッシュメモリ
JPH02188847A (ja) 階層キャッシュメモリにおけるデータ交換方式
JP3262182B2 (ja) キャッシュメモリ方式及びマイクロプロセッサ装置
JPH0383150A (ja) アドレス変換機構付キャッシュ装置の制御方式
JPH03232034A (ja) キャッシュ制御装置
JPH10111832A (ja) メモリシステム